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子供たち捕獲される。
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カジュアルなレストランは、オープンテラス全体をVIPルームみたいに護衛の方々が取り囲んでおり、物々しい雰囲気になっていた。
内部より外の方がお店の人もいいんだろうけど、いやー、この空気感でご飯を食べるとか勘弁して欲しいわ。
「リーシャ様、申し訳ございません。中は飛び飛びにしかテーブルの空きがありませんでしたので致し方なくオープンテラスの方に」
ルーシーが背後にやって来て囁いた。
「それはいいんだけれど、お客さんが怯えるかも知れないわねえ、コワモテのお兄さんたちが立ってると」
「ガレク国王陛下と王子が座ってから護衛の皆様も席について頂く事になっておりますので」
「──リーシャ、お腹が空いたな。早く座ろうか」
私とルーシーがこそこそ話をしていたら、ガレク国王がグイっと腕を引いた。
「左様でございますね。ではそちらに。皆様もお疲れでしょう。お好きな席にどうぞ」
「ウチの兵士はそんなやわじゃないが、リーシャがそう言うのなら……おい、みんな席につけ」
ムキムキの兄さんたちが頭を下げて各自席についた。
異様な光景ではあるが、威圧感は収まったのでホッとする。
席に案内すると、店員がメニューをそれぞれのテーブルに置く。
「園内の施設ですので、高級なレストランにあるようなものはございませんが、ご了承下さいませ」
「ああ、構わん」
ガレク国王が王子とメニューを見ながら、唐揚げとポテトフライのセットにホットドッグ、炭酸のジュースやコーヒーを頼む。
「リーシャは何にするんだ?
……ルーシーといったか?君も座りなさい」
「いえ、わたくしは……」
「ルーシー、お許しが出たのだから一緒に食べましょうよ。私も嬉しいわ!」
(意訳:もう結構ギリだから。私だけにされたら泣くから。オイチャン来ちゃうから)
私の潤んだ目を見て察してくれたルーシーは、
「……それでは、お言葉に甘えさせて頂きます。ありがとうございます」
と深くお辞儀をして隣に腰掛けた。
私は食事をするほど空腹感はなかったので、アイスミルクティーとフルーツタルトを頼んだ。ルーシーはアイスコーヒーのみだ。
「ルーシー、王宮の奢りなのだから何か食べれば?」
「いえ、食べると体の動きが鈍りますので」
「こんなに沢山護衛の方々がいるのだから大丈夫よ」
「わたくしはリーシャ様の護衛でございますから」
相変わらずルーシーは過保護である。
仕事意識が高いのはいいが、たまには気を緩めてもいいと思うんだけどなあ。
飲み物と私のタルトが先に運ばれてきて、
「私たちのが来るのを待つ必要はないから食べなさい」
とガレク国王が勧めるので頂く事にした。
精神的に疲れると甘いものが欲しくなるのは昔からである。
(ふおお……タルトが美味しいわー。体にスイーツパワーが染み込むぅぅ)
アイスミルクティーで喉を潤すと、周りの景色を眺めた。ぽかぽか陽気で気持ちがいい。
子供たちの遊び場が前方にあるので何となく目が行き、そのまま通りすぎる予定が二度見した。
「……ルーシー」
「はい、どうされました?」
「あのポニーに乗っている子、カイルに似てない?」
「え?」
ルーシーもサッと視線を飛ばした。
「いえ、まあ世の中に似ている子は何人かいると思うのだけれど……まさかねえ」
少し離れているから似てると感じたが、近くで見たら全然似てないとかよくあるパターンだ。
「……カイル坊っちゃまですね。更には手前でウサギを撫でながら双眼鏡でこちらを見ていたブレナン坊っちゃまが私たちが見ている事に気づきました」
「ええ?ブレナンもいるの?」
私が見直すと、確かにブレナンだ。
何やら慌てて双眼鏡をリュックにしまい、カイルに声をかけている。
よく見たら犬と戯れている双子までいるではないか。
どうしてここにいるのかさっぱりである。
「ルーシー、全員捕獲で」
「かしこまりました」
すっと立ち上がり頭を下げたルーシーが走り出した。
子供たちがゾンビに襲われる村人ばりに逃げまどっていたが、ポニーに乗っていたカイルが逃げ遅れてルーシーに捕まると、兄を置いてはいけないのか3人も逃げるのを諦めたようだ。
大人しくドナドナされてきた子供たちは、私の顔を見てすかさず正座し、相変わらず無駄に美しい土下座を披露した。
「「申し訳ありませんでした母様!!のぞき見をするような事をしてすみません!」」
「そこじゃないわよ怒ってるのは」
「……貯金を使って乗り合い馬車に乗ったことですか?」
ブレナンがおそるおそる顔を上げた。
「違うわよ。子供たちだけで許可も得ずにこんな遠出をしてることを怒ってるのよ」
「……あー、話の途中済まないが、この子供たちはリーシャのお子さんかな?」
「ガレク国王陛下、申し訳ございません勝手に子供たちが後から付いてきたようで」
私は立ち上がると深く頭を下げてお詫びした。
「アロンゾでいいと言っただろう?
──しかし、ビックリする位整った顔立ちの子供たちだな。リーシャにそっくりだ。それに謝罪も潔い」
ガレク国王が立ち上がると土下座をしていた子供たちの頭を撫で、立たせた。
「気にするな。きっと母親が心配で付いてきたんだろう。親思いのいい子たちではないか」
カルロス王子も立ち上がると、アナとクロエの前でしゃがんだ。
「お母さんにそっくりだね。大きくなったらどちらか僕のお嫁さんにならないかい?」
と笑いかけた。
「ごめんなさい。私はアーデル国のジークライン王子と結婚するので無理です」
「私はうちの国のレイモンド王子がいるの。きっと他の人と結婚すると泣いちゃうからごめんなさい」
秒で断られていて、断る理由がどちらも王族なのでどうすることも出来ず苦笑いしていた。
「ふはははっ!諦めろカルロス。これだけ美人なんだからもう先約ありに決まってるだろう。
さあ、みんなもお腹が空いただろう?一緒に食べて動物を見に行こうか。リーシャ、いいだろう?」
ガレク国王は空いているテーブルに子供たちを座らせるとウエイトレスにメニューを運ばせて、
「好きなものを頼みなさい」
と微笑んだ。
カイルが私を見る。
しゃあないか、と頷くのを見てホッとした様子になり、メニューに集中した。
「誠に申し訳ございませんガレ……アロンゾ様」
「いや、素直でいい子たちだな。リーシャの血を引いて将来が楽しみな子ばかりだ」
「ありがとうございます……」
まあ金太郎飴みたいに生んでも生んでも同じような顔ばかりでしたけども。
子供たちにとっては大和民族推しの国で良かったな。
まー不細工と思われるとダークみたいに苦労してしまうしね。私の血に価値があるならラッキーだ。
私自身はダークに好きになってもらえた以外は別に役に立たないけど。ヒッキーの腐女子ですからねぇ。
社交性もないし家にいられればそれでいいし。
それにしても、なんで子供たちはこんなところまで来たのやら。やはり春休みで退屈だったのかしらね。
やはり少しは遊びに連れていくべきかしらね。
ごめんね母様ヒッキーで。
内部より外の方がお店の人もいいんだろうけど、いやー、この空気感でご飯を食べるとか勘弁して欲しいわ。
「リーシャ様、申し訳ございません。中は飛び飛びにしかテーブルの空きがありませんでしたので致し方なくオープンテラスの方に」
ルーシーが背後にやって来て囁いた。
「それはいいんだけれど、お客さんが怯えるかも知れないわねえ、コワモテのお兄さんたちが立ってると」
「ガレク国王陛下と王子が座ってから護衛の皆様も席について頂く事になっておりますので」
「──リーシャ、お腹が空いたな。早く座ろうか」
私とルーシーがこそこそ話をしていたら、ガレク国王がグイっと腕を引いた。
「左様でございますね。ではそちらに。皆様もお疲れでしょう。お好きな席にどうぞ」
「ウチの兵士はそんなやわじゃないが、リーシャがそう言うのなら……おい、みんな席につけ」
ムキムキの兄さんたちが頭を下げて各自席についた。
異様な光景ではあるが、威圧感は収まったのでホッとする。
席に案内すると、店員がメニューをそれぞれのテーブルに置く。
「園内の施設ですので、高級なレストランにあるようなものはございませんが、ご了承下さいませ」
「ああ、構わん」
ガレク国王が王子とメニューを見ながら、唐揚げとポテトフライのセットにホットドッグ、炭酸のジュースやコーヒーを頼む。
「リーシャは何にするんだ?
……ルーシーといったか?君も座りなさい」
「いえ、わたくしは……」
「ルーシー、お許しが出たのだから一緒に食べましょうよ。私も嬉しいわ!」
(意訳:もう結構ギリだから。私だけにされたら泣くから。オイチャン来ちゃうから)
私の潤んだ目を見て察してくれたルーシーは、
「……それでは、お言葉に甘えさせて頂きます。ありがとうございます」
と深くお辞儀をして隣に腰掛けた。
私は食事をするほど空腹感はなかったので、アイスミルクティーとフルーツタルトを頼んだ。ルーシーはアイスコーヒーのみだ。
「ルーシー、王宮の奢りなのだから何か食べれば?」
「いえ、食べると体の動きが鈍りますので」
「こんなに沢山護衛の方々がいるのだから大丈夫よ」
「わたくしはリーシャ様の護衛でございますから」
相変わらずルーシーは過保護である。
仕事意識が高いのはいいが、たまには気を緩めてもいいと思うんだけどなあ。
飲み物と私のタルトが先に運ばれてきて、
「私たちのが来るのを待つ必要はないから食べなさい」
とガレク国王が勧めるので頂く事にした。
精神的に疲れると甘いものが欲しくなるのは昔からである。
(ふおお……タルトが美味しいわー。体にスイーツパワーが染み込むぅぅ)
アイスミルクティーで喉を潤すと、周りの景色を眺めた。ぽかぽか陽気で気持ちがいい。
子供たちの遊び場が前方にあるので何となく目が行き、そのまま通りすぎる予定が二度見した。
「……ルーシー」
「はい、どうされました?」
「あのポニーに乗っている子、カイルに似てない?」
「え?」
ルーシーもサッと視線を飛ばした。
「いえ、まあ世の中に似ている子は何人かいると思うのだけれど……まさかねえ」
少し離れているから似てると感じたが、近くで見たら全然似てないとかよくあるパターンだ。
「……カイル坊っちゃまですね。更には手前でウサギを撫でながら双眼鏡でこちらを見ていたブレナン坊っちゃまが私たちが見ている事に気づきました」
「ええ?ブレナンもいるの?」
私が見直すと、確かにブレナンだ。
何やら慌てて双眼鏡をリュックにしまい、カイルに声をかけている。
よく見たら犬と戯れている双子までいるではないか。
どうしてここにいるのかさっぱりである。
「ルーシー、全員捕獲で」
「かしこまりました」
すっと立ち上がり頭を下げたルーシーが走り出した。
子供たちがゾンビに襲われる村人ばりに逃げまどっていたが、ポニーに乗っていたカイルが逃げ遅れてルーシーに捕まると、兄を置いてはいけないのか3人も逃げるのを諦めたようだ。
大人しくドナドナされてきた子供たちは、私の顔を見てすかさず正座し、相変わらず無駄に美しい土下座を披露した。
「「申し訳ありませんでした母様!!のぞき見をするような事をしてすみません!」」
「そこじゃないわよ怒ってるのは」
「……貯金を使って乗り合い馬車に乗ったことですか?」
ブレナンがおそるおそる顔を上げた。
「違うわよ。子供たちだけで許可も得ずにこんな遠出をしてることを怒ってるのよ」
「……あー、話の途中済まないが、この子供たちはリーシャのお子さんかな?」
「ガレク国王陛下、申し訳ございません勝手に子供たちが後から付いてきたようで」
私は立ち上がると深く頭を下げてお詫びした。
「アロンゾでいいと言っただろう?
──しかし、ビックリする位整った顔立ちの子供たちだな。リーシャにそっくりだ。それに謝罪も潔い」
ガレク国王が立ち上がると土下座をしていた子供たちの頭を撫で、立たせた。
「気にするな。きっと母親が心配で付いてきたんだろう。親思いのいい子たちではないか」
カルロス王子も立ち上がると、アナとクロエの前でしゃがんだ。
「お母さんにそっくりだね。大きくなったらどちらか僕のお嫁さんにならないかい?」
と笑いかけた。
「ごめんなさい。私はアーデル国のジークライン王子と結婚するので無理です」
「私はうちの国のレイモンド王子がいるの。きっと他の人と結婚すると泣いちゃうからごめんなさい」
秒で断られていて、断る理由がどちらも王族なのでどうすることも出来ず苦笑いしていた。
「ふはははっ!諦めろカルロス。これだけ美人なんだからもう先約ありに決まってるだろう。
さあ、みんなもお腹が空いただろう?一緒に食べて動物を見に行こうか。リーシャ、いいだろう?」
ガレク国王は空いているテーブルに子供たちを座らせるとウエイトレスにメニューを運ばせて、
「好きなものを頼みなさい」
と微笑んだ。
カイルが私を見る。
しゃあないか、と頷くのを見てホッとした様子になり、メニューに集中した。
「誠に申し訳ございませんガレ……アロンゾ様」
「いや、素直でいい子たちだな。リーシャの血を引いて将来が楽しみな子ばかりだ」
「ありがとうございます……」
まあ金太郎飴みたいに生んでも生んでも同じような顔ばかりでしたけども。
子供たちにとっては大和民族推しの国で良かったな。
まー不細工と思われるとダークみたいに苦労してしまうしね。私の血に価値があるならラッキーだ。
私自身はダークに好きになってもらえた以外は別に役に立たないけど。ヒッキーの腐女子ですからねぇ。
社交性もないし家にいられればそれでいいし。
それにしても、なんで子供たちはこんなところまで来たのやら。やはり春休みで退屈だったのかしらね。
やはり少しは遊びに連れていくべきかしらね。
ごめんね母様ヒッキーで。
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