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不穏な来客
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日曜日は環の店に仕事に行く鈴子は、朝食の後に着替えを済ませて出て行こうとしたが、既に店舗エリアに居るジェイに引き留められた。
「多分、鈴子が帰って来る位の時間は、手彫りをしている最中かもしれない。俺の姿が見えなくても心配するな。あの部屋に客と居ると思うから、気にせずに夕食を食べるなり好きにしてろよ」
鈴子はジェイに「分かった」と返事をして環の店に向かったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そうか、鈴子はパタンナーに興味あるねんな」
環は店の在庫を確認しながら鈴子に語りかける。鈴子はそれを手伝い、環の言う在庫の数をタブレットに入力していた。店番はまた遊びに来ている奈菜に任せて。
「はい……。自分でも製図を引くのが楽しく思えて。でも、私はお洒落でもないですし、デザインのセンスがあるとも思えないのですが……」
少し考えた環は鈴子を見つめてゆっくりと口を開く。
「そりゃ、デザインセンスがあるパタンナーは凄いけど、一番大事なのは、正確にデザイン画のように線が引けるかどうかやと思うで。我が強すぎてデザイナーの言うことと、別のことをやってまうパタンナーは一番いらんからなあ」
鈴子は在庫の数を正確に打ち込みながらも、環の話を真剣に聞いていた。環は鈴子に優しい笑顔を見せて続ける。
「デザインセンスは後でいくらでも勉強して得られるけど、あんたの真面目さは誰でも持ってるもんでも無い。私は鈴子はパタンナーに向いてると思うで」
鈴子の顔はパーッと明るくなり、傍目にも嬉しそうなのが伝わってくる。それを嬉しそうに見つめる環は「とりあえず、専門学校に行かんとあかんなあ」と鈴子に告げるが、全くファッション関係に知識の無い鈴子はキョトンとしていた。
「私が教えても良いけど、学校に行くことでネットワークが広がるわけよ。この業界はどれだけ人を知ってるかが重要やからなあ……。そういうことも学校で学ぶんやで」
環は何校か専門学校の名前を鈴子に告げてメモを取らせる。その学校をネットで調べてみれば良いと鈴子に言うのだった。
「ありがとうございます。調べて検討してみます!」
今までただ「生きてきた」だけの鈴子にとって、初めて興味を持った事であり、それを仕事に出来るかもしれないのだ。鈴子は胸を躍らせて残りの在庫確認に励むのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鈴子が環の店からジェイの店に戻ると、順平の姿は無く、既に帰った後だと気がつく。時間はまだ夜の7時だったが、店は閉められており、店内の電気も半分消えていた。しかし人の気配はあり、鈴子はジェイの言っていた手彫りの客が個室にジェイと居るのだと推測する。
鈴子は店舗エリアを通り抜け、居住エリアに向かう廊下に出たところで個室から響く「音」が耳に入るのだった。
「いぁひぃ……! あかん! あふぅ……、つ、強すぎ!」
女の艶めかしい嬌声が廊下の端まで響き渡っているのだった。ギョッとした鈴子は、足跡を立てないようにして個室の前まで行き、そこで聞き耳を立てるのだった。
「あぁ……、なんでそんな! ひぃ! そんなにきつうにしはったら、私が壊れてまうんよ……。あ! うそぁ……! あふぅ……」
明らかな「情事」を匂わす女の発言は、鈴子の心臓を鷲掴みする。この部屋に居るのはジェイと手彫りに来ている客の「女」。そして明らかに中でおこなわれている出来事は、鈴子も知っているものなのだ。
「ジェイは中で女の人とヤッてるの……? そうよね……、私に彫る時にも入れたまま彫るんだし、それがジェイのスタイルなの……?」
目の前が真っ白になる鈴子はクラッとして倒れそうになり、思わず目の前の扉を押さえてしまう。その瞬間に扉が「ガタン」と音を出してしまい、中の女が「誰やの!」と声を上げたのだった。
扉がスッと開き、汗をかいている着衣姿のジェイが扉の前に立っていた。その奥に艶めかしい長い黒髪の美女が、全裸で寝そべりながら鈴子を睨んでいるようだ。鈴子は呆然と立ち尽くす。
「鈴子か……。まだ彫るのに時間がかかるから部屋で待ってろ。夕食は冷蔵庫の中に作って入れといたから、温めて食べるんだぞ」
浮気現場がバレたような慌てる風でもないジェイは、いつもと変わらない様子で鈴子に告げる。しかも鈴子の頭を撫でた後にチュッと頬にキスまでしたのだ。
閉められていく扉の先の女は、鈴子に見えるように脚を開いて、ジェイが自分の元に来るのを催促している。
「麗子さん、すみません。続きをしましょうか」
ジェイの声が扉の中から聞こえて、鈴子の心臓がキューッと締め付けられた。
「やっぱり、私はジェイにとっては大勢の一人。特別でも何でも無かったんだわ……」
鈴子はフラフラと居住エリアに入っていったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
刺青の世界を知らない鈴子にとって、ジェイの見せるものが全てであり、それ以外を知らないのだった。自身の男根で突き刺しながら刺青を彫るというやり方を、鈴子は一般的では無いにしろ、「ありえるのか」と勘違いしてしまっていた。
「ジェイは女の人に彫る時は、いつもセックスしているの? そんなのイヤよ……」
鈴子はブツブツと呟きながらベッドで丸くなっていた。何もする気が起きずに夕食も食べていない。ただ、先ほどの光景が目に浮かび、中の女性の妖艶な視線を何度も思い出す。
「綺麗な人だった……。凍るような冷たい切れ長の目で……」
その時、個室のドアが開いたのかジェイの声が聞こえてくる。一緒に二人の足跡がして店舗の方に向かっているようだった。
「麗子さん、痛みは大丈夫ですか? メンテナンスは一日で全部終わったので、もう一度来ていただかなくて大丈夫です」
「え……? あれで全部なん? うちはもっと通ってもええのんよ。あんたのこと気に入ったし……」
色気のある声の麗子と呼ばれる女はジェイに何度も「また来る」と告げるが、ジェイは苦笑いをしているようだった。事務的に会話をするジェイと対照的に、艶めかしい声色でジェイに話しかける麗子は何度も食い下がっているようだったが、スマートフォンに連絡があり「エロじじいの呼び出しやわ、あーあ、気持ち悪る!」と渋々店を出て行ったのだった。
一部始終を通路で聞いていた鈴子は、心配そうな表情で立っている。それに気が付いたジェイは「どうした?」と鈴子を自分がいるカウンターに呼び寄せるのだった。
ジェイにぎゅっとしがみ付く鈴子は、プルプルと小刻みに震えている。その理由が全く分からないジェイは不思議な顔をしていた。鈴子は意を決してゆっくりと口を開く。
「……ジェイ。他の人とエッチしないで、お願い……。ジェイが私以外とするのに耐えられない。私だけだと物足りないの? 私はどうすればジェイを自分だけに向けれるの?」
潤んだ瞳で上目遣いの鈴子はジェイを見つめている。ジェイを掴む両手には力が込められており、ギューッとジェイを締め上げていた。何が起こったか理解出来ないジェイだったが、鈴子の自分に向ける執着心を感じ取り、ゾクゾクとしたモノを感じ取った。
「鈴子が俺だけのモノだと全身で表現してくれるなら……。一生俺だけを見てくれるなら……。俺のだけの為に生きてくれるなら……」
鈴子は少し黙り込み、ジェイの言った言葉を頭の中で繰り返す。自問自答の末に「……わかった」とジェイに伝えたのだった。
「多分、鈴子が帰って来る位の時間は、手彫りをしている最中かもしれない。俺の姿が見えなくても心配するな。あの部屋に客と居ると思うから、気にせずに夕食を食べるなり好きにしてろよ」
鈴子はジェイに「分かった」と返事をして環の店に向かったのだった。
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「そうか、鈴子はパタンナーに興味あるねんな」
環は店の在庫を確認しながら鈴子に語りかける。鈴子はそれを手伝い、環の言う在庫の数をタブレットに入力していた。店番はまた遊びに来ている奈菜に任せて。
「はい……。自分でも製図を引くのが楽しく思えて。でも、私はお洒落でもないですし、デザインのセンスがあるとも思えないのですが……」
少し考えた環は鈴子を見つめてゆっくりと口を開く。
「そりゃ、デザインセンスがあるパタンナーは凄いけど、一番大事なのは、正確にデザイン画のように線が引けるかどうかやと思うで。我が強すぎてデザイナーの言うことと、別のことをやってまうパタンナーは一番いらんからなあ」
鈴子は在庫の数を正確に打ち込みながらも、環の話を真剣に聞いていた。環は鈴子に優しい笑顔を見せて続ける。
「デザインセンスは後でいくらでも勉強して得られるけど、あんたの真面目さは誰でも持ってるもんでも無い。私は鈴子はパタンナーに向いてると思うで」
鈴子の顔はパーッと明るくなり、傍目にも嬉しそうなのが伝わってくる。それを嬉しそうに見つめる環は「とりあえず、専門学校に行かんとあかんなあ」と鈴子に告げるが、全くファッション関係に知識の無い鈴子はキョトンとしていた。
「私が教えても良いけど、学校に行くことでネットワークが広がるわけよ。この業界はどれだけ人を知ってるかが重要やからなあ……。そういうことも学校で学ぶんやで」
環は何校か専門学校の名前を鈴子に告げてメモを取らせる。その学校をネットで調べてみれば良いと鈴子に言うのだった。
「ありがとうございます。調べて検討してみます!」
今までただ「生きてきた」だけの鈴子にとって、初めて興味を持った事であり、それを仕事に出来るかもしれないのだ。鈴子は胸を躍らせて残りの在庫確認に励むのだった。
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鈴子が環の店からジェイの店に戻ると、順平の姿は無く、既に帰った後だと気がつく。時間はまだ夜の7時だったが、店は閉められており、店内の電気も半分消えていた。しかし人の気配はあり、鈴子はジェイの言っていた手彫りの客が個室にジェイと居るのだと推測する。
鈴子は店舗エリアを通り抜け、居住エリアに向かう廊下に出たところで個室から響く「音」が耳に入るのだった。
「いぁひぃ……! あかん! あふぅ……、つ、強すぎ!」
女の艶めかしい嬌声が廊下の端まで響き渡っているのだった。ギョッとした鈴子は、足跡を立てないようにして個室の前まで行き、そこで聞き耳を立てるのだった。
「あぁ……、なんでそんな! ひぃ! そんなにきつうにしはったら、私が壊れてまうんよ……。あ! うそぁ……! あふぅ……」
明らかな「情事」を匂わす女の発言は、鈴子の心臓を鷲掴みする。この部屋に居るのはジェイと手彫りに来ている客の「女」。そして明らかに中でおこなわれている出来事は、鈴子も知っているものなのだ。
「ジェイは中で女の人とヤッてるの……? そうよね……、私に彫る時にも入れたまま彫るんだし、それがジェイのスタイルなの……?」
目の前が真っ白になる鈴子はクラッとして倒れそうになり、思わず目の前の扉を押さえてしまう。その瞬間に扉が「ガタン」と音を出してしまい、中の女が「誰やの!」と声を上げたのだった。
扉がスッと開き、汗をかいている着衣姿のジェイが扉の前に立っていた。その奥に艶めかしい長い黒髪の美女が、全裸で寝そべりながら鈴子を睨んでいるようだ。鈴子は呆然と立ち尽くす。
「鈴子か……。まだ彫るのに時間がかかるから部屋で待ってろ。夕食は冷蔵庫の中に作って入れといたから、温めて食べるんだぞ」
浮気現場がバレたような慌てる風でもないジェイは、いつもと変わらない様子で鈴子に告げる。しかも鈴子の頭を撫でた後にチュッと頬にキスまでしたのだ。
閉められていく扉の先の女は、鈴子に見えるように脚を開いて、ジェイが自分の元に来るのを催促している。
「麗子さん、すみません。続きをしましょうか」
ジェイの声が扉の中から聞こえて、鈴子の心臓がキューッと締め付けられた。
「やっぱり、私はジェイにとっては大勢の一人。特別でも何でも無かったんだわ……」
鈴子はフラフラと居住エリアに入っていったのだった。
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刺青の世界を知らない鈴子にとって、ジェイの見せるものが全てであり、それ以外を知らないのだった。自身の男根で突き刺しながら刺青を彫るというやり方を、鈴子は一般的では無いにしろ、「ありえるのか」と勘違いしてしまっていた。
「ジェイは女の人に彫る時は、いつもセックスしているの? そんなのイヤよ……」
鈴子はブツブツと呟きながらベッドで丸くなっていた。何もする気が起きずに夕食も食べていない。ただ、先ほどの光景が目に浮かび、中の女性の妖艶な視線を何度も思い出す。
「綺麗な人だった……。凍るような冷たい切れ長の目で……」
その時、個室のドアが開いたのかジェイの声が聞こえてくる。一緒に二人の足跡がして店舗の方に向かっているようだった。
「麗子さん、痛みは大丈夫ですか? メンテナンスは一日で全部終わったので、もう一度来ていただかなくて大丈夫です」
「え……? あれで全部なん? うちはもっと通ってもええのんよ。あんたのこと気に入ったし……」
色気のある声の麗子と呼ばれる女はジェイに何度も「また来る」と告げるが、ジェイは苦笑いをしているようだった。事務的に会話をするジェイと対照的に、艶めかしい声色でジェイに話しかける麗子は何度も食い下がっているようだったが、スマートフォンに連絡があり「エロじじいの呼び出しやわ、あーあ、気持ち悪る!」と渋々店を出て行ったのだった。
一部始終を通路で聞いていた鈴子は、心配そうな表情で立っている。それに気が付いたジェイは「どうした?」と鈴子を自分がいるカウンターに呼び寄せるのだった。
ジェイにぎゅっとしがみ付く鈴子は、プルプルと小刻みに震えている。その理由が全く分からないジェイは不思議な顔をしていた。鈴子は意を決してゆっくりと口を開く。
「……ジェイ。他の人とエッチしないで、お願い……。ジェイが私以外とするのに耐えられない。私だけだと物足りないの? 私はどうすればジェイを自分だけに向けれるの?」
潤んだ瞳で上目遣いの鈴子はジェイを見つめている。ジェイを掴む両手には力が込められており、ギューッとジェイを締め上げていた。何が起こったか理解出来ないジェイだったが、鈴子の自分に向ける執着心を感じ取り、ゾクゾクとしたモノを感じ取った。
「鈴子が俺だけのモノだと全身で表現してくれるなら……。一生俺だけを見てくれるなら……。俺のだけの為に生きてくれるなら……」
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