75 / 144
連載
エクストリームドライブ【4】
しおりを挟む
さて、朝もはよから討伐タイムである。
申し訳ないが、カレーを食いまくってたパーティーの方々は疲れから爆睡していたようなので先行させて頂きます。
セーフティエリアでお休み中の冒険者さんのために、75階層で1体だけクロロニアンは残して置いた。
まあしばらく経てばまた発生するんだろうけどタイミング分からないし、彼らも捕まえたがってたからね。1体なら倒しやすいでしょう、うん。
決してお肉を多めにもろとこかいとか、そういうよこしまな気持ちとかたてしまな気持ちとかないですから。本当ですよ。
まあ、万が一やられそうになっても転移エリアだからなんとかなるだろうと言う考えもあるのだけど。
なんか、前人未踏とか言ってた80階層も普通に越えてしまい、まあ前人未踏らしくダーククロルやクロロニアンは増えたのだが、こちらにはいらっさいませと言うかウェルカムというのか、ヒャッハー肉だ肉だ~♪な世紀末的なアレなので全く困らなかった。
ついでに、精霊さんズがオヤツオヤツと出てきたところをむにゅっ、と捕まえて、85階から5階層ごとの転移魔法陣とセーフティエリアの結界も張って貰うようにお願いした。
報酬はチョコエクレア5個とレアチーズケーキラズベリーソースかけ5個である。
精霊さんズの大きさだとものすごく大量に思えるらしい。流石に私についてるだけあって、騙されやすいというかチョロい。
もちろん、上のお偉いさんにはどうして魔導師もいないのに何故、とか騒がれると面倒なので内緒だが、冒険者さんのためにはあった方が助かるでしょう。
「ハルカハルカ、営業ってことでレストランのそばのとこに転移するようにしとく?」
「そうねそうね。ギルドに薬もあるし、美味しいもの食べたら元気になるわよね」
「やだ私たち頭いいー♪お客さんホイホイね」
こそこそ話が聞こえていた私は、慌てて止めさせた。
それじゃ結界張ったのうちらだと自白してるのと同じでしょうが。
今でさえ捌くの大変な位お客さん来てるのに、そんなホイホイは要りませんよ。
限界までバックレるつもりなんだから。
さて、そんなこんなで無双しながら降りること114階層。
お昼ご飯を食べてから(さすがに80階層越えてるパーティーはいなかった)2時間ほど過ぎた。もう午後もだいぶ回った。そろそろ夕方である。
(一体どこまであるのかなあ………)
テンちゃんやミリアン、ケルヴィンさんに、店のみんなは元気だろうか。
早く帰りたいなー。
ちょっとホームシックになってるのに、エセくま●ンが3体襲って来たので、にょいぽんで爪を折りながらすぱーん、すぱーん、すぱーんと頭をアディオスする。
既にかなりの討伐をしてるため、クロロニアンが出たら、爪を折る、切る、下ろす、アイテムボックスにナイナイする、と全員が無言で流れ作業で動けるレベルまで到達してしまってるので、考え事してようが無意識で動けるのがちょっと恐ろしい。
「………うん?」
プルちゃんが立ち止まった。
「ハルカ、あそこ何か扉みたいなのがあるな」
「え?どこよ」
私はキョロキョロ見渡すが、扉のとの字も見えない。
クロちゃんが、フォッフォッ言いながらシャキーンとハサミを閉じ、
[ほら、あそこだろ?]
とハサミで指差した。
壁に近づいて調べるが今一つ分からない。
大抵隠し扉みたいなのは、どこかにボタンとかレバーがあると思うんだけどなー。
………と目線を上げると、なんかある。
ははーん、これね。
四角い穴の中に出っ張ったボタンのようなものが見えるんだけど、高い。
私は162センチほどの身長でそんなに低くもないのだが、背伸びしても届かない。
「プルちゃん、あれお願い」
「よっしゃ!」
ふわぁっ、と飛んだプルちゃんは、ボタンを押した。
いきなり床がすこーんと抜けた。
ギャグ漫画のようである。
「ひやぁっ!!!」
「ハルカ!!」
クラインが手を伸ばすも届かず、と言うか私が掴んでしまったので体勢を崩して真っ暗な穴の中に二人して落ちていったのだった。
「あたたたた………」
どうやら下のフロアに落ちたようだった。
上を見上げたら落ちてきた筈の穴は閉じていた。
「ありゃ。プルちゃん達大丈夫だろか」
まあプルちゃんとクロちゃん、トラちゃんなら何とかなるでしょ。
落ちた時に打ったのか後頭部が痛いし、左足もちょっと挫いたようでくるぶしのところがズキズキする。
まああの高さから落ちてこの程度で済んでるのもチート持ちならではですねえ。防御力ぱないわね変身してないのに。
………どうでもいいがなんか重い。
ふと見るとクラインが私の上に覆い被さってたようだ。
ささやかな胸に顔を突っ伏されても困るのだが。重いし。
「へいへいセニョール、起きとくんなはれ」
ぺしぺしと頭をはたく。
「………う……ん………」
ゆっくり目を開いたクラインが、
「………ん?」
と固まること三秒。
「うわっっ!!!!!ちょ、まっ、ゴメン!」
ものすごい勢いで飛び退いた。
「セニョール、不可抗力のラッキースケベは罪に問わずよ。あー苦しかった。よいしょっと」
私は起き上がり辺りを見渡す。
「………むしろ罪に問うてくれる方が責任を取るとか持ち込めて色々便………」
「え?ごめんね声小さくて聞こえなかった。何て言った?」
「………いや何でもない。ところでここは?」
「下のフロアだと思うんだけどね。とりあえずプルちゃん達がいずれ降りてくると思うから、階段とか探そうよ」
「そうだな………あれハルカ、ケガしたのか?」
「あー大丈夫大丈夫、治癒魔法かけるから。痛いの痛いの飛んでけ~」
自分にかけるの初めてだけど、すごいな。ホタルみたいにぼんやり光ったと思ったら、擦り傷も捻挫してた左足首もすっかり治ってる。痛みもない。
「………おおお………」
素晴らしい。………もしや今まで試したことはなかったが、もしやこの貧乳も?
「………がんばれー………」
と小声で唱え胸を押さえて見たが、全く変化はなかった。
………いや、むしろ「病」と思われて大きくなったらそれはそれで心がダメージを負うので良かったのだろうか?
しかし、それでは私のチチライフはどうなる。第二次成長期などとうに終わってると言うのに。
何やら胸を見ながら考え込んでいるハルカの心の動きは、本当にものすごく分かりやすいのだが、出来れば一人の時にしてもらえないだろうか。目のやり場に困るんだが。
クラインは熱い頬を押さえたが、薄暗いので分からないだろうことが救いである。
「ほら、いくぞハルカ」
暗いから転ばんように、と言い訳してハルカの手を取り、前に進む。
しかし、階段がない。
ほぼ一本道なので見落としはないはずだ。
登り階段どころか下り階段もないのだ。
「ここが、最下層なのかな?」
私は辺りを見回すが、宝箱も置いてないし、魔物も出ない。
「さあどうだろうな。………プル達も落とし穴から落ちてこないと入れない気がするな。いやでも扉っぽいのもあったよな確か」
二人してあーだこーだいって進むうちに、ここでも扉っぽいものが見えた。
近くでよくみると、取っ手もついてる小綺麗な感じの木製の扉である。
「………魔物って扉の開け閉めするっけ?」
「壊すとこしか見たことない」
「だよねぇ」
私は少し迷う。
プルちゃん達が合流するまで待つべきか。しかしいつ来るか分からない。
「えー、日本には『当たって砕けろ』と言う諺がありまーす」
「そのココロは?」
「分かんない事を悩んでてもしゃあないから、とりあえずぶち当たれ、そして砕け散れと言う意味かと思われます」
「砕け散るのはまずくないかおい」
「私は早くマイホームに戻りたいのでぃす」
私は変身して綾波●イになる。
「貴方は死なない。私が護るもの」
クラインには分からないだろうが一部には有名な台詞を呟くと、取っ手を掴んだ。
さあ、にょいぽんも頼んだよ。
申し訳ないが、カレーを食いまくってたパーティーの方々は疲れから爆睡していたようなので先行させて頂きます。
セーフティエリアでお休み中の冒険者さんのために、75階層で1体だけクロロニアンは残して置いた。
まあしばらく経てばまた発生するんだろうけどタイミング分からないし、彼らも捕まえたがってたからね。1体なら倒しやすいでしょう、うん。
決してお肉を多めにもろとこかいとか、そういうよこしまな気持ちとかたてしまな気持ちとかないですから。本当ですよ。
まあ、万が一やられそうになっても転移エリアだからなんとかなるだろうと言う考えもあるのだけど。
なんか、前人未踏とか言ってた80階層も普通に越えてしまい、まあ前人未踏らしくダーククロルやクロロニアンは増えたのだが、こちらにはいらっさいませと言うかウェルカムというのか、ヒャッハー肉だ肉だ~♪な世紀末的なアレなので全く困らなかった。
ついでに、精霊さんズがオヤツオヤツと出てきたところをむにゅっ、と捕まえて、85階から5階層ごとの転移魔法陣とセーフティエリアの結界も張って貰うようにお願いした。
報酬はチョコエクレア5個とレアチーズケーキラズベリーソースかけ5個である。
精霊さんズの大きさだとものすごく大量に思えるらしい。流石に私についてるだけあって、騙されやすいというかチョロい。
もちろん、上のお偉いさんにはどうして魔導師もいないのに何故、とか騒がれると面倒なので内緒だが、冒険者さんのためにはあった方が助かるでしょう。
「ハルカハルカ、営業ってことでレストランのそばのとこに転移するようにしとく?」
「そうねそうね。ギルドに薬もあるし、美味しいもの食べたら元気になるわよね」
「やだ私たち頭いいー♪お客さんホイホイね」
こそこそ話が聞こえていた私は、慌てて止めさせた。
それじゃ結界張ったのうちらだと自白してるのと同じでしょうが。
今でさえ捌くの大変な位お客さん来てるのに、そんなホイホイは要りませんよ。
限界までバックレるつもりなんだから。
さて、そんなこんなで無双しながら降りること114階層。
お昼ご飯を食べてから(さすがに80階層越えてるパーティーはいなかった)2時間ほど過ぎた。もう午後もだいぶ回った。そろそろ夕方である。
(一体どこまであるのかなあ………)
テンちゃんやミリアン、ケルヴィンさんに、店のみんなは元気だろうか。
早く帰りたいなー。
ちょっとホームシックになってるのに、エセくま●ンが3体襲って来たので、にょいぽんで爪を折りながらすぱーん、すぱーん、すぱーんと頭をアディオスする。
既にかなりの討伐をしてるため、クロロニアンが出たら、爪を折る、切る、下ろす、アイテムボックスにナイナイする、と全員が無言で流れ作業で動けるレベルまで到達してしまってるので、考え事してようが無意識で動けるのがちょっと恐ろしい。
「………うん?」
プルちゃんが立ち止まった。
「ハルカ、あそこ何か扉みたいなのがあるな」
「え?どこよ」
私はキョロキョロ見渡すが、扉のとの字も見えない。
クロちゃんが、フォッフォッ言いながらシャキーンとハサミを閉じ、
[ほら、あそこだろ?]
とハサミで指差した。
壁に近づいて調べるが今一つ分からない。
大抵隠し扉みたいなのは、どこかにボタンとかレバーがあると思うんだけどなー。
………と目線を上げると、なんかある。
ははーん、これね。
四角い穴の中に出っ張ったボタンのようなものが見えるんだけど、高い。
私は162センチほどの身長でそんなに低くもないのだが、背伸びしても届かない。
「プルちゃん、あれお願い」
「よっしゃ!」
ふわぁっ、と飛んだプルちゃんは、ボタンを押した。
いきなり床がすこーんと抜けた。
ギャグ漫画のようである。
「ひやぁっ!!!」
「ハルカ!!」
クラインが手を伸ばすも届かず、と言うか私が掴んでしまったので体勢を崩して真っ暗な穴の中に二人して落ちていったのだった。
「あたたたた………」
どうやら下のフロアに落ちたようだった。
上を見上げたら落ちてきた筈の穴は閉じていた。
「ありゃ。プルちゃん達大丈夫だろか」
まあプルちゃんとクロちゃん、トラちゃんなら何とかなるでしょ。
落ちた時に打ったのか後頭部が痛いし、左足もちょっと挫いたようでくるぶしのところがズキズキする。
まああの高さから落ちてこの程度で済んでるのもチート持ちならではですねえ。防御力ぱないわね変身してないのに。
………どうでもいいがなんか重い。
ふと見るとクラインが私の上に覆い被さってたようだ。
ささやかな胸に顔を突っ伏されても困るのだが。重いし。
「へいへいセニョール、起きとくんなはれ」
ぺしぺしと頭をはたく。
「………う……ん………」
ゆっくり目を開いたクラインが、
「………ん?」
と固まること三秒。
「うわっっ!!!!!ちょ、まっ、ゴメン!」
ものすごい勢いで飛び退いた。
「セニョール、不可抗力のラッキースケベは罪に問わずよ。あー苦しかった。よいしょっと」
私は起き上がり辺りを見渡す。
「………むしろ罪に問うてくれる方が責任を取るとか持ち込めて色々便………」
「え?ごめんね声小さくて聞こえなかった。何て言った?」
「………いや何でもない。ところでここは?」
「下のフロアだと思うんだけどね。とりあえずプルちゃん達がいずれ降りてくると思うから、階段とか探そうよ」
「そうだな………あれハルカ、ケガしたのか?」
「あー大丈夫大丈夫、治癒魔法かけるから。痛いの痛いの飛んでけ~」
自分にかけるの初めてだけど、すごいな。ホタルみたいにぼんやり光ったと思ったら、擦り傷も捻挫してた左足首もすっかり治ってる。痛みもない。
「………おおお………」
素晴らしい。………もしや今まで試したことはなかったが、もしやこの貧乳も?
「………がんばれー………」
と小声で唱え胸を押さえて見たが、全く変化はなかった。
………いや、むしろ「病」と思われて大きくなったらそれはそれで心がダメージを負うので良かったのだろうか?
しかし、それでは私のチチライフはどうなる。第二次成長期などとうに終わってると言うのに。
何やら胸を見ながら考え込んでいるハルカの心の動きは、本当にものすごく分かりやすいのだが、出来れば一人の時にしてもらえないだろうか。目のやり場に困るんだが。
クラインは熱い頬を押さえたが、薄暗いので分からないだろうことが救いである。
「ほら、いくぞハルカ」
暗いから転ばんように、と言い訳してハルカの手を取り、前に進む。
しかし、階段がない。
ほぼ一本道なので見落としはないはずだ。
登り階段どころか下り階段もないのだ。
「ここが、最下層なのかな?」
私は辺りを見回すが、宝箱も置いてないし、魔物も出ない。
「さあどうだろうな。………プル達も落とし穴から落ちてこないと入れない気がするな。いやでも扉っぽいのもあったよな確か」
二人してあーだこーだいって進むうちに、ここでも扉っぽいものが見えた。
近くでよくみると、取っ手もついてる小綺麗な感じの木製の扉である。
「………魔物って扉の開け閉めするっけ?」
「壊すとこしか見たことない」
「だよねぇ」
私は少し迷う。
プルちゃん達が合流するまで待つべきか。しかしいつ来るか分からない。
「えー、日本には『当たって砕けろ』と言う諺がありまーす」
「そのココロは?」
「分かんない事を悩んでてもしゃあないから、とりあえずぶち当たれ、そして砕け散れと言う意味かと思われます」
「砕け散るのはまずくないかおい」
「私は早くマイホームに戻りたいのでぃす」
私は変身して綾波●イになる。
「貴方は死なない。私が護るもの」
クラインには分からないだろうが一部には有名な台詞を呟くと、取っ手を掴んだ。
さあ、にょいぽんも頼んだよ。
13
お気に入りに追加
6,103
あなたにおすすめの小説
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
死んだ王妃は二度目の人生を楽しみます お飾りの王妃は必要ないのでしょう?
なか
恋愛
「お飾りの王妃らしく、邪魔にならぬようにしておけ」
かつて、愛を誓い合ったこの国の王。アドルフ・グラナートから言われた言葉。
『お飾りの王妃』
彼に振り向いてもらうため、
政務の全てうけおっていた私––カーティアに付けられた烙印だ。
アドルフは側妃を寵愛しており、最早見向きもされなくなった私は使用人達にさえ冷遇された扱いを受けた。
そして二十五の歳。
病気を患ったが、医者にも診てもらえず看病もない。
苦しむ死の間際、私の死をアドルフが望んでいる事を知り、人生に絶望して孤独な死を迎えた。
しかし、私は二十二の歳に記憶を保ったまま戻った。
何故か手に入れた二度目の人生、もはやアドルフに尽くすつもりなどあるはずもない。
だから私は、後悔ない程に自由に生きていく。
もう二度と、誰かのために捧げる人生も……利用される人生もごめんだ。
自由に、好き勝手に……私は生きていきます。
戻ってこいと何度も言ってきますけど、戻る気はありませんから。
ここは私の邸です。そろそろ出て行ってくれます?
藍川みいな
恋愛
「マリッサ、すまないが婚約は破棄させてもらう。俺は、運命の人を見つけたんだ!」
9年間婚約していた、デリオル様に婚約を破棄されました。運命の人とは、私の義妹のロクサーヌのようです。
そもそもデリオル様に好意を持っていないので、婚約破棄はかまいませんが、あなたには莫大な慰謝料を請求させていただきますし、借金の全額返済もしていただきます。それに、あなたが選んだロクサーヌは、令嬢ではありません。
幼い頃に両親を亡くした私は、8歳で侯爵になった。この国では、爵位を継いだ者には18歳まで後見人が必要で、ロクサーヌの父で私の叔父ドナルドが後見人として侯爵代理になった。
叔父は私を冷遇し、自分が侯爵のように振る舞って来ましたが、もうすぐ私は18歳。全てを返していただきます!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
異世界日帰りごはん【料理で王国の胃袋を掴みます!】
ちっき
ファンタジー
異世界に行った所で政治改革やら出来るわけでもなくチートも俺TUEEEE!も無く暇な時に異世界ぷらぷら遊びに行く日常にちょっとだけ楽しみが増える程度のスパイスを振りかけて。そんな気分でおでかけしてるのに王国でドタパタと、スパイスってそれ何万スコヴィルですか!
【完結】就職氷河期シンデレラ!
たまこ
恋愛
「ナスタジア!お前との婚約は破棄させてもらう!」
舞踏会で王太子から婚約破棄を突き付けられたナスタジア。彼の腕には義妹のエラがしがみ付いている。
「こんなにも可憐で、か弱いエラに使用人のような仕事を押し付けていただろう!」
王太子は喚くが、ナスタジアは妖艶に笑った。
「ええ。エラにはそれしかできることがありませんので」
※恋愛小説大賞エントリー中です!
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星河由乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。