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咲夜の恋路
.. 🔞?
しおりを挟む「…」
こんなに緊張するなんて初めてではないか。
ごくり、と生唾を飲み込みゆっくりと蓮の家のインターホンを鳴らす。
少しの沈黙。
『…まってて…』
「おー」
おー、ってなんだ??柄じゃないだろう。
しばらくすると玄関の鍵が開く音がする。早いとこ入らないと、と門を閉めて玄関を開けると蓮がすぐ近くにへたり込んでいた。
「蓮、大丈夫?」
めちゃくちゃにフェロモンが濃い、という訳では無いがふわふわとした甘い香りが家全体に充満している。
「…さく…やぁ…」
頬を紅潮させ、息の荒い蓮。
…って、ズボン履いてないのかよ!
目に毒だ…
なんか上に着ているトレーナーもゆるゆるだし…俺、ピンチ。
最初はスマートに行きたい。
「とりあえず、お前の部屋行こう」
蓮を抱き上げると少し軽くなったことに気がつく。
ゼリーと氷ばっか食べてるから…。
「ほら、ご飯食べた?」
「ゼリー…」
「薬は」
「咲夜来るから…半分飲んだ」
「半分か」
モゾモゾ終始落ち着きのない蓮。先程まではあまり気が付かなかったがよく見ると蓮、勃ってないか。
そりゃ発情期だもんな、仕方ないし…辛そう。
「あんま…見るな…。触るなら…触って」
「そう急がないで…」
蓮に襟元を掴まれ、引き寄せられる。まるで喧嘩の勢いだ。
「キス…」
くっそ、可愛いな!
はふはふとキスを強請る蓮が可愛すぎて思わずキスをがっついてしまう。
舌を入れるキスなんてしたこと無かったのに勢いで蓮と舌を絡め、夢中で蓮を押し倒すようにベッドに上がった。
「ッは…ぁ…さく…好き…」
蓮がこんなにデレデレふにゃふにゃなんて…。
やばい、もう既にズボンが苦しい。
「もっと…」
蓮に強請られもう一度キスをする。今度はそっとトレーナーの中に手を入れてみた。
すべすべの熱い肌。
お臍から真っ直ぐ上へ手を滑らせると胸の間にたどり着く。
指を伸ばして探るとぴん、と立った頂点に触れる。
唇を離すとトレーナー越しにその頂点へ口を寄せる。
「…擦れる…っ、ぁ」
蓮、胸も感じるんだな、と興奮を覚えながら夢中で蓮の胸を触った。
あまりに舐めたりしゃぶったりするもんだから胸の部分にだけトレーナーに濡れ染みができた。
なんかそれも興奮する。
「蓮…気持ちいい?」
「いいっ、きも…ち…っ、じゅてするの…好き」
「ん」
トレーナーの生地で蓮の胸の頂きをじゅ、と音を立てて吸うと気持ちよさそうに蓮が声を漏らして腰を浮かせる。
蓮が身動きする度に甘い香りが濃くなって、頭をふわふわさせてくる。
これでも抑制剤飲んでいて、蓮も飲んでいるはずなのに…飲んでいなかったらどれだけのものなのだろう。
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