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××兼メイドの苦労。
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【ルーシー視点】
お子様方を呼び寄せて、皆で頑張ろうね、といった話をして、ナスターシャ妃殿下から受け取った台本を取り出したリーシャ様は、タイトルを見て目を見開き、最初のあらすじを読んだ途端にいきなり膝から崩れ落ちられた。
「リーシャ様、どうされました?!」
慌てて助け起こすが、リーシャ様は呪文のように、
「………私には●キカゲ先生もライバルのヒメカ●さんもいないのよ………何でこんなハードル高い台本を寄越すの妃殿下………」
と目を潤ませ身体を震わせていた。
「わたくしも拝見して宜しいですか?」
リーシャ様から台本を受け取り、目を通す。
1つはお子様たちの台本で、『少年団とお姫様』というタイトルだ。
内容は町の仲良しグループが拐われた双子のお姫様を力を合わせて助け出す、という冒険もので、まあヒロインは間違いなくアナスタシア様とクロエ様であろう。
あらすじを読む限りは、大人が見ても楽しめそうな感じだ。
当然のことながら私も必ず観劇する。
さて、肝心のリーシャ様の台本(ほん)は、とタイトルを見ると、『薔薇と騎士』。
傾国の美女と謳われる恋多き侯爵令嬢が、どんな美男のプロポーズも袖にして、人柄だけはいいと言われている不細工な騎士団の隊長(伯爵位)と出逢い真実の恋に落ちる………これは爵位とか出逢いの設定は若干変えられているが、リーシャ様と旦那様の話ではないだろうか。
「………これ………まんまでございますねリーシャ様」
「まんま?まんまですって?」
リーシャ様はキッ、と私を睨んで来た。
「恋多きって何よ恋多きって!ダークとしか恋した事も付き合ったこともないわよ!
何人ものプロポーズってルイルイしか居なかったでしょうよ!
第一それは抜きにしても、こんな盛りまくった自分の話を自分が演じるなんてどんな辱しめなの?
どうせきっとすんごいツンデレのいやーな女とかにされてるに決まってるわ」
「いえ、ルーベンブルグ家の大旦那様が『ウチの可愛い娘を簡単にやれるか。死ねばいいのに』と連呼しながらかなりの数の釣書を暖炉にくべておりましたから、あながちそれは間違いではございませんが」
「………そうなの?」
「年頃の美貌の令嬢に降るような縁談が来ない訳ございませんでしょう。………ですがリーシャ様、これは少々まずいかも知れません」
中身の方をパラパラめくって内容を読んでいた私は軽く溜め息をつく。
旦那様が挙動不審になること請け合いである。
「3人の男性と抱擁&キス、主役の騎士団の隊長とは………朝チュンシーンがございます」
「なな、な、何ですってぇ?!」
私から台本を奪い取り食い入るように眺めたリーシャ様が、
「………無理ぽ」
と言いながらペタンと床に座り込んでしまった。
「まあ朝チュンも単にベッドへ一緒に入ってるだけの演技でしょうが、旦那様にお見せしたくはございませんね。お仕事とかで来られないようにするとか出来ませんでしょうかね」
「ヒューイさんと観に来るって速攻で有休申請したらしいわ」
「左様でございますか………」
私は内心舌打ちした。
せっかくショックを和らげたいと思ったのに台無しである。
いや、だが旦那様も私と同じくリーシャ様至上主義である。
私が旦那様の立場なら何があっても観に行くのだから、当の旦那様がそうしない訳はなかった。
「無理ぽ、などと言ってる場合ではございません。ナスターシャ妃殿下直々のお声がかりですから、しくじれませんわよ」
「………アズキぃ、オイチャンに恋多き女をやれって言うんだよう。どんなあしらいかたすれば良いのかオイチャンちっとも解らないよう」
「ンニャ」
アズキ様の肉球をもみもみしながらリーシャ様があっという間にオイチャンを憑依させてしまった。
さっきまでのやる気はもうすっかり暖炉で消し炭になったようだ。
「特訓にお付き合い致しますわ。折角なのですから、女優魂を開花させましょう。どうせ逃げられないのですから」
ナスターシャ妃殿下も美貌を鼻にかけない万事控えめなリーシャ様をとても気に入っておられる。
まあ本人は美貌だとも思ってないのだが。
別にこの台本もビックリさせたいだけで、悪気があっての事ではないのは分かるのだが、リーシャ様がヒッキーで異性は旦那様としかまともにコミュニケーションの取れない残念な人と言うのはご存知ではない。
この世の中の全ての女性の理想とも言うべき完璧な美貌を、
「ダークを落とす時にだけは嫌がられなくて良かった」
という程度の有り難みにしか感じない方である。
そしてキャパを越えるとすぐにオイチャンやらっぱーなる人物を憑依させて現実逃避しようとするので、前向きにさせるのには毎回苦労する。
「リーシャ様………こう考えてはいかがでしょうか」
「………なんだい?」
「ご自身と旦那様との恋愛経験を広く知らしめる事によって、不細工な男性への生きる希望となり、旦那様への愛が本物であると訴えかけるのです、演技で!」
「………でもなぁ………」
「旦那様にもこう仰るのです。『ダークとの幸せな思い出を他の方々にも伝えて、ダークみたいな不当な扱いを受けている男性たちへエールを送りたいの。だからやりたくないけど(ここ強調)頑張るわ!』と。
これで、まあ旦那様も早々おかしな事にはなりませんでしょう」
「……そうかな?」
「それにちょうど宜しかったではありませんか。倦怠期を避けるためにプロから色気を学ぶ良い機会でございます。結果演技も良くなり、万事オッケー万々歳でございます」
「………………」
よし、あと一押しだ。
「ヒューイ様や、恐らくマチルダ様もお見えになるでしょうし、フランシーヌ様もきっと応援に来られますわ。
そこで素晴らしい演技を見せれば、旦那様も恥をかかずに済みますし、何より演技も上手い美女が妻であると言うステータスを旦那様につけられますわよ」
「………そうね、失敗した場合私だけの問題じゃないんだものね………」
あ、オイチャンから戻ってきた。よし。
「どうせ一回限りでございます。こう、パーっと吹っ切って頑張りましょうリーシャ様!」
「ルーシー!分かったわ!頑張る私!子供たちにも恥をかかせられないものね」
コクコクと頷くリーシャ様を見ながら、ここは1つ片付いた、と心でメモを閉じる。
後は旦那様だが、まあこそっと、
「黙っていろと言われましたが、『旦那様以外の男性に触られるのはイヤで仕方ないけど、男優さん全員をダークだと思って耐えてみせるわ、友人も観に来てくれるのに恥はかかせられないし!でももしそれを浮気とか誤解されたら悲しいけれど、きっとダークなら大人だから信じてくれるわよね』と悲壮な決意をしておられたので、変に行動を束縛するような発言は避けて頂き、心からの応援をお願い致します」
とか囁いておけば、「ウチの奥さんが可愛くてどうしてくれよう」とか言って、勝手にジェラシーを愛情に昇華してくれる事だろう。
でも、オイチャンやらっぱーになれるのだから、リーシャ様は絶対に演技に適性があると私は思っている。
坊っちゃまやお嬢さまたちの演技も観る人の度肝を抜くレベルにまで頑張って頂こう。私の一番の宝物であるリーシャ様やお子様たちにはそろそろ、ご自分たちが簡単に手に入るとは思わせない高嶺の花のカリスマ性を手に入れて頂きたい。
楽しそうに屋敷で踊ってるお子様たちの姿を眺めながらそう強く決意する。
屋敷では好きにしていてもいいが、そろそろお子様たちには縁組みを画策する方々が現れ出している。
リーシャ様の気苦労も絶えないので、暫く相手にするのは王族だけで良かろう。
というか王族ももうこれ以上増えないで欲しいものである。
ツンでいいので少し近寄りがたい雰囲気も漂わせて貰いたいのだが、美貌まみれの親子は揃ってどうにも親しみやすいタイプらしく、どこへ行っても誰からも話しかけられやすい。
私も鍛練は怠らないようにしているが、誰にでもホイホイ付いていってしまうような主人たちではお守りする事もままならない。
これで、なかなか私も苦労しているのである。
お子様方を呼び寄せて、皆で頑張ろうね、といった話をして、ナスターシャ妃殿下から受け取った台本を取り出したリーシャ様は、タイトルを見て目を見開き、最初のあらすじを読んだ途端にいきなり膝から崩れ落ちられた。
「リーシャ様、どうされました?!」
慌てて助け起こすが、リーシャ様は呪文のように、
「………私には●キカゲ先生もライバルのヒメカ●さんもいないのよ………何でこんなハードル高い台本を寄越すの妃殿下………」
と目を潤ませ身体を震わせていた。
「わたくしも拝見して宜しいですか?」
リーシャ様から台本を受け取り、目を通す。
1つはお子様たちの台本で、『少年団とお姫様』というタイトルだ。
内容は町の仲良しグループが拐われた双子のお姫様を力を合わせて助け出す、という冒険もので、まあヒロインは間違いなくアナスタシア様とクロエ様であろう。
あらすじを読む限りは、大人が見ても楽しめそうな感じだ。
当然のことながら私も必ず観劇する。
さて、肝心のリーシャ様の台本(ほん)は、とタイトルを見ると、『薔薇と騎士』。
傾国の美女と謳われる恋多き侯爵令嬢が、どんな美男のプロポーズも袖にして、人柄だけはいいと言われている不細工な騎士団の隊長(伯爵位)と出逢い真実の恋に落ちる………これは爵位とか出逢いの設定は若干変えられているが、リーシャ様と旦那様の話ではないだろうか。
「………これ………まんまでございますねリーシャ様」
「まんま?まんまですって?」
リーシャ様はキッ、と私を睨んで来た。
「恋多きって何よ恋多きって!ダークとしか恋した事も付き合ったこともないわよ!
何人ものプロポーズってルイルイしか居なかったでしょうよ!
第一それは抜きにしても、こんな盛りまくった自分の話を自分が演じるなんてどんな辱しめなの?
どうせきっとすんごいツンデレのいやーな女とかにされてるに決まってるわ」
「いえ、ルーベンブルグ家の大旦那様が『ウチの可愛い娘を簡単にやれるか。死ねばいいのに』と連呼しながらかなりの数の釣書を暖炉にくべておりましたから、あながちそれは間違いではございませんが」
「………そうなの?」
「年頃の美貌の令嬢に降るような縁談が来ない訳ございませんでしょう。………ですがリーシャ様、これは少々まずいかも知れません」
中身の方をパラパラめくって内容を読んでいた私は軽く溜め息をつく。
旦那様が挙動不審になること請け合いである。
「3人の男性と抱擁&キス、主役の騎士団の隊長とは………朝チュンシーンがございます」
「なな、な、何ですってぇ?!」
私から台本を奪い取り食い入るように眺めたリーシャ様が、
「………無理ぽ」
と言いながらペタンと床に座り込んでしまった。
「まあ朝チュンも単にベッドへ一緒に入ってるだけの演技でしょうが、旦那様にお見せしたくはございませんね。お仕事とかで来られないようにするとか出来ませんでしょうかね」
「ヒューイさんと観に来るって速攻で有休申請したらしいわ」
「左様でございますか………」
私は内心舌打ちした。
せっかくショックを和らげたいと思ったのに台無しである。
いや、だが旦那様も私と同じくリーシャ様至上主義である。
私が旦那様の立場なら何があっても観に行くのだから、当の旦那様がそうしない訳はなかった。
「無理ぽ、などと言ってる場合ではございません。ナスターシャ妃殿下直々のお声がかりですから、しくじれませんわよ」
「………アズキぃ、オイチャンに恋多き女をやれって言うんだよう。どんなあしらいかたすれば良いのかオイチャンちっとも解らないよう」
「ンニャ」
アズキ様の肉球をもみもみしながらリーシャ様があっという間にオイチャンを憑依させてしまった。
さっきまでのやる気はもうすっかり暖炉で消し炭になったようだ。
「特訓にお付き合い致しますわ。折角なのですから、女優魂を開花させましょう。どうせ逃げられないのですから」
ナスターシャ妃殿下も美貌を鼻にかけない万事控えめなリーシャ様をとても気に入っておられる。
まあ本人は美貌だとも思ってないのだが。
別にこの台本もビックリさせたいだけで、悪気があっての事ではないのは分かるのだが、リーシャ様がヒッキーで異性は旦那様としかまともにコミュニケーションの取れない残念な人と言うのはご存知ではない。
この世の中の全ての女性の理想とも言うべき完璧な美貌を、
「ダークを落とす時にだけは嫌がられなくて良かった」
という程度の有り難みにしか感じない方である。
そしてキャパを越えるとすぐにオイチャンやらっぱーなる人物を憑依させて現実逃避しようとするので、前向きにさせるのには毎回苦労する。
「リーシャ様………こう考えてはいかがでしょうか」
「………なんだい?」
「ご自身と旦那様との恋愛経験を広く知らしめる事によって、不細工な男性への生きる希望となり、旦那様への愛が本物であると訴えかけるのです、演技で!」
「………でもなぁ………」
「旦那様にもこう仰るのです。『ダークとの幸せな思い出を他の方々にも伝えて、ダークみたいな不当な扱いを受けている男性たちへエールを送りたいの。だからやりたくないけど(ここ強調)頑張るわ!』と。
これで、まあ旦那様も早々おかしな事にはなりませんでしょう」
「……そうかな?」
「それにちょうど宜しかったではありませんか。倦怠期を避けるためにプロから色気を学ぶ良い機会でございます。結果演技も良くなり、万事オッケー万々歳でございます」
「………………」
よし、あと一押しだ。
「ヒューイ様や、恐らくマチルダ様もお見えになるでしょうし、フランシーヌ様もきっと応援に来られますわ。
そこで素晴らしい演技を見せれば、旦那様も恥をかかずに済みますし、何より演技も上手い美女が妻であると言うステータスを旦那様につけられますわよ」
「………そうね、失敗した場合私だけの問題じゃないんだものね………」
あ、オイチャンから戻ってきた。よし。
「どうせ一回限りでございます。こう、パーっと吹っ切って頑張りましょうリーシャ様!」
「ルーシー!分かったわ!頑張る私!子供たちにも恥をかかせられないものね」
コクコクと頷くリーシャ様を見ながら、ここは1つ片付いた、と心でメモを閉じる。
後は旦那様だが、まあこそっと、
「黙っていろと言われましたが、『旦那様以外の男性に触られるのはイヤで仕方ないけど、男優さん全員をダークだと思って耐えてみせるわ、友人も観に来てくれるのに恥はかかせられないし!でももしそれを浮気とか誤解されたら悲しいけれど、きっとダークなら大人だから信じてくれるわよね』と悲壮な決意をしておられたので、変に行動を束縛するような発言は避けて頂き、心からの応援をお願い致します」
とか囁いておけば、「ウチの奥さんが可愛くてどうしてくれよう」とか言って、勝手にジェラシーを愛情に昇華してくれる事だろう。
でも、オイチャンやらっぱーになれるのだから、リーシャ様は絶対に演技に適性があると私は思っている。
坊っちゃまやお嬢さまたちの演技も観る人の度肝を抜くレベルにまで頑張って頂こう。私の一番の宝物であるリーシャ様やお子様たちにはそろそろ、ご自分たちが簡単に手に入るとは思わせない高嶺の花のカリスマ性を手に入れて頂きたい。
楽しそうに屋敷で踊ってるお子様たちの姿を眺めながらそう強く決意する。
屋敷では好きにしていてもいいが、そろそろお子様たちには縁組みを画策する方々が現れ出している。
リーシャ様の気苦労も絶えないので、暫く相手にするのは王族だけで良かろう。
というか王族ももうこれ以上増えないで欲しいものである。
ツンでいいので少し近寄りがたい雰囲気も漂わせて貰いたいのだが、美貌まみれの親子は揃ってどうにも親しみやすいタイプらしく、どこへ行っても誰からも話しかけられやすい。
私も鍛練は怠らないようにしているが、誰にでもホイホイ付いていってしまうような主人たちではお守りする事もままならない。
これで、なかなか私も苦労しているのである。
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