83 / 144
連載
カレー粉ばんざーい。
しおりを挟む
お腹空いてたので賄いを少しつまんでしまったが、久しぶりのマイホームだし、家でケルヴィンさんやシャイナさん達とクロちゃんとも食べるつもりだったので本格的に食べるのは我慢した。
ちなみに賄い飯は、クロロニアンのデミグラスソースのシチューとご飯、フルーツポンチである。
テンちゃんとミリアンにもそう耳打ちしたのだが、ミリアンは昼ごはんを食べ損なったとかで、一口、また一口とつまんでいる。
テンちゃんが三口目に手を伸ばしたミリアンの手をぺしっ、と叩いた。
「………我慢すれば、皆でお家で美味しいご飯と、楽しい土産話、そして気持ちいいゆずの香りのするお風呂、ふかふかのベッドへのダイブ全てが今ならまとめて貴女のモノに………」
「……やだ何その桃源郷。我慢するわよ、すればいいんでしょうが」
伸ばしかけた手を引っ込めたミリアンは、半泣きでフロアの片付けに戻って行った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『ハルカーーーー!』
「シャイナさぁぁぁん!」
「ハルちゃー」
「ハルちゃー」
「ハルちゃー」
「お帰り、ハルカさん!」
「只今帰りました!」
《お帰り。これで男飯はようやく終わるな。良かった良かった》
「男飯?」
どうやら、ケルヴィンさんが私達がいない間のラウールやシャイナさん達のご飯を作っていたようだ。(テンちゃんとミリアンは店で賄いを食べてたとのこと)
えー、食べたことないぞ私。ずるーい。
「そらそうでしょ、なぜ確実に僕より美味いご飯が出来ると分かっているのに作らないといけないんですか」
まぁ言うほど美味しくない訳じゃないらしいが、肉を焼いてショーユかけたりとか、野菜茹でてマヨネーズで和える位のワンパターン加工だそうな。
いいじゃないか、今までの塩、砂糖、ハチミツオンリーに比べたら天と地ほどの違いだ。ラウールはずっとノー調味料で生で食べてきたクセに。
2000年以上も生きてて今ごろグルメ舌とはいい根性です。
我が家は働かざる者食うべからずですよ。
少し感謝の足りないジー様には、明日森へ行ってうまそげな肉を狩って来ないと晩飯抜きにすると宣言した。
《むむう、………あいわかった。狩ればいいんじゃろ狩れば。オーガキング辺り捕まえてくれば働いた事になるかの?》
「ついでにドードー鳥も少なくなってきたのでお願いします」
《………うむ》
まあ私も鬼ではない。ラウールにも今夜のクロロニアンフェアに参加してもらって、明日への鋭気を養ってもらおう。
クロロニアンシチューにダーククロルのミンチを使ったハンバーグステーキ(目玉焼き乗せ)、コーンとジャガーモのバター醤油炒め、ご飯というメニューで自宅飯での旅話となりました。
「4時間位で行けるのねぇ………その食虫花みたいな皇帝陛下、見てみたいわぁ……しっかし激ウマねこのクロロニアンて。ダーククロルも美味しいけど。トラちゃん、アタシシチューお代わりね。あ、ハンバーグも目玉焼き忘れずにね」
「モグモグ………しかし、ハンバーグに目玉焼き乗せることを考えた人間は神だな。
トラ、俺様のはハンバーグに目玉焼き二個乗せを頼む」
「………モギュモギュモギュ………」
[俺、こんなご馳走が食えるようになるとは思わなかったなぁ。長生きはするもんだぜ………トラ先輩、すんませんけどご飯とシチューを]
『相変わらずいいお肉持ち帰ってくるわねハルカは。このハンバーグといい、シチューといい、どれも美味しくて太りそうよ』
「おいちーの」
「おきゃわりなの」
「もっと食べるの」
そーかそーか、たんと食べるんだよタロちゃん、ジロちゃん、花ちゃん。
シャイナさんもお肉がつくとよりペンギンっぽくて美竜度が上がるじゃないですか。さささ、お代わりを。
「ハルカ、ところでダーククロルとクロロニアンのメニュー、何にする予定なんだ?」
黙々と食べていたクラインがふと顔を上げた。
「うーん、なるべく在庫長持ちさせたいから、1日限定30食とかで出したいんだけど、………一番いいのはカレーライスだと思うのよねぇ、香りもいいしお肉の出汁が生きるし。ただまだカレー粉の開発が………」
ケルヴィンさんを見る。
おや、ニヤリと笑みが出た。
「僕がただ1週間のほほんと過ごしていたと思いますか?」
「………え、まさか、出来たの?」
「既に2日前に完成してますよ。
あとはハルカさんに味を見てもらって、量産へゴーサイン出して頂くだけですよ。そして、魚の骨や皮などを煮詰めた汁を乾燥させ、顆粒状にした『和風ダシ』も作りました」
「………ちょ、ちょ、すぐ見たいわ」
「はい」
なんて用意のいい。小袋に入ったカレー粉とダシが渡された。
「匂いは………おお、カレーだわ。ダシもそれっぽい。………ちょっと待ってて。味噌汁とカレー試しに作って見るから」
私はいそいそとキッチンに入り、精霊さんズを呼び出し、カレーと味噌汁を小鍋に作ってみた。
「みんな、ちょっと味見して」
小鍋をテーブルに運ぶと小皿を用意して少しずつ入れた。
「………味噌汁は、いいんじゃないかな?いい魚の香りが合ってる。ただ、カレーは俺には少し辛すぎる」
「あー、私も少し辛いわ。美味しいとは思うけど………ハチミツとか入れて、少しまろやかにするのはどう?」
「………僕はこの位の辛さでも好き………」
《ワシも刺激があってこれは好きだがなぁ。人によって好みがあるじゃろな》
「俺様もちと辛いわ。………あー、甘口と辛口作ればいいんじゃない?」
うーん、私も個人的にはもう少し甘い方が好きかなあ。
確かにダシはいい感じ。
「ダシは量産オッケー。カレー粉は、これの甘口版を作ってみて。どうせなら両方一緒に出したいし」
「明日1日くれたらいけると思います。カレー粉は明日もう一度チェックしてくれますかハルカ会長?」
「分かった!お願いしますねケルヴィンさん」
ケルヴィンは辛口がお気に入りのようで、これも生産ラインには乗せたいらしい。
「カレー粉が売り出せるようになると、カレーライスはもとより、私の大好きなカレーうどんが店でも出せる………うふふふふ」
秋も深まり、カレーうどんの美味しい季節である。
秋深し 隣はカレーだ うちもカレー
うむ。なかなか素敵な俳句が浮かんだ。
半分パクってるが分かる人はこの国にはいないからよしとしよう。カレーの香りが漂い、自分ちでも作らずにはいられないと言う心の機微が現れている。
ダシも売れると、個人の家でのスープももっと美味しくなるだろう。
「ケルヴィンさん、洋風ダシは?」
ブイヨンもシチューやスープ系、炒め物など幅広い使い方が出来る。
「ドードー鳥の骨をベースにして現在作成中です。同時進行してるのが幾つかあるので、1週間ほど待って頂けると試作が出せるかと」
ケルヴィンさん、本当に冒険者ギルド止めてから研究一本だから、仕事が早いです。給料アップしてもいい気がする。
何度も「今貰ってる分で充分」と断られたが、逸材は待遇を良くしておかねば、ヘッドハンティングされたらかなりのダメージである。
バイト君も、とりたてて出来が悪い人はいないが、仕事がかなり出来る人が何人かいるので、昇給もしないといけない気がする。
これもなんとか考えないとなるまい。
なかなかマーミヤ商会のオーナー業も楽ではないですねぇ………。
ハルカは、少しため息をついてシチューを食べるのであった。
ちなみに賄い飯は、クロロニアンのデミグラスソースのシチューとご飯、フルーツポンチである。
テンちゃんとミリアンにもそう耳打ちしたのだが、ミリアンは昼ごはんを食べ損なったとかで、一口、また一口とつまんでいる。
テンちゃんが三口目に手を伸ばしたミリアンの手をぺしっ、と叩いた。
「………我慢すれば、皆でお家で美味しいご飯と、楽しい土産話、そして気持ちいいゆずの香りのするお風呂、ふかふかのベッドへのダイブ全てが今ならまとめて貴女のモノに………」
「……やだ何その桃源郷。我慢するわよ、すればいいんでしょうが」
伸ばしかけた手を引っ込めたミリアンは、半泣きでフロアの片付けに戻って行った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『ハルカーーーー!』
「シャイナさぁぁぁん!」
「ハルちゃー」
「ハルちゃー」
「ハルちゃー」
「お帰り、ハルカさん!」
「只今帰りました!」
《お帰り。これで男飯はようやく終わるな。良かった良かった》
「男飯?」
どうやら、ケルヴィンさんが私達がいない間のラウールやシャイナさん達のご飯を作っていたようだ。(テンちゃんとミリアンは店で賄いを食べてたとのこと)
えー、食べたことないぞ私。ずるーい。
「そらそうでしょ、なぜ確実に僕より美味いご飯が出来ると分かっているのに作らないといけないんですか」
まぁ言うほど美味しくない訳じゃないらしいが、肉を焼いてショーユかけたりとか、野菜茹でてマヨネーズで和える位のワンパターン加工だそうな。
いいじゃないか、今までの塩、砂糖、ハチミツオンリーに比べたら天と地ほどの違いだ。ラウールはずっとノー調味料で生で食べてきたクセに。
2000年以上も生きてて今ごろグルメ舌とはいい根性です。
我が家は働かざる者食うべからずですよ。
少し感謝の足りないジー様には、明日森へ行ってうまそげな肉を狩って来ないと晩飯抜きにすると宣言した。
《むむう、………あいわかった。狩ればいいんじゃろ狩れば。オーガキング辺り捕まえてくれば働いた事になるかの?》
「ついでにドードー鳥も少なくなってきたのでお願いします」
《………うむ》
まあ私も鬼ではない。ラウールにも今夜のクロロニアンフェアに参加してもらって、明日への鋭気を養ってもらおう。
クロロニアンシチューにダーククロルのミンチを使ったハンバーグステーキ(目玉焼き乗せ)、コーンとジャガーモのバター醤油炒め、ご飯というメニューで自宅飯での旅話となりました。
「4時間位で行けるのねぇ………その食虫花みたいな皇帝陛下、見てみたいわぁ……しっかし激ウマねこのクロロニアンて。ダーククロルも美味しいけど。トラちゃん、アタシシチューお代わりね。あ、ハンバーグも目玉焼き忘れずにね」
「モグモグ………しかし、ハンバーグに目玉焼き乗せることを考えた人間は神だな。
トラ、俺様のはハンバーグに目玉焼き二個乗せを頼む」
「………モギュモギュモギュ………」
[俺、こんなご馳走が食えるようになるとは思わなかったなぁ。長生きはするもんだぜ………トラ先輩、すんませんけどご飯とシチューを]
『相変わらずいいお肉持ち帰ってくるわねハルカは。このハンバーグといい、シチューといい、どれも美味しくて太りそうよ』
「おいちーの」
「おきゃわりなの」
「もっと食べるの」
そーかそーか、たんと食べるんだよタロちゃん、ジロちゃん、花ちゃん。
シャイナさんもお肉がつくとよりペンギンっぽくて美竜度が上がるじゃないですか。さささ、お代わりを。
「ハルカ、ところでダーククロルとクロロニアンのメニュー、何にする予定なんだ?」
黙々と食べていたクラインがふと顔を上げた。
「うーん、なるべく在庫長持ちさせたいから、1日限定30食とかで出したいんだけど、………一番いいのはカレーライスだと思うのよねぇ、香りもいいしお肉の出汁が生きるし。ただまだカレー粉の開発が………」
ケルヴィンさんを見る。
おや、ニヤリと笑みが出た。
「僕がただ1週間のほほんと過ごしていたと思いますか?」
「………え、まさか、出来たの?」
「既に2日前に完成してますよ。
あとはハルカさんに味を見てもらって、量産へゴーサイン出して頂くだけですよ。そして、魚の骨や皮などを煮詰めた汁を乾燥させ、顆粒状にした『和風ダシ』も作りました」
「………ちょ、ちょ、すぐ見たいわ」
「はい」
なんて用意のいい。小袋に入ったカレー粉とダシが渡された。
「匂いは………おお、カレーだわ。ダシもそれっぽい。………ちょっと待ってて。味噌汁とカレー試しに作って見るから」
私はいそいそとキッチンに入り、精霊さんズを呼び出し、カレーと味噌汁を小鍋に作ってみた。
「みんな、ちょっと味見して」
小鍋をテーブルに運ぶと小皿を用意して少しずつ入れた。
「………味噌汁は、いいんじゃないかな?いい魚の香りが合ってる。ただ、カレーは俺には少し辛すぎる」
「あー、私も少し辛いわ。美味しいとは思うけど………ハチミツとか入れて、少しまろやかにするのはどう?」
「………僕はこの位の辛さでも好き………」
《ワシも刺激があってこれは好きだがなぁ。人によって好みがあるじゃろな》
「俺様もちと辛いわ。………あー、甘口と辛口作ればいいんじゃない?」
うーん、私も個人的にはもう少し甘い方が好きかなあ。
確かにダシはいい感じ。
「ダシは量産オッケー。カレー粉は、これの甘口版を作ってみて。どうせなら両方一緒に出したいし」
「明日1日くれたらいけると思います。カレー粉は明日もう一度チェックしてくれますかハルカ会長?」
「分かった!お願いしますねケルヴィンさん」
ケルヴィンは辛口がお気に入りのようで、これも生産ラインには乗せたいらしい。
「カレー粉が売り出せるようになると、カレーライスはもとより、私の大好きなカレーうどんが店でも出せる………うふふふふ」
秋も深まり、カレーうどんの美味しい季節である。
秋深し 隣はカレーだ うちもカレー
うむ。なかなか素敵な俳句が浮かんだ。
半分パクってるが分かる人はこの国にはいないからよしとしよう。カレーの香りが漂い、自分ちでも作らずにはいられないと言う心の機微が現れている。
ダシも売れると、個人の家でのスープももっと美味しくなるだろう。
「ケルヴィンさん、洋風ダシは?」
ブイヨンもシチューやスープ系、炒め物など幅広い使い方が出来る。
「ドードー鳥の骨をベースにして現在作成中です。同時進行してるのが幾つかあるので、1週間ほど待って頂けると試作が出せるかと」
ケルヴィンさん、本当に冒険者ギルド止めてから研究一本だから、仕事が早いです。給料アップしてもいい気がする。
何度も「今貰ってる分で充分」と断られたが、逸材は待遇を良くしておかねば、ヘッドハンティングされたらかなりのダメージである。
バイト君も、とりたてて出来が悪い人はいないが、仕事がかなり出来る人が何人かいるので、昇給もしないといけない気がする。
これもなんとか考えないとなるまい。
なかなかマーミヤ商会のオーナー業も楽ではないですねぇ………。
ハルカは、少しため息をついてシチューを食べるのであった。
24
お気に入りに追加
6,102
あなたにおすすめの小説
詰んでレラ。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
恋愛
私はシンデレラ=バルファン。18才の父親とお菓子とパンの店を営むごく普通の子なんだけど、水汲みでスッ転んで頭を打ってでありきたりだけど前世の記憶が甦った。
前世の彼女は逆ハーでイケメン王子様とのハッピーエンドに憧れてた。
止めてよ私は年上のオッサンが好きなんだから。
でも童話『シンデレラ』をふっと思い出すと、何やら若干かぶった環境。
いやいやあれ作り話だよね?あんなおっかない話、私と関係ないよね?
全6話完結。なろう、エブリスタで掲載。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
白雪と姫。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
恋愛
誰もが振り返るほどの美貌の少女、白雪華(しらゆきはな)18歳。しかしそれを補って余りあるほどガサツで口が悪く、趣味も格闘ゲームとギャルゲー、昼寝と漫画をこよなく愛するオッサンテイストな中身であった。
父親が将来の不安から知人にまともなレディーになるべく教育を依頼したのは料理研究家の姫川大悟33歳。
実は彼女にずっと片想いしていたオッサンが、餌付けしつつ好きになってもらうまでの話。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。