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演劇フェスタ【1】
しおりを挟む「それじゃ行ってきます」
「ああ、気をつけてな。俺もヒューイたちと待ち合わせてすぐ後から行く。
子供たちはアレックが会場へ連れて行くから安心しろ」
ダークにぎゅうっ、と抱き締められて送り出された私は、ルーシーと共に会場へ向かっていた。
3日間開催の演劇フェスタは本日が最終日である。
前の2日はコメディと探偵もの、戦争ものと政治のなんちゃらみたいなこ難しい感じのを上演していた。
出演者特典で好きな演目を観ていいと言われていたので、コメディと探偵ものを舞台の袖の方から観させて頂いた。
コメディはドジばかりしてるメイドのドタバタにお腹を抱えて笑ったが、探偵ものは残念ながら今一つだった。
だって最初から明らかに怪しい奴が犯人ってアナタ。推理もクソもないじゃないの。
私ですら分かったわよ。犯人が妻の愛人だって。
まあそんな面白いものと、そうでもないものと色々混ざったイベントだが、何故か最終日の午前中に私の出る舞台があり、午後に子供たちの舞台がトリを飾る。
何と言っても子供たちと一緒に王子が出演するのだし、恐らく王族が勢揃いしてる気がする。まあ順当だろう。
ナスターシャ妃殿下はきっと私の舞台も観に来るんでしょうねえ。
なんでか妙に気に入られてるし。
舞台の近くにいない事を祈ろう。緊張してまともに演技なんか出来やしない。
なむなむ。
そして夜には会場に設置された投票箱を開けて一斉に集計し、最高金賞と銀賞、特別賞が決まるらしい。
………まあ一緒に演技する人たちには申し訳ないけれど、素人にうぶ毛が生えた位の演技力しかない私が出る舞台が賞を取れるとはとても思えない。
だけど、子供たちはせっかくだから何か賞を貰えたらいいなーと思う。
毎日頑張って練習していたようだし。
私も自分の舞台が終わったら急いでメイクを落として、客の一人として観に行くことになっている。
舞台の袖だとみんなの顔がよく見えないな、まあでもチケット売り切れだし仕方ないかなーと思っていたら、パパンやママンの座席近くの、舞台監督が取っていたチケットを1枚譲って貰えた。
奥様が足を骨折して外出が出来なくなったそうで、その奥様用のチケットだった。
それも、ダフ屋価格だと10倍になってるとも言われているのに定価である。
「本当に宜しいのですか?とても倍率が高いそうですのに。このままでは申し訳ありませんので、せめて2倍の金額で………」
「いいんですよ。………その代わりと言ってはなんですが、うちの妻がリーシャさんのファンでして、今回行けなくて本当にションボリしておりましてね。
よろしければ、以前戴いたマドレーヌかクッキーを、いえ、材料費はこちらでお支払いしますので作って頂けないでしょうか?
前に持ち帰った時に妻がとても喜んだもので慰めにでもなればと………」
ファンて何ですか。止めて頂けますか。
私は芸能人じゃねえわ。
ただの一般人だってのよ。
でも作ったお菓子を喜んで貰えたのは嬉しいので、次の日、籠に入りきらないほどのクッキーやパウンドケーキ、ドーナツをせっせと作って監督さんに渡して、無事チケットを受け取った。
物凄く喜んでくれたが、他の役者さんたちが羨ましそうな顔をするので、更に翌日も山のようなクッキーを作る羽目になった。
役者さんて結構甘いものが好きみたいだ。演技するのって案外疲れるものね。
しかし小分けに袋に入れたものをそれぞれ渡したのに、みんな大事そうに鞄にしまい、食べずに持って帰られてしまった。
「一生の記念に………」
「1日1かけらずつ食べれば長くもつ筈だ」
「リーシャさんのお手製だぞ。勿体なくても絶対傷む前に食えよ!」
などと小声で言っていたのは聞かなかった事にした。
いいからさっさと食べれ。
食べ物は美味しい時に食べないとバチが当たるわよ。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
会場へ着くと既に他のメンバーは揃っており、口々に挨拶が飛ぶ。
「リーシャさん!頑張りましょうね!」
色気ムンムン女優のビビアンさんがぎゅむっ、と抱き着いて来た。
チチが豊かでよろしいなぁ。
でもあまり寄せてこられるとオイチャン切なくなるから少し離れてくれんかなー。苦しいし。
「はい!私も精一杯頑張りますね!」
ぐっと拳を握りつつ離れると、ルーシーが
「リーシャ様、そろそろお支度を急ぎませんと」
と急かすので、ビビアンさんに頭を下げて控え室に向かった。
「ルーシー、ちょっと失礼よ。まだ話しかけて来てたじゃないの」
控え室で着替えをしながらルーシーをたしなめたが、
「いえ、あの方は、単に綺麗なものが好きなだけですわ。
事あるごとにリーシャ様にくっついては、『とってもいい匂いがした』『身体も柔らかくてフワフワだった。腰も細くて同じ人間とは思えないわ!』『髪がサラサラできらっきらなのよ!!』とか自慢してますもの。スケベジジイの女性版でございます」
「まあ。あれセクハラだったのね。まあジジイならグーパンするけれど、女性なら許容範囲だわ。あまり嬉しくはないけれど」
ドレスのジッパーをみーーっ、と引き上げながら、
「リーシャ様は本当に甘いですわね」
と説教をされた。
「あの方は暫くの間は、滅多にお目にかかれない【幻の生リーシャ】の話をネタにしながら、周囲からチヤホヤされたいのです。
貴族から話し相手として呼び出されるのを狙ってて、上手く取り入れば愛人とか恋人、下手したら後妻の座まで狙っているのではありませんか」
ルーシーが舌打ちでもしそうな様子で告げる。
「幻の生リーシャって何よ。いつでも私はなま物だわよ。何でいつも未知の生命体みたいな扱いなの私は」
ぱふぱふと白粉をはたかれながらも反論する。
「ヒッキーだからでございましょう。
実際、滅多に表に現れませんし。国王陛下や殿下の方がまだ庶民にはちょいちょい祝祭などで目にする機会があるほどですわよ。
屋敷の人間が、少人数での過酷な労働条件でも辞めないのは、滅多に会えないリーシャ様が、屋敷の中ではいくらでも見放題だからなのも大きな理由ではありませんか。
食べ放題。飲み放題。見放題。放題とつくと元を取りたくなるのは人の性(さが)。
そう、わたくしが勝手に色んな役職を付けられて、どんどん仕事がえげつない量になっても辞めないのは、リーシャ様のお側にいて楽しみた………お世話させて頂きたいからでございます」
「人の性(さが)だか何だか知らないけれど、私は屋敷でそんな珍獣扱いなのかしら?ちょっとショックだわ………それにルーシー、貴方に仕事を任せすぎて倒れられても困るのよ私。いくつかお役目を解かないと………今のところ、影武者兼ブレーン兼マネージャー兼護衛兼財務担当兼子守り兼ヘアメイク兼ファッションアドバイザー兼メイド兼愛読者だったかしら?
ああでも減らせるところが見当たらないわ」
「またわたくしの知らない間に勝手に増量された役職に、変わらないお給料。目頭が熱くなる思いですわ。
この身を全て捧げる所存ではありますが、流石にそろそろ限界を感じますわね」
「だから、ルーシーが自分の右腕とも左腕とも呼べるような子を育てればいいと、以前から何度も言ってるでしょうに」
「嫌です。わたくしの代わりにリーシャ様のお世話を別の人間がするなどそんな勿体ないこと!」
「休みだって取っていいって………」
「休んでる間にリーシャ様が拐われたり、オイチャンやらっぱーになっていたら誰が助けたり出来ると言うのですか。わたくしの生涯の禍根となりかねませんわ」
「貴女私を超ブラックな雇用主のままにするつもりね。負けないわよ。身体壊されると困るし週休2日にしなさい」
「嫌です。週に2日も休んだら年間で最低96日リーシャ様の側に居られないではありませんか!とんでもありませんわ」
「ーーじゃあお給料2割増で」
「使う暇もないので貯まる一方ですし、この先『薄給だから老後まで働かないといけない』と言う体のいい言い訳が使えなくなるので止めて下さい」
「でもねルーシー、貴女だってそろそろいい人でも見つけて結婚を考える可能性もあるでしょう。私そこまで鬼畜じゃないのよ?」
「結婚する事が女の幸せと決めつけてはいけませんわ。リーシャ様に旦那様、お子様たちにアズキ様。わたくしはシャインベック家が大好きです。
お孫様の代まで働く事を希望致します」
「ありがとう。私もそんなルーシーが大好きよ。じゃあ今は現状維持で働いてちょうだい」
「致し方ございません。それでは勝手に増量された役職のヘアメイクの仕事にかからせて頂きます」
ブラシを若干強めにかけながら、ルーシーが少し口角を上げた。
なんでこの子はこんなにこき使われてるのに嬉しそうなのかしらね。
でも私は諦めないわよ。
ワーカホリックなルーシーを、いつかちゃんと休みを取る真っ当な人間にしてみせるわ。
レッツホワイト雇用主!!
………それにしても、ウチの屋敷の人間がなかなか休みを取りたがらないのも、私や子供たちを見ていたいから、とかじゃないわよね?
いやそんなまさか。
………まさかよね?
「ああ、気をつけてな。俺もヒューイたちと待ち合わせてすぐ後から行く。
子供たちはアレックが会場へ連れて行くから安心しろ」
ダークにぎゅうっ、と抱き締められて送り出された私は、ルーシーと共に会場へ向かっていた。
3日間開催の演劇フェスタは本日が最終日である。
前の2日はコメディと探偵もの、戦争ものと政治のなんちゃらみたいなこ難しい感じのを上演していた。
出演者特典で好きな演目を観ていいと言われていたので、コメディと探偵ものを舞台の袖の方から観させて頂いた。
コメディはドジばかりしてるメイドのドタバタにお腹を抱えて笑ったが、探偵ものは残念ながら今一つだった。
だって最初から明らかに怪しい奴が犯人ってアナタ。推理もクソもないじゃないの。
私ですら分かったわよ。犯人が妻の愛人だって。
まあそんな面白いものと、そうでもないものと色々混ざったイベントだが、何故か最終日の午前中に私の出る舞台があり、午後に子供たちの舞台がトリを飾る。
何と言っても子供たちと一緒に王子が出演するのだし、恐らく王族が勢揃いしてる気がする。まあ順当だろう。
ナスターシャ妃殿下はきっと私の舞台も観に来るんでしょうねえ。
なんでか妙に気に入られてるし。
舞台の近くにいない事を祈ろう。緊張してまともに演技なんか出来やしない。
なむなむ。
そして夜には会場に設置された投票箱を開けて一斉に集計し、最高金賞と銀賞、特別賞が決まるらしい。
………まあ一緒に演技する人たちには申し訳ないけれど、素人にうぶ毛が生えた位の演技力しかない私が出る舞台が賞を取れるとはとても思えない。
だけど、子供たちはせっかくだから何か賞を貰えたらいいなーと思う。
毎日頑張って練習していたようだし。
私も自分の舞台が終わったら急いでメイクを落として、客の一人として観に行くことになっている。
舞台の袖だとみんなの顔がよく見えないな、まあでもチケット売り切れだし仕方ないかなーと思っていたら、パパンやママンの座席近くの、舞台監督が取っていたチケットを1枚譲って貰えた。
奥様が足を骨折して外出が出来なくなったそうで、その奥様用のチケットだった。
それも、ダフ屋価格だと10倍になってるとも言われているのに定価である。
「本当に宜しいのですか?とても倍率が高いそうですのに。このままでは申し訳ありませんので、せめて2倍の金額で………」
「いいんですよ。………その代わりと言ってはなんですが、うちの妻がリーシャさんのファンでして、今回行けなくて本当にションボリしておりましてね。
よろしければ、以前戴いたマドレーヌかクッキーを、いえ、材料費はこちらでお支払いしますので作って頂けないでしょうか?
前に持ち帰った時に妻がとても喜んだもので慰めにでもなればと………」
ファンて何ですか。止めて頂けますか。
私は芸能人じゃねえわ。
ただの一般人だってのよ。
でも作ったお菓子を喜んで貰えたのは嬉しいので、次の日、籠に入りきらないほどのクッキーやパウンドケーキ、ドーナツをせっせと作って監督さんに渡して、無事チケットを受け取った。
物凄く喜んでくれたが、他の役者さんたちが羨ましそうな顔をするので、更に翌日も山のようなクッキーを作る羽目になった。
役者さんて結構甘いものが好きみたいだ。演技するのって案外疲れるものね。
しかし小分けに袋に入れたものをそれぞれ渡したのに、みんな大事そうに鞄にしまい、食べずに持って帰られてしまった。
「一生の記念に………」
「1日1かけらずつ食べれば長くもつ筈だ」
「リーシャさんのお手製だぞ。勿体なくても絶対傷む前に食えよ!」
などと小声で言っていたのは聞かなかった事にした。
いいからさっさと食べれ。
食べ物は美味しい時に食べないとバチが当たるわよ。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
会場へ着くと既に他のメンバーは揃っており、口々に挨拶が飛ぶ。
「リーシャさん!頑張りましょうね!」
色気ムンムン女優のビビアンさんがぎゅむっ、と抱き着いて来た。
チチが豊かでよろしいなぁ。
でもあまり寄せてこられるとオイチャン切なくなるから少し離れてくれんかなー。苦しいし。
「はい!私も精一杯頑張りますね!」
ぐっと拳を握りつつ離れると、ルーシーが
「リーシャ様、そろそろお支度を急ぎませんと」
と急かすので、ビビアンさんに頭を下げて控え室に向かった。
「ルーシー、ちょっと失礼よ。まだ話しかけて来てたじゃないの」
控え室で着替えをしながらルーシーをたしなめたが、
「いえ、あの方は、単に綺麗なものが好きなだけですわ。
事あるごとにリーシャ様にくっついては、『とってもいい匂いがした』『身体も柔らかくてフワフワだった。腰も細くて同じ人間とは思えないわ!』『髪がサラサラできらっきらなのよ!!』とか自慢してますもの。スケベジジイの女性版でございます」
「まあ。あれセクハラだったのね。まあジジイならグーパンするけれど、女性なら許容範囲だわ。あまり嬉しくはないけれど」
ドレスのジッパーをみーーっ、と引き上げながら、
「リーシャ様は本当に甘いですわね」
と説教をされた。
「あの方は暫くの間は、滅多にお目にかかれない【幻の生リーシャ】の話をネタにしながら、周囲からチヤホヤされたいのです。
貴族から話し相手として呼び出されるのを狙ってて、上手く取り入れば愛人とか恋人、下手したら後妻の座まで狙っているのではありませんか」
ルーシーが舌打ちでもしそうな様子で告げる。
「幻の生リーシャって何よ。いつでも私はなま物だわよ。何でいつも未知の生命体みたいな扱いなの私は」
ぱふぱふと白粉をはたかれながらも反論する。
「ヒッキーだからでございましょう。
実際、滅多に表に現れませんし。国王陛下や殿下の方がまだ庶民にはちょいちょい祝祭などで目にする機会があるほどですわよ。
屋敷の人間が、少人数での過酷な労働条件でも辞めないのは、滅多に会えないリーシャ様が、屋敷の中ではいくらでも見放題だからなのも大きな理由ではありませんか。
食べ放題。飲み放題。見放題。放題とつくと元を取りたくなるのは人の性(さが)。
そう、わたくしが勝手に色んな役職を付けられて、どんどん仕事がえげつない量になっても辞めないのは、リーシャ様のお側にいて楽しみた………お世話させて頂きたいからでございます」
「人の性(さが)だか何だか知らないけれど、私は屋敷でそんな珍獣扱いなのかしら?ちょっとショックだわ………それにルーシー、貴方に仕事を任せすぎて倒れられても困るのよ私。いくつかお役目を解かないと………今のところ、影武者兼ブレーン兼マネージャー兼護衛兼財務担当兼子守り兼ヘアメイク兼ファッションアドバイザー兼メイド兼愛読者だったかしら?
ああでも減らせるところが見当たらないわ」
「またわたくしの知らない間に勝手に増量された役職に、変わらないお給料。目頭が熱くなる思いですわ。
この身を全て捧げる所存ではありますが、流石にそろそろ限界を感じますわね」
「だから、ルーシーが自分の右腕とも左腕とも呼べるような子を育てればいいと、以前から何度も言ってるでしょうに」
「嫌です。わたくしの代わりにリーシャ様のお世話を別の人間がするなどそんな勿体ないこと!」
「休みだって取っていいって………」
「休んでる間にリーシャ様が拐われたり、オイチャンやらっぱーになっていたら誰が助けたり出来ると言うのですか。わたくしの生涯の禍根となりかねませんわ」
「貴女私を超ブラックな雇用主のままにするつもりね。負けないわよ。身体壊されると困るし週休2日にしなさい」
「嫌です。週に2日も休んだら年間で最低96日リーシャ様の側に居られないではありませんか!とんでもありませんわ」
「ーーじゃあお給料2割増で」
「使う暇もないので貯まる一方ですし、この先『薄給だから老後まで働かないといけない』と言う体のいい言い訳が使えなくなるので止めて下さい」
「でもねルーシー、貴女だってそろそろいい人でも見つけて結婚を考える可能性もあるでしょう。私そこまで鬼畜じゃないのよ?」
「結婚する事が女の幸せと決めつけてはいけませんわ。リーシャ様に旦那様、お子様たちにアズキ様。わたくしはシャインベック家が大好きです。
お孫様の代まで働く事を希望致します」
「ありがとう。私もそんなルーシーが大好きよ。じゃあ今は現状維持で働いてちょうだい」
「致し方ございません。それでは勝手に増量された役職のヘアメイクの仕事にかからせて頂きます」
ブラシを若干強めにかけながら、ルーシーが少し口角を上げた。
なんでこの子はこんなにこき使われてるのに嬉しそうなのかしらね。
でも私は諦めないわよ。
ワーカホリックなルーシーを、いつかちゃんと休みを取る真っ当な人間にしてみせるわ。
レッツホワイト雇用主!!
………それにしても、ウチの屋敷の人間がなかなか休みを取りたがらないのも、私や子供たちを見ていたいから、とかじゃないわよね?
いやそんなまさか。
………まさかよね?
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