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親善試合へ。
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明日は親善試合という夜のこと。
マークス兄様から、ダークが試合に差し支える精神状態になるといけないから言わない方がいいと言われて黙ってはいた。
だが、勝者への花束贈呈だけでなく、開会の挨拶までさせられる事になった時点で、どう考えても試合前に丸分かりではないか。
一応ダークに事前に報告しておかないと、後々宜しくないような気がする。
それに隠し事をするのは心苦しいので、もう明日の話とは言え打ち明けておく事にした。
◇ ◇ ◇
「あのねぇ、ダーク。明日の試合の事なんだけど………」
風呂から上がり、寝室に戻ってきたダークに、私は話しかけた。
「ん?試合?………やっぱり観に来るとか言い出すんだろう。ダメだダメだ。あんな脳筋のむさ苦しい野郎ばかりのところにリーシャが来たら危ない。
間違いなく襲われるし拐われる。
………観て貰いたいのは山々だが、俺も試合に集中出来なくなってしまうしな」
「家族が観に来たぐらいで集中出来なくてどうするのよ。明日はアレックやルーシーがカイル達を連れて行くのよ?」
「リーシャは特別だから」
「家族でしょ?」
「………家族だが、俺が唯一愛する女性でもあるだろう?」
だからはにかむんじゃない可愛いから。聞いたこっちが恥ずかしいわ。
「いえ、観に行くというかね、実は私も明日は行かないといけなくなったのよ」
「………どういう事だ?」
私はあの件を告げた。
皇太子殿下と妃殿下のお願いという名の断れない脅迫である事もきちんと練り込んでおく。
「いや、………確かにリーシャを超えるほどの聖女か女神レベルの美女はまず居ないが、だからって………だが皇太子殿下や妃殿下の依頼を断る事も………そこらで適当に美人な女性を見繕って出しとけばいい話なのに………きっと隣国に見せびらかしたいだけなんだ見栄っ張りだから………くそ、リーシャが減る。絶対に色々と減る。俺だけの妻なのに………」
眉間にシワを寄せて、ダークがブツブツと病み発言をしている。
減らないわよ。
何よ色々と減るって。これ以上チチは減ると困るんだけど。
お腹の脂肪だって簡単に減ってくれないのに。
ダークも、ルーシーや兄様も、本当に眼科へ行った方がいいと思う。心からそう思う。私は己を知る美女(笑)でいたい。
身の回りの人間が私の価値観を崩そうとするので油断ならない。
「まあ、そう言う訳でね。不可抗力なのよ。だから明日は柱の陰からちょこっとダークの試合観て応援してるから」
当日私は関係者扱いのせいで観客席には入れないのだ。
子供たちと一緒に応援したかったが、「神秘性を高める」だとかで、挨拶と花束贈呈の時以外は、出来るだけ控え室にいるか人目につかないようにと兄様に念押しされた。
元から欠片ほどの神秘性もありはしないのだが。
神秘性溢れる女性は薄いマンガ描いたりエロ小説書いたりしないし、うんばばうんばば踊らない。
更には扉の縁で足の小指を打って、余りの痛さに前衛舞踏のように「あ」とか「う」とかカクンカクンと怪しい動きをしてたら、子供たちに遊びだと思われて真似されたりもしない。
「………他の男に見えないように応援してくれるのは嬉しいが、1つ気になる事がある」
ダークが私を見た。
「え?何よ」
「その………本当に花束贈呈だけなのか?………試合は大小含めてよく開催されるが、花束贈呈する女性は、優勝者に花束とキスがワンセットだ。まあ頬だったり唇だったり手だったりと場所は変わるが」
「………………えええっ、キスするの!?聞いてないけど」
パパンやママン、兄弟や子供たちには親愛のキスで頬に軽くしたりもするけど、赤の他人はちょっと。
ダーク以外の人だった場合、唇はとても嫌だ。
「義兄さんはギリギリまで隠した札は晒さない人だからな………」
少し恨みがましい眼差しでダークは呟く。ああ、目に見えて元気が無くなっていく。
「………まあ、キスしないかも知れないけど、するんだとしても問題ないわ」
私は、グイッとダークを引き寄せた。
よし、ここでおねだり妻を発揮して気持ちを上げてもらうのよリーシャ。
「だってダーリンが優勝してくれるんでしょう?私のた、め、に」
ダークの唇にトントンと人指し指をあてて笑う。
………さぶっ。
いやいや世の中の悪女さんはこんなことを平気で出来るんだわねー。すごいすごい。
こんなの常時やってたら私なんかメンタル崩壊しそうだわ。
内心悪女さんに盛大なエールを送っていたら、
「勿論勝つ。それでなリーシャ………」
あ、元気になったのはいいけど、色気が土石流の如く流れてきた。これはまずい。
「………は、い?」
「俺は明日のために荒ぶる魂を静めなければいけないと思うんだ」
「そ、そうね。睡眠も充分にとって万全の態勢で臨むべきだと思うわ!」
「充分な睡眠を取るためには充分な運動も必要だと思わないか?」
「わた、私は運動はしない人だからよく分からないわ~。あ、子供たちの様子でも見てこようかしらね。ダークはゆっくり鋭気を養ってもらっーー」
立ち上がる私の腕を引っ張りベッドに押し倒す。
「ちょ、ちょっ」
「だからな、鋭気を養うためにリーシャにも協力して貰いたい。………ダメか?」
間近でキラキラキラキラとミラーボールみたいに人外の美貌と色気を振りまかないで下さい。とても眩しいんですよ。
大体ダメかと聞いてる間も太ももに伸びる手はなんですか。スカートまくれてるじゃないですか。
「………ダメじゃないわ」
未だに接近戦ではこの剣士に勝てない土偶であった。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「アレック、ルーシー、くれぐれも子供たちを宜しくね」
「大丈夫ですよ。俺もルーシーもこう見えて武闘派ですからね。誘拐犯なんか寄せ付けませんから」
アレックが笑顔でサムズアップをした。ルーシーも頷く。
いやちげーよ。
心配なのは子供たちの暴走だよ。
私はお出かけ支度を済ませた子供たちを眺めた。
「カイル、ブレナン、アナスタシア、クロエ。お母様のお願いは覚えてるわね?」
「はい。ひとつ、ひとまえでふんばばおどりをしない」
「ふたつ、ひとのあしにつかまっていどうしない」
「みっつ、じべたでねむらない」
「よろしい。父様が出る試合以外にも沢山試合があるからね。眠くなったらじいじやばあばも会場で待ち合わせてるから抱っこしてもらって寝なさい。ルーシー達でもいいわ。地べたで寝ると踏まれるからね。
母様は帰りは一緒に帰るからね。それまで良い子にしてるのよ?」
「「「「はい(あい)」」」」
私はランチバスケットをルーシーに手渡し手を振って見送ると、急いで自分の着替えに部屋へ戻った。
絶対に確信犯であろうダークに、ドレスから隠れないところに付けられた幾つものキスマークをファンデーションやコンシーラーで隠す。あのバカたれめ余計な仕事を増やしおって。
マークス兄様に贈られたドレスは、肩もむき出しだし衿ぐりが広くて少々露出が多いのに。
背中はよく見えないので髪は下ろしたままアップにしないで隠しとけばいいか。
メイクも済ませ、姿見の前でじっくりと見る。
しかし、なんでこの地味めの凡人顔が傾国の美貌(他称)なんだろか。不思議だ。
どうみても着飾った私を見てると、ピアノの発表会、という貧困なイメージしか思い浮かばないが、まあ前世の価値観だ致し方あるまい。
よし、土偶武装モード、出陣。
パンパンッ、と頬を叩いて気合いを入れると、私は馬車に乗り込むべく玄関へと向かうのであった。
マークス兄様から、ダークが試合に差し支える精神状態になるといけないから言わない方がいいと言われて黙ってはいた。
だが、勝者への花束贈呈だけでなく、開会の挨拶までさせられる事になった時点で、どう考えても試合前に丸分かりではないか。
一応ダークに事前に報告しておかないと、後々宜しくないような気がする。
それに隠し事をするのは心苦しいので、もう明日の話とは言え打ち明けておく事にした。
◇ ◇ ◇
「あのねぇ、ダーク。明日の試合の事なんだけど………」
風呂から上がり、寝室に戻ってきたダークに、私は話しかけた。
「ん?試合?………やっぱり観に来るとか言い出すんだろう。ダメだダメだ。あんな脳筋のむさ苦しい野郎ばかりのところにリーシャが来たら危ない。
間違いなく襲われるし拐われる。
………観て貰いたいのは山々だが、俺も試合に集中出来なくなってしまうしな」
「家族が観に来たぐらいで集中出来なくてどうするのよ。明日はアレックやルーシーがカイル達を連れて行くのよ?」
「リーシャは特別だから」
「家族でしょ?」
「………家族だが、俺が唯一愛する女性でもあるだろう?」
だからはにかむんじゃない可愛いから。聞いたこっちが恥ずかしいわ。
「いえ、観に行くというかね、実は私も明日は行かないといけなくなったのよ」
「………どういう事だ?」
私はあの件を告げた。
皇太子殿下と妃殿下のお願いという名の断れない脅迫である事もきちんと練り込んでおく。
「いや、………確かにリーシャを超えるほどの聖女か女神レベルの美女はまず居ないが、だからって………だが皇太子殿下や妃殿下の依頼を断る事も………そこらで適当に美人な女性を見繕って出しとけばいい話なのに………きっと隣国に見せびらかしたいだけなんだ見栄っ張りだから………くそ、リーシャが減る。絶対に色々と減る。俺だけの妻なのに………」
眉間にシワを寄せて、ダークがブツブツと病み発言をしている。
減らないわよ。
何よ色々と減るって。これ以上チチは減ると困るんだけど。
お腹の脂肪だって簡単に減ってくれないのに。
ダークも、ルーシーや兄様も、本当に眼科へ行った方がいいと思う。心からそう思う。私は己を知る美女(笑)でいたい。
身の回りの人間が私の価値観を崩そうとするので油断ならない。
「まあ、そう言う訳でね。不可抗力なのよ。だから明日は柱の陰からちょこっとダークの試合観て応援してるから」
当日私は関係者扱いのせいで観客席には入れないのだ。
子供たちと一緒に応援したかったが、「神秘性を高める」だとかで、挨拶と花束贈呈の時以外は、出来るだけ控え室にいるか人目につかないようにと兄様に念押しされた。
元から欠片ほどの神秘性もありはしないのだが。
神秘性溢れる女性は薄いマンガ描いたりエロ小説書いたりしないし、うんばばうんばば踊らない。
更には扉の縁で足の小指を打って、余りの痛さに前衛舞踏のように「あ」とか「う」とかカクンカクンと怪しい動きをしてたら、子供たちに遊びだと思われて真似されたりもしない。
「………他の男に見えないように応援してくれるのは嬉しいが、1つ気になる事がある」
ダークが私を見た。
「え?何よ」
「その………本当に花束贈呈だけなのか?………試合は大小含めてよく開催されるが、花束贈呈する女性は、優勝者に花束とキスがワンセットだ。まあ頬だったり唇だったり手だったりと場所は変わるが」
「………………えええっ、キスするの!?聞いてないけど」
パパンやママン、兄弟や子供たちには親愛のキスで頬に軽くしたりもするけど、赤の他人はちょっと。
ダーク以外の人だった場合、唇はとても嫌だ。
「義兄さんはギリギリまで隠した札は晒さない人だからな………」
少し恨みがましい眼差しでダークは呟く。ああ、目に見えて元気が無くなっていく。
「………まあ、キスしないかも知れないけど、するんだとしても問題ないわ」
私は、グイッとダークを引き寄せた。
よし、ここでおねだり妻を発揮して気持ちを上げてもらうのよリーシャ。
「だってダーリンが優勝してくれるんでしょう?私のた、め、に」
ダークの唇にトントンと人指し指をあてて笑う。
………さぶっ。
いやいや世の中の悪女さんはこんなことを平気で出来るんだわねー。すごいすごい。
こんなの常時やってたら私なんかメンタル崩壊しそうだわ。
内心悪女さんに盛大なエールを送っていたら、
「勿論勝つ。それでなリーシャ………」
あ、元気になったのはいいけど、色気が土石流の如く流れてきた。これはまずい。
「………は、い?」
「俺は明日のために荒ぶる魂を静めなければいけないと思うんだ」
「そ、そうね。睡眠も充分にとって万全の態勢で臨むべきだと思うわ!」
「充分な睡眠を取るためには充分な運動も必要だと思わないか?」
「わた、私は運動はしない人だからよく分からないわ~。あ、子供たちの様子でも見てこようかしらね。ダークはゆっくり鋭気を養ってもらっーー」
立ち上がる私の腕を引っ張りベッドに押し倒す。
「ちょ、ちょっ」
「だからな、鋭気を養うためにリーシャにも協力して貰いたい。………ダメか?」
間近でキラキラキラキラとミラーボールみたいに人外の美貌と色気を振りまかないで下さい。とても眩しいんですよ。
大体ダメかと聞いてる間も太ももに伸びる手はなんですか。スカートまくれてるじゃないですか。
「………ダメじゃないわ」
未だに接近戦ではこの剣士に勝てない土偶であった。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「アレック、ルーシー、くれぐれも子供たちを宜しくね」
「大丈夫ですよ。俺もルーシーもこう見えて武闘派ですからね。誘拐犯なんか寄せ付けませんから」
アレックが笑顔でサムズアップをした。ルーシーも頷く。
いやちげーよ。
心配なのは子供たちの暴走だよ。
私はお出かけ支度を済ませた子供たちを眺めた。
「カイル、ブレナン、アナスタシア、クロエ。お母様のお願いは覚えてるわね?」
「はい。ひとつ、ひとまえでふんばばおどりをしない」
「ふたつ、ひとのあしにつかまっていどうしない」
「みっつ、じべたでねむらない」
「よろしい。父様が出る試合以外にも沢山試合があるからね。眠くなったらじいじやばあばも会場で待ち合わせてるから抱っこしてもらって寝なさい。ルーシー達でもいいわ。地べたで寝ると踏まれるからね。
母様は帰りは一緒に帰るからね。それまで良い子にしてるのよ?」
「「「「はい(あい)」」」」
私はランチバスケットをルーシーに手渡し手を振って見送ると、急いで自分の着替えに部屋へ戻った。
絶対に確信犯であろうダークに、ドレスから隠れないところに付けられた幾つものキスマークをファンデーションやコンシーラーで隠す。あのバカたれめ余計な仕事を増やしおって。
マークス兄様に贈られたドレスは、肩もむき出しだし衿ぐりが広くて少々露出が多いのに。
背中はよく見えないので髪は下ろしたままアップにしないで隠しとけばいいか。
メイクも済ませ、姿見の前でじっくりと見る。
しかし、なんでこの地味めの凡人顔が傾国の美貌(他称)なんだろか。不思議だ。
どうみても着飾った私を見てると、ピアノの発表会、という貧困なイメージしか思い浮かばないが、まあ前世の価値観だ致し方あるまい。
よし、土偶武装モード、出陣。
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