テイマーはじめました（仮）

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大変お待たせ致しました！！
短いですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです！

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お風呂を堪能完了だ！

脱衣所に置いてあったタオルで体を拭いて服を着る。

安定の旅立ちシリーズ装備！
お金も安定して来たし、そろそろ服買うのも手だな。

みんなは脱衣所に入る前に、体を震わせて水気を飛ばしてる。

ちゃんと俺が出たのを確認してやってる所が偉いんだよなぁ。

「順番に拭いてくぞー！」

まずはギンとシロガネ。
びしょびしょかと思ったら、しっとり程度の濡れ具合。ブルブルっとするだけで結構乾くもんなんだな。

タオルで拭いていくが、あんまりフワフワにならない気がする。

「ドライヤーとか欲しいな。」

普段使わないから考えてもなかったよ。

『ドライヤーとはなんだ？』

「濡れた髪の毛を乾かす、暖かい風が出る道具だよ。そしたらみんなの毛が綺麗に乾くのになと思って。」

「ホ？ホッホー！」

俺の発言に、順番待ちしてた雪が反応して、どうしたんだろうと思う間もなく、程よい強さの温風が起こる。

「え！？もしかして魔法か？」

「ホ～。」

戦闘で使っていた魔法はカマイタチの様な攻撃だったから、強さや温度を変えられるなんて考えてもなかった。

「よし、雪！みんなを魔法で乾かしてくれ！」

「ホホ～！」

雪がひと鳴きすると、浴室と脱衣所に暖かい風が巻き起こる。
順番に乾かしていくつもりだったけと、まさかの広範囲。

それでも雪の魔法の精度が高いのか、みんなモッコモコに大変身だった！

「凄い！雪、ありがとうな！こんなに頑張って身体とか大丈夫か？」

「ホッホ～。」

嬉しかったのか、照れた顔で首傾げる姿がたまりません！
見た目も元気そうだし、しっかりステータスも確認して問題なしっと。
というか、雪はMP高いんだなぁ。

「さて、みんな準備できたし、次はベッドの確認だ！寝室にレッツゴー！」

「にゃー！」
「ホー！」

夢と雪が勢いよく脱衣所を飛び出して行き、それを追うように、三兄弟…レェー、ルナー、ちゃいろが駆けて行った。

さ、最近子供達としか呼んでなかったからって名前忘れてた訳じゃないよ！ほほほほほんとだよ！？


「じゃ、俺たちも行こうか。」

残った子達に声をかけて寝室に向かう。
そこには巨大なベッドと飛び跳ねて遊ぶ５匹。

「あ、こらー！そんなに激しくすると壊れちゃうよー！」

可愛いんだけどね！！流石に初日に壊したくないからね！
それにしても、その姿を見る限りベッドのマットはいい弾力がありそうだ。

手をつくと、沈み込むんだけどしっかりとした弾力で押し返される。
低反発の様で高反発！？
そんな事が可能なのか！？
とりあえず、四つん這いで奥の方に移動して、大の字に仰向けになってみる。

これ、気持ちいい！！
なにこれなにこれ！？
本当綿毛に包まれてるって感じ！

左へゴロゴロ、右へゴロゴロ。
全身でマットを堪能する。

「しあわせだー」

ここに埋まってるだけでなんだか眠くなってきた。

これから更にみんなの毛を堪能しようと思ってたのにぃ。

そう思っていたら、みんなが俺の周りに集まってきて、寄り添う形でそれぞれ寝る態勢を取りはじめた。

毛の気持ちよさや、暖かさが感じられて、これ以上ないくらい幸せな気持ちになる。

俺はそのまま自然に意識を手放した。