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咲夜の恋路
..... 🔞?
しおりを挟む「ちょ…一旦抜く」
ふぅ、と心を落ち着かせ蓮から自身をゆっくりと抜き、ゴムを外すと先端を結びゴミ箱へと放る。
もう1回は…蓮がきついだろうか。何せ初めてと言っていたし…何回もするべきじゃないのかもしれない。
そんなことを考えていると蓮がフラフラと体を起こし、ぎゅん、と迫ってくる。
「まだ…できる、でしょ?」
「れ、蓮…初めてなんだからそんな無理しないで」
「やぁだ」
んべぇ、と舌を出して俺の額に滲む汗をペロリと舐めながら手で俺のモノを扱く蓮はとてつもなく…どんなAVよりもえろかった。
「ッ蓮…待って、ゴムつけさせて」
「仕方ないね…つけたげる」
「付け方分かる?」
「俺も男だってのぉ」
蓮、発情するとこんな感じなんだな。
いつもよりふにゃふにゃしているというか、感情豊かというか。
…かわいいな。
よいしょよいしょとゴムを装着させてくれる彼の頭を撫でると「完了」と撫でろ褒めろと催促してくる。
甘えんぼだ。
そんなかんやで結局、3回戦までする事になり、終わる頃にはもう全て出し切り萎えた俺自身とこてんと電池切れで眠りについてしまった蓮、そして汚くなった部屋が残された。
「…片付けするか」
とりあえず独特の匂いがあるので換気しようと窓を少し開けて生ゴミをビニール袋にまとめる。
…なんだか…自分の精子と思うと不思議な気持ちだ。
勝手ながら、シーツや布団カバー、枕カバーを洗濯機で回している間に眠る蓮と共にシャワーを浴び、湯船にもいれた。
調べた結果、マッサージもいいと聞いてソファに寝かせた蓮に軽くマッサージをした。
眠る恋人にマッサージだなんて…少し背徳感がある。
濡れないように隅に避けておいた毛布で蓮を包み、少し考えた後で自分も入った。
…さすがに疲れた。
しばらくは蓮の寝顔を見ていたがいつの間にか自分も寝てしまっていたようだ。
いつも見なれた蓮の寝顔なのに、なんだか今日はいつもより特別というか、大切にしたいという感情が重いような、そんなことを思った。
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