くたびれたサラリーマンが、拾ったメスガキケルベロス3人にあまあまえちえちに弄ばれて性癖ぶっ壊される話

フォトンうさぎ

文字の大きさ
上 下
2 / 3

(2)性癖の前に常識がめちゃくちゃにされるらしい

しおりを挟む
「ん、く……っ。体が重い……」

 昨日は飲み過ぎたのだろうか?
 そんなわけはない。男が昨夜おこなったのは、人助けならぬ犬助け。
 3つの頭を持った犬をタオルでわしゃわしゃ拭いて、ぱくぱくサラダチキンを食べさせて、熱めに感じるくらいのシャワーでたっぷり汚れを落とした。

 普段体を使わないので、激しい筋肉痛が起こるのはあり得る。が? しかし? 体が床に敷いたマットから動けなくなるほど酷使しただろうか?

「痛い、つーか重い!? だ、誰が乗ってんの!?」

 男は首をぐっと上げ、自分の体を見ようとする。しかし、体全体に毛布が伸し掛かっており、亀のような姿なので体の様子がわからない。
 だが確実に、何者かが体を締めつけるように密着している。思い浮かべたのは三つ頭の子犬だが、サイズは腕を上げた脇のスペースにすっぽりと収まるくらいだ。体を動かせないほど体積があるわけではない。

「んひっ!?」

 布団の中で、見えぬ何かがもぞもぞと動く。誰が、いや、何が入っているのであろうか。
 泥棒だとしたら布団の中になど入らないし、凶悪なストーカーだとしても男にはそんな心当たりは無い。
 3つの頭を持つ子犬が、まさか化けてこちらを食べようとしているのかもなどとも考えたが、この密着の様子はどうにも温かな体に甘えているような感触である。

「お、おいっ。だ、誰っ? どなただ!?」

 男の混乱を極めたような声に反応し、もぞもぞぐにぐにと布団がめちゃくちゃな動きで中のものを出そうとする。
 最初に勢いよく飛び出てきたのは、女の子のこれまた可愛らしいサイズな小さい手。外の様子を見ず勢いよく出したせいか、手は男の頬をヒュっとかすめた。

「うわっ!? なにっ、なに!?」

「む~……うるさい……」

 飛び出た手がゆるゆると布団の中に戻り、もぞもぞとまたその山をうごめかせてから、一人の金髪少女がにゅっと顔を出して男の胸板を枕代わりとした。

 見たことのない少女だ。親戚にこんな小さな子がいたっけか、それとも別の部屋の女子がベランダでも利用して入り込んできたのだろうか。
 男の頭の中を疑問がグルグルと周り、激しく混乱させる。

「ねぇ様、暴れないでください……」

「むにゃ……暖かいですの……」

 金髪ショートの小さなロリっ子だけではなかった。眠そうに目を擦る、垂れ眉で大人し目な印象を受ける桃色ロングヘアの子。毛布にくるまったまま寝ぼけながら顔をもぞもぞと出す、黒ロングの清楚な子。

 布団にいたはずの可愛らしく賢いケルベロスに代わり、なんと3人のメスガキが毛布から裸体で出てきた……!

 寝巻越しでもメスガキ達のぷにぷにとした肌の感触は伝わってきて、布団の中で暖められた3人の体温がしっとりと男の体に染みこむ。
 慌てふためいて毛布からなんとか出ようとする男だが、メスガキ達3人にぎゅ~っと抱き着かれ、乱暴に体を動かすことはできない。3人分の重量ということもあって、男は全身をメスガキ達にくねくねと擦りつける形となってしまう……!

 そんなことをすれば、甘~く擦りつけられた朝立ちのペニスは、さらに硬度を増して元気よくメスガキ達にぐりぐりと挨拶するわけで。

「あっ……♡ おはよ~、ヘンタイのおにぃさん……♡」

 太ももに当たる感触を感じ取り、金髪ショートのメスガキがゆっくりまぶたを開けて男をにやっと見る。
 そのままもぞもぞと太ももを動かし、ペニスの勃起をより増そうとサポートしようとする。

 アッ、オワッタ。

 男は逮捕を覚悟した。3人の裸ロリハーレムを築いたとなれば、誰が何と言おうと事案である。一撃ノックダウンでニュースや新聞デビューを果たすことになる。
 男は口をパクパクさせて、体の上に乗っている金髪メスガキの顔を見るしかない。逆に、メスガキの方は男の顔をにや~っとした表情で覗き込む。

「には♡ おにぃさんどうしたの? ぷるぷる震えちゃって。アタシ達のカラダをす~りす~りされるの、言葉が出ないくらい気持ちいいんだ……♡」

 何か誤解しているようですが!?

 男は快感ではなくムショ入りの恐怖に震えてるわけで、本当ならさっさとこの毛布というロリハーレム密着空間を飛び出したいわけだ。
 しかし、金髪メスガキの赤く細い目に見つめられている間、男はなぜかこれ以上の身動きができずペニスがじんじんと痺れてさらに元気になっていく。

「おにぃさん、そんなにお顔を見つめちゃ恥ずかしいよぉ♡ ま、アタシがけがれを操作して動けなくさせてるんだけど……。そんなに焦っちゃって、ほんっと可愛いなぁ♡ ん……♡」

「んむっ!? ん~っ……!」

 身を乗り出してきたメスガキの小さな桜色の唇に、男は口をふさがれてちゅうちゅう軽く吸われる。なんとか拒否の声は出せたものの、体の自由が利かないので払いのけることはできなかった。

 くぐもった声を出している間もちゅぱちゅぱと唇を甘く吸われ、下唇を甘噛みされたり上唇にぞりぞりとした先を当てられてくすぐったく舐められていく。男は目を白黒させて、うっとりとキスを続けるメスガキの赤い瞳を混乱しながら見返すものの、メスガキは目元を楽しそうに細めてキスを続ける。

「ぢゅる♡ ぷはっ♡ おにぃさん、顔真っ赤だよー♡ もしかしてキスすら初めて……だったのかな?」

「……っ! はーっ、はーっ……!」

「おにぃさん、こういうの全然したことないでしょ♡ ヘタクソだもん♡ そんなおにぃさんをこれからお婿さんとして調教していけるんだと思うと、すっごく楽しみぃ♡」

 キスされた!? 調教!? 犯罪!! 投獄!! こんなメスガキに!?

 男はもう視界もぐるぐる回転しそうな状態。次にもう一度金髪ロリメスガキがキスしようと目を閉じた時、脳が『寝よう』とアラートを出して逃避し、男はもたげていた首をぼすんと枕に落としたのだった。
 メスガキがぷにぷにと頬を突っついたりぺちぺちと叩いても、シャットダウンした男はコンセントからプラグを抜いたように少しも反応を見せたりしない。

「あれっ? 気絶……しちゃったぁ?」

「んっ、んんぅ。ねぇ様、朝からもぞもぞと邪魔しないでください」

「むー。抜け駆けでお兄さまと仲良くして、ずるいですの」

 長く息を吐いてうーんと背伸びをする、桃色ロングヘアと黒清楚のメスガキ。男が再び何の反応も示さない睡眠に入ってしまったことをつまらないと感じたのか、三人は心地よい暖かさを名残惜しく捨てるように布団から出て、何か食べ物は無いのかとリビング外の冷蔵庫を漁るのだった。


「……ふぁ。ぐあっ! ひぃっ! メスガキが! 刑務所!」

 数十分かあるいは一時間弱か。シャットダウンしていた男は社畜根性に従って、休日でも平日の仕事前の決まった時間に起きる。
 それも今回は非常に焦る悪夢を見た上での飛び起きだ。男はがばりと布団をめくりあげ、自身の近くにあの3つ頭の子犬がいるかと確認する。いや、あの子犬も悪夢の導入に過ぎなかったかもしれない。

「いねぇ。あれも夢、だったのか? はぁ……俺のバズ……」

「きゃおん」「わんっ」「きゅ~ん?」

 とてててっと可愛く音を立てながら床タイルを踏み鳴らし、3つの頭を持った黒い毛並みの子犬が男に近寄る。こんな奇妙な生き物が夢じゃないとは、人生というのはやはりよくわからないものらしい。
 男は混乱半分に顔をくしゃっと掴むような仕草をして、子犬を抱き上げた。

「ははっ、メスガキ3人いる方がまだ現実的だっつーの。お前の体もあり得ないような構造してるけど。まったく、あの光景とどっちが夢だか……」

「あの光景って、こんなのぉ?」

「は?」

 抱きかかえていた犬が喋った。
 男はぎょっとして、腕の中で顔を見上げている子犬のそれぞれの目を凝視する。

 金色の目、桃色の目、黒に近い茶色っぽい目。あれ、最近というかついさっきにこのバリエーションを見たぞと男がぞっとした途端。腕の中の子犬がぼふんと甘い煙を周囲にばらまきながらはじけ飛ぶように爆発した。

「げほっ! げほげほ! なんっ、だ!? なにこれ!? 俺の部屋ぁ!」

 部屋の中がピンクの煙で充満し、辺りにあるものを覆い隠す。しかしすぐに色が薄れてきて、いつもの部屋の様子をすぐに取り戻しそうだ。
 だが、薄れてきた煙の中には、できることなら見たくないと感じてしまうような影が3つあって……。

「きゃはははっ♡ おにぃさん、こんな朝から大声出してたら他の部屋に迷惑だよぉ? どんなことが起きても、我慢がんばろ?」

「ねぇ様。私達が変身する音も、もしかしたら迷惑じゃないかって思うんですけど」

「くすくすっ♡ お兄さまのうろたえている顔、とっても可愛らしいですの♡」

 男が手で煙を払い続けた空間の中、3人のメスガキがその場に立って男をにまにまとした笑みで見上げていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...