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ちょっぴりイジワルな君だけど……。
P110
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どれくらい経ったのだろう。
買い物から帰ってきてから。
いつの間にか眠ってしまっていた。
今何時だろう。
そう思い、時計を見る。
驚いた。
買い物から帰ってきて。
すでに二時間が経っていた。
だけど。
眠りたい、まだ。
そうすれば。
できる、忘れることが。
一輝くんのことを。
って。
そういえば帰ってきているのだろうか。
一輝くん。
そう思い。
自分の部屋を出てリビングを見た。
一輝くんはいなかった。
続いて見た、玄関の方を。
だけど見当たらなかった。
一輝くんがいつも履いている靴が。
帰っていない、まだ。
一輝くんが。
してしまう、ほっと。
そのことを知って。
今、一輝くんと顔を合わせる。
それは。
きつい、かなり。
精神的に。
ただでさえ。
この十日間。
気まずくて重苦しい。
それなのに。
女の子と一緒に歩いている。
そんなところを見てしまうなんて。
これからどういうふうに合わせればいいのだろう。
一輝くんと顔を。
普通に接する。
一輝くんに。
だけど。
無い、全く。
その自信が。
というか。
普通に接する。
できるわけがない、そんなこと。
って。
なぜ?
一輝くんと女の子が一緒に歩いている。
そういうところを見て。
いられなくなるのだろう、普通で。
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