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31話 もしも3Dになったら
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今日は二人とも配信がお休みの日。
昼過ぎぐらいまで惰眠を貪り、軽めにごはんを食べてから洗濯と掃除を済ませた。
いまはソファに並んで腰かけ、ローテーブルにジュースとお菓子を用意してのんびりとおやつの時間を楽しんでいる。
「いまさらだけど、ごはん食べてから何時間も経ってないよね」
「あとでジョギングにでも行きますか?」
「ん」
ミミちゃんからの提案に、あたしはコンソメ味のお菓子を咀嚼しつつうなずいた。
「いつか3D化できたら、真っ先に二人でコラボ配信したいね」
口の中の物を飲み込んでから、ふと頭に浮かんだ話題を振ってみる。
現状ガールズパーティのメンバーで3D化しているのは、先日この家に泊まったエリナ先輩をはじめとした一期生の面々だけだ。
いずれはあたしたち二期生も……という考えは、常日頃から少なからず意識の中にある。
「そうですね。たとえ運営さんに止められたとしても、絶対にやりたいです」
「うんうん。あたしも、邪魔が入ったら問答無用で蹴散らすぐらいの気持ちだよ~」
「ユニコちゃんは、3Dでやってみたい企画とかありますか?」
「うーん……ミミちゃんのおっぱいを揉みまくる、とか?」
ちょっとした冗談を言いながら隣を見ると、無表情のミミちゃんが冷ややかな視線をこちらに向けた。
正直、エッチな意味でゾクッとした。なんなら罵ってほしいとすら思ったけど、新たな扉を開く前に恋人へのフォローに回ることにする。
「ごめんごめん、軽いジョークだよ。ミミちゃんのおっぱいを揉むのは、二人きりの時だけだから」
「本気で言ってるのかと思いました」
ミミちゃんが呆れ気味に溜息を吐く。
九割ぐらい本気だったという事実は、とりあえず伏せておこう。
「どういう企画かはさておき、まずは二人きりでイチャイチャして、後半にゲストとして先輩を呼ぶのはどうかな?」
「いいですね。でも、あんまり堂々とイチャイチャすると、わたしたちの関係がバレるかもしれませんよ」
「大丈夫だよ、別にキスとかエッチするわけじゃないんだし。」
「そ、そうですよね、たた、確かにその通りです」
ミミちゃんの体が一瞬ビクッと震え、声にも動揺が表れている。
「あれ~? もしかして、一昨日のこと思い出しちゃった?」
一昨日、あたしとミミちゃんは朝に配信を行い、お昼ぐらいから夜中まで甘美で濃厚で刺激的な時間を過ごした。
どんな内容だったかは、当然二人だけの秘密だ。
エッチな話題に耐性のあるあたしですら、あの日のことを思い出すと顔も体も熱くなってくる。
「だ、だって、ユニコちゃんが、あんなことを……」
「ミミちゃんすっごく喜んでたよね~。次もしてほしい?」
あたしが問いかけると、ミミちゃんは顔を真っ赤にしてコクリとうなずいた。
毎度のことながら、あたしの恋人がかわいすぎる。
体の奥底でマグマのように煮えたぎる情欲を抑え込むのが大変だ。
「あっ、そうだ。エリナ先輩に送ってもらった写真の続き見ようよ~」
エリナ先輩がハイテンションで撮りまくったあたしとミミちゃんのツーショット写真は、優に千枚を超えていた。
とても一気に見れる数ではないので、二人の時間が合う時に少しずつ眺めている。
エリナ先輩はあたしとミミちゃんがイチャイチャしている写真をたくさん撮れて大満足だと言ってくれたし、あたしとミミちゃんは自分たちだけでは撮りたくても撮れない角度から撮ってもらえて大喜び。まさにギブアンドテイクな撮影会だった。
「エリナ先輩と一緒に撮った写真、少なく感じますね」
「あはは、確かに」
枚数は相当多いはずなのに、割合で言えば一割程度だ。
次に会う機会があれば――あっ。
「3Dでやりたい企画の話に戻るんだけど、撮影会とかどうかな?」
「わたしもちょうど同じこと考えてましたっ」
「さすがミミちゃん、気が合うねっ。おっぱい揉んでいい?」
「っ!?」
あまりにも唐突すぎる発言に、ミミちゃんが驚きのあまり目を丸くする。
「ダメ?」
「き、キスしてくれるなら、いいですよ」
あまりのかわいさに、あたしは言葉と理性を失った。
昼過ぎぐらいまで惰眠を貪り、軽めにごはんを食べてから洗濯と掃除を済ませた。
いまはソファに並んで腰かけ、ローテーブルにジュースとお菓子を用意してのんびりとおやつの時間を楽しんでいる。
「いまさらだけど、ごはん食べてから何時間も経ってないよね」
「あとでジョギングにでも行きますか?」
「ん」
ミミちゃんからの提案に、あたしはコンソメ味のお菓子を咀嚼しつつうなずいた。
「いつか3D化できたら、真っ先に二人でコラボ配信したいね」
口の中の物を飲み込んでから、ふと頭に浮かんだ話題を振ってみる。
現状ガールズパーティのメンバーで3D化しているのは、先日この家に泊まったエリナ先輩をはじめとした一期生の面々だけだ。
いずれはあたしたち二期生も……という考えは、常日頃から少なからず意識の中にある。
「そうですね。たとえ運営さんに止められたとしても、絶対にやりたいです」
「うんうん。あたしも、邪魔が入ったら問答無用で蹴散らすぐらいの気持ちだよ~」
「ユニコちゃんは、3Dでやってみたい企画とかありますか?」
「うーん……ミミちゃんのおっぱいを揉みまくる、とか?」
ちょっとした冗談を言いながら隣を見ると、無表情のミミちゃんが冷ややかな視線をこちらに向けた。
正直、エッチな意味でゾクッとした。なんなら罵ってほしいとすら思ったけど、新たな扉を開く前に恋人へのフォローに回ることにする。
「ごめんごめん、軽いジョークだよ。ミミちゃんのおっぱいを揉むのは、二人きりの時だけだから」
「本気で言ってるのかと思いました」
ミミちゃんが呆れ気味に溜息を吐く。
九割ぐらい本気だったという事実は、とりあえず伏せておこう。
「どういう企画かはさておき、まずは二人きりでイチャイチャして、後半にゲストとして先輩を呼ぶのはどうかな?」
「いいですね。でも、あんまり堂々とイチャイチャすると、わたしたちの関係がバレるかもしれませんよ」
「大丈夫だよ、別にキスとかエッチするわけじゃないんだし。」
「そ、そうですよね、たた、確かにその通りです」
ミミちゃんの体が一瞬ビクッと震え、声にも動揺が表れている。
「あれ~? もしかして、一昨日のこと思い出しちゃった?」
一昨日、あたしとミミちゃんは朝に配信を行い、お昼ぐらいから夜中まで甘美で濃厚で刺激的な時間を過ごした。
どんな内容だったかは、当然二人だけの秘密だ。
エッチな話題に耐性のあるあたしですら、あの日のことを思い出すと顔も体も熱くなってくる。
「だ、だって、ユニコちゃんが、あんなことを……」
「ミミちゃんすっごく喜んでたよね~。次もしてほしい?」
あたしが問いかけると、ミミちゃんは顔を真っ赤にしてコクリとうなずいた。
毎度のことながら、あたしの恋人がかわいすぎる。
体の奥底でマグマのように煮えたぎる情欲を抑え込むのが大変だ。
「あっ、そうだ。エリナ先輩に送ってもらった写真の続き見ようよ~」
エリナ先輩がハイテンションで撮りまくったあたしとミミちゃんのツーショット写真は、優に千枚を超えていた。
とても一気に見れる数ではないので、二人の時間が合う時に少しずつ眺めている。
エリナ先輩はあたしとミミちゃんがイチャイチャしている写真をたくさん撮れて大満足だと言ってくれたし、あたしとミミちゃんは自分たちだけでは撮りたくても撮れない角度から撮ってもらえて大喜び。まさにギブアンドテイクな撮影会だった。
「エリナ先輩と一緒に撮った写真、少なく感じますね」
「あはは、確かに」
枚数は相当多いはずなのに、割合で言えば一割程度だ。
次に会う機会があれば――あっ。
「3Dでやりたい企画の話に戻るんだけど、撮影会とかどうかな?」
「わたしもちょうど同じこと考えてましたっ」
「さすがミミちゃん、気が合うねっ。おっぱい揉んでいい?」
「っ!?」
あまりにも唐突すぎる発言に、ミミちゃんが驚きのあまり目を丸くする。
「ダメ?」
「き、キスしてくれるなら、いいですよ」
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