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マクー大陸で家造り
バンガロー造り 13
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「ワシは、知らん。どうしても聞きたければ、モンディールを呼べ。ワシより、あやつの方が先に生まれとる」
「え?うそ、火の精霊は私達の中では、一番最後だったハズよ」
「そ、闇を照らすモノとして生み出された」
「ん、地上での火の精霊としてはな。しかし、あやつがワシらの中で一番最初に生まれたのは間違いない。ワシら地属性のモノ達の住まう場所より更に深いところで生まれた。ワシらは、あやつから、重力操作や鉱石の作り方を教わったのだ」
「「……」」
「それって、モンディールが、創造神だなんて、言い出さないよな?」
え?え?モンディール様が?
「だ、だから、ワシは知らんと言っておるだろ!」
「じゃぁ、呼んで…はぁ?何言ってるんだよ」
うん、なんかドキドキしてきたけど、ディルの様子がおかしい。
「どうしたのディル?」
「おっさんが、「ヤダ」の一点張りで、来るのを拒んでる」
「え…、人間の子供のイヤイヤ期じゃないんだからそれはないでしょ?」
「それがあるんだな。……じゃぁ、じいさんをって、じいさんもかよ。はぁ…、どうする?」
「何故かしら?」
「私達にも、知られたらマズイ?」
「ガラン、どういう事?」
「だ、だから、ワシは、知らんと言っておるだろ、ただ……」
「ただ?」
「あ、いや、創造神についてはしらんが、悪魔達の事を話していたのではないのか?」
「何か知ってるの?」
「悪魔達も、ワシより早く生まれておる。お主たちが考えていた通り、天上の神々と似たような者達というか、ユピロー様やパルカ達の兄弟だ。だから、住むところが違うだけで、本来なら。神として、天上で暮らしても良い者達だ」
「「「ええ?本当に?」」」
「そ、そうだ。創作することが好きで、しかも、ものすごく凝り性でな。どっぷり自分の世界にはまりこんでる奴らで、他人に興味がないのだ。だから、呼ばれることを嫌って、悪い噂を流し、黄泉なんていう特別空間を創り、引き込もっておるのだ。そこの、ジェナールの先祖は、たまたま、地上の様子を見ている時に、魔族の娘を見初めてな…まぁ、思い込んだら一直線なやつらだからな」
ここで、何故か、ガラン様が視線を外に向けて、ため息をついた。
「まぁ、色々騒ぎを起こしたが、まぁ、めでたく結ばれおったのだ。凝り性の完璧主義のやつらだからな、その子孫達もな…今の魔族の主な王侯は、皆、あやつの子孫だと思ったが違ったか?」
「確かにその通りでございます。後は、ノワール殿の血筋の方々です」
「そうだったな。お主らの先祖は、神獣達に踊らされ、争いばかりしとった時期もあってな…あれはいかんかった。あの時期のせいで、土地が痩せ細りワシらは住めんようになってな。だから、あの地は、黄泉の管轄になり、更に魔力が大きい者が生まれるようになったのだ。あ、因みに、ジャスパーの時代は、まだ、黄泉とは繋がっておらんかったぞ」
「え?じゃぁ、外伝の魔の三角地帯の話もウソ?」
「そうだ。外伝が書かれたのはつい最近だ。神獣どもは、ホレっぽいからな、特別な事をしなくても、器量よしは、見初められ天上に連れていかれる事が度々あったのだ。今は、かなり自重しておるようだがな」
「因みに、ガラン様の「つい最近」って、どれぐらいのところですか?」
「ん?そうだな…五、六千年程かぁ?」
「え?三千年ぐらいじゃない?」
「んー、八千年?」
あっ、不死の神々に振っちゃいけない話題だった…けど、何か色々あるんだね。そのうち、創造神の話も聞ければいいなぁ…、後は、黄泉の番人だという、悪魔にも会ってみたいなぁ…
「え?うそ、火の精霊は私達の中では、一番最後だったハズよ」
「そ、闇を照らすモノとして生み出された」
「ん、地上での火の精霊としてはな。しかし、あやつがワシらの中で一番最初に生まれたのは間違いない。ワシら地属性のモノ達の住まう場所より更に深いところで生まれた。ワシらは、あやつから、重力操作や鉱石の作り方を教わったのだ」
「「……」」
「それって、モンディールが、創造神だなんて、言い出さないよな?」
え?え?モンディール様が?
「だ、だから、ワシは知らんと言っておるだろ!」
「じゃぁ、呼んで…はぁ?何言ってるんだよ」
うん、なんかドキドキしてきたけど、ディルの様子がおかしい。
「どうしたのディル?」
「おっさんが、「ヤダ」の一点張りで、来るのを拒んでる」
「え…、人間の子供のイヤイヤ期じゃないんだからそれはないでしょ?」
「それがあるんだな。……じゃぁ、じいさんをって、じいさんもかよ。はぁ…、どうする?」
「何故かしら?」
「私達にも、知られたらマズイ?」
「ガラン、どういう事?」
「だ、だから、ワシは、知らんと言っておるだろ、ただ……」
「ただ?」
「あ、いや、創造神についてはしらんが、悪魔達の事を話していたのではないのか?」
「何か知ってるの?」
「悪魔達も、ワシより早く生まれておる。お主たちが考えていた通り、天上の神々と似たような者達というか、ユピロー様やパルカ達の兄弟だ。だから、住むところが違うだけで、本来なら。神として、天上で暮らしても良い者達だ」
「「「ええ?本当に?」」」
「そ、そうだ。創作することが好きで、しかも、ものすごく凝り性でな。どっぷり自分の世界にはまりこんでる奴らで、他人に興味がないのだ。だから、呼ばれることを嫌って、悪い噂を流し、黄泉なんていう特別空間を創り、引き込もっておるのだ。そこの、ジェナールの先祖は、たまたま、地上の様子を見ている時に、魔族の娘を見初めてな…まぁ、思い込んだら一直線なやつらだからな」
ここで、何故か、ガラン様が視線を外に向けて、ため息をついた。
「まぁ、色々騒ぎを起こしたが、まぁ、めでたく結ばれおったのだ。凝り性の完璧主義のやつらだからな、その子孫達もな…今の魔族の主な王侯は、皆、あやつの子孫だと思ったが違ったか?」
「確かにその通りでございます。後は、ノワール殿の血筋の方々です」
「そうだったな。お主らの先祖は、神獣達に踊らされ、争いばかりしとった時期もあってな…あれはいかんかった。あの時期のせいで、土地が痩せ細りワシらは住めんようになってな。だから、あの地は、黄泉の管轄になり、更に魔力が大きい者が生まれるようになったのだ。あ、因みに、ジャスパーの時代は、まだ、黄泉とは繋がっておらんかったぞ」
「え?じゃぁ、外伝の魔の三角地帯の話もウソ?」
「そうだ。外伝が書かれたのはつい最近だ。神獣どもは、ホレっぽいからな、特別な事をしなくても、器量よしは、見初められ天上に連れていかれる事が度々あったのだ。今は、かなり自重しておるようだがな」
「因みに、ガラン様の「つい最近」って、どれぐらいのところですか?」
「ん?そうだな…五、六千年程かぁ?」
「え?三千年ぐらいじゃない?」
「んー、八千年?」
あっ、不死の神々に振っちゃいけない話題だった…けど、何か色々あるんだね。そのうち、創造神の話も聞ければいいなぁ…、後は、黄泉の番人だという、悪魔にも会ってみたいなぁ…
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