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..... 🔞
しおりを挟む発情してなくても、シラフのαはとんでもない。
お酒も入って、いい感じに波に乗っている時はとくに。
「っふ…"ぅ…あ、ッ…て、ま…ッ、て」
「もう1回…」
「何度目ですッひ、ぁ"、あ」
もはや喉からそのまんま出たような変な声しか出なくなっている。
今は発情していないからゴムもつけていないけれど、何度出されたか分からないお腹は圧迫感があって妊娠してしまうんじゃないかと思ってしまう。
グチュグチュ、と彼が腰を激しく動かす度に結合部分から溢れる精液と先程大量に入れられたローションが混じりあって脚を伝う。
苦しいのに、気持ちよくて仕方がなくて、頭がぼんやりしてくる。
あ"ぅあ"ぅ、と我慢できずにただただ漏れる声を抑えようと枕に手を伸ばす。
「行くな…待て…ッ」
「ぅあ"、あッ~ッ!」
逃げると思われたのか、ごちゅ、と腰を引き戻されて強く突かれると体がガクガク揺れる。
イくとも違う感覚で、何かが込み上げてくる。
「で、出ちゃ…ッら、めっ」
「出して…透」
荒い息の彼が後ろから覆いかぶさって、耳元で囁いてくる。それだけでも腰にくるのに腰は止めてくれないのだからすぐに我慢の甲斐もなく解放してしまう。
もはやたっていない自身からは透明な液体が突かれる度に噴き出している。
潮だ…。
久しぶりに吹いてしまった。
恥ずかしいはずなのに、もうそれもよく考えられない。
すかさず頬に手を添えられて強めにキスをしてくる潤也さん。
上も下ももうどちらがどちらか分からないくらいだ。
今夜の潤也さんはいつもに増して獣っぽいというか。お酒が入っているのは今日が初めてではないし、どうしたのだろう。
と、そんな悠長に考えてもいられなくなった。
「そろそろ…っ、出す」
「あッ、…ぁ"ん、や'ぁ"、ッッ!」
腰の早まりと突かれる強さにシーツを握ってただ声すら出ない喘ぎを空にしていると最後に彼が奥へ達する。
彼が出し切るようにグリグリと押し付けたり、快感の余韻に浸っているからか、2人揃ってベッドへ倒れ込んだ後でもビクビクと軽くイってしまう。
さすがにもう終わりらしい。
しばらく2人ともぼんやり過ごし、起き上がった潤也さんに抱かれて一緒にお風呂に入った。
「…立てるか?」
「…む、無理…です」
片付けをするべく立とうとしたが足腰が立たない。小鹿状態だ。
「冷える…少し待っててくれ」
寝室の1人掛けソファに座らされ、濡れないように退けていた毛布に包まされると彼が代わりに片付けをしてくれた。
最後まで起きていようとは思ったが、そのまま寝てしまったらしい。
行為はかなり体力を使うらしい。
翌朝、湧に「まま、かじぇ?」と心配されたり、潤也さんがやたら心配したりするので咲夜君が変に気を使ったのか察してしまったのか「…大丈夫ですか」と気まで使わせてしまった。
申し訳ないし、何より恥ずかしかった。
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