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.... 🔞
しおりを挟むいつもより彼がしつこい。
しつこいくらいに全身くまなくキスされているのだ。
されているばかりは性にあわないし、恥ずかしいのでそろそろと彼に問いかける。
「ッじゅ…やさ…ん」
「…どうした?」
「もう…いいです…から、僕やります」
目線の先にある彼の体に手のひらを添えるとその手を取られ、指先に口付けられる。
「…今日は…俺が可愛がりたい…駄目か?」
「そんなのいつもじゃないですか…ッいぁ"」
思わず反論しようとすると唐突に後孔を指先で下着越しになぞられて声を上げてしまう。
「こえ…、声出るので」
「なら…」
ふふ、と笑った彼にキスで唇を塞がれる。
お酒が入っているからか、おっとりしているようでやることはなんだかいつもより大胆だ。
お酒弱くて可愛いのに。
お酒が入っていない彼の、少しぎこちないようなそれでも雄々しい彼との行為も好きだが…。
それにしても、なんでお酒が入っていないとぎこちないのだろう。
そんなことを考えていると彼が離れて、ローションのボトルに手を伸ばし、ノズルをそっと入り口にあてがってきた。
「え…潤也さん…んッッ?!」
ひゃあ、と初めての不思議な感覚に大きな声が出そうになり、慌てて口を塞ぐ。
直接ローションが体の中に入ってきた。
ひんやりした感覚と、少し苦しい感覚。
彼がノズルを引き抜くと、無意識に中のローションが溢れださないように締めてしまう。
「かわいい…ヒクヒクしてるな」
「潤也さ…ん、…馬鹿…ッ、意地悪…!」
今日の彼は意地悪だ。
…でもまあ、悪くない。
「俺は透のこと愛してる…透は違うのか?」
「…あ、愛してます…」
「良かった」と笑った彼が指を1本、2本と入れてくる。
「すごい…締まるな、中もトロトロで…お前の体温でローションが温かい」
なんで全部実況してしまうのだろう。…恥ずかしい、恥ずかしいのに興奮してしまう。
いつも以上に響く水音とお腹を掻き回される感覚。
気持ちよくて、彼にしがみついて必死にキスを求めているとつい欲しくなってしまう。
発情期じゃないのに腹の奥がギュッと締め付けられて足が捩る。
「っ、あ…じゅ…さ…ん…もう、ッだめ。欲しいです、潤也さんが欲しい…!」
「俺も…お前が欲しいよ」
ぢゅぷ、と糸を引いて出てきた彼の指。
中がいっそう寂しくて切なくなってしまう。
はやくはやくと思っていると彼が彼自身の先端を後孔へキスするようにくっつけてくる。
焦らされているようで、まどろっこしい。
すぐそこにあるのに、貰えない。
「すごい…吸い付く」
「焦らさないで…ッ、お願い…」
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