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マクー大陸で家造り
見学…継父について…
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取り敢えず…
「徳川家と町役人を混ぜちゃダメでしょ…」
「え?」
「ん?」
「ぶっ…ハハハハ…そ、そう来ましたか、なかなか面白いツッコミしますね」
「そ、そうですか?」
「まぁ、確かに転移者からは、町奉行では、世直し旅は無理だろうとか言われたりしてましたがね。まぁ、印籠があるのが分かったので、ちゃんとしたことを教えて撮り直します」
「はぁ…」
あれ?ツッコミ間違い?
後から聞いた話だと、金さんは副将軍なんてやってない!と、ストレートなツッコミが一番多いそうだ。後、水戸の隠居にしては若いと思ってたら…とか、しかし、若いって言っても、僕たちからしたら若く…幼く見えるけど、妖精さん達は皆百歳越えが大半を占めていて、実際、桜吹雪を見せてくれた子は、二百三十ぐらいなんだそうだ。ご隠居様の倍以上年上だった…
それから、ディルが造った木材だけの武家屋敷とは違う、漆喰を使った、白壁や黒っぽい壁の武家屋敷の様な建物や、倉が並ぶ商店や茶屋町みたいな所があり、井戸を中心にした長屋の様な作りの家なんかを観て回った。
「昔の日本って感じの家が多いんですね」
「最初に造ったのがお城でしたからね…まぁ、こういう町並みが好きだったりしますしね」
「城下町良いですよね。僕の育ての親が植物関連の加工スキルを持っていて、家造りを趣味にしてるので、こういうのも好きそうなんですよ。次回は、一緒に来てもいいですか?」
「はい?大工とかじゃなくて、趣味で家作り?え?収入は?」
「はぁ…まぁ、本業は一応冒険者なんですけどね。収入は、家具職人としての方が多いかな?後。僕がダンジョン入って、そこそこ稼いでいますよ」
「ああ、家具職人…しかし、僕が言うのもなんですが?大丈夫なんですか?そのぅ…」
「ウチの孫がナニか?」
僕とヒデアキさんの会話にユピロー様が割り込んで来た。
「ユ、ユピロー様の孫?え?え?リョウさんって、神様に育てられたんですか?」
「いや、まだ神の領域には来とらん。しかし、どこに出しても恥ずかしくないウチの孫の何を心配してるのだ?」
うん、ユピロー様がちょっと怒ってます。
「い、いえ…元居たところで、継母や継父にイジメられたり、実の親でも、毒親なんて言う、子供の成長に悪影響を与える人が居たので…そのぅ…あのぉ…」
「ふむ、お主、この世界のダンジョンで『竜王の宴』の事は聞いておるか?」
「少しだけ…擬似ではありますが、竜王と戦えるとか…しかし、まだ地上には挑める者は出ておらず、入るのは自殺志願者なんて言われてるとか…」
「うわっ、そんなこと言われるようになってたの?だから、最近は入る人が居ないのか…」
はぁ、烈震くん達、なにやってるのぉ?
冒険者が入らないダンジョン創っても楽しくないのに…後で、ユピロー様に相談だね。
「あれ?違ってました?」
「いや、合っておる。今、あのダンジョンに入れるのは、リョウの保護者でワシの孫であるディルだけなのだぞ」
「はぁ?え?って事は…この世界最高の戦士とかそんな感じなんですか?」
「いいや、そうではないが、ちゃんと稼いでおる。お主が考えるような、子供を働かせて、自分は散財してる親とは違うのだ。それに、成人したてのリョウが、冒険者として一人立ちしても良いぐらい、ちゃんと指導もしておる!」
…ま、まぁ、ユピロー様、ウソはついてないかな?
なんか、誤解してそうだけど…
「あ…いや…そのうぉ…申し訳ありません。元居たところで、いろいろとあったので…つい…。リョウさんも申し訳なかったです」
「いえ、元居たところでハラスメントに関する話、よくニュースになったりしてましたもんね。心配してくれてありがとうございます。でも、僕の場合、本当に運が良かったんですよ。ディルは、優しくて教え方も僕に合っていたし、仲がいいんですよ」
「そうでしたか、良かったです」
「徳川家と町役人を混ぜちゃダメでしょ…」
「え?」
「ん?」
「ぶっ…ハハハハ…そ、そう来ましたか、なかなか面白いツッコミしますね」
「そ、そうですか?」
「まぁ、確かに転移者からは、町奉行では、世直し旅は無理だろうとか言われたりしてましたがね。まぁ、印籠があるのが分かったので、ちゃんとしたことを教えて撮り直します」
「はぁ…」
あれ?ツッコミ間違い?
後から聞いた話だと、金さんは副将軍なんてやってない!と、ストレートなツッコミが一番多いそうだ。後、水戸の隠居にしては若いと思ってたら…とか、しかし、若いって言っても、僕たちからしたら若く…幼く見えるけど、妖精さん達は皆百歳越えが大半を占めていて、実際、桜吹雪を見せてくれた子は、二百三十ぐらいなんだそうだ。ご隠居様の倍以上年上だった…
それから、ディルが造った木材だけの武家屋敷とは違う、漆喰を使った、白壁や黒っぽい壁の武家屋敷の様な建物や、倉が並ぶ商店や茶屋町みたいな所があり、井戸を中心にした長屋の様な作りの家なんかを観て回った。
「昔の日本って感じの家が多いんですね」
「最初に造ったのがお城でしたからね…まぁ、こういう町並みが好きだったりしますしね」
「城下町良いですよね。僕の育ての親が植物関連の加工スキルを持っていて、家造りを趣味にしてるので、こういうのも好きそうなんですよ。次回は、一緒に来てもいいですか?」
「はい?大工とかじゃなくて、趣味で家作り?え?収入は?」
「はぁ…まぁ、本業は一応冒険者なんですけどね。収入は、家具職人としての方が多いかな?後。僕がダンジョン入って、そこそこ稼いでいますよ」
「ああ、家具職人…しかし、僕が言うのもなんですが?大丈夫なんですか?そのぅ…」
「ウチの孫がナニか?」
僕とヒデアキさんの会話にユピロー様が割り込んで来た。
「ユ、ユピロー様の孫?え?え?リョウさんって、神様に育てられたんですか?」
「いや、まだ神の領域には来とらん。しかし、どこに出しても恥ずかしくないウチの孫の何を心配してるのだ?」
うん、ユピロー様がちょっと怒ってます。
「い、いえ…元居たところで、継母や継父にイジメられたり、実の親でも、毒親なんて言う、子供の成長に悪影響を与える人が居たので…そのぅ…あのぉ…」
「ふむ、お主、この世界のダンジョンで『竜王の宴』の事は聞いておるか?」
「少しだけ…擬似ではありますが、竜王と戦えるとか…しかし、まだ地上には挑める者は出ておらず、入るのは自殺志願者なんて言われてるとか…」
「うわっ、そんなこと言われるようになってたの?だから、最近は入る人が居ないのか…」
はぁ、烈震くん達、なにやってるのぉ?
冒険者が入らないダンジョン創っても楽しくないのに…後で、ユピロー様に相談だね。
「あれ?違ってました?」
「いや、合っておる。今、あのダンジョンに入れるのは、リョウの保護者でワシの孫であるディルだけなのだぞ」
「はぁ?え?って事は…この世界最高の戦士とかそんな感じなんですか?」
「いいや、そうではないが、ちゃんと稼いでおる。お主が考えるような、子供を働かせて、自分は散財してる親とは違うのだ。それに、成人したてのリョウが、冒険者として一人立ちしても良いぐらい、ちゃんと指導もしておる!」
…ま、まぁ、ユピロー様、ウソはついてないかな?
なんか、誤解してそうだけど…
「あ…いや…そのうぉ…申し訳ありません。元居たところで、いろいろとあったので…つい…。リョウさんも申し訳なかったです」
「いえ、元居たところでハラスメントに関する話、よくニュースになったりしてましたもんね。心配してくれてありがとうございます。でも、僕の場合、本当に運が良かったんですよ。ディルは、優しくて教え方も僕に合っていたし、仲がいいんですよ」
「そうでしたか、良かったです」
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