風ノ旅人

東 村長

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歌の国『オルカストラ』編

彼女は『風』に何を求めるか

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 常人離れしている脚力で駆け回り、街中の車道を走っている馬車を置き去りにしていく僕は、こうすれば移動する時に必要な運賃は掛からないんだけどなぁ——と思いつつ、凄まじい速さで走っていく僕を見て『何だあれ!』と指差して目を輝かせる子供や、驚愕で目を見開く大人達が向けてくる視線と注目を一身に浴びてしまうため、この移動は目立ちすぎるし、もうしないかな——と、好奇の視線を浴びて小恥ずかしさを感じた僕は、さらに走る速度を上げた。

「ふぅー。ここは、ミファーナのどの辺りなんだろう?」

 だいたい二時間ほど全速力で走り続けて、さすがに疲れを感じてきてしまった、額に小粒の汗を滲ませている僕は、移動する際に使っていた公道を外れた路地の中に入り、その先に広がっていた遊具などが無い小さな公園に立ち入り、その公園にあった苔でやや薄汚れているベンチに腰掛けた。
 結構な時間走り続けたけど『ミファナの星』っていう世界三大劇場は全く見えてこなかった。街が広すぎるせいなのか、もしかして走る方角を間違えてしまったのか、周りが建物に囲まれているせいで今の僕の状況を確認できないということに少々心配になりながら息を吐いて、掻いていた額の汗粒をワイシャツの袖で乱暴に拭った僕は、ふと見上げた空が周りに乱立している高層建築物によって塞がれかけているなと、僕が今いる都会の空と、今まで見てきた田舎の空との違いを実感した。そういえば『フリュー』に行った時はエリオラさん達と出会って、その日の内に拾われたように三人と一緒に行動を共にしていたから、こういう言ってしまえば『無駄な時間』を過ごしていなかったな。
フリューにもこういう何も無い、周囲を塞がれた寂しげな公園があったのかな。

「…………」

 至極無駄な思考を重ね、過ごしていく無駄すぎる時間の浪費——それは『無駄』と言うものの究極形のようでありながら非常に落ち着いていて、何だか心地が良い。無一文で食事も摂れない、宿無しの緊急事態であるにも関わらず、今の僕には余裕が満ち溢れていた。それは僕が馬鹿なだけなのかもしれないけれど、確かに充実している感覚がある。

「休憩はこれくらいにして、また都市の中部に向かって走るか~」
 
 ググッと背伸びをして、横に置いていたバックを背負った僕は都市中央にあるという劇場へと出発する意志を確固とし、来た道を戻って再び公道に出た。そして全速で走る。

「速っ!」
「すごーい! 馬より速いねー!」
「剣を腰に差してるし冒険者か? スゲーのが居るなぁ」

 車道を凄まじい速度で走っている僕を見て、好奇の視線を向けながら、口々に思ったことを言う人々に、やや恥ずかしくなりつつも走ることを止めない僕は、こういうのもこれからの旅の中でたくさん経験していくのかな——と思ったりして好奇の視線を誤魔化し、剣は半分折れてるよーと言いたい衝動に駆られながら、僕は走り続けたのだった。

 * * *

「はっはっはっ……あっ! もしかして、あれが——」

 傷だらけのコートの補修を『ロッキィの仕立て屋』に依頼した正午から、かれこれ五時間が過ぎた夕暮れの時間帯。
息を盛大に切らしながら全力で公道を走り続けていた僕は、全身に多量の汗を掻きつつもまあまあの余裕を残しながら、縦揺れる視界の先に徐々にその姿を現してきた、超が付くほどに巨大な——短い僕の人生の中で見てきた人工建築物の中で最大と言える規模のドーム型の大劇場——世界三大劇場の一つと言われている『ミファナの星』を視界に収め、僕は興奮から来る笑みを浮かべ、さらに走る速度を上げた。

「あれが、ミファナの星か…………でっか」

 視界前方に広がりつつあった超大劇場の前まで走って行った僕は、見る見る内に大きくなっていく建物に合わせて首を持ち上げて、見上げるほどに巨大な、世界的にも有名な世界三大劇場を見忘れしないようにマジマジと見つめる。建物の高さは優に『百メートル』を超えていると思われるほどであり、地上近くまで降りてきている冬雲なら届くのではないかと思わせてくるほどの威容がある。その広さは僕の目に収まり切らないほどもあり、僕の大体の予測だと、僕が生まれ育った故郷以上の広大さがあるような気がする。
劇場の端から端まで走るとなると何時間も掛かりそうだな。これは劇場内の移動も大変そうだ。周回するだけでも馬車が必要にあるくらい一苦労だろうな。知識に存在していた、僕に一般常識——勉強を教えてくれた先生であるカカさんが「いつか二人で行こうね(ハート)」と言っていただけはある、この威圧感と厳めしさ。これは素直に来てよかったと思えるな。しみじみと世界三大劇場の威容を感じ入った僕は、あらかた満足した様子で首を下げ、辺りを見回した。

「…………そういえば、歌姫ってここにいるのかな?」

 僕は噂に聞く『歌姫』のことを、目の前の劇場から吹いてきた風によって思い出し、探すように劇場の周りを歩く。劇場の周りには規制がされているのか露店などの店が無く、時間帯も時間帯なので人通りも少なく、やや寂しく感じる。聳え立つ三大劇場によって生み出されているはずの暗影は、等間隔で設置されている魔石街灯によって退けられており、綺麗に舗装されている道を歩く、僕の視界を妨げるものは何一つ無く、散歩には良いところだなという印象を与えた。

「…………」

 先程まで美しい蒼穹が広がっていた天空の一面は移ろい、瞳が焼け付くような朱に染まっていたはずの空の彼方から何よりも暗い闇が這いずりつつある現在、あれだけ街中で動いていた人波は何処へかと消え去っている僕の視界には、何もない、誰も居ない世界が広がっていた。カツカツという足音と、仲間と帰路に着くのだろうカラスの歌声が響く。不思議な、不思議な感覚——まるで世界から『人』が消え去ったのではなかろうかという錯覚を覚えさせる、黄昏時。
そんな、言葉も出ない時が過ぎ去っていく僕だけの世界の中で、一際の『異彩』を放つ存在が目の前から歩いてくる。
彼女は履いているロングスカートを前方から——僕の後方から吹いている微風で靡かせながら、驚くほどに手入れがされているはためく紫の長髪を煩わしそうに手で押さえながら、目の前から近づきつつあった僕の存在に気が付いた。

「…………」
「…………」

 僕と彼女は正真正銘の赤の他人。このまま名も姓も知らない状態で、お互いにすれ違って道を進んで行き、人々が織りなす世界の中を必死になりながら生きていく。それなのに僕は、前から来る、宝石のような紫の瞳を驚愕で見開いている彼女から変な『違和感』を感じてしまう。それを不思議に思いながら、僕と彼女は視線を交わせながら一歩、二歩、三歩と歩み続けた。お互いの距離は約二メートル。手を伸ばせば届きそうな距離で、目の前から歩いてきていた彼女は僕が行き進むはずだった道を塞ぐように、両腕を組みながらの仁王立ちで立ち止まった。その突然の謎行動に対して分かりやすく驚愕した僕は、ど、どうしたんだ? という怪訝な眼差しを一言も喋らない彼女に向けながら口を開く。

「……ど、どうされました?」
「茶髪に濃緑の瞳。コートは着てないけど白のワイシャツを着ていて、腰に剣を差してる。それに『風の加護』を受けている少年——って、あなたのことよね?」
「…………は?」

 僕の全身を上から下まで隈無く見てから、おもむろに口を開いた彼女の言葉を聞いた僕は、堪らず『キョトン』という反応を取った。唐突に僕の身体的な情報を語り出した意図が読めていない僕は、眉を顰めたまま硬直してしまう。そんな僕に意を介さず、容姿の非常に整っている自他共に認められているだろう美少女——謎に強気で気丈な彼女は、突然固まったままでいる僕の腕を掴み、強引に引っ張った。

「——へっ、は、ちょっ!?」
「いいから一緒に来て!」
「ちょちょちょ、ど、どこに行くの!?」
「私の家!」
「なんで!?」

 腕を力尽くで振り解けばいいのだが、何故か『ついて行った方がいい』という確信があった僕は、彼女に腕を引かれたまま、彼女が来た道を彼女なりの全速力で走っていく。闇に染まっていく空とは違い、彼女の声からは万人を照らすほどの『光』を感じた。天照らす太陽のように明るく笑いながら混乱の絶頂にいる僕を引き走る彼女は、小一時間ほどの走りで盛大に息を切らしてしまいながら——アエルさんの屋敷にも見劣りしないほどの『豪邸』まで、強引に僕を連れ去ってしまったのだった——

 * * *

「はあ、はあ、はあ……やぁっと着いたわね~」
「え、あの、何なんですか、突然……。初対面ですよね? そんな僕に一体、何の用ようなんですか? だ、誰?」

 気持ちのいい汗を掻いたかのような晴れ晴れとした表情で汗を拭い出した紫髪の彼女に、今の状況が何一つ分からないんだが言わんばかりの表情で到着した——と言うより、無理やり連れてこられた『豪邸』に視線を向けていた僕は切らした息を整えていた彼女に向き直り、何故『唐突』に気を抜いていた僕の腕を鷲掴みにして、見ず知らずのこの場所まで引っ張ってきたのか——その理由を問いただした。

「私はラーラって言うの。さ、こっちよ。ついてきて」
「は…………はあ?」
「ほら! 早く来てよ!」
「…………は、はいっ」
 
 今だに混乱の最中にいるせいで、分かりやすくオドオドしてしまっている僕に対し『喝』を入れんばかりの強力無比な眼力を向けてきた『ラーラ』という名の少女は、気の強そうな感じを醸し出しながら耳心地の良い声で僕を呼び、彼女の家だという、立派すぎる三階建ての豪邸を指差した。
そして豪邸の玄関口へと向かって歩いていくラーラの背中を呆然と『一体、何の用なんだ?』と探るように僕が見つめていると、唐突に振り返った彼女は『ついて来てないじゃないの!』というような不機嫌顔で睨みを効かせてきた。それに対してギョッとした僕は、この状況はよく分からないんだけど、逃がしてくれる感じではないな——と思考し、仕方なしに「早く来てよ!」と声を張る彼女の後に続いた。

「もう、ウジウジしすぎよ。女を待たせるとモテないらしいわよ? それでもいいわけ? えーっと——名前は?」

 異性にモテたいなんて気は、僕にはサラサラ無いんだけどと若干の苦言を口籠もりさせつつ、先に名乗っていた彼女に対して僕が名乗らないのは失礼かと思い、口を開いた。

「僕は、ソラ・ヒュウル。えっと、僕たち初対面だよね? そんな僕に何の用があって、家まで連れてきたの?」
「ソラ、ソラ、ソラ・ヒュウル……うん。いい名前。ええ、確かに私とソラは『初対面』ではあるのだけれど『用』はちゃんとあるのよ? その話は家の中でね。さ、入って」
「え、あ、うん……」
 
 話は家の中でね——と言われても、家の中に入ったら暴漢が居て『金目の物を寄越しな!』って羽交い締めにされながら言われたりしないよな? まあ、ラーラが所謂『美人局』という感じではなさうだけど、ぶっちゃけ僕はそういう人に出会ったことがないから断定はできないんだよな。

「もう! さっきからウジウジしすぎよ! 取って食うってわけじゃないんだし! ほら、早く来なさい!」

 彼女は美人局の可能性があるのでは? と怪しみながら家の中に入ることを渋っていた僕を見たラーラは、分かりやすいくらいの『ムッ』とした表情を浮かべて、ここに連れてきた時と同じように、僕の腕を鷲掴みにしてしまった。そうして広い豪邸——彼女の家の中へと引っ張られて行く。もはや僕に『拒否権』というものは残されていないようだ。半ば達観した無抵抗の状態で、彼女なりの力尽く——僕からすれば弱すぎるくらいの力——で屋敷内を歩き進む僕は、何故か屋敷の中に誰も居ないという一抹の不安を抱えつつ、彼女が目指していた部屋の扉の前に到着し、歩みを止めた。

「ここよ。この扉の先に家のリビングがあるの。外に出掛けてなかったらここに私の『お婆ちゃん』がいるはずよ」
「お、お婆ちゃん……? え、お婆ちゃんに合わせるために僕を連れてきたの? な、なんで……? 知り合い?」
「——? ソラと私のお婆ちゃんは知り合いじゃないでしょ? だって、私はソラのことを何も知らないもの」

 僕のことを何も知らないって言ってるけど、さっき劇場の所で対面した時に僕の身的情報を口に出してたじゃんか。というか、マジで何の用なんだ? まさか、メイリエルさんみたいな『婚約者』探しをしているとかじゃないよな? いや、それはラーラの雰囲気——感じ的になさそうだな。

「え、本当に何の用? つ、美人局じゃないよね……?」
「は? 私がそんなことするような女に見えるわけ? ねえ、ソラにはそう見えるわけ? はっきり答えなさいよ」
「み、見えないけど……い、一応ね。都会でグイグイ来る女性は怪しんだ方がいいって村の人が言ってたから……」
「………………ふーん。ま、いいわよ。勝手に思っとけば。ソラをここに連れてきたのはそんなのが理由じゃないって、お婆ちゃんと会って話せば分かるしね」
「あ……うん」
「ああ、言っとくけど、お婆ちゃんって『超すごい人』だから気をつけといてね。じゃなきゃ刺されちゃうかも……なぁんてね! ふふっ。さっきの『失・言』のお返しよ」
「し、心臓に悪いこと言わないでよ……!」

 殺害予告とも取れる唐突な『低声』に肩を揺らした僕は、してやったりとニヤニヤ笑っているラーラに表情を歪める。そんな僕の反応が面白かったのか、ラーラは明るく笑った。

「ほら、リビングに入るわよ。しゃんとして!」
「えぇ、あ、うん」

 快活な笑みを浮かべていたラーラに『バシンッ』と背中を叩かれた僕は、ワイシャツ姿なのもあり——人生で一度も付けたことはないけど——ネクタイを締める真似をする。
そして言われたシャキッと通りに背筋を伸ばしてから息を整えて、ふと冷静になった。今のこの状況はまるで、ラーラの両親——相手はお婆ちゃんだけど——へ結婚のための挨拶をしに行くみたいではないだろうか? やっぱり僕は何らかの罠に嵌められてしまったのか? そんな一抹の不安を心の中で生み出した僕は、緊張で一筋の汗を流しつつ、ラーラが手を掛けたリビングへと続く扉の先へ意識を向け、全身全霊の戦いを行う気概で集中した。もしも、今の状況が『罠』だった場合は走って逃げようと心に決めて、いざ。

 勝負だ——ッッッ!!

「ゴラァアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!」
「「ひっ」」

 リビングへと続く扉を開けた瞬間に轟いてきたのは、ラーラが言っていたお婆ちゃんの声——どころではない、どこまでも響きそうな、ドスの効いた『デスボイス』だった。

「ラーラァッ! 今まで門限を破ってどこほっつき歩いてたってんだい!? 死にてえのか……その男はどこのどいつだ?」

 魔獣以上の威圧感を与えてくる『狂声』を真正面から浴びせられ、反射で小動物のように身を縮ませてしまったラーラは、さっき会ったばかりとは思えないくらいの動きで、同じく肩を思いっきり跳ねさせた僕の背中に回り込み、文字通りの『肉盾』にしてしまう。そのせいで僕は轟くレベルの『デスボイス』を発したにも関わらず、喉を痛めた様子のない初対面の老婆と視線を交わすことになって、その襲い掛かってくる緊張感のせいでドッと汗を噴き出させた。一歩も下がらせてくれない、僕という盾を構えるラーラと、一歩も動かしてくれない、アロンズにも負けず劣らずな凄まじい眼力を向けてくる老婆に挟まれてしまった僕は、半ば諦めたように脱力し『もうどうにでもなれ——!!』と顔を大きく引き攣らせながら『挨拶』をする姿勢をとった。

「こ、ここ、こっ、こんにちは…………」
「………………あ゛?」
「お、お婆ちゃん! ほら、見てよ! ほらほら!」
「ちょっ、は? お、おお、押さないでよ……っ!」 

 何とか必要最低限の挨拶を行い、それを成し遂げた僕は、無許可で家に来て深々と丁寧に腰を折った——彼女からして見たら謎な人物である僕を見て『意味不明』というようにドスの効いた声を発した老婆に対し、滂沱の汗を流した。
そして謎に「見て見て!」と僕の背中を押してくるラーラに『なにしてんの!?』という文句を口から出そうとして、咄嗟に唇を閉じて塞いだ。さっき、冗談っぽく言っていた、お婆ちゃんは『超すごい人』だから、失礼があったら刺されるかもよ——という、目の前のご本人を見て『本当の事なのでは?』と思えてきてしまった僕は何も言えなくなり、僅かな抵抗も虚しく、リビングの暖炉の前に置かれているロッキングチェアに腰掛けていた、決められていた門限を破って怒髪天を衝く老婆の前まで連れて行かれてしまった。

「あ゛ぁ……ああ? ああ! アンタはまさか、例の!」
「そう! そうなのよ、お婆ちゃん! ね? ね!? 聞いていた『噂』の通りで分かりやすいでしょ!!」
「——って、馬鹿野郎ォオッ! アンタが門限を破ったのは許してねえぞ!! まあいい! そこの——名前は?」
「ぼ、僕!? 僕は『ソラ・ヒュウル』です、はい……」
「ヒュウル! こっちに来て椅子に座りな! ラーラ! 客人が来てんだよ!! さっさと茶を淹れんかい!! 極天茶葉だよ、いいね!?」
「ら、ラジャー!!」
「え、え、え?」
「ヒュウル!! こっちに来なって言ってんだよ!!」
「ら、ラジャー!!」

 もう敵も味方も分からない、極限すぎる混戦状態。そんな戦場とも言えるリビングの中を忙しなく『無駄すぎる無駄な動き』で駆け回るラーラに翻弄されながら、僕は気が強すぎる老婆が指差していた、木製で揺れ動かない椅子に慎重に腰掛けた。

「遅えぞ、ラーラ!! 早く済ませてアンタも座んな!!」
「ラジャー!!」
「………………」
 
 マジで、これから僕はどうなってしまうんだ……!?
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