こっち見てよ旦那様

文字の大きさ
上 下
162 / 219
44

...... 🔞??

しおりを挟む


「っぁあ…、もイく…ッ、」

ビクビクと彼の腰の跳ねが中の肉壁を伝ってくる。ぎゅっとしまって、うねって…自分の熱がもうそこに入りたいと暴れだしてしまいそうなくらいに、彼はエロい。

一旦イかせようと彼自身も空いている手で弄りながら彼の弱い所を重点的に攻める。
口を半開きにして、喉から絞り出すような喘ぎが可愛い。

彼の口から零れる涎も、滲む汗も全て飲み干してしまいたいくらいだ。
自分の彼に対する変態さは加減は計り知れない。


「ッく、っ、~あ"っ…っは、ぁ"」

声にならずに彼がビクンと大きく跳ねた。達したのだろう。
余韻で大きく息をしてビクビクする彼の体を抱きしめ、唇を舐めるようにキスをする。

「…次は…俺の番、いいか?」

しばらくして、彼が落ち着いたということを見計らいそっと尋ねると返答がない。

「…透?」

もしや…と彼の顔を見ると、なんと穏やかな寝顔なのか。

彼は寝ていた。

可愛い寝顔…だがこのやる気満々で今にも暴走しそうな俺自身はどうしたら良いのだろうか。

睡姦…という言葉が過ぎるが流石に、彼に合意無しでそんなことはしたくない。

…やむを得ないが、ここは1人で…。

とりあえず彼を冷やさないように布団を綺麗にして寝かせるとその隣でひとり寂しく、彼の寝顔を拝みながら1人で数回熱を治めた。

寝顔を見ながら…なんて相当だ。










「潤也さん…」

朝、先に起きて洗面台に立っていると起きたらしい彼が申し訳なさそうに話しかけてきた。

「おはよう、どうした?」

「夜…ごめんなさい、僕寝ちゃって…せっかくこんなとこに連れてきてくれたのに」

どうしよう、めちゃくちゃ落ち込んでいる。慌てて彼を抱きしめて安心させようと頭を撫でる。

「謝るな、別に責めていない。…確かに俺の処理が大変…というのはどうでも良くて、お前といれたからいいんだ」

「ありがとうございます…そういうとこ、好きです」

「朝から嬉しいことを聞いたな」

胸をぎゅっと締め付けられながらもう一度彼を強く抱き締め、キスの雨を降らせる。

その後も、朝食を部屋に持ってきてもらい、ベッドの上でイチャイチャしながら美味い朝食を楽しんだ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

そばかす糸目はのんびりしたい

楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。 母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。 ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。 ユージンは、のんびりするのが好きだった。 いつでも、のんびりしたいと思っている。 でも何故か忙しい。 ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。 いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。 果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。 懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。 全17話、約6万文字。

子育て騎士の奮闘記~どんぶらこっこと流れてきた卵を拾ってみた結果~

古森きり
BL
孤児院育ちのフェリツェは見習いから昇格して無事に騎士となり一年。 ある魔物討伐の遠征中に川を流れる竜の卵らしきものを拾った。 もしも竜が孵り、手懐けることができたら竜騎士として一気に昇進できる。 そうなれば――と妄想を膨らませ、持ち帰った卵から生まれてきたのは子竜。しかも、人の姿を取る。 さすがに一人で育てるのは厳しいと、幼馴染の同僚騎士エリウスに救助要請をすることに。 アルファポリス、BLoveに先行掲載。 なろう、カクヨム、 Nolaノベルもそのうち掲載する。

君は俺の光

もものみ
BL
【オメガバースの創作BL小説です】 ヤンデレです。 受けが不憫です。 虐待、いじめ等の描写を含むので苦手な方はお気をつけください。  もともと実家で虐待まがいの扱いを受けておりそれによって暗い性格になった優月(ゆづき)はさらに学校ではいじめにあっていた。  ある日、そんなΩの優月を優秀でお金もあってイケメンのαでモテていた陽仁(はると)が学生時代にいじめから救い出し、さらに告白をしてくる。そして陽仁と仲良くなってから優月はいじめられなくなり、最終的には付き合うことにまでなってしまう。  結局関係はずるずる続き二人は同棲まですることになるが、優月は陽仁が親切心から自分を助けてくれただけなので早く解放してあげなければならないと思い悩む。離れなければ、そう思いはするものの既に優月は陽仁のことを好きになっており、離れ難く思っている。離れなければ、だけれど離れたくない…そんな思いが続くある日、優月は美女と並んで歩く陽仁を見つけてしまう。さらにここで優月にとっては衝撃的なあることが発覚する。そして、ついに優月は決意する。陽仁のもとから、離れることを――――― 明るくて優しい光属性っぽいα×自分に自信のないいじめられっ子の闇属性っぽいΩの二人が、運命をかけて追いかけっこする、謎解き要素ありのお話です。

僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした

なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。 「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」 高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。 そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに… その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。 ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。 かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで… ハッピーエンドです。 R18の場面には※をつけます。

消えない思い

樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。 高校3年生 矢野浩二 α 高校3年生 佐々木裕也 α 高校1年生 赤城要 Ω 赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。 自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。 そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。 でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。 彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。 そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

浮気な彼氏

月夜の晩に
BL
同棲する年下彼氏が別の女に気持ちが行ってるみたい…。それでも健気に奮闘する受け。なのに攻めが裏切って…?

貢がせて、ハニー!

わこ
BL
隣の部屋のサラリーマンがしょっちゅう貢ぎにやって来る。 隣人のストレートな求愛活動に困惑する男子学生の話。 社会人×大学生の日常系年の差ラブコメ。 ※現時点で小説の公開対象範囲は全年齢となっております。しばらくはこのまま指定なしで更新を続ける予定ですが、アルファポリスさんのガイドラインに合わせて今後変更する場合があります。(2020.11.8) ■2024.03.09 2月2日にわざわざサイトの方へ誤変換のお知らせをくださった方、どうもありがとうございました。瀬名さんの名前が僧侶みたいになっていたのに全く気付いていなかったので助かりました! ■2024.03.09 195話/196話のタイトルを変更しました。 ■2020.10.25 25話目「帰り道」追加(差し込み)しました。話の流れに変更はありません。

処理中です...