こっち見てよ旦那様

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...... 🔞??

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「っぁあ…、もイく…ッ、」

ビクビクと彼の腰の跳ねが中の肉壁を伝ってくる。ぎゅっとしまって、うねって…自分の熱がもうそこに入りたいと暴れだしてしまいそうなくらいに、彼はエロい。

一旦イかせようと彼自身も空いている手で弄りながら彼の弱い所を重点的に攻める。
口を半開きにして、喉から絞り出すような喘ぎが可愛い。

彼の口から零れる涎も、滲む汗も全て飲み干してしまいたいくらいだ。
自分の彼に対する変態さは加減は計り知れない。


「ッく、っ、~あ"っ…っは、ぁ"」

声にならずに彼がビクンと大きく跳ねた。達したのだろう。
余韻で大きく息をしてビクビクする彼の体を抱きしめ、唇を舐めるようにキスをする。

「…次は…俺の番、いいか?」

しばらくして、彼が落ち着いたということを見計らいそっと尋ねると返答がない。

「…透?」

もしや…と彼の顔を見ると、なんと穏やかな寝顔なのか。

彼は寝ていた。

可愛い寝顔…だがこのやる気満々で今にも暴走しそうな俺自身はどうしたら良いのだろうか。

睡姦…という言葉が過ぎるが流石に、彼に合意無しでそんなことはしたくない。

…やむを得ないが、ここは1人で…。

とりあえず彼を冷やさないように布団を綺麗にして寝かせるとその隣でひとり寂しく、彼の寝顔を拝みながら1人で数回熱を治めた。

寝顔を見ながら…なんて相当だ。










「潤也さん…」

朝、先に起きて洗面台に立っていると起きたらしい彼が申し訳なさそうに話しかけてきた。

「おはよう、どうした?」

「夜…ごめんなさい、僕寝ちゃって…せっかくこんなとこに連れてきてくれたのに」

どうしよう、めちゃくちゃ落ち込んでいる。慌てて彼を抱きしめて安心させようと頭を撫でる。

「謝るな、別に責めていない。…確かに俺の処理が大変…というのはどうでも良くて、お前といれたからいいんだ」

「ありがとうございます…そういうとこ、好きです」

「朝から嬉しいことを聞いたな」

胸をぎゅっと締め付けられながらもう一度彼を強く抱き締め、キスの雨を降らせる。

その後も、朝食を部屋に持ってきてもらい、ベッドの上でイチャイチャしながら美味い朝食を楽しんだ。


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