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1章 私がガチなのは内緒である
12話 胸の悩み
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ある日の放課後。私、萌恵ちゃん、美咲ちゃんの三人は雑談に花を咲かせていた。
日直の仕事を片付けてから話し始めて、気付けば他には誰もいない。
女子校とはいえあまり聞かれたくない話題でもあるので、気兼ねなく話せる状況と言える。
「萌恵ちゃんの胸って、もはや凶器だよね」
絶大な存在感を主張する双丘に鋭い視線を送りつつ、素直な意見を述べた。
萌恵ちゃんは身長158cm、バスト99cm、ウエスト60cm、ヒップ88cmという神がかったスタイルの持ち主である。
ちなみに、私は身長148、バスト74、ウエスト56、ヒップ76だ。
「同感です。本当に同じ生物なのか疑問に思うレベルですよ」
力強くうなずく美咲ちゃん。
萌恵ちゃんを山に例えるなら、彼女は平原と言ったところか。
控え目サイズの私よりさらに小さい胸を持つため、爆乳に対する羨望の度合いは計り知れない。
四限目の体育で行われた短距離走において、二つの球体が服ごと上下左右に跳ね乱れていた光景を、おそらくクラスメイト全員が忘れないだろう。異性に見られようものなら目撃者を残らず始末するのが大変だ。女子校でよかった。
「ちょっとちょっと、凶器はないでしょ。それに、あたしはれっきとした人間だからね」
持たざる者の妬みを受け、萌恵ちゃんは少し困った様子だ。そんな姿もかわいい。
「本当、ちょっとでいいから分けてほしいよ」
「でも、いいことないよ? 下着買うときにサイズがなくて困るし、走ると痛いし、夏場は蒸れるし、他にも嫌なことだらけ」
「そのセリフ、一度でいいから言ってみたい」
「ですね。大変だということは重々承知の上ですが、胸の重さによる肩こりもぜひ体験してみたいです」
美咲ちゃんの発言に、私は力強く首肯した。
ブラのサイズで困ることがなく、運動する際にまったく邪魔にならず、夏場だからといって蒸れやすくなることはない。
いくら利点を並べ立てたところで、巨乳への憧れを前にすれば敗者の言い訳と化してしまう。
リアルとかフィクションを問わず、眺める側としては大小どちらにも魅力を感じる。
しかし、自分の体と考えれば大きい方がいい。
当然ながら個人によって意見は違うだろうけど、私は大きくなりたい。たとえ身長が伸びなくても、胸だけはほんのちょっとでも膨らんでほしい。
あ、いや、べつにそこまで気にしてるわけじゃないよ?
「う~ん、二対一だと分が悪いなぁ」
「それじゃあ、そろそろこの話題は止めにしようか」
萌恵ちゃんの困り顔もかわいいけど、これ以上はさすがにかわいそうだ。
一緒に生活する中で、彼女が実際に胸の大きさで苦労している場面は何度も見てきた。
体育で走った後も、痛そうに胸を押さえて保健室に行っていた。私には共感こそできないけど、その痛みがつらいことは考えなくても分かる。
羨む気持ちが本物だったとはいえ、ちょっと意地悪なことを言ってしまったかもしれない。
「うんうん、もっと楽しい話をしようよ!」
嬉しそうに声を弾ませる萌恵ちゃん。
やっぱり、笑ってる顔の方が何倍もかわいい。
「あ、でもこれだけは言わせて。私、美咲ちゃんよりは大きいからね」
大事な情報なのでしっかりと明示しておく。
相変わらず器の小さい人間だと自己嫌悪に陥りそうだけど、それでも伝えておきたかった。
「真菜さん、くだらない見栄の張り合いは止めましょう。ほら、萌恵さんの胸を見てください。あれを前にすれば、わたしたちなんて松ぼっくりの隣で背比べをしているドングリに過ぎません」
「……私が全面的に悪かったです……」
萌恵ちゃんの胸を見てから私と美咲ちゃんのを見比べて心底納得し、私は素直に謝罪する。
でも、私の方が胸あるってこと認めてないよね? さりげなく有耶無耶にしたよね?
いやいや、マイナスな考えは不毛な争いに発展してしまう。
気を取り直して、楽しいことを話そう。
「ところで、美咲ちゃんはあのショッピングモール行ったことある?」
学校を出てコンビニよりさらに進んだ先にある複合商業施設。あそこに行けば、生活に必要な物はすべてそろう。
「実はないんですよね。家の近所に似たような場所があるので、機会がなくて。お二人はやっぱり頻繁に通っているんですか?」
「うん! 週末は必ず二人で行って、いろいろ買い物するよ~。あと、フードコートにタピオカドリンク専門店が入ってて、種類が豊富で味もおいしいから超おすすめ!」
萌恵ちゃんが返答した通りだ。
頻繁に、というほどではないけれど、これからも定期的に足を運ぶことになるだろう。
急にジュースやデザートが欲しくなったらコンビニで買うけど、それ以外はすべてショッピングモールで購入する。
「下着もかわいいの売ってるよ。入学する前に、おそろいのやつ買ったんだ。もちろん、サイズはおそろいどころか真逆だけど」
私は萌恵ちゃんとおそろいというだけで満足だし、かわいいデザインだから萌恵ちゃんもとても喜んでいた。
私たちが買った分で売り切れだったので、まさに運命と言えよう。
「ま、真菜、実は、その……言いにくいんだけど……」
萌恵ちゃんは陽気な態度から一変、沈んだ表情で歯切れが悪そうに視線を泳がせる。
紛失した、ということはないはずだ。昨晩、確かにタンスにあるのを確認した。
「また少し大きくなったみたいで、体育で走ったときに、ホックが……。安全ピンで応急処置してもらったけど、もう使えないって言われちゃった。ごめんね、真菜。本当はすぐに言おうとしたんだけど、せっかくおそろいで買った大切な物だから、どうしても……」
あぁ、そういうことか。
保健室に行ったのは、痛みではなくブラの破損が原因だったらしい。
「確かに残念だけど、気に病むことないよ。同じのはなくても、またおそろいのデザインを探す楽しみができたってことで」
「真菜……ありがと! なかなか言い出せなくてごめんね!」
「いいよ、それだけ大事に思ってくれてたってことでしょ? まぁ、大きくなったって事実だけは簡単に許せないけどね」
手足や腰の細さは私と大して違わないんだけどなぁ。
私から溢れた煩悩が我慢できず萌恵ちゃんの胸に飛び込んだのだろうか。
なんて、有り得るわけのない突飛な想像をしてしまう。
「結局、胸の話になってしまいましたね」
「そうだね。今日はそういう日だってことかな」
自分で言ってなんだけど、そういう日ってどういうことだ。
冷静なつもりでいても、ちょっとばかり混乱しているらしい。
私はかれこれ数年ほど胸の成長なんて感じたことがなく、事実的にも小学生の頃から大して膨らんでいない。
いまは爆乳な萌恵ちゃんも、昔は私と同じぐらいだったのに。
小さい頃は髪の色から金銀コンビなんて呼ばれたこともあったけど、いまはさしずめ爆貧コンビといったところか。
「じゃあ、胸の話ということで、あたしの愚痴も聞いてもらおうかな」
いつになく淀んだ声音で、萌恵ちゃんが静かに話し始めた。
楽しい話をするという流れはどこへ消えたのか。
***
あれからどれほどの時間が経っただろう。
最終下校時間を告げるチャイムが鳴り、すでに陽が沈もうとしている。
「――あとあと、走るの大好きなのに胸のせいで気持ちよく走れないんだよ!? 千切れそうなぐらい痛いし、体勢が崩れそうになるし!」
珍しく不満を爆発させた萌恵ちゃんの苦労話は、途切れることなく続いていた。
私と美咲ちゃんには想像も及ばない領域ではあるが、どれだけ鬱憤を溜めていたのかはひしひしと伝わってくる。
その後、見回りの先生に注意されるまで、いつもはひたすらに明るい萌恵ちゃんの愚痴を親身になって静聴し続けるのだった。
日直の仕事を片付けてから話し始めて、気付けば他には誰もいない。
女子校とはいえあまり聞かれたくない話題でもあるので、気兼ねなく話せる状況と言える。
「萌恵ちゃんの胸って、もはや凶器だよね」
絶大な存在感を主張する双丘に鋭い視線を送りつつ、素直な意見を述べた。
萌恵ちゃんは身長158cm、バスト99cm、ウエスト60cm、ヒップ88cmという神がかったスタイルの持ち主である。
ちなみに、私は身長148、バスト74、ウエスト56、ヒップ76だ。
「同感です。本当に同じ生物なのか疑問に思うレベルですよ」
力強くうなずく美咲ちゃん。
萌恵ちゃんを山に例えるなら、彼女は平原と言ったところか。
控え目サイズの私よりさらに小さい胸を持つため、爆乳に対する羨望の度合いは計り知れない。
四限目の体育で行われた短距離走において、二つの球体が服ごと上下左右に跳ね乱れていた光景を、おそらくクラスメイト全員が忘れないだろう。異性に見られようものなら目撃者を残らず始末するのが大変だ。女子校でよかった。
「ちょっとちょっと、凶器はないでしょ。それに、あたしはれっきとした人間だからね」
持たざる者の妬みを受け、萌恵ちゃんは少し困った様子だ。そんな姿もかわいい。
「本当、ちょっとでいいから分けてほしいよ」
「でも、いいことないよ? 下着買うときにサイズがなくて困るし、走ると痛いし、夏場は蒸れるし、他にも嫌なことだらけ」
「そのセリフ、一度でいいから言ってみたい」
「ですね。大変だということは重々承知の上ですが、胸の重さによる肩こりもぜひ体験してみたいです」
美咲ちゃんの発言に、私は力強く首肯した。
ブラのサイズで困ることがなく、運動する際にまったく邪魔にならず、夏場だからといって蒸れやすくなることはない。
いくら利点を並べ立てたところで、巨乳への憧れを前にすれば敗者の言い訳と化してしまう。
リアルとかフィクションを問わず、眺める側としては大小どちらにも魅力を感じる。
しかし、自分の体と考えれば大きい方がいい。
当然ながら個人によって意見は違うだろうけど、私は大きくなりたい。たとえ身長が伸びなくても、胸だけはほんのちょっとでも膨らんでほしい。
あ、いや、べつにそこまで気にしてるわけじゃないよ?
「う~ん、二対一だと分が悪いなぁ」
「それじゃあ、そろそろこの話題は止めにしようか」
萌恵ちゃんの困り顔もかわいいけど、これ以上はさすがにかわいそうだ。
一緒に生活する中で、彼女が実際に胸の大きさで苦労している場面は何度も見てきた。
体育で走った後も、痛そうに胸を押さえて保健室に行っていた。私には共感こそできないけど、その痛みがつらいことは考えなくても分かる。
羨む気持ちが本物だったとはいえ、ちょっと意地悪なことを言ってしまったかもしれない。
「うんうん、もっと楽しい話をしようよ!」
嬉しそうに声を弾ませる萌恵ちゃん。
やっぱり、笑ってる顔の方が何倍もかわいい。
「あ、でもこれだけは言わせて。私、美咲ちゃんよりは大きいからね」
大事な情報なのでしっかりと明示しておく。
相変わらず器の小さい人間だと自己嫌悪に陥りそうだけど、それでも伝えておきたかった。
「真菜さん、くだらない見栄の張り合いは止めましょう。ほら、萌恵さんの胸を見てください。あれを前にすれば、わたしたちなんて松ぼっくりの隣で背比べをしているドングリに過ぎません」
「……私が全面的に悪かったです……」
萌恵ちゃんの胸を見てから私と美咲ちゃんのを見比べて心底納得し、私は素直に謝罪する。
でも、私の方が胸あるってこと認めてないよね? さりげなく有耶無耶にしたよね?
いやいや、マイナスな考えは不毛な争いに発展してしまう。
気を取り直して、楽しいことを話そう。
「ところで、美咲ちゃんはあのショッピングモール行ったことある?」
学校を出てコンビニよりさらに進んだ先にある複合商業施設。あそこに行けば、生活に必要な物はすべてそろう。
「実はないんですよね。家の近所に似たような場所があるので、機会がなくて。お二人はやっぱり頻繁に通っているんですか?」
「うん! 週末は必ず二人で行って、いろいろ買い物するよ~。あと、フードコートにタピオカドリンク専門店が入ってて、種類が豊富で味もおいしいから超おすすめ!」
萌恵ちゃんが返答した通りだ。
頻繁に、というほどではないけれど、これからも定期的に足を運ぶことになるだろう。
急にジュースやデザートが欲しくなったらコンビニで買うけど、それ以外はすべてショッピングモールで購入する。
「下着もかわいいの売ってるよ。入学する前に、おそろいのやつ買ったんだ。もちろん、サイズはおそろいどころか真逆だけど」
私は萌恵ちゃんとおそろいというだけで満足だし、かわいいデザインだから萌恵ちゃんもとても喜んでいた。
私たちが買った分で売り切れだったので、まさに運命と言えよう。
「ま、真菜、実は、その……言いにくいんだけど……」
萌恵ちゃんは陽気な態度から一変、沈んだ表情で歯切れが悪そうに視線を泳がせる。
紛失した、ということはないはずだ。昨晩、確かにタンスにあるのを確認した。
「また少し大きくなったみたいで、体育で走ったときに、ホックが……。安全ピンで応急処置してもらったけど、もう使えないって言われちゃった。ごめんね、真菜。本当はすぐに言おうとしたんだけど、せっかくおそろいで買った大切な物だから、どうしても……」
あぁ、そういうことか。
保健室に行ったのは、痛みではなくブラの破損が原因だったらしい。
「確かに残念だけど、気に病むことないよ。同じのはなくても、またおそろいのデザインを探す楽しみができたってことで」
「真菜……ありがと! なかなか言い出せなくてごめんね!」
「いいよ、それだけ大事に思ってくれてたってことでしょ? まぁ、大きくなったって事実だけは簡単に許せないけどね」
手足や腰の細さは私と大して違わないんだけどなぁ。
私から溢れた煩悩が我慢できず萌恵ちゃんの胸に飛び込んだのだろうか。
なんて、有り得るわけのない突飛な想像をしてしまう。
「結局、胸の話になってしまいましたね」
「そうだね。今日はそういう日だってことかな」
自分で言ってなんだけど、そういう日ってどういうことだ。
冷静なつもりでいても、ちょっとばかり混乱しているらしい。
私はかれこれ数年ほど胸の成長なんて感じたことがなく、事実的にも小学生の頃から大して膨らんでいない。
いまは爆乳な萌恵ちゃんも、昔は私と同じぐらいだったのに。
小さい頃は髪の色から金銀コンビなんて呼ばれたこともあったけど、いまはさしずめ爆貧コンビといったところか。
「じゃあ、胸の話ということで、あたしの愚痴も聞いてもらおうかな」
いつになく淀んだ声音で、萌恵ちゃんが静かに話し始めた。
楽しい話をするという流れはどこへ消えたのか。
***
あれからどれほどの時間が経っただろう。
最終下校時間を告げるチャイムが鳴り、すでに陽が沈もうとしている。
「――あとあと、走るの大好きなのに胸のせいで気持ちよく走れないんだよ!? 千切れそうなぐらい痛いし、体勢が崩れそうになるし!」
珍しく不満を爆発させた萌恵ちゃんの苦労話は、途切れることなく続いていた。
私と美咲ちゃんには想像も及ばない領域ではあるが、どれだけ鬱憤を溜めていたのかはひしひしと伝わってくる。
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