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デビュタント。
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ダーク様とラブラブ作戦のためには成人アピールを早急にかまさなければ始まらない。
ヤダヤダと子供みたいに駄々をこねるパパンに頭を下げて、私は一番近い社交界デビューにねじ込んでもらった。
社交界にデビューした後、まあ顔見せで2、3回程度パーティ的な社交をこなしとけば後は一本道。野獣のようにダーク様攻略へ突き進めばいいだけだ。
そして2週間後。
待ちに待ったデビュタント(社交界デビューする人)になる日である。
今回はかなり大人数の参加者がいる公爵令嬢のパーティで、十数人も成人お披露目のレディがひしめきあっているようだ。みんな16。
18の私なんかは既にとうがたったオバサン的なアレかも知れない。胃が痛い。
しかし、それであれば尚更、さらっと顔出ししてちょこっと話でもして、世話好きな仲人のオバチャンか伊勢エビのようにお辞儀をしながらスススっと下がりつつ撤退すれば良かろう。
何しろ引きこもりには大人数の場というのは敷居が高すぎるのだ。
マークス兄様がパートナーなので少しは緊張も薄れるけど。
ルーシーが気合いを入れて支度をしてくれた私は、薄紫のオーガンジーっぽい柔らかな布素材にラメのついた胸元が少し開き気味ではあるがシンプルなドレス。
長めの黒髪はサイドに編み込みをされたものの、後はシンプルに「素材を生かして」さらりと下ろしたままである。
こちらの世界はブラジャーとパンティが基本でコルセットが存在しないのは苦しくないので助かったが、そのためなのか、下着そのものの補正機能が素晴らしく、寸胴な私でも腰に若干くびれが出来て、胸もそれなりに寄せて寄せて上げると言う感じで、Cカップ位にはなっている。補正下着様様である。
メイクも私があまりケバいのが好きではないと解っているので、あっさりと眉を整えて白粉とピンクのグロスをつけただけである。
………しっかし、綺麗にしてもらってなんだが、私みたいな黒髪の彫りの浅~い日本人顔に、こーゆードレスとか似合わないと思うんだよね。
ハリウッドとかで女優さんとかが着てたらエロセクシーな感じで映えると思うんだけれど。
何だか気恥ずかしくて俯いてると、出掛ける時にルーシーに
「リーシャお嬢様は自己評価が低すぎるんです!正直いって今のお嬢様に堕ちない殿方なんか世界中探してもおりませんよ!」
とバンバン背中を叩かれた。地味に痛い。いや世界中はともかくダーク様に逃げられてるし。
でも土偶最終形態ってことか。
………そうよね、昔やったゲームだって、どんなモンスターでも最終形態まで行くと今までの戦いは何だったのぐらいに別次元の強さにクラスチェンジしてたじゃない。土偶がドレスまとって何がいけないの。防御力が上がったと思えばいいだけよ。
個人的にはこれじゃない感が半端ないけど、幸いにも黒髪と一重のあっさり顔がこの国では美人(笑)という範疇に入るらしいし、この自分の前世から引きずってる価値観さえかなぐり捨てれば、羞恥心など些末な事なのよ!
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!ってどっかの帝王さまも言ってたじゃない。
馬車から降りる頃には、私は無事に脳内会議も終わり、羞恥心を風呂敷で何重にも包み込み、心の奥深くの鍵のついた箱へしまいこむことに成功していた。
「ほら行くよリーシャ。………何やりきった感出してるのさ。まだダンスすら踊ってないだろ?」
私の手を支え、馬車から下ろしてくれたマークス兄様に、
「ん?あはは、そうよね!ちゃっちゃと踊って早く帰りましょう!」
と軽口が叩けるまでにはメンタルが復活していた私は、それでも舐めていたのだろう。
うちとは比べ物にならない大きな屋敷の前に立つ門番が赤面して固まり、
『り、り、り、リーシャ・ルーベンブルグ伯爵令嬢とマークス・ルーベンブルグ伯爵令息のご到着でございます』
と執事らしき男性まで噛み噛みで私達を紹介し、ざわめいていたなごやかな歓談の声が、針ひとつ落としても聞こえるんじゃないか位の耳が痛いほどの静寂に包まれるまでは。
私の心の奥の鍵のついた箱からビンッ、ビンッ、と鍵が吹っ飛ぶ音がして、きつく結んだ筈の風呂敷がビリビリと破ける音がした。
ーーーーーー
「………なんて、なんて恐ろしいの社交って………」
社交界へのデビューを終え帰ってきた私は満身創痍だった。
部屋着である楽チンなロングワンピースに着替えて涙目で自室のテーブルに突っ伏す私を、ルーシーがホットココアを淹れて労ってくれた。
「その場で見たかったですわあ。それで、どうなったんですか?」
「モーゼのように、私とマークス兄様の前から人が消えて、兄様とのダンスの時も周囲には誰も近寄らなかったのを良いことに、美味しそうだったスイーツ食べようと思ってテーブルに向かう前に物凄い勢いで侯爵のご子息やら伯爵子息やらがのべつまくなしにやってきてダンスを申し込まれて、失礼になるから断ったらいけないと言われてたから必死に踊ったわよ」
「でしょうねぇ。リーシャお嬢様の初お披露目ですものねぇ」
「そうよ正に珍獣扱いなのよ。物珍しいのね今までろくに表に出てなかったから。
それになんだか個人的には心躍らない、兄様みたいな………言っちゃ何だけど、よく言えば人畜無害、悪く言えば全く印象に残らない地味な顔立ちの人ばかりな上に態度が尊大と言うか………もう疲れはてたからマークス兄様に連れて帰ってもらったのよ。いやぁ病弱設定にしてもらってて良かったわホント」
「いやマークス様すごいイケメンですからね?!何人畜無害とか言ってるんですか。お嬢様の趣味嗜好を世間様に当てはめちゃいけません。お嬢様は物凄く特殊ですからね?!超イレギュラーですからね?!
じゃあかなりのイケメン揃い踏みだったと」
「あー、そうなんじゃないの多分。私には理解できないけど」
「なんて勿体ない………リーシャお嬢様ならどんなイケメンでも思いのままだと言うのに、よりによってダーク・シャインベック様に想いを寄せるとか………どれだけの麗しい殿方が涙すると思ってるんですか」
「私はダーク様が一番イケメンだと思ってるんだからいいじゃない。顔も心も体つきまでパーフェクトな奇跡のような存在のお方だもの」
「………まあもう諦めたのでいいんですけど。応援してますし。
あ、リーシャお嬢様、『湖畔の朝陽』の後に先日ダーク様に会いたい気持ちが募りすぎて書き散らしたと仰ってた『僕にはそれすら甘い日々』が出版元が初回から重版をかけるほどの売れ行きだそうで。
今回はまさかのイケメン侯爵がブサメンな庭師と知らず知らずに恋に堕ちるという斬新なストーリーに、『お前が美しくなくて良かった………俺以外の誰にも見られたくないんだ』と言う台詞がツンデレ侯爵の嫉妬心と独占欲を晒しつつも惚れてしまった男の怯えも垣間見えて胸熱とレビューに載り男女問わず飛ぶように売れてるそうです」
「あああああだから好評なのは嬉しいけど音読やめてええええーーーっ」
私は耳を抑えのたうち回る。
「まあ逸れたお話はこれぐらいにして。
ご成人おめでとうございますリーシャお嬢様。
ようやく本丸を落としに行けるじゃないですか」
「そ、そうよね。ダーク様に変な虫がついてしまう前に早く何とかしないとっ」
「ダーク様にその心配は一切ご無用かと思いますが、まあ落とすなら落とすで確実に囲い込みをしませんとね。お嬢様がしくじるなんてあってはなりませんから」
「さらっと聞こえた失礼な発言はムカついたけどルーシー、貴女だけが頼りよ!」
私はルーシーを見て祈るように手を組んだ。
「お任せ下さい。リーシャお嬢様」
ニッコリと笑ったルーシーは私には救世主のように思えて、目を潤ませるのであった。
ヤダヤダと子供みたいに駄々をこねるパパンに頭を下げて、私は一番近い社交界デビューにねじ込んでもらった。
社交界にデビューした後、まあ顔見せで2、3回程度パーティ的な社交をこなしとけば後は一本道。野獣のようにダーク様攻略へ突き進めばいいだけだ。
そして2週間後。
待ちに待ったデビュタント(社交界デビューする人)になる日である。
今回はかなり大人数の参加者がいる公爵令嬢のパーティで、十数人も成人お披露目のレディがひしめきあっているようだ。みんな16。
18の私なんかは既にとうがたったオバサン的なアレかも知れない。胃が痛い。
しかし、それであれば尚更、さらっと顔出ししてちょこっと話でもして、世話好きな仲人のオバチャンか伊勢エビのようにお辞儀をしながらスススっと下がりつつ撤退すれば良かろう。
何しろ引きこもりには大人数の場というのは敷居が高すぎるのだ。
マークス兄様がパートナーなので少しは緊張も薄れるけど。
ルーシーが気合いを入れて支度をしてくれた私は、薄紫のオーガンジーっぽい柔らかな布素材にラメのついた胸元が少し開き気味ではあるがシンプルなドレス。
長めの黒髪はサイドに編み込みをされたものの、後はシンプルに「素材を生かして」さらりと下ろしたままである。
こちらの世界はブラジャーとパンティが基本でコルセットが存在しないのは苦しくないので助かったが、そのためなのか、下着そのものの補正機能が素晴らしく、寸胴な私でも腰に若干くびれが出来て、胸もそれなりに寄せて寄せて上げると言う感じで、Cカップ位にはなっている。補正下着様様である。
メイクも私があまりケバいのが好きではないと解っているので、あっさりと眉を整えて白粉とピンクのグロスをつけただけである。
………しっかし、綺麗にしてもらってなんだが、私みたいな黒髪の彫りの浅~い日本人顔に、こーゆードレスとか似合わないと思うんだよね。
ハリウッドとかで女優さんとかが着てたらエロセクシーな感じで映えると思うんだけれど。
何だか気恥ずかしくて俯いてると、出掛ける時にルーシーに
「リーシャお嬢様は自己評価が低すぎるんです!正直いって今のお嬢様に堕ちない殿方なんか世界中探してもおりませんよ!」
とバンバン背中を叩かれた。地味に痛い。いや世界中はともかくダーク様に逃げられてるし。
でも土偶最終形態ってことか。
………そうよね、昔やったゲームだって、どんなモンスターでも最終形態まで行くと今までの戦いは何だったのぐらいに別次元の強さにクラスチェンジしてたじゃない。土偶がドレスまとって何がいけないの。防御力が上がったと思えばいいだけよ。
個人的にはこれじゃない感が半端ないけど、幸いにも黒髪と一重のあっさり顔がこの国では美人(笑)という範疇に入るらしいし、この自分の前世から引きずってる価値観さえかなぐり捨てれば、羞恥心など些末な事なのよ!
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!ってどっかの帝王さまも言ってたじゃない。
馬車から降りる頃には、私は無事に脳内会議も終わり、羞恥心を風呂敷で何重にも包み込み、心の奥深くの鍵のついた箱へしまいこむことに成功していた。
「ほら行くよリーシャ。………何やりきった感出してるのさ。まだダンスすら踊ってないだろ?」
私の手を支え、馬車から下ろしてくれたマークス兄様に、
「ん?あはは、そうよね!ちゃっちゃと踊って早く帰りましょう!」
と軽口が叩けるまでにはメンタルが復活していた私は、それでも舐めていたのだろう。
うちとは比べ物にならない大きな屋敷の前に立つ門番が赤面して固まり、
『り、り、り、リーシャ・ルーベンブルグ伯爵令嬢とマークス・ルーベンブルグ伯爵令息のご到着でございます』
と執事らしき男性まで噛み噛みで私達を紹介し、ざわめいていたなごやかな歓談の声が、針ひとつ落としても聞こえるんじゃないか位の耳が痛いほどの静寂に包まれるまでは。
私の心の奥の鍵のついた箱からビンッ、ビンッ、と鍵が吹っ飛ぶ音がして、きつく結んだ筈の風呂敷がビリビリと破ける音がした。
ーーーーーー
「………なんて、なんて恐ろしいの社交って………」
社交界へのデビューを終え帰ってきた私は満身創痍だった。
部屋着である楽チンなロングワンピースに着替えて涙目で自室のテーブルに突っ伏す私を、ルーシーがホットココアを淹れて労ってくれた。
「その場で見たかったですわあ。それで、どうなったんですか?」
「モーゼのように、私とマークス兄様の前から人が消えて、兄様とのダンスの時も周囲には誰も近寄らなかったのを良いことに、美味しそうだったスイーツ食べようと思ってテーブルに向かう前に物凄い勢いで侯爵のご子息やら伯爵子息やらがのべつまくなしにやってきてダンスを申し込まれて、失礼になるから断ったらいけないと言われてたから必死に踊ったわよ」
「でしょうねぇ。リーシャお嬢様の初お披露目ですものねぇ」
「そうよ正に珍獣扱いなのよ。物珍しいのね今までろくに表に出てなかったから。
それになんだか個人的には心躍らない、兄様みたいな………言っちゃ何だけど、よく言えば人畜無害、悪く言えば全く印象に残らない地味な顔立ちの人ばかりな上に態度が尊大と言うか………もう疲れはてたからマークス兄様に連れて帰ってもらったのよ。いやぁ病弱設定にしてもらってて良かったわホント」
「いやマークス様すごいイケメンですからね?!何人畜無害とか言ってるんですか。お嬢様の趣味嗜好を世間様に当てはめちゃいけません。お嬢様は物凄く特殊ですからね?!超イレギュラーですからね?!
じゃあかなりのイケメン揃い踏みだったと」
「あー、そうなんじゃないの多分。私には理解できないけど」
「なんて勿体ない………リーシャお嬢様ならどんなイケメンでも思いのままだと言うのに、よりによってダーク・シャインベック様に想いを寄せるとか………どれだけの麗しい殿方が涙すると思ってるんですか」
「私はダーク様が一番イケメンだと思ってるんだからいいじゃない。顔も心も体つきまでパーフェクトな奇跡のような存在のお方だもの」
「………まあもう諦めたのでいいんですけど。応援してますし。
あ、リーシャお嬢様、『湖畔の朝陽』の後に先日ダーク様に会いたい気持ちが募りすぎて書き散らしたと仰ってた『僕にはそれすら甘い日々』が出版元が初回から重版をかけるほどの売れ行きだそうで。
今回はまさかのイケメン侯爵がブサメンな庭師と知らず知らずに恋に堕ちるという斬新なストーリーに、『お前が美しくなくて良かった………俺以外の誰にも見られたくないんだ』と言う台詞がツンデレ侯爵の嫉妬心と独占欲を晒しつつも惚れてしまった男の怯えも垣間見えて胸熱とレビューに載り男女問わず飛ぶように売れてるそうです」
「あああああだから好評なのは嬉しいけど音読やめてええええーーーっ」
私は耳を抑えのたうち回る。
「まあ逸れたお話はこれぐらいにして。
ご成人おめでとうございますリーシャお嬢様。
ようやく本丸を落としに行けるじゃないですか」
「そ、そうよね。ダーク様に変な虫がついてしまう前に早く何とかしないとっ」
「ダーク様にその心配は一切ご無用かと思いますが、まあ落とすなら落とすで確実に囲い込みをしませんとね。お嬢様がしくじるなんてあってはなりませんから」
「さらっと聞こえた失礼な発言はムカついたけどルーシー、貴女だけが頼りよ!」
私はルーシーを見て祈るように手を組んだ。
「お任せ下さい。リーシャお嬢様」
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