こっち見てよ旦那様

文字の大きさ
上 下
160 / 219
44

....🔞

しおりを挟む


「どうしたらいい?」

「…いつもみたいに…キスして、なめて…欲しいです」

なんて恥ずかしい…。
して欲しいことと言うけれど、彼のしてくれること全てが自分にとっては嬉しいわけで。
いつも彼がしてくれることを思い出して言ってみると「分かった」と微笑んでまた胸へと彼が舌をはわせる。

唇で食まれたり、軽く歯を当てられて甘噛みされるのが気持ちいい。
段々と呼吸が浅くなって声が思わず漏れ出すと、彼がこちらをちらりと見る。
やってる事は大人なのに、その目は褒められ待ちの子犬だ。

「…ッ…じょ、うずですよ。偉いですね」

いいこいいこ、と撫でてみると悪戯っぽく笑った彼がカリ、と胸の頂を軽く噛み、少し引っ張るようにする。

「あっ…こら…ッ、だめ」

「つい、な」

体を起こすついでに軽くキスをされ、ぱさ、と彼がシャツを脱ぐ。
いつ見ても格好いい…。

「潤也さん…」

その体に抱きしめられたくて思わず手を広げてハグを強請るとすぐに潰されてしまうんじゃないかという勢いで抱きしめられる。

「やっぱりお前は可愛いな…」

今日は格好いいつもりでセットしたんですけどね、と言おうとした矢先に唇をキスで塞がれる。

深いキスが一段落すると、不意に抱き上げられ、ガラス張りの壁側に置かれている椅子に降ろされる。

調光ガラスとはいえ、開放感というか、周りから丸見えという感覚が恥ずかしい。

なんて思っていると彼が床に膝を着いた状態でズボンと下着をゆっくりと脱がせてくる。
そんなにじっと見ないで欲しい。

ゆっくり顕になる自分の秘部を隠そうと足を閉じているとその足を彼が撫でるように持ち上げ、先からゆっくり、内腿へとキスを落としていく。

「っ…や…、ぁ」

内腿まで彼の顔が届いてしまうと、彼を近くに感じてしまう。

恥ずかしくて堪らないのに、体は興奮を隠せない。

…こんなに攻める彼も新鮮と思うが、やられっぱなしも性じゃない。

持たれていない足先で彼の股の膨らみをそっと撫でると彼が身動ぐ。

「透…ッ、今日は俺が…」

「僕のしたいこと、してくれるんですよね」

ダメですか?と強請ると折れてくれる。
カチャカチャとベルトを外しながら彼が立ち上がると、丁度目線の少し上の高さに膨らみがやってくる。

彼の匂いが1番濃いそこに、仕返しをするように唇を這わせ、軽く食む。
先走りの滲む布越しでも分かる、ドクドクと脈打つ硬いそれ。

ゆっくりと下着を下ろすと反動で跳ね返ってきた反り返る彼自身が頬に当たる。

熱い…。

くっきりと浮かび上がっている裏筋を舐め上げながら重たい袋を手のひらで転がしてみる。
以前、ここを触ったり解したりするといいと聞いた。

自分のにやったことは無いが…いいのだろうか。

先端に口付けながら「気持ちいいですか?」と聞くと頭を撫でられ彼が頷く。

「…気持ちいい…、どこで覚えてきたんだ?」

「知識だけですよ」

これも、と唇で雁を覆うように咥えるとビクン、と脈打つ。
一気に奥まで咥えて中を窄め、動くと彼が気持ちよさそうに息を吐く。

大きくて顎がつかれそうだが、こうして下からみる彼が可愛い。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

こじらせΩのふつうの婚活

深山恐竜
BL
宮間裕貴はΩとして生まれたが、Ωとしての生き方を受け入れられずにいた。 彼はヒートがないのをいいことに、ふつうのβと同じように大学へ行き、就職もした。 しかし、ある日ヒートがやってきてしまい、ふつうの生活がままならなくなってしまう。 裕貴は平穏な生活を取り戻すために婚活を始めるのだが、こじらせてる彼はなかなかうまくいかなくて…。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

『別れても好きな人』 

設樂理沙
ライト文芸
 大好きな夫から好きな女性ができたから別れて欲しいと言われ、離婚した。  夫の想い人はとても美しく、自分など到底敵わないと思ったから。  ほんとうは別れたくなどなかった。  この先もずっと夫と一緒にいたかった……だけど世の中には  どうしようもないことがあるのだ。  自分で選択できないことがある。  悲しいけれど……。   ―――――――――――――――――――――――――――――――――  登場人物紹介 戸田貴理子   40才 戸田正義    44才 青木誠二    28才 嘉島優子    33才  小田聖也    35才 2024.4.11 ―― プロット作成日 💛イラストはAI生成自作画像

運命とは強く儚くて

BL
陰者… 男女問わず、妊娠することができる。非常に希少な人種。数ヶ月に一度の発情期があり、非力なことが多いため社会的地位が低い。 陽者… 男女問わず、陰者を妊娠させることが出来る。陰者の次に希少で、生まれ持って非常に優秀な人材が多い。王族の家系等は陽者が多い。 ルドア王国の王宮で下人をしていた陰者のエディは、戦でリワーフ帝国の捕虜になってしまう。 牢獄で過ごしていると、突然皇帝の元へ出されてしまう。 陰者ということがバレたか、はたまた何かの疑いが掛けられたのかと思いきや… 突然の客人扱いや、皇帝の私物発言。 姉の忘れ形見である姉の息子であるデニスを守るため、陰者ということを隠して従うことになったのだが、既に陰者ということがバレていた。 怯えるエディに皇帝は全て知っていたと話し、エディを自分のものにしたいと話す。 陽者である皇帝の近くで働くのは心配があったエディだが、傍務めをしていくうちに皇帝とも打ち解け、彼の愛情に絆されてデニスと3人で過ごす生活を幸せだと思っていたが…

強制結婚させられた相手がすきすぎる

よる
BL
ご感想をいただけたらめちゃくちゃ喜びます! ※妊娠表現、性行為の描写を含みます。

もう一度、誰かを愛せたら

ミヒロ
BL
樹(Ω)涼太(Ω)豊(α)は友人であり、幼馴染みだった。樹は中学時代、豊に恋している事を涼太に打ち明け、応援されていた。 が、高校の受験前、涼太の自宅を訪れた樹は2人の性行為に鉢合わせしてしまう。信頼していた友人の裏切り、失恋による傷はなかなか癒えてはくれず...。 そして中学を卒業した3人はまた新たな出会いや恋をする。 叶わなかった初恋よりもずっと情熱的に、そして甘く切ない恋をする。 ※表紙イラスト→ as-AIart- 様 (素敵なイラストありがとうございます!)

森の中の華 (オメガバース、α✕Ω、完結)

Oj
BL
オメガバースBLです。 受けが妊娠しますので、ご注意下さい。 コンセプトは『受けを妊娠させて吐くほど悩む攻め』です。 ちょっとヤンチャなアルファ攻め✕大人しく不憫なオメガ受けです。 アルファ兄弟のどちらが攻めになるかは作中お楽しみいただけたらと思いますが、第一話でわかってしまうと思います。 ハッピーエンドですが、そこまで受けが辛い目に合い続けます。 菊島 華 (きくしま はな)   受 両親がオメガのという珍しい出生。幼い頃から森之宮家で次期当主の妻となるべく育てられる。囲われています。 森之宮 健司 (もりのみや けんじ) 兄  森之宮家時期当主。品行方正、成績優秀。生徒会長をしていて学校内での信頼も厚いです。 森之宮 裕司 (もりのみや ゆうじ) 弟 森之宮家次期当主。兄ができすぎていたり、他にも色々あって腐っています。 健司と裕司は二卵性の双子です。 オメガバースという第二の性別がある世界でのお話です。 男女の他にアルファ、ベータ、オメガと性別があり、オメガは男性でも妊娠が可能です。 アルファとオメガは数が少なく、ほとんどの人がベータです。アルファは能力が高い人間が多く、オメガは妊娠に特化していて誘惑するためのフェロモンを出すため恐れられ卑下されています。 その地方で有名な企業の子息であるアルファの兄弟と、どちらかの妻となるため育てられたオメガの少年のお話です。 この作品では第二の性別は17歳頃を目安に判定されていきます。それまでは検査しても確定されないことが多い、という設定です。 また、第二の性別は親の性別が反映されます。アルファ同士の親からはアルファが、オメガ同士の親からはオメガが生まれます。 独自解釈している設定があります。 第二部にて息子達とその恋人達です。 長男 咲也 (さくや) 次男 伊吹 (いぶき) 三男 開斗 (かいと) 咲也の恋人 朝陽 (あさひ) 伊吹の恋人 幸四郎 (こうしろう) 開斗の恋人 アイ・ミイ 本編完結しています。 今後は短編を更新する予定です。

可愛いだけが取り柄の俺がヤクザの若頭と番になる話

ivy
BL
生活の為にαを騙してお金を稼いでいた処女ビッチの夏姫が揉め事に巻き込まれてヤクザの若頭と形だけの番になることに。 早速偽の新婚生活を始める2人だが最初は反発するものの少しずつ絆されていく夏姫。 そこに賢士の恋人が現れて?! 2人は無事に本物の番になることが出来るのか! 切なく甘いコメディ調のラブストーリー。 元気で気が強く計算高いと見せかけて天然純情Ωの夏姫(なつき)18歳 若くして組を任されている育ちのいいインテリヤクザの賢士(けんし)28歳α 金に生活にだらしない組長の1人息子。 チョロくて人のいい浩二(こうじ)β

処理中です...