蛇と刺青 〜対価の交わりに堕ちていく〜

寺原しんまる

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アレの型取りです

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 大晦日は二人でテレビを観ながら年越しそばを食べた鈴子とジェイ。初詣は生田神社が近かったが、人混みが凄いので、落ち着いてから行けば良いと二人で家に居た。正月と言ってもおせち料理を食べるような二人でもないので、お雑煮と少しの正月っぽい惣菜を用意して、正月はほぼ家で過ごしていたのだった。


 愛の告白をしてからのジェイは、たがが外れたように四六時中「好きだ」と鈴子に囁く。人間とは勝手なもので、最初のうちは嬉しがっていた鈴子も、そう何度も言われては有り難みも薄れてきて「もう、何度もうるさい」と照れて反対のことを言ってしまうほどだった。


 休みの間は殆ど外に出ることもなく、朝晩関係なく所構わず交わりあう二人。ジェイはほぼ全裸で過ごしており、鈴子は申し訳程度にショーツを穿くような状態だった。


 少しでもムラッとしたら所構わず鈴子を襲うジェイは、野生児のようになっており、いつも真っ黒に染めてあった髪も、染めるのを止めていたために根元の金髪が目立つようになる。うっすらと髭も生えてきていた。


「綺麗な金髪……。ジェイの髪は柔らかいね」


 ソファーに座っている二人。鈴子の胸に顔を埋めているジェイの頭を、優しく撫でながら鈴子が呟く。それを聞いたジェイは、鈴子の大きな谷間から顔を上げて少し照れながら答えた。


「綺麗か……? そうだな、地毛でも良いかもな……」


 鈴子の胸に顔を押しつけるジェイの髭がチクチクと鈴子の柔肌を刺激する。その痛痒いような感覚を、下腹部を攻められるときにも味わうのだった。


「なあ、鈴子の手伝って欲しいことがあるんだ。チ○コの型を取りたいんだよ」

「はい?」


 いきなりの意味不明な提案に、目を点にした鈴子は、ジェイを唖然として見つめていた。辺りを沈黙が包む。


「……別に俺の趣味じゃないぞ。尾乃田さんに依頼された玩具に必要なんだよ……」


 ああ、そういうことかと納得しそうになった鈴子だったが、「いや、それは変でしょ?」と頭をふる。どうしてジェイの下半身の型が尾乃田の依頼に必要なのかと。


「特大のバイブを作ってくれと頼まれたんだ。それにクリップを付けてって、まあ、色々と注文があった。それに見合う特大サイズのバイブが見つからない。俺のサイズなら申し分ないかなって……」

「そ、そんなの、どうやって作るの? 私は作り方知らないよ……」

「鈴子は心配しなくてもいい。最初は石膏でって思ったけど、抜けなくなったらヤバいから、他に良い物を通販で見つけたんだ。ただ……」


 一呼吸置いてジェイがニヤーっと笑いながら鈴子に告げる。


「型の特殊素材が固まるまで10分位必要なんだけど、その間は俺のチ○コがガン勃ちじゃないといけない。だから鈴子が俺を勃たせ続ける感じだな」


 唖然としている鈴子は一言も話さない。むしろ一言も話したくないと言う表現が合っているだろうか。その様子をクククと笑いながらジェイは口を開く。


「簡単だろ? 鈴子が一人エッチでも見せててくれたら、10分でも20分でも俺のチ○コはガン勃ち! なあ、見せてくれよ」

「いや~! 絶対に嫌なの! 変態のジェイ!」


 逃げだそうとする鈴子を羽交い締めにしたジェイは、鈴子の下腹部へと手を滑らせていき、スッと卑裂をなぞりながら耳元で囁く。


「ここにあるこの小さな突起を引っ張ったり、押しつぶしたらいい……。鈴子が好きな俺のやり方だ」

「あ、やぁ……。引っ張らない……で」


 ジェイの手業ですっかりと快楽の突起に変えられたソコは、プックリと膨らみ皮が捲れて真っ赤な本体が顔を見せる。その赤い突起を指で挟みながらジェイは鈴子の首筋をハムハムと甘噛みしていた。


「なあ、鈴子……。やってくれるだろう?」


 ピクピクを震えながら快楽を貪る鈴子は「……うん」と小さく返事をしたのだった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「素材の準備は出来たし、後は鈴子の一人エッチの発表会待ち。どうする? 久しぶりにピンクのウサギのローターを使うか?」

「……いりません」


 鈴子は床に座り込み脚を少し開けて、恥ずかしそうに手を下腹部に伸ばしていく。顔は耳まで赤くなっており、恥ずかしさから少し目に涙を溜めていた。その様子をゴクリと喉を鳴らして見ているジェイは、鈴子に「そんなんじゃ鈴子のいやらしい部分が見えない。もっと脚を広げろよ……」と告げるのだった。


 キッとジェイを睨んだ鈴子だったが、観念したようにゆっくりと脚を左右に大きく開いていく。既に濡れそぼった鈴子の淫壺が、クチャっと音を立てながらジェイの視界に映る。


 ジェイの側には2リットルのペットボトルの先端を切り取った容器。その中に特殊型取り液を注ぎ込んで、いつでもジェイの反り立つ男根を入れられるようにしてある。鈴子の秘部を見たジェイの男根は立ち上がっているが、まだ完全体にはなっていなかった。


「鈴子、そんなんじゃ、俺のチ○コがガン勃ちにならん。もっと触って気持ちよくなってくれよ」


 ジェイは笑いながら鈴子に指示をだすが、鈴子は「無理……」と言い返す。それならば手伝ってやるかと、ジェイは鈴子の秘部の目の前に顔を近づける。目と鼻の先にあるジェイの鼻がスンスンと匂いを嗅ぎ「鈴子のいやらしい匂いだ」と呟いた。「やぁ……」と恥ずかしがる鈴子の右手を掴んだジェイは、その手を使って鈴子の小さな赤い突起を刺激する。


「俺が同時に舐めてやるから、鈴子はココを弄くるんだ。自分が気持ちいいようにな……」


 ジェイの生暖かい舌が鈴子の卑裂に沿うように、ピチャピチャと舐めていく。ジェイの舌技は絶妙で、少しの動きでも鈴子を簡単に墜としてしまうのだ。鈴子のぎこちない指の動きはジェイの舌に合わせるように、いやらしく赤い突起を引っ張ったり指で潰したりしていた。ハアハアと肩で息をし、時折「ひぁう……!」と嬌声を上げる鈴子。ジェイの男根はドクドクと大きく起き上がり、あっという間に戦闘態勢になったのだ。


「……これで、この型取り液の中に入れれば大丈夫だな」


 ジェイは自分の男根をプラスチック容器の型取り液に沈めていく。その生暖かい感触は、鈴子の蜜壺の中と似ており、ジェイは「くぅ……」と声を上げるのだった。


 10分はこの状態をキープしないといけない。やる前は大変な作業かと思っていたジェイだが、これが中々気持ちの良い物で、思わずクククと笑い出す。


「……ん? な、何がおかしいの、ジェイ?」


 不思議そうな鈴子がジェイに訪ねるが、ジェイは「型取り液でイキそうになった」とは言いたくない。男のプライドが許さないのだ。


「鈴子の一人エッチが可愛いから、イキそうになったんだよ。もっと喘ぐ姿をみせてくれ」


 ジェイは鈴子の蜜壺に吸い付き、ソコにある小さな穴を舌で穿りだしたのだ。ジェイの長い舌はグリグリと奥まで伸びていき、鈴子は「んぁ……、おく~、奥にきてる」と声を張り上げる。同時に鈴子の指を使って赤い突起をクイッと引っ張るジェイ。鈴子はいとも簡単に絶頂に達してしまうのだった。


 この後、盛り上がり過ぎた二人は所定時間以上の間、ジェイの男根を型取り液に付けたままにしてしまう。固まりすぎて簡単に外れなくなったペットボトルを嵌めたまま、ジェイは笑いながら「ペットボトルサイズのチ○コ」と、スマートフォンで写真を撮って順平に送るのだった。
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