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しおりを挟む金曜日の放課後。
拓生くんと会う当日。
今、待っている。
拓生くんのことを。
待ち合わせ場所の公園の時計台のところで。
している、緊張。
ものすごく。
それだからか。
カラカラ、口の中が。
耐えられない、そんな状態に。
なのでバッグの中からお茶を取り出し一口飲んだ。
できるだろうか。
これで少しは落ち着くことが。
落ち着こう。
こういうときは。
大きく深呼吸。
そうすることで。
できる、落ち着きを取り戻すことが。
そう思いたい。
って。
気のせい、だろうか。
感じる、さっきから。
誰かの視線を。
え?
えぇっ⁉
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