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69話 胸に手を当てれば②
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善は急げとばかりに、真里亜先輩が自分のバッグからアイマスクを取り出す。
学校にアイマスクを持参する理由はいくつか考えられないこともないけど、真里亜先輩のことだから予想の斜め上を行く理由なのだろう。あえて言及はしない。
このままだと場所や角度から誰が触ったか分かるので、姫歌先輩はイスを少し引いてからアイマスクを装着する。
続けて、私たちは姫歌先輩の前に集まった。
「それじゃ、始めるよ~」
開始の音頭を取るのは葵先輩。
最初に手を伸ばしたのは、アリス先輩だ。
声を出さないように気を付けつつ、両手で左右から胸を挟むようにして触る。
「これは……アリスかしらぁ❤」
「あ、当たり」
少し悩んだ様子ではあるものの、姫歌先輩は見事に正解した。
アリス先輩が手を引っ込め、順番を次に移す。
真里亜先輩は人差し指を近付け、胸の中央付近にゆっくりと突き立てる。
「指先だけだと難しいわねぇ……葵か、真里亜か……うーん……真里亜かしら❤」
「くっ、やるわね。正解よ」
二人続けての正解に、歓声が起こる。
次なる挑戦者は、私だ。
葵先輩と手の大きさがほとんど一緒なので、彼女の手付きを真似することで答えを悩ませようと思う。
指を広げ、左右の乳房を鷲掴みにする。
「んぅっ、はぁぁあぁんっ❤ これは悠理ね、間違いないわ❤」
私が触ると同時に姫歌先輩の体がビクンッと跳ね、艶めかしい喘ぎを漏らし、自信満々に正解を言い当てられた。
残るのは葵先輩一人なので、ゲームを制したのは姫歌先輩ということになる。
姫歌先輩はアイマスクを外し、私たちに合わせて起立した。
「本当に目隠しをした状態で的確に当てましたね。すごいですっ」
「うふふ❤ アリスと真里亜はほとんど勘だったけど、悠理に関しては簡単に分かったわ❤」
「触り方がエッチだったからですか?」
「違うわよぉ❤ たとえ姿が見えなくても、悠理に触られた瞬間に信じられないぐらいの快感が走るの❤ だから、悠理だけは絶対に間違えないわ❤」
「あ、ありがとうございます」
面と向かって言われ、つい照れてしまう。
幸せそうに話す姫歌先輩の姿を見ていると、私としてもただひたすらに嬉しい。
「ただ、視界を封じられた上での不意打ちだから、刺激が強すぎたわね❤ あとで下着を替えないと❤」
「その発言も、相当刺激が強いですよ」
なぜ下着を穿き替える必要があるのか。先ほどの反応を踏まえれば、答えは出ているに等しい。
今晩も妄想が捗りそうだ。
学校にアイマスクを持参する理由はいくつか考えられないこともないけど、真里亜先輩のことだから予想の斜め上を行く理由なのだろう。あえて言及はしない。
このままだと場所や角度から誰が触ったか分かるので、姫歌先輩はイスを少し引いてからアイマスクを装着する。
続けて、私たちは姫歌先輩の前に集まった。
「それじゃ、始めるよ~」
開始の音頭を取るのは葵先輩。
最初に手を伸ばしたのは、アリス先輩だ。
声を出さないように気を付けつつ、両手で左右から胸を挟むようにして触る。
「これは……アリスかしらぁ❤」
「あ、当たり」
少し悩んだ様子ではあるものの、姫歌先輩は見事に正解した。
アリス先輩が手を引っ込め、順番を次に移す。
真里亜先輩は人差し指を近付け、胸の中央付近にゆっくりと突き立てる。
「指先だけだと難しいわねぇ……葵か、真里亜か……うーん……真里亜かしら❤」
「くっ、やるわね。正解よ」
二人続けての正解に、歓声が起こる。
次なる挑戦者は、私だ。
葵先輩と手の大きさがほとんど一緒なので、彼女の手付きを真似することで答えを悩ませようと思う。
指を広げ、左右の乳房を鷲掴みにする。
「んぅっ、はぁぁあぁんっ❤ これは悠理ね、間違いないわ❤」
私が触ると同時に姫歌先輩の体がビクンッと跳ね、艶めかしい喘ぎを漏らし、自信満々に正解を言い当てられた。
残るのは葵先輩一人なので、ゲームを制したのは姫歌先輩ということになる。
姫歌先輩はアイマスクを外し、私たちに合わせて起立した。
「本当に目隠しをした状態で的確に当てましたね。すごいですっ」
「うふふ❤ アリスと真里亜はほとんど勘だったけど、悠理に関しては簡単に分かったわ❤」
「触り方がエッチだったからですか?」
「違うわよぉ❤ たとえ姿が見えなくても、悠理に触られた瞬間に信じられないぐらいの快感が走るの❤ だから、悠理だけは絶対に間違えないわ❤」
「あ、ありがとうございます」
面と向かって言われ、つい照れてしまう。
幸せそうに話す姫歌先輩の姿を見ていると、私としてもただひたすらに嬉しい。
「ただ、視界を封じられた上での不意打ちだから、刺激が強すぎたわね❤ あとで下着を替えないと❤」
「その発言も、相当刺激が強いですよ」
なぜ下着を穿き替える必要があるのか。先ほどの反応を踏まえれば、答えは出ているに等しい。
今晩も妄想が捗りそうだ。
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