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167話 夏っぽい企画に向けて②
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本社ビルに到着したあたしとミミちゃんは、さっそくプールがあるフロアへと足を運んだ。
靴を下駄箱に仕舞って更衣室に移動し、自分のネームプレートが貼られたロッカーの前に立つ。
「ミミちゃん、後で撮影してもいい?」
「いいですよ。あっ、エッチなのはダメですからね」
さすがミミちゃん、先手を打ってきた。
あわよくば脱衣シーンを動画で撮影させてもらおうと思っていたんだけど、今回は健全な写真だけ撮るとしよう。
なんてことを考えているうちに脱衣が終わり、あたしは産まれたままの姿となった。
自分で言うのもなんだけど、脱衣シーンなのに色気が微塵もなかった気がする。
ミミちゃんなんて、かすかに聞こえてくる衣擦れの音にすらそこはかとないエロさが宿っているというのに。
「う~ん、やっぱり全体的に色気が足りないな~」
姿見の前まで移動してグラビアっぽいポーズを取ってみたものの、魅力を微塵も感じられない。自分の体を見ているわけだから、当然と言えば当然かもしれないけど。
踵を返すとちょうどミミちゃんが脱衣を終えたところで、あたしは迷わず早足で近付き、背後からギュッと抱き着いた。
「ひゃうっ!?」
「驚かせちゃってごめんね」
なにも言わずに抱き着いたことへの謝罪を口にしつつ、腕を前に回しておっぱいを揉む。
「んぁっ、ゆ、ユニコちゃん……こ、更衣室で、こんな……だ、ダメですよっ」
「まだ誰も来ないから、大丈夫だよ~。ちゅっ」
胸の先端を指で優しくいじりながら、背中にキスをする。
ミミちゃんの体がぴくんっと小さく震え、指先に伝わる感触にも変化が現れた。
あと、さりげなく背中におっぱいを押し付けているので、それによっても興奮してくれているのだと信じたい。
「さてと、とりあえずこの場はここまでにして、続きは帰ってから楽しも~」
「えっ? も、もう終わり――あっ、ち、違いますっ、いまのは聞かなかったことにしてください!」
名残惜しそうな言葉を漏らしたのも束の間、ミミちゃんはハッと我に返って前言撤回し、目にも留まらぬ速さで水着を着て一足先に更衣室を後にした。
慌てているのに走ったら危ないから早歩きで出ていくあたり、ミミちゃんらしい。
あたしはバッグからワンピースタイプの水着を取り出し、それを身に着けてミミちゃんの後を追う。
「おまたせ~」
「ユニコちゃん……か、かわいいですっ」
廊下を抜けてプールサイドに足を踏み入れると、数十秒ぶりに顔を合わせたミミちゃんがあたしの水着姿を見て感嘆の声を上げてくれた。
枕詞に『子供っぽくて』が付かない、恋人としての純粋な賛辞に、あたしは柄にもなく照れてしまう。
「えへへ、ありがと~。ミミちゃんもすっごくかわいくてエッチだよっ」
「え、エッチは、余計だと思うんですけど……」
ミミちゃんが着ているのは、あたしがリクエストした黒のビキニ。
隠すべきところはしっかり隠れているものの、キュッと引き締まったお腹や、芸術的なくびれのラインは惜しげもなく露出している。
普通に市販されている水着だし、アウトかセーフで言えば完全にセーフだけど、知らない人の目がある場所では絶対に着せたくない。
そういう意味でも、このプールの存在は本当にありがたい。
「というわけで、プールをバックに写真撮らせて!」
「どういうわけなのかは分かりませんけど、撮るならツーショットがいいです」
「確かに!」
この後、あたしとミミちゃんは数え切れないほど写真を撮った。
靴を下駄箱に仕舞って更衣室に移動し、自分のネームプレートが貼られたロッカーの前に立つ。
「ミミちゃん、後で撮影してもいい?」
「いいですよ。あっ、エッチなのはダメですからね」
さすがミミちゃん、先手を打ってきた。
あわよくば脱衣シーンを動画で撮影させてもらおうと思っていたんだけど、今回は健全な写真だけ撮るとしよう。
なんてことを考えているうちに脱衣が終わり、あたしは産まれたままの姿となった。
自分で言うのもなんだけど、脱衣シーンなのに色気が微塵もなかった気がする。
ミミちゃんなんて、かすかに聞こえてくる衣擦れの音にすらそこはかとないエロさが宿っているというのに。
「う~ん、やっぱり全体的に色気が足りないな~」
姿見の前まで移動してグラビアっぽいポーズを取ってみたものの、魅力を微塵も感じられない。自分の体を見ているわけだから、当然と言えば当然かもしれないけど。
踵を返すとちょうどミミちゃんが脱衣を終えたところで、あたしは迷わず早足で近付き、背後からギュッと抱き着いた。
「ひゃうっ!?」
「驚かせちゃってごめんね」
なにも言わずに抱き着いたことへの謝罪を口にしつつ、腕を前に回しておっぱいを揉む。
「んぁっ、ゆ、ユニコちゃん……こ、更衣室で、こんな……だ、ダメですよっ」
「まだ誰も来ないから、大丈夫だよ~。ちゅっ」
胸の先端を指で優しくいじりながら、背中にキスをする。
ミミちゃんの体がぴくんっと小さく震え、指先に伝わる感触にも変化が現れた。
あと、さりげなく背中におっぱいを押し付けているので、それによっても興奮してくれているのだと信じたい。
「さてと、とりあえずこの場はここまでにして、続きは帰ってから楽しも~」
「えっ? も、もう終わり――あっ、ち、違いますっ、いまのは聞かなかったことにしてください!」
名残惜しそうな言葉を漏らしたのも束の間、ミミちゃんはハッと我に返って前言撤回し、目にも留まらぬ速さで水着を着て一足先に更衣室を後にした。
慌てているのに走ったら危ないから早歩きで出ていくあたり、ミミちゃんらしい。
あたしはバッグからワンピースタイプの水着を取り出し、それを身に着けてミミちゃんの後を追う。
「おまたせ~」
「ユニコちゃん……か、かわいいですっ」
廊下を抜けてプールサイドに足を踏み入れると、数十秒ぶりに顔を合わせたミミちゃんがあたしの水着姿を見て感嘆の声を上げてくれた。
枕詞に『子供っぽくて』が付かない、恋人としての純粋な賛辞に、あたしは柄にもなく照れてしまう。
「えへへ、ありがと~。ミミちゃんもすっごくかわいくてエッチだよっ」
「え、エッチは、余計だと思うんですけど……」
ミミちゃんが着ているのは、あたしがリクエストした黒のビキニ。
隠すべきところはしっかり隠れているものの、キュッと引き締まったお腹や、芸術的なくびれのラインは惜しげもなく露出している。
普通に市販されている水着だし、アウトかセーフで言えば完全にセーフだけど、知らない人の目がある場所では絶対に着せたくない。
そういう意味でも、このプールの存在は本当にありがたい。
「というわけで、プールをバックに写真撮らせて!」
「どういうわけなのかは分かりませんけど、撮るならツーショットがいいです」
「確かに!」
この後、あたしとミミちゃんは数え切れないほど写真を撮った。
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