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ルーシーの天敵【2】
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招待客がやってくる度に、出迎える私を見ては
「なんてお美しい……」
と男女関係なく息をのみ、溜め息をつき、何故か隣のダークに視線を飛ばしてホッとするという謎の流れが出来ている。
本来なら逆である。
確かに個性派モデル風にはなれたが特殊メイクのなせる業である。
所詮は糸目の大和民族、限界がある。
この国では大和民族顔が美の基準なので、私のような、とってもよく言えばアジアンビューティー、悪く言えば神様の一筆書きのようなシンプルな顔立ちがもてはやされる。
前世の記憶から言えば下の上、よくて中の下で調子になど乗れるハズもない。
いつ正常な価値観に戻るかも分からんのに「あてくしの美貌にひざまずく事ねヲホホホ」なんてやってられるかい。
それに見たまえ私の旦那様の人外の美貌を。
30代にしか見えない若々しい体つき。生え変わりを忘れたようなバッサバサの長い睫毛に通った高い鼻筋。ダークシルバーの髪はプラチナのようにつやっつやで神々しささえ感じる。
ライトブラウンの瞳は透き通り、心の清らかさがまんま現れている。
目に眩しすぎる生き物だし、頭1つ分は高いので常に見上げてると肩が凝るし、新婚モードがエンドレスな絶倫体力オバケだけど、それを抜きにしても彼は神様の至高の芸術品である。
なんでこれが超不細工なのか何十年経っても分からない。世の中おかしいざますよ。
「……リーシャ、余りジロジロ見るな。嬉しいが今日は少しお前の破壊力が強すぎて……照れる」
ダークが、じっくり見ていた私に気づいて小声で注意した。
「ウチの旦那様は今日も素敵ね~、と思ってただけなのだけど。ほらほら、滅多にこんな特殊メイクしないんだから見ておいてよダーリン」
私はグイッとダークの顔を自分に向けた。
「……ノーメイクでも四六時中可愛いし、綺麗なのに、更に増し増しされると俺もちょっと……」
頬を少し赤くして目を逸らされた。
自分の妻に照れてどうする。
まあシャイなダークを余りいじめると、夜にエクスカリバーを振り回されるのでほどほどにしておいた。
見回すと、カイルたちもやってきた同年代の子供にお菓子を取ってあげたりとおもてなしを頑張っているようだ。
「遅くなってすみません!」
ほぼ揃ったかしらね、と私がリストのチェックをしていると、1人の青年が飛び込んできた。
172、3センチ位で、栗色の柔らかそうな癖毛、深みのあるブラウンの瞳。童顔だがなかなかあっさり目の整った顔立ちである。
この国でも日本でもモテそうなイケメンだ。
笑顔になるとぐっと若く見えるが、20代半ば辺りだろうか?アナたちの救出の時にいた人だ。
確か……えーと……。
「グエン、遅かったな」
そうそう、グエン・ロイズ伯爵子息だ。確か三男坊だったわね。
「あはははっ、いえ、鍛練してたらちょっと熱を入れすぎてしまいまして。失礼致しました!」
「ようこそいらっしゃいました」
「シャインベック夫人、今日もお綺麗ですね。
……ところで先日お連れになっておられたメイドの方はどちらに?」
こういう風にさらりと社交辞令のように言ってくれると助かるんだよなあ。感じのいい兄ちゃんである。
「ルーシーですか?先ほどそこでお皿とグラスの補充を……あああそこですわ。ルーシー!」
ルーシーが汚れた皿を厨房に片付けるとこちらへやってきた。
「リーシャ様、どうされました?」
「いえね、こちらのグエン・ロイズ伯爵子息が貴女を探していたから……先日のプルプル町でルーシーも面識があるでしょう?」
「──申し訳ありません、わたくし仕事に関わりのない方の名前はなかなか覚えられませんもので。
先日、何か失礼でも致しましたでしょうか?」
ルーシーが頭を下げてグエンを見つめた。
グエンはにっこりと笑顔になり、
「いえ。先日の戦いの動きの美しさに一目惚れしました!是非僕と結婚を前提にお付き合い願えませんか?」
とひざまずいた。
ダークが喉が乾いたと持ってきて飲んでいたシャンパンを吹いた。
私は一瞬、何が起きてるのか分からなかったが、まさかのルーシーへのプロポーズである。
人の恋路ほど面白いではないですか、ええ。
ルーシー初のロマンスかしら。私はワクワクしてきた。
ルーシーは、ぼんやりとひざまずいたグエンを眺めていたが、
「──リーシャ様、発言しても?」
と私を見た。
「ええ、勿論よ!」
「……有り難いお言葉ですが、結婚を考えておりませんのでお断りします。それではわたくし仕事がございますので」
綺麗に一礼すると、単に仕事の邪魔をされただけといった様子であっさりと厨房に消えていった。
「──ええと、グエン?……」
ダークがひざまずいたまま肩を震わせるグエンに声をかけた。
「…………ごい」
「ん?」
「すごいなあ!あの何の期待も許さない秒殺での断りっぷり!無駄のない動きをすると思ってたけど、言葉にまで無駄がないや。惚れ惚れしますね!」
落ち込んでいるのかと思えば、目を輝かせてヤル気をみなぎらせている。
「シャインベック指揮官!僕、諦めませんので!
せっかく理想の女性に出会ったって言うのに、1度や2度振られたからって簡単には諦められませんよ。別にアタックする分には問題ないですよね?」
「あ、ああ……まぁ」
「ありがとうございます!頑張ります!それとシャインベック夫人」
「……へ、私?」
「ルーシーさんの好みのタイプとか、好きな食べ物とか、何でもいいので情報を下さい!あの難攻不落の城を落とす為には、自分はどんな努力も惜しまない所存ですので、どうか夫人にも協力をお願いします!」
「え、ええ、分かりましたわ。………ただ、本当にルーシーが困るようなら、私は味方にはなれませんけど、それでもよろしいですか?」
個人的にはルーシーだって幸せになって欲しいし、添い遂げる相手が出来るなら嬉しいが、好きになれないようなら無理強いは出来ない。
「はい!せめて何度かデートだけでもして頂いて、僕の人となりも知ってもらって、やはりどうしても無理だと言われたら、諦めます、……多分。いえ、諦められるといいなと……なるべく」
多分ってなんだ多分って。
なるべくってなんだなるべくって。
まあ伯爵家の三男なんて貴族とは言えスペアのスペア。ぶっちゃけちょっと財産分けして家を出ないといけない立場だし、ルーシーのように平民の出だろうと何の問題もないのだろうが、ルーシーがその気にならなきゃ意味ないものねえ。
しかし明らかにルーシーより年下。
ルーシーはツワモノだから、もんのすごく頑張らないと敵わないと思うけれど、……頑張れ。
私は心の中で三三七拍子のエールを贈った。
「なんてお美しい……」
と男女関係なく息をのみ、溜め息をつき、何故か隣のダークに視線を飛ばしてホッとするという謎の流れが出来ている。
本来なら逆である。
確かに個性派モデル風にはなれたが特殊メイクのなせる業である。
所詮は糸目の大和民族、限界がある。
この国では大和民族顔が美の基準なので、私のような、とってもよく言えばアジアンビューティー、悪く言えば神様の一筆書きのようなシンプルな顔立ちがもてはやされる。
前世の記憶から言えば下の上、よくて中の下で調子になど乗れるハズもない。
いつ正常な価値観に戻るかも分からんのに「あてくしの美貌にひざまずく事ねヲホホホ」なんてやってられるかい。
それに見たまえ私の旦那様の人外の美貌を。
30代にしか見えない若々しい体つき。生え変わりを忘れたようなバッサバサの長い睫毛に通った高い鼻筋。ダークシルバーの髪はプラチナのようにつやっつやで神々しささえ感じる。
ライトブラウンの瞳は透き通り、心の清らかさがまんま現れている。
目に眩しすぎる生き物だし、頭1つ分は高いので常に見上げてると肩が凝るし、新婚モードがエンドレスな絶倫体力オバケだけど、それを抜きにしても彼は神様の至高の芸術品である。
なんでこれが超不細工なのか何十年経っても分からない。世の中おかしいざますよ。
「……リーシャ、余りジロジロ見るな。嬉しいが今日は少しお前の破壊力が強すぎて……照れる」
ダークが、じっくり見ていた私に気づいて小声で注意した。
「ウチの旦那様は今日も素敵ね~、と思ってただけなのだけど。ほらほら、滅多にこんな特殊メイクしないんだから見ておいてよダーリン」
私はグイッとダークの顔を自分に向けた。
「……ノーメイクでも四六時中可愛いし、綺麗なのに、更に増し増しされると俺もちょっと……」
頬を少し赤くして目を逸らされた。
自分の妻に照れてどうする。
まあシャイなダークを余りいじめると、夜にエクスカリバーを振り回されるのでほどほどにしておいた。
見回すと、カイルたちもやってきた同年代の子供にお菓子を取ってあげたりとおもてなしを頑張っているようだ。
「遅くなってすみません!」
ほぼ揃ったかしらね、と私がリストのチェックをしていると、1人の青年が飛び込んできた。
172、3センチ位で、栗色の柔らかそうな癖毛、深みのあるブラウンの瞳。童顔だがなかなかあっさり目の整った顔立ちである。
この国でも日本でもモテそうなイケメンだ。
笑顔になるとぐっと若く見えるが、20代半ば辺りだろうか?アナたちの救出の時にいた人だ。
確か……えーと……。
「グエン、遅かったな」
そうそう、グエン・ロイズ伯爵子息だ。確か三男坊だったわね。
「あはははっ、いえ、鍛練してたらちょっと熱を入れすぎてしまいまして。失礼致しました!」
「ようこそいらっしゃいました」
「シャインベック夫人、今日もお綺麗ですね。
……ところで先日お連れになっておられたメイドの方はどちらに?」
こういう風にさらりと社交辞令のように言ってくれると助かるんだよなあ。感じのいい兄ちゃんである。
「ルーシーですか?先ほどそこでお皿とグラスの補充を……あああそこですわ。ルーシー!」
ルーシーが汚れた皿を厨房に片付けるとこちらへやってきた。
「リーシャ様、どうされました?」
「いえね、こちらのグエン・ロイズ伯爵子息が貴女を探していたから……先日のプルプル町でルーシーも面識があるでしょう?」
「──申し訳ありません、わたくし仕事に関わりのない方の名前はなかなか覚えられませんもので。
先日、何か失礼でも致しましたでしょうか?」
ルーシーが頭を下げてグエンを見つめた。
グエンはにっこりと笑顔になり、
「いえ。先日の戦いの動きの美しさに一目惚れしました!是非僕と結婚を前提にお付き合い願えませんか?」
とひざまずいた。
ダークが喉が乾いたと持ってきて飲んでいたシャンパンを吹いた。
私は一瞬、何が起きてるのか分からなかったが、まさかのルーシーへのプロポーズである。
人の恋路ほど面白いではないですか、ええ。
ルーシー初のロマンスかしら。私はワクワクしてきた。
ルーシーは、ぼんやりとひざまずいたグエンを眺めていたが、
「──リーシャ様、発言しても?」
と私を見た。
「ええ、勿論よ!」
「……有り難いお言葉ですが、結婚を考えておりませんのでお断りします。それではわたくし仕事がございますので」
綺麗に一礼すると、単に仕事の邪魔をされただけといった様子であっさりと厨房に消えていった。
「──ええと、グエン?……」
ダークがひざまずいたまま肩を震わせるグエンに声をかけた。
「…………ごい」
「ん?」
「すごいなあ!あの何の期待も許さない秒殺での断りっぷり!無駄のない動きをすると思ってたけど、言葉にまで無駄がないや。惚れ惚れしますね!」
落ち込んでいるのかと思えば、目を輝かせてヤル気をみなぎらせている。
「シャインベック指揮官!僕、諦めませんので!
せっかく理想の女性に出会ったって言うのに、1度や2度振られたからって簡単には諦められませんよ。別にアタックする分には問題ないですよね?」
「あ、ああ……まぁ」
「ありがとうございます!頑張ります!それとシャインベック夫人」
「……へ、私?」
「ルーシーさんの好みのタイプとか、好きな食べ物とか、何でもいいので情報を下さい!あの難攻不落の城を落とす為には、自分はどんな努力も惜しまない所存ですので、どうか夫人にも協力をお願いします!」
「え、ええ、分かりましたわ。………ただ、本当にルーシーが困るようなら、私は味方にはなれませんけど、それでもよろしいですか?」
個人的にはルーシーだって幸せになって欲しいし、添い遂げる相手が出来るなら嬉しいが、好きになれないようなら無理強いは出来ない。
「はい!せめて何度かデートだけでもして頂いて、僕の人となりも知ってもらって、やはりどうしても無理だと言われたら、諦めます、……多分。いえ、諦められるといいなと……なるべく」
多分ってなんだ多分って。
なるべくってなんだなるべくって。
まあ伯爵家の三男なんて貴族とは言えスペアのスペア。ぶっちゃけちょっと財産分けして家を出ないといけない立場だし、ルーシーのように平民の出だろうと何の問題もないのだろうが、ルーシーがその気にならなきゃ意味ないものねえ。
しかし明らかにルーシーより年下。
ルーシーはツワモノだから、もんのすごく頑張らないと敵わないと思うけれど、……頑張れ。
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