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ヴェルサス討伐【前編】
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島の中央に位置する山の麓にその鍾乳洞の入口はあった。
それほど高くもなく、私が住んでいた東京近辺だと、高尾山ぐらいの標高(約600メートル程度)に見えるが、大昔は噴火した事もあるとの事だったので、休火山なのだろうか。
「ごめんね、俺は商売関係の勉強ばっかりで剣なんか訓練まったくやってないからさあ。魔物とかほんと無理。申し訳ない」
「いや別に大丈夫ですよ。私達のパーティ割りと強いので」
「「「……割りと?」」」
激強とか言える訳なかろうが。アホか君ら。
一応鍾乳洞マップというのがあってマルセルさんから貰ったが、二股に分かれた道の左側の大きな空間の方に赤いバツ印がついていた。
「右側の方はヴェルサスいない方な。
多分2週間以上前に左側の道は立入禁止になってたから、卵を持ってった人は右側の方に行ったと思うよ」
「ありがとうございます。上手く捕獲出来たら村の皆さんにもお分けしますね」
「いや、そんな高級品分けて貰ってもさ、村のみんな美味しく料理出来るか分からねえから、出来たらもう一度だけレストランでヴェルサス肉を使って料理作って欲しいんだよな。頼むよこの通り!」
「あーそうですねぇ。分かりました。美味しいお肉頂きましょう!」
マルセルさんに手を振り鍾乳洞の中へ入る。中はひんやりして涼しくて、みんなでてろてろと歩いてると、本当に観光に来たみたいで何となく和みますねえ。
《どうでもいいが、ハルカは太っ腹だな》
「……へ?なんで?」
《いや、ヴェルサスだかの肉も、別に村の人間にあげる必要はないじゃろ?料理だって、捕ってきてなんで飯まで作ってやるんじゃ?
ハルカ達が捕獲するだけで、別に協力してくれる訳でもないじゃろうが》
ああ、そういう意味ね、と私は笑った。
「まあリサーチも兼ねてるから」
《リサーチとはなんだ?》
「私達、お店でご飯を出すじゃない?
で、この味付けは好評だったとか、少しピリ辛な方が大人はよく食べてたとかね、そういう人の好む味を追求してくと、よりお客さん来てくれるでしょ?
まぁそんな情報をたくさん集める感じですかね」
《ほう。そうかアレじゃな!あの森の果実は甘いとか、この山は魔物が少なくて暮らしやすいとか、そんな話を聞きためていく感じだの》
ラウールがうむうむと頷く。
「…………それもあるだろうが、ハルカはそこまで細かい事は考えてないと思うぞ」
「そうよねぇ、単に皆で食べたことない美味しいお肉を食べれるねーわーい幸せねー、村の皆さんも元気になればいいよねー、のついでにリサーチ思い付いただけよ。優先度からいうとかなり下よ下」
「ミリアン……ひどい!私だって色々考えてるのよ?」
「じゃあ言ってみなさいよ。S級の魔物の肉はとぉっても高額なのよ。ヴェルサスが美味しかったとして、それを不特定多数の人間に振る舞うなんて、普通に大赤字よね?
まあ実際にうちの店の限定メニューとして入れるとして、リンダーベルの貴族位しか食べられない位の高級メニューになると思うんだけど、そのリサーチを一般人にしても意味がないと思わない?
ソコのところはどう考えてるのかしらハルカは?」
「……むむむっ」
返す言葉がない。
「へいハルカー、オーライオーライ、本音オーラ~イ」
プルちゃんまで。
「……美味しいものは正義。美味しいものを食べたいと思う気持ちも正義。私は正義の味方です!」
「素直に最初からそう言えばミリアンにからかわれなかったんですよ。
悪いけどここにいる人達はみんなハルカさんの思考パターン読めますよ。食べ物関係だけですけどね」
ケルヴィンさんがポンポン、と肩を叩いた。
「……ハルカ、心配ない。食べ物のことでなければ僕らは良く分からないから。…………でも、食べ物以外の考え事してるハルカは……あれ……いつ……」
「…………テンちゃん、傷口がぐりぐり広がる一方だからフォローはいらないわありがとう」
「分かれ道来たぞ。とりあえず右行くぞ。卵返してからヴェルサス捕獲に行かないと卵が危ないからな」
クラインが先導して進む間に、私は思い出して精霊さんズを呼び出す。
「なになにハルカー、オヤツ?」
「なにここ洞窟ー?」
「みんな揃ってるのねー」
「オヤツはまた今度ね。あのペンダントの件なんだけど……」
マヒ系の毒や魔法は無効化されるのか確認するか、
「……多分、大丈夫よ、ねぇ?」
「あまりマヒ系の魔物は多くないからねぇ。大丈夫よ、きっと。ほら、なんたって即死魔法を無効化するんだから」
「そーそー、それにマヒじゃ死なないし大丈夫じゃない?」
今度はパウンドケーキちょうだいねー、とフワフワ精霊さんズは消えていった。
こんなに安心できない「大丈夫」を言われたのは初めてである。
「……分かったわ。みんな、ヤバそうならアレ使ってちょうだい。マヒ系は不安しかない」
「「「…………」」」
まだウル●ラマンスーツのこと根に持ってるわね。
「今回はパツパツのシルバーツナギじゃないから安心して!」
「ハルカさんの「安心して」もちっとも安心出来ない……」
ケルヴィンがため息をつくと、ラウールが鼻をフスフス鳴らした。
《……おい、なんかピクサードラゴンの気配がするぞ》
ラウールの声に慌てて辺りを見渡すと、奥の岩場から銀色のウロコが綺麗なちんまい丸みのあるドラゴンが恐る恐るといった風情で覗いている。赤い眼がテンちゃんみたいでまた綺麗である。
(……あれがママなのかしら?ちょっと可愛すぎるでしょ!)
私は身悶えした。クラインやケルヴィンさん、ミリアンもツボったようで、うつむきがちに「あれは卑怯だ……」「お持ち帰りしたい……」「可愛いすぎる。視覚テロか」とぶつぶつ言っていた。
「あのーピクサードラゴンさーんですかー、綺麗な石と間違えて持って帰っちゃったお兄さんから卵を預かってるのでお返ししたいんですー」
『……まあ、私の赤ちゃん、連れてきてくれたの?』
話通じるんだ。良かった。
いや、と思ったら私がチートなだけか。みんなには何かぎゃおぎゃお言ってるな、と首をひねられてる。
さすが全自動翻訳機能が初期装備(デフォルト)なだけあるわね。人と精霊と聖獣以外にドラゴンも可能なのか。
布袋から卵を取り出して地面に置く。
「この子そちらのお子さんで間違いないですよねー?」
『!!』
ピクサードラゴンのママがダッシュでやって来た。
……と言っても小型犬サイズなので感覚としてはペンギンの小走りみたいな速度だ。
ドラゴンに言うのもなんだが、本当に可愛い。
『ありがとう人の娘たち。大事な子供が戻ってきてこんなに嬉しい事はないわ』
どうやら三匹、という言い方でいいのか、卵は三つあったそうだが、ちょっと餌を探しにいってる間に一つなくなってたそうで、どこを探せばいいのかママさんは途方に暮れていたそうな。
ちなみに旦那さんは亡くなってるそうで、未亡人……いや、未亡ドラゴンだ。
ピクサードラゴンのママさんが深々と頭を下げる。本人はその気が無いんだろうが、持ち帰りたくなるのであざと可愛い動きはやめて下さい。
「……じゃあ確かにお渡ししましたよ。それじゃ私達はこれで」
私達みんなの総意として、(これ以上ここにいるのはある意味ヴェルサスより危険である)という認識のもと、そそくさと立ち去ろうとする。
『待ちなさい。これを持ってお行き』
ママさんが自分のウロコを一枚口で剥がすと、私にくれた。
『助けが欲しい時にウロコを触って呼んでくれればいつでも行くわよ』
とのこと。いや、その可愛い姿を見る限り、多分私達の方が強いと思います。
それほど高くもなく、私が住んでいた東京近辺だと、高尾山ぐらいの標高(約600メートル程度)に見えるが、大昔は噴火した事もあるとの事だったので、休火山なのだろうか。
「ごめんね、俺は商売関係の勉強ばっかりで剣なんか訓練まったくやってないからさあ。魔物とかほんと無理。申し訳ない」
「いや別に大丈夫ですよ。私達のパーティ割りと強いので」
「「「……割りと?」」」
激強とか言える訳なかろうが。アホか君ら。
一応鍾乳洞マップというのがあってマルセルさんから貰ったが、二股に分かれた道の左側の大きな空間の方に赤いバツ印がついていた。
「右側の方はヴェルサスいない方な。
多分2週間以上前に左側の道は立入禁止になってたから、卵を持ってった人は右側の方に行ったと思うよ」
「ありがとうございます。上手く捕獲出来たら村の皆さんにもお分けしますね」
「いや、そんな高級品分けて貰ってもさ、村のみんな美味しく料理出来るか分からねえから、出来たらもう一度だけレストランでヴェルサス肉を使って料理作って欲しいんだよな。頼むよこの通り!」
「あーそうですねぇ。分かりました。美味しいお肉頂きましょう!」
マルセルさんに手を振り鍾乳洞の中へ入る。中はひんやりして涼しくて、みんなでてろてろと歩いてると、本当に観光に来たみたいで何となく和みますねえ。
《どうでもいいが、ハルカは太っ腹だな》
「……へ?なんで?」
《いや、ヴェルサスだかの肉も、別に村の人間にあげる必要はないじゃろ?料理だって、捕ってきてなんで飯まで作ってやるんじゃ?
ハルカ達が捕獲するだけで、別に協力してくれる訳でもないじゃろうが》
ああ、そういう意味ね、と私は笑った。
「まあリサーチも兼ねてるから」
《リサーチとはなんだ?》
「私達、お店でご飯を出すじゃない?
で、この味付けは好評だったとか、少しピリ辛な方が大人はよく食べてたとかね、そういう人の好む味を追求してくと、よりお客さん来てくれるでしょ?
まぁそんな情報をたくさん集める感じですかね」
《ほう。そうかアレじゃな!あの森の果実は甘いとか、この山は魔物が少なくて暮らしやすいとか、そんな話を聞きためていく感じだの》
ラウールがうむうむと頷く。
「…………それもあるだろうが、ハルカはそこまで細かい事は考えてないと思うぞ」
「そうよねぇ、単に皆で食べたことない美味しいお肉を食べれるねーわーい幸せねー、村の皆さんも元気になればいいよねー、のついでにリサーチ思い付いただけよ。優先度からいうとかなり下よ下」
「ミリアン……ひどい!私だって色々考えてるのよ?」
「じゃあ言ってみなさいよ。S級の魔物の肉はとぉっても高額なのよ。ヴェルサスが美味しかったとして、それを不特定多数の人間に振る舞うなんて、普通に大赤字よね?
まあ実際にうちの店の限定メニューとして入れるとして、リンダーベルの貴族位しか食べられない位の高級メニューになると思うんだけど、そのリサーチを一般人にしても意味がないと思わない?
ソコのところはどう考えてるのかしらハルカは?」
「……むむむっ」
返す言葉がない。
「へいハルカー、オーライオーライ、本音オーラ~イ」
プルちゃんまで。
「……美味しいものは正義。美味しいものを食べたいと思う気持ちも正義。私は正義の味方です!」
「素直に最初からそう言えばミリアンにからかわれなかったんですよ。
悪いけどここにいる人達はみんなハルカさんの思考パターン読めますよ。食べ物関係だけですけどね」
ケルヴィンさんがポンポン、と肩を叩いた。
「……ハルカ、心配ない。食べ物のことでなければ僕らは良く分からないから。…………でも、食べ物以外の考え事してるハルカは……あれ……いつ……」
「…………テンちゃん、傷口がぐりぐり広がる一方だからフォローはいらないわありがとう」
「分かれ道来たぞ。とりあえず右行くぞ。卵返してからヴェルサス捕獲に行かないと卵が危ないからな」
クラインが先導して進む間に、私は思い出して精霊さんズを呼び出す。
「なになにハルカー、オヤツ?」
「なにここ洞窟ー?」
「みんな揃ってるのねー」
「オヤツはまた今度ね。あのペンダントの件なんだけど……」
マヒ系の毒や魔法は無効化されるのか確認するか、
「……多分、大丈夫よ、ねぇ?」
「あまりマヒ系の魔物は多くないからねぇ。大丈夫よ、きっと。ほら、なんたって即死魔法を無効化するんだから」
「そーそー、それにマヒじゃ死なないし大丈夫じゃない?」
今度はパウンドケーキちょうだいねー、とフワフワ精霊さんズは消えていった。
こんなに安心できない「大丈夫」を言われたのは初めてである。
「……分かったわ。みんな、ヤバそうならアレ使ってちょうだい。マヒ系は不安しかない」
「「「…………」」」
まだウル●ラマンスーツのこと根に持ってるわね。
「今回はパツパツのシルバーツナギじゃないから安心して!」
「ハルカさんの「安心して」もちっとも安心出来ない……」
ケルヴィンがため息をつくと、ラウールが鼻をフスフス鳴らした。
《……おい、なんかピクサードラゴンの気配がするぞ》
ラウールの声に慌てて辺りを見渡すと、奥の岩場から銀色のウロコが綺麗なちんまい丸みのあるドラゴンが恐る恐るといった風情で覗いている。赤い眼がテンちゃんみたいでまた綺麗である。
(……あれがママなのかしら?ちょっと可愛すぎるでしょ!)
私は身悶えした。クラインやケルヴィンさん、ミリアンもツボったようで、うつむきがちに「あれは卑怯だ……」「お持ち帰りしたい……」「可愛いすぎる。視覚テロか」とぶつぶつ言っていた。
「あのーピクサードラゴンさーんですかー、綺麗な石と間違えて持って帰っちゃったお兄さんから卵を預かってるのでお返ししたいんですー」
『……まあ、私の赤ちゃん、連れてきてくれたの?』
話通じるんだ。良かった。
いや、と思ったら私がチートなだけか。みんなには何かぎゃおぎゃお言ってるな、と首をひねられてる。
さすが全自動翻訳機能が初期装備(デフォルト)なだけあるわね。人と精霊と聖獣以外にドラゴンも可能なのか。
布袋から卵を取り出して地面に置く。
「この子そちらのお子さんで間違いないですよねー?」
『!!』
ピクサードラゴンのママがダッシュでやって来た。
……と言っても小型犬サイズなので感覚としてはペンギンの小走りみたいな速度だ。
ドラゴンに言うのもなんだが、本当に可愛い。
『ありがとう人の娘たち。大事な子供が戻ってきてこんなに嬉しい事はないわ』
どうやら三匹、という言い方でいいのか、卵は三つあったそうだが、ちょっと餌を探しにいってる間に一つなくなってたそうで、どこを探せばいいのかママさんは途方に暮れていたそうな。
ちなみに旦那さんは亡くなってるそうで、未亡人……いや、未亡ドラゴンだ。
ピクサードラゴンのママさんが深々と頭を下げる。本人はその気が無いんだろうが、持ち帰りたくなるのであざと可愛い動きはやめて下さい。
「……じゃあ確かにお渡ししましたよ。それじゃ私達はこれで」
私達みんなの総意として、(これ以上ここにいるのはある意味ヴェルサスより危険である)という認識のもと、そそくさと立ち去ろうとする。
『待ちなさい。これを持ってお行き』
ママさんが自分のウロコを一枚口で剥がすと、私にくれた。
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