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武道会が終わったよ。
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「……いや、だからそんなに畏まらなくてもいいって言ってるのに」
「そうよぅ、ハルカちゃんたら。小国をちょろっと治めてるだけなんだから」
………そのちょろっと治めてるだけの国に住んでるんですけども。
翌日。
城で慰労会の名目で招かれたジルベルトさんと私は、王族に囲まれて生きた心地もしなかった。
いや、ご友人もどうぞと言われたのだが、頑なにみんなに拒否されたのである。
曰く、「肩が凝る」曰く、「下手な発言が出来ない」「仕事がある」「妖精であることがバレるのはよろしくない」「聖獣が行くのはどうなんだ」エトセトラエトセトラ。
せめてグランさんは、と期待したのだが、宿で寝てるとキッパリ断られたそうな。
それも、慰労会という割りに、ちゃんとお金払うからと食事まで作らされましたけど。
大体、慰労会っていっても武道会参加者は私とジルベルトさんのみ。それ以外はみんな王族に大臣やら偉そうな方々ばかりである。
高貴な方々のお茶会に呼ばれた庶民て感じなんだけど。
厨房に連れてかれた時は、王宮のコックまで入って来そうになったのを必死で止めた。アイテムボックスから色々出し入れしたり精霊さんズ呼ばなきゃだし。
秘伝の製法があるのでと全力で追い出した。味はいくらでも味わって盗んでくれていいが、作るところは見られるのは困る。
王族と分かれば、高級品を出さねばなるまいと、オーガキングのガーリックステーキ(ミディアムレア)、マグロのカルパッチョ、ヴェルサス肉のしゃぶしゃぶ(ゴマだれ付き)を用意して、あとはフライドポテトだのコーンスープ、和風ドレッシングのサラダにした。ライスもなきゃね。
デザートも出さないときっと王妃様たちに不興を買うと思うので、コーヒーゼリーとフルーツタルト、イチゴのミルフィーユにチョコエクレアを取り出した。
多分大臣さんたち以外にコックさんも味見するんだろうと多めにしておいた。
でもそんなオシャレなフレンチの店とかで出るようなもんは作れませんけどね。まあ店で普通に食べてたから別に期待してないと思うけど。雑にならない程度に適当に盛り付ける。
なんか皿を持ってく度にコックさん達がガン見してて怖いんですけど。
エンリケ様だっけ?なんか口からヨダレが出まくってるけど。
大丈夫かしら、香りだけでやられるのよねオーガキング様は。
王族だし食べたことあると思うんだけど。
むしろちっとも慰労じゃないよね疲労だよね食べる前からクタクタだよね私?、とはさすがに王様達には言えないので、クラインを睨み付ける。
クラインもその視線に気づいているのか、だらだらと汗を流しながらももふ耳をペタンとしたまま目を合わせようとはしない。
まあクラインにもクラインの事情はあるし、あまり王様や王妃様に物言いは出来ないよね。いくら両親とは言え。
でもさ、王族がご飯食べに来るとか、ケーキ買いに来るとか思わないじゃん普通。
どうみても次期国王夫婦も、性別が違うけどエンリケ様も見覚えありまくりなんですけど。リボンのカチューシャとかしてれば………いや思い出すのはやめよう。
よく笑うもう一人の王子もメガネかけてよく来ていたような。
変装までして来て庶民の食べ物屋に来ていいんだろうか。
ていうか、良く考えると王族立ちっぱで何時間も待たせるとか、処刑案件ですよね?
もう国に転生者であることがバレて利用され、工作員として他国でちゅどーんと自爆する以前に、不敬罪で捕まっててもおかしくないですよね?
第3王子と友達だからとかで許してくれるんだろうか。
うん、クラインには別に不敬になるような事はしてないハズだ。
家のお世話にはなったが、あとはただご飯をきちんもいいもの食べさせていたし。
デザートもかなり食べていたし。うん大丈………いや待て、討伐で肉取りに行かせた上にウルト●マンに変身させてパツパツの銀ラメのツナギを着せたか。
でも時代劇の仕事人にもなれたし、チャラでよいだろう。メイビー。
もうクセがついたのか、視線を読まれず楽なのでニヒルアイのまま、私はものすごい勢いで人の作ったモノを片っ端から食べまくっている王族様たちと、涙を流しながら「マジで美味すぎる……」「バカ野郎仕事を忘れるな。俺たちのクビがかかってんだぞ!早く味の分析を急げ!」などと隅っこでひそひそ話をしているコックさん達を眺めつつ、
(早く帰らせてくれないかなーメンタルも体力も大分弱まったんですけどー)
と表に見える景色の方に視線を逸らせた。
「ハルカは本当に美味いモノを作るのが上手だなあ」
王様は笑顔でヴェルサスをしゃぶしゃぶしていた。ちゃんと下には魔法石のついた板(鍋敷きだね)で熱を逃がさないようにしてる。グツグツしてる鍋にしゃぶしゃぶした肉をゴマだれに浸けて食べてる王様は幸せそうだ。
「ありがとうございます。ただすみませんそれよりあの、エンリケ様がステーキ食べて踊ってるのを止めた方が………」
私達ですら初めて食べたときはあまりの美味しさに踊ったけど、子供には少し刺激が強すぎるかも知れない。
「いやーあの子は、小さい時から本当に大人しくて無表情で、なに考えてるか解らない事もあったんだが、ハルカのとこでご飯食べたりスイーツ食べたりしてたら、すっかりお喋りで表情豊かな活動的な子になって、私達も有り難いと思っているんだよ」
「いつまた視察にいくの?って始終聞かれて困る位よ」
次期国王であるアルベルト様と奥様のフラン様が、笑顔でハルカに感謝を告げた。
「はぁ………ありがたきお言葉を頂戴しまして言葉もありません」
え?視察なの?ご飯食べるのは視察の一環なの?
でも子供が食べ物を食べながらテーブルの周りを笑顔で踊りながら回るのは、活動的とかそういう話ではないんじゃないかと思いながらも、やぶ蛇にならないよう慇懃に返す。
「………お姉ちゃん、このお肉、びっくりするくらい美味しい………なんのお肉ですか?」
踊ってたエンリケ様がふわふわと踊りながら私のとこまでやってきた。
「オーガキング様ですよー、滅多に市場に出回らないお肉ですよー」
「何?オーガキングだと?あのSランクの魔物か?」
ヴェルサスをしゃぶしゃぶしていた王様は慌ててしゃぶしゃぶしてた肉を飲み込むと、オーガキング様のステーキにナイフを入れた。
いや、ヴェルサス肉も高級品ですよ王様。
他の方々も目の色が変わり、オーガキング様の乗った大皿から肉を取り始めた。
「………!!!!!!」
「ワシは初めてこんな美味い肉を食った………もういつお迎えが来てもいいわい」
大臣のジー様が涙を流しながら呟いた。縁起でもないから止めてください。
「じい、それにはとても合う歌がある」
クラインがオーガキング様を食べながら立ち上がると、
『オーガ♪キング♪オーガ♪キング♪』
と歌いながらエンリケ様と一緒に踊り出した。
王様や王妃様もムズムズし出したのか、立ち上がると二人の後ろから
『オーガ♪キング♪オーガ♪キング♪………あら素敵、テンション上がるわぁ』
食べた人達がみんな美味しさに居ても立ってもいられないのか、オーガキングダンサーズと化してテーブルの周りをぐるぐる回りだした。ジルベルトお前もか。
出さなきゃ良かった。
なんだこの怪しげな会は。
(出かける寸前までプルちゃんやラウール達は私を心配してくれてたけど、私はこの国の未来が心配だ………)
自分以外はみんな踊ってるというかごめかごめ状態で泣きそうになりながら、本当にもうおうちに帰りたいとただ時が過ぎるのをじっと待つハルカであった。
「そうよぅ、ハルカちゃんたら。小国をちょろっと治めてるだけなんだから」
………そのちょろっと治めてるだけの国に住んでるんですけども。
翌日。
城で慰労会の名目で招かれたジルベルトさんと私は、王族に囲まれて生きた心地もしなかった。
いや、ご友人もどうぞと言われたのだが、頑なにみんなに拒否されたのである。
曰く、「肩が凝る」曰く、「下手な発言が出来ない」「仕事がある」「妖精であることがバレるのはよろしくない」「聖獣が行くのはどうなんだ」エトセトラエトセトラ。
せめてグランさんは、と期待したのだが、宿で寝てるとキッパリ断られたそうな。
それも、慰労会という割りに、ちゃんとお金払うからと食事まで作らされましたけど。
大体、慰労会っていっても武道会参加者は私とジルベルトさんのみ。それ以外はみんな王族に大臣やら偉そうな方々ばかりである。
高貴な方々のお茶会に呼ばれた庶民て感じなんだけど。
厨房に連れてかれた時は、王宮のコックまで入って来そうになったのを必死で止めた。アイテムボックスから色々出し入れしたり精霊さんズ呼ばなきゃだし。
秘伝の製法があるのでと全力で追い出した。味はいくらでも味わって盗んでくれていいが、作るところは見られるのは困る。
王族と分かれば、高級品を出さねばなるまいと、オーガキングのガーリックステーキ(ミディアムレア)、マグロのカルパッチョ、ヴェルサス肉のしゃぶしゃぶ(ゴマだれ付き)を用意して、あとはフライドポテトだのコーンスープ、和風ドレッシングのサラダにした。ライスもなきゃね。
デザートも出さないときっと王妃様たちに不興を買うと思うので、コーヒーゼリーとフルーツタルト、イチゴのミルフィーユにチョコエクレアを取り出した。
多分大臣さんたち以外にコックさんも味見するんだろうと多めにしておいた。
でもそんなオシャレなフレンチの店とかで出るようなもんは作れませんけどね。まあ店で普通に食べてたから別に期待してないと思うけど。雑にならない程度に適当に盛り付ける。
なんか皿を持ってく度にコックさん達がガン見してて怖いんですけど。
エンリケ様だっけ?なんか口からヨダレが出まくってるけど。
大丈夫かしら、香りだけでやられるのよねオーガキング様は。
王族だし食べたことあると思うんだけど。
むしろちっとも慰労じゃないよね疲労だよね食べる前からクタクタだよね私?、とはさすがに王様達には言えないので、クラインを睨み付ける。
クラインもその視線に気づいているのか、だらだらと汗を流しながらももふ耳をペタンとしたまま目を合わせようとはしない。
まあクラインにもクラインの事情はあるし、あまり王様や王妃様に物言いは出来ないよね。いくら両親とは言え。
でもさ、王族がご飯食べに来るとか、ケーキ買いに来るとか思わないじゃん普通。
どうみても次期国王夫婦も、性別が違うけどエンリケ様も見覚えありまくりなんですけど。リボンのカチューシャとかしてれば………いや思い出すのはやめよう。
よく笑うもう一人の王子もメガネかけてよく来ていたような。
変装までして来て庶民の食べ物屋に来ていいんだろうか。
ていうか、良く考えると王族立ちっぱで何時間も待たせるとか、処刑案件ですよね?
もう国に転生者であることがバレて利用され、工作員として他国でちゅどーんと自爆する以前に、不敬罪で捕まっててもおかしくないですよね?
第3王子と友達だからとかで許してくれるんだろうか。
うん、クラインには別に不敬になるような事はしてないハズだ。
家のお世話にはなったが、あとはただご飯をきちんもいいもの食べさせていたし。
デザートもかなり食べていたし。うん大丈………いや待て、討伐で肉取りに行かせた上にウルト●マンに変身させてパツパツの銀ラメのツナギを着せたか。
でも時代劇の仕事人にもなれたし、チャラでよいだろう。メイビー。
もうクセがついたのか、視線を読まれず楽なのでニヒルアイのまま、私はものすごい勢いで人の作ったモノを片っ端から食べまくっている王族様たちと、涙を流しながら「マジで美味すぎる……」「バカ野郎仕事を忘れるな。俺たちのクビがかかってんだぞ!早く味の分析を急げ!」などと隅っこでひそひそ話をしているコックさん達を眺めつつ、
(早く帰らせてくれないかなーメンタルも体力も大分弱まったんですけどー)
と表に見える景色の方に視線を逸らせた。
「ハルカは本当に美味いモノを作るのが上手だなあ」
王様は笑顔でヴェルサスをしゃぶしゃぶしていた。ちゃんと下には魔法石のついた板(鍋敷きだね)で熱を逃がさないようにしてる。グツグツしてる鍋にしゃぶしゃぶした肉をゴマだれに浸けて食べてる王様は幸せそうだ。
「ありがとうございます。ただすみませんそれよりあの、エンリケ様がステーキ食べて踊ってるのを止めた方が………」
私達ですら初めて食べたときはあまりの美味しさに踊ったけど、子供には少し刺激が強すぎるかも知れない。
「いやーあの子は、小さい時から本当に大人しくて無表情で、なに考えてるか解らない事もあったんだが、ハルカのとこでご飯食べたりスイーツ食べたりしてたら、すっかりお喋りで表情豊かな活動的な子になって、私達も有り難いと思っているんだよ」
「いつまた視察にいくの?って始終聞かれて困る位よ」
次期国王であるアルベルト様と奥様のフラン様が、笑顔でハルカに感謝を告げた。
「はぁ………ありがたきお言葉を頂戴しまして言葉もありません」
え?視察なの?ご飯食べるのは視察の一環なの?
でも子供が食べ物を食べながらテーブルの周りを笑顔で踊りながら回るのは、活動的とかそういう話ではないんじゃないかと思いながらも、やぶ蛇にならないよう慇懃に返す。
「………お姉ちゃん、このお肉、びっくりするくらい美味しい………なんのお肉ですか?」
踊ってたエンリケ様がふわふわと踊りながら私のとこまでやってきた。
「オーガキング様ですよー、滅多に市場に出回らないお肉ですよー」
「何?オーガキングだと?あのSランクの魔物か?」
ヴェルサスをしゃぶしゃぶしていた王様は慌ててしゃぶしゃぶしてた肉を飲み込むと、オーガキング様のステーキにナイフを入れた。
いや、ヴェルサス肉も高級品ですよ王様。
他の方々も目の色が変わり、オーガキング様の乗った大皿から肉を取り始めた。
「………!!!!!!」
「ワシは初めてこんな美味い肉を食った………もういつお迎えが来てもいいわい」
大臣のジー様が涙を流しながら呟いた。縁起でもないから止めてください。
「じい、それにはとても合う歌がある」
クラインがオーガキング様を食べながら立ち上がると、
『オーガ♪キング♪オーガ♪キング♪』
と歌いながらエンリケ様と一緒に踊り出した。
王様や王妃様もムズムズし出したのか、立ち上がると二人の後ろから
『オーガ♪キング♪オーガ♪キング♪………あら素敵、テンション上がるわぁ』
食べた人達がみんな美味しさに居ても立ってもいられないのか、オーガキングダンサーズと化してテーブルの周りをぐるぐる回りだした。ジルベルトお前もか。
出さなきゃ良かった。
なんだこの怪しげな会は。
(出かける寸前までプルちゃんやラウール達は私を心配してくれてたけど、私はこの国の未来が心配だ………)
自分以外はみんな踊ってるというかごめかごめ状態で泣きそうになりながら、本当にもうおうちに帰りたいとただ時が過ぎるのをじっと待つハルカであった。
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