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SS 種付け1
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「鈴子さん、そろそろ頃合いではないですか?」
少し他人行儀な口調のジェイが鈴子の顔を見つめている。裸族主義のジェイだが、朝食時などは下着は着用していた。ほぼ全裸のジェイと下着のショーツにTシャツ姿の鈴子は朝食を食べている。ジェイの発言で鈴子は「ゴフゥッ」とコーヒーを盛大に吹き出しそうになったのだ。
鈴子の会社の春夏コレクションが無事に終わり、鈴子は昨晩久しぶりに自宅に帰ってきたのだった。疲れて泥のように眠る鈴子を横目に、悶々とした一夜を過ごしたジェイは限界に近かったようだ。無防備に眠る鈴子の柔肌が視界に映る度に、反り立つ男根を慰める必要があり、何度もトイレに駆け込んだのだった。
「……ジェイ。確かに会社の春夏コレクションも終わったわ。けど、まだ色々とバタバタしているし……」
鈴子とジェイはジェイのタトゥーショップの住居エリアから出て、神戸旧居留地にマンションを購入したのだ。3LDKのマンションはジェイの希望の広さだった。理由は一つ、子供が欲しいから最低でも3LDKと譲らなかったのだが、旧居留地でこの広さなら億はする。売れっ子ジュエリーデザイナーでもあるジェイには問題ない買い物だったが、庶民派の鈴子はブルブル震える手を押さえながら、住宅ローンを組む契約書にサインをしたのだった。それが半年前の出来事で、未だに状況の変化に対応しきれていない鈴子は、ジェイの言う「頃合い」に進めないのだが……。
「……鈴子は俺たちの子供は欲しくないのか?」
ジトーっとした湿気を含んだような不満げな視線のジェイが鈴子にそう告げるが、鈴子はサッと素早く立ち上がり朝食の食器を片付ける。キッチンカウンターの上にあった避妊ピルを手に取り、口に運ぼうとした瞬間にジェイがサッと奪い取るのだった。
「ちょっと、何するのよジェイ!」
ジェイは表情一つ変えずに、キッチンシンクの中に避妊ピル全部を流してしまったのだ。その様子を唖然として見つめていた鈴子は、ハッとして「酷い!」と声を上げた。
「酷い? 酷いのは鈴子だろ? 俺はずっと待ったぞ……」
ジェイの視線は氷のように冷たい。瞳の色は深い青になっており、それはジェイの感情が高ぶっている時の色だった。一歩下がりゴクリと喉を鳴らした鈴子はゆっくりと口を開ける。
「……自信がないの。子供をちゃんと育てれるのか……。親に愛されたことの無い私がって……」
鈴子は黙って下を向く。身体は少し震えていたが、自身の手でグッと押さえる。その様子を無言で見ているジェイは、鈴子の腕を掴み強引に抱き寄せた。ジェイの両腕は鈴子の身体に絡みつくようにギュッと抱きしめる。
「俺も同じだ。けどな、鈴子との子供なら俺は愛せるよ。だってお前は俺の最愛の女だからな……」
「……ジェイ」
二人の唇が自然と重なりあい、チュプチュプと湿った音と共に、熱い吐息が室内にこだましていく。ジェイのキスは鈴子を発情させ、鈴子のキスはジェイを発情させるのだ。ジェイの下半身はボクサーパンツに収まらない程に存在を主張し、鈴子の下腹部はズキズキと疼きだしていた。
「いいだろ……? なあ、鈴子」
ジェイの甘い問いかけは鈴子の耳元で囁かれ、ゾクゾクと鈴子をいやらしく震えさせる。
「……わかった。いいわ」
その瞬間に鈴子の手首の辺りから「ガチャン」と金属製の音がして、何かが鈴子の手首に纏わり付く。それは冷たくて無機質な……手錠。
「な、なに? これは何なの!」
状況の読み込めない鈴子は混乱しながら手錠の付いた右手を振る。そうすればジェイの左手が一緒に動くのだ。ニヤーっと笑うジェイは嬉しそうに鈴子に説明する。
「前に尾乃田さんに頼まれて作った手錠さ。間に長さがあるから、まあ、色々な体位も自由自在だ。これで四六時中、鈴子に種付けできるだろう? 逃げることなんて出来ない。良い案だと思わないか?」
「な、何言ってるのよ! 私は会社に行かなきゃいけないのよ」
「妊活だ……。休めよ」
グッと鈴子の臀部を持ち上げて担ぎ上げたジェイは、鈴子のショーツのクラッチ部分を自身の剛直に当たる位置に持ってくる。ジェイの剛直は器用に鈴子のショーツを横にずらし、亀頭がグイッと秘部に宛がわれたのだ。「ひぃ……!」と声を上げた鈴子は、これから何が起きるのか理解したのだった。
「さあ、種付けの儀式の始まりだ!」
ニヤリと笑うジェイとドチュンという音と共に「あひぃーーーー! お、奥ぅ……」と、鈴子が嬌声を上げ上体を反らす。ジェイの肉棒は一気に鈴子の最奥まで辿り着いたのだった。
「ははは、こりゃいい。今のでもうイッたのか? 中がキュウキュウと締まってくるぞ!」
二人の長い交わりの日々が始まったのだった。
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続きは6月21日(日)の7時頃に投稿いたします。
少し他人行儀な口調のジェイが鈴子の顔を見つめている。裸族主義のジェイだが、朝食時などは下着は着用していた。ほぼ全裸のジェイと下着のショーツにTシャツ姿の鈴子は朝食を食べている。ジェイの発言で鈴子は「ゴフゥッ」とコーヒーを盛大に吹き出しそうになったのだ。
鈴子の会社の春夏コレクションが無事に終わり、鈴子は昨晩久しぶりに自宅に帰ってきたのだった。疲れて泥のように眠る鈴子を横目に、悶々とした一夜を過ごしたジェイは限界に近かったようだ。無防備に眠る鈴子の柔肌が視界に映る度に、反り立つ男根を慰める必要があり、何度もトイレに駆け込んだのだった。
「……ジェイ。確かに会社の春夏コレクションも終わったわ。けど、まだ色々とバタバタしているし……」
鈴子とジェイはジェイのタトゥーショップの住居エリアから出て、神戸旧居留地にマンションを購入したのだ。3LDKのマンションはジェイの希望の広さだった。理由は一つ、子供が欲しいから最低でも3LDKと譲らなかったのだが、旧居留地でこの広さなら億はする。売れっ子ジュエリーデザイナーでもあるジェイには問題ない買い物だったが、庶民派の鈴子はブルブル震える手を押さえながら、住宅ローンを組む契約書にサインをしたのだった。それが半年前の出来事で、未だに状況の変化に対応しきれていない鈴子は、ジェイの言う「頃合い」に進めないのだが……。
「……鈴子は俺たちの子供は欲しくないのか?」
ジトーっとした湿気を含んだような不満げな視線のジェイが鈴子にそう告げるが、鈴子はサッと素早く立ち上がり朝食の食器を片付ける。キッチンカウンターの上にあった避妊ピルを手に取り、口に運ぼうとした瞬間にジェイがサッと奪い取るのだった。
「ちょっと、何するのよジェイ!」
ジェイは表情一つ変えずに、キッチンシンクの中に避妊ピル全部を流してしまったのだ。その様子を唖然として見つめていた鈴子は、ハッとして「酷い!」と声を上げた。
「酷い? 酷いのは鈴子だろ? 俺はずっと待ったぞ……」
ジェイの視線は氷のように冷たい。瞳の色は深い青になっており、それはジェイの感情が高ぶっている時の色だった。一歩下がりゴクリと喉を鳴らした鈴子はゆっくりと口を開ける。
「……自信がないの。子供をちゃんと育てれるのか……。親に愛されたことの無い私がって……」
鈴子は黙って下を向く。身体は少し震えていたが、自身の手でグッと押さえる。その様子を無言で見ているジェイは、鈴子の腕を掴み強引に抱き寄せた。ジェイの両腕は鈴子の身体に絡みつくようにギュッと抱きしめる。
「俺も同じだ。けどな、鈴子との子供なら俺は愛せるよ。だってお前は俺の最愛の女だからな……」
「……ジェイ」
二人の唇が自然と重なりあい、チュプチュプと湿った音と共に、熱い吐息が室内にこだましていく。ジェイのキスは鈴子を発情させ、鈴子のキスはジェイを発情させるのだ。ジェイの下半身はボクサーパンツに収まらない程に存在を主張し、鈴子の下腹部はズキズキと疼きだしていた。
「いいだろ……? なあ、鈴子」
ジェイの甘い問いかけは鈴子の耳元で囁かれ、ゾクゾクと鈴子をいやらしく震えさせる。
「……わかった。いいわ」
その瞬間に鈴子の手首の辺りから「ガチャン」と金属製の音がして、何かが鈴子の手首に纏わり付く。それは冷たくて無機質な……手錠。
「な、なに? これは何なの!」
状況の読み込めない鈴子は混乱しながら手錠の付いた右手を振る。そうすればジェイの左手が一緒に動くのだ。ニヤーっと笑うジェイは嬉しそうに鈴子に説明する。
「前に尾乃田さんに頼まれて作った手錠さ。間に長さがあるから、まあ、色々な体位も自由自在だ。これで四六時中、鈴子に種付けできるだろう? 逃げることなんて出来ない。良い案だと思わないか?」
「な、何言ってるのよ! 私は会社に行かなきゃいけないのよ」
「妊活だ……。休めよ」
グッと鈴子の臀部を持ち上げて担ぎ上げたジェイは、鈴子のショーツのクラッチ部分を自身の剛直に当たる位置に持ってくる。ジェイの剛直は器用に鈴子のショーツを横にずらし、亀頭がグイッと秘部に宛がわれたのだ。「ひぃ……!」と声を上げた鈴子は、これから何が起きるのか理解したのだった。
「さあ、種付けの儀式の始まりだ!」
ニヤリと笑うジェイとドチュンという音と共に「あひぃーーーー! お、奥ぅ……」と、鈴子が嬌声を上げ上体を反らす。ジェイの肉棒は一気に鈴子の最奥まで辿り着いたのだった。
「ははは、こりゃいい。今のでもうイッたのか? 中がキュウキュウと締まってくるぞ!」
二人の長い交わりの日々が始まったのだった。
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続きは6月21日(日)の7時頃に投稿いたします。
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