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3章 一線を越えても止まらない
9話 ただのマッサージ
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今日は日頃お世話になっているお礼として、萌恵ちゃんにマッサージをする。
入浴中に話を持ちかけた際には申し訳なさそうに遠慮されたので、後ほど私もやってもらうということで納得してもらった。
素人が全身をやると時間がかかりそうだし失敗したら怖いので、とりあえず今回は両脚だけ。
リビングに布団を敷き、仰向けに寝てもらう。本当はうつ伏せの方がやりやすいんだけど、爆乳の持ち主である萌恵ちゃんにとっては苦しい体勢だから無理はさせられない。
パジャマの裾を膝まで上げ、火照った生足を露出させる。
「萌恵ちゃん、舐めてもいい?」
「ま、マッサージじゃなかったの!?」
おっと、私としたことが――いや、実に私らしい変態発言をしてしまった。
毛穴が見えないほどつるつるすべすべの白くきれいな肌に見惚れつつ、「ごめんね」と前言を謝罪する。
スマホで調べたマッサージ指南のサイトを開き、それを参考に進めていく。
まずは左足からだ。
支えるようにすねの辺りを持ち、もう片方の手の指を足の指の間に入れ、足首をグルグルと回す。
「ぁっ、ふぁ」
萌恵ちゃんが驚いたように息を漏らす。素足に触っているから、くすぐったいのかもしれない。
足首をほぐしたら、次は指だ。親指から順番に、人差し指と親指で掴んで前後に動かす。
「んっ、はぁっ、ぅ……っ」
「ごめん、痛かった?」
足がピクンッと引きつり、喘ぐような声が発せられた。
ツボを押しているわけではないので、痛みがあるのなら無理に続けるわけにはいかない。
一度動きを止めて、萌恵ちゃんの返事を待つ。
「だ、大丈夫だよ~。あたしこそごめんね、変な声出しちゃって。気持ちいいから、続けて」
「うん、分かった。痛かったり気分が悪くなったりしたら、すぐに言ってね」
どうやら問題はなかったようなので、再開する。
残りの指も同じように、丁寧かつ慎重に動かす。
体育があって蒸れていたはずの足も、ボディーソープのいい匂いを放っている。
ムレムレの饐えたような臭いも大好物な私にとっては、嬉しさ半分、悲しみ半分といったところ。
なんて、余計なことを考えるのはやめておこう。
手をグーにして、足の裏を擦る。
萌恵ちゃんがやけにえっちな声を出すので気が散るけど、雑念を捨てて真面目に取り組む。
土踏まずに親指を立て、グッ、グッ、と力を込めて揉んでいく。
さっきまで横たわっていた萌恵ちゃんは、上体を起こし、なにかを堪えるように自分の人差し指を噛んでいる。
瞳はわずかに潤んでいて、顔もお風呂上りとはいえ赤い。
トロンとした表情といい、あまりの色っぽさに思わず生唾を飲んでしまった。
スマホの画面を見ながら、テンポよく進める。
「ふっ、うぅ……はっ、あぁっ……くぅ……んっ……」
萌恵ちゃんは左右の太ももをギュッと合わせ、おしっこでも我慢しているかのように擦り合わせる。
同時に発されるのは、もはや疑うべくもなく喘ぎ声だ。
私のマッサージで感じてくれているのかもしれない。
「まだ途中だけど、そろそろ止めた方がいい?」
「や、やだぁ、まにゃのマッサージ、すごく、きもひいぃ……もっと、もっとしてほしいよぉ」
顔は真っ赤で、頬には涙の筋が伝い、呂律はもうまともに回っていない。
明らかに様子がおかしいものの、本人が望んでいるので続けるとしよう。
どうせなら膝から上も素肌にマッサージを施したいので、ちょっと寒いけど脱いでもらうことにした。
純白の下着が露わになり、ボディーソープとは違う甘い芳香が湯気のような温もりを帯びて鼻孔をくすぐる。
萌恵ちゃんのフェロモンに刺激されて頭がクラクラし始め、本能のままにしゃぶりつきそうになるのを必死で我慢する。
私は自分の頬を軽く叩いて平常心を保ち、初心者ながらもプロ意識を持って再び手を動かす。
揉んだり、さすったり、擦り上げたり。
力を込めるたびに、萌恵ちゃんの体が小さく震える。
視界にチラつく下着が内側から少しずつシミを広げていくのが見えたけど、気付かぬフリをして無心で続けた。
***
両脚合わせて三十分、といったところだろうか。
付け焼刃の知識ながらも、途中で投げ出すことなく無事に終えられた。
「ま、まにゃ、しゅ、しゅごすぎりゅよぉ。ご、ごめん、も、もうひょっと、ま、まっへ……」
「ありがとう。萌恵ちゃんに喜んでもらえて嬉しい。いつまでも待つから、無理して今日やってくれなくてもいいよ?」
「ひゃぅ」
布団の上でビクンビクンッと小刻みに震える萌恵ちゃん。
恍惚とした表情で口の端から唾液を垂らしているのも相俟って、そこはかとなくえっちな光景に思えてしまう。
だけど、決して勘違いしてはいけない。
私がしたのは疲れを癒すためのマッサージであり、極めて健全な行為だ。
興奮してしまった自分への言い訳ってわけではないけど――えっちなことではないと、ハッキリ断言させてもらう。
入浴中に話を持ちかけた際には申し訳なさそうに遠慮されたので、後ほど私もやってもらうということで納得してもらった。
素人が全身をやると時間がかかりそうだし失敗したら怖いので、とりあえず今回は両脚だけ。
リビングに布団を敷き、仰向けに寝てもらう。本当はうつ伏せの方がやりやすいんだけど、爆乳の持ち主である萌恵ちゃんにとっては苦しい体勢だから無理はさせられない。
パジャマの裾を膝まで上げ、火照った生足を露出させる。
「萌恵ちゃん、舐めてもいい?」
「ま、マッサージじゃなかったの!?」
おっと、私としたことが――いや、実に私らしい変態発言をしてしまった。
毛穴が見えないほどつるつるすべすべの白くきれいな肌に見惚れつつ、「ごめんね」と前言を謝罪する。
スマホで調べたマッサージ指南のサイトを開き、それを参考に進めていく。
まずは左足からだ。
支えるようにすねの辺りを持ち、もう片方の手の指を足の指の間に入れ、足首をグルグルと回す。
「ぁっ、ふぁ」
萌恵ちゃんが驚いたように息を漏らす。素足に触っているから、くすぐったいのかもしれない。
足首をほぐしたら、次は指だ。親指から順番に、人差し指と親指で掴んで前後に動かす。
「んっ、はぁっ、ぅ……っ」
「ごめん、痛かった?」
足がピクンッと引きつり、喘ぐような声が発せられた。
ツボを押しているわけではないので、痛みがあるのなら無理に続けるわけにはいかない。
一度動きを止めて、萌恵ちゃんの返事を待つ。
「だ、大丈夫だよ~。あたしこそごめんね、変な声出しちゃって。気持ちいいから、続けて」
「うん、分かった。痛かったり気分が悪くなったりしたら、すぐに言ってね」
どうやら問題はなかったようなので、再開する。
残りの指も同じように、丁寧かつ慎重に動かす。
体育があって蒸れていたはずの足も、ボディーソープのいい匂いを放っている。
ムレムレの饐えたような臭いも大好物な私にとっては、嬉しさ半分、悲しみ半分といったところ。
なんて、余計なことを考えるのはやめておこう。
手をグーにして、足の裏を擦る。
萌恵ちゃんがやけにえっちな声を出すので気が散るけど、雑念を捨てて真面目に取り組む。
土踏まずに親指を立て、グッ、グッ、と力を込めて揉んでいく。
さっきまで横たわっていた萌恵ちゃんは、上体を起こし、なにかを堪えるように自分の人差し指を噛んでいる。
瞳はわずかに潤んでいて、顔もお風呂上りとはいえ赤い。
トロンとした表情といい、あまりの色っぽさに思わず生唾を飲んでしまった。
スマホの画面を見ながら、テンポよく進める。
「ふっ、うぅ……はっ、あぁっ……くぅ……んっ……」
萌恵ちゃんは左右の太ももをギュッと合わせ、おしっこでも我慢しているかのように擦り合わせる。
同時に発されるのは、もはや疑うべくもなく喘ぎ声だ。
私のマッサージで感じてくれているのかもしれない。
「まだ途中だけど、そろそろ止めた方がいい?」
「や、やだぁ、まにゃのマッサージ、すごく、きもひいぃ……もっと、もっとしてほしいよぉ」
顔は真っ赤で、頬には涙の筋が伝い、呂律はもうまともに回っていない。
明らかに様子がおかしいものの、本人が望んでいるので続けるとしよう。
どうせなら膝から上も素肌にマッサージを施したいので、ちょっと寒いけど脱いでもらうことにした。
純白の下着が露わになり、ボディーソープとは違う甘い芳香が湯気のような温もりを帯びて鼻孔をくすぐる。
萌恵ちゃんのフェロモンに刺激されて頭がクラクラし始め、本能のままにしゃぶりつきそうになるのを必死で我慢する。
私は自分の頬を軽く叩いて平常心を保ち、初心者ながらもプロ意識を持って再び手を動かす。
揉んだり、さすったり、擦り上げたり。
力を込めるたびに、萌恵ちゃんの体が小さく震える。
視界にチラつく下着が内側から少しずつシミを広げていくのが見えたけど、気付かぬフリをして無心で続けた。
***
両脚合わせて三十分、といったところだろうか。
付け焼刃の知識ながらも、途中で投げ出すことなく無事に終えられた。
「ま、まにゃ、しゅ、しゅごすぎりゅよぉ。ご、ごめん、も、もうひょっと、ま、まっへ……」
「ありがとう。萌恵ちゃんに喜んでもらえて嬉しい。いつまでも待つから、無理して今日やってくれなくてもいいよ?」
「ひゃぅ」
布団の上でビクンビクンッと小刻みに震える萌恵ちゃん。
恍惚とした表情で口の端から唾液を垂らしているのも相俟って、そこはかとなくえっちな光景に思えてしまう。
だけど、決して勘違いしてはいけない。
私がしたのは疲れを癒すためのマッサージであり、極めて健全な行為だ。
興奮してしまった自分への言い訳ってわけではないけど――えっちなことではないと、ハッキリ断言させてもらう。
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