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同棲じゃなく居候
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ジェイの店に戻った二人は浴室で一緒にシャワーを浴びていた。
奈菜の言い出した事に驚いた二人だったが、奈菜の強引な態度に鈴子は黙って連絡先を交換するしかなかったのだ。奈菜は「これ」と思ったら突き進む性格で、どうやら鈴子のメイクオーバーに焦点を当ててしまったらしい。
鈴子の身体を泡で優しく洗いながらジェイはボソリと呟く。
「俺から奈菜の感心が薄れたのは嬉しいけど、次のターゲットが鈴子とは……」
二人でシャワーを浴びることに抵抗も無くなってきた鈴子は、当たり前のようにジェイに身体を洗ってもらっていた。
「ジェイのシャンプーはさっぱり系……。私はフローラル系がいい」
シャンプーのボトルを眺める鈴子が呟くが、それを見たジェイが笑顔で鈴子に伝える。
「明日買いに行くか? ド○キが三ノ宮にあるだろ? カフェまで迎えに行くから帰りに一緒に行こう」
頭を小さく下げた鈴子は「うん、わかった」とジェイに告げる。その鈴子の頭をジェイが優しく撫でたのだった。
シャワーの後に、ジェイから痒み止めのクスリを刺青の上に塗って貰った鈴子は、明日は仕事があるからとベッドに入って眠ってしまう。枕さえあれば何処でも寝れる有名アニメキャラのように、あっという間に夢の中のようだ。
「鈴子の寝顔は子供みたいで可愛いなあ……。何だこのぷっくりほっぺ!」
眠る鈴子の頬を指で突くジェイ。鈴子は寝ぼけて「やぁ……」とジェイの指を押しのける。その可愛い仕草に見とれたジェイは、自分の中に何かが湧き上がって来る事に気が付く。
鈴子の全てが愛おしく、何もかもを独占したい。鈴子が吐く息でさえ、自分だけが吸い込みたい。鈴子の身体に己の固い杭を突き刺して、四六時中交わり体内に吐精したい 。
ようやくジェイが鈴子を愛でる事に馴れてきた鈴子。抵抗しないで素直に受け入れてきている現状だ。しかし、それではジェイを満足させていないのだった。
「対価じゃなくても俺に身を委ねて、俺を求めて欲しいんだ……」
熟睡する鈴子の唇に軽く唇を重ねたジェイは、「おやすみ」と囁いて、乱れたブランケットを整えて鈴子の上に被せるのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やあ、おはよう鈴子ちゃん! お盆は昼間が忙しいんだよ。たすかる~!」
徹也が笑顔で鈴子を出迎えた。店は既に開いており、常連らしきご近所さんがテラス席で読書を楽しみ、主婦は井戸端会議に花を咲かせている。
鈴子が知っている午後の顔とは少し違うカフェBUEN LUGAR(ブエンルガール)は、それはそれで鈴子は気に入った。
「鈴子ちゃん、早速だけど、コレをテラス席の2番にお願い」
徹也の入れたアイスカフェオレを受け取って、鈴子は「お待たせしました」とテーブルに運んだのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねえ、鈴子ちゃんて、この間の彼と一緒に住んでるの?」
少し客足が途切れ、夕方の客用に砂糖の補充をしていた鈴子に、徹也がいきなり問いかけた。ドキッとした鈴子は、一呼吸置いてから徹也の方を向き口を開く。
「……はい。彼の家に居候しています」
「居候? 同棲じゃなくて?」
不思議な顔をしている徹也は、鈴子に食い入るように尋ねた。居候と同棲では全然違うと言いたげだ。
「え、はい……。居候ですけど?」
笑顔が眩しい徹也が更に尋ねてくる。
「じゃあ、アノ彼と付き合っているワケじゃないんだよね? (でもキスマーク付けてた)」
その言葉に鈴子の胸の辺りがチクチクとしたが、鈴子は平常心を保ち笑顔を徹也に見せる。
「彼は同居人です。彼氏じゃないですよ」
「じゃあ、どうして居候しているの? どういう知り合いなワケ? あ、ごめん……、質問攻めだね」
すこし興奮した徹也は、鈴子の両肩を掴んで至近距離で話しかけてきたが、その様子に気が付いた田中が「ちけーよ!」とヤジを飛ばしたのだった。
「えっと……。彼、ジェイとはちょっとした知り合いです。私が前に住んでいたアパートで男に襲われそうになったんですよ。それでそこは危ないからって、ジェイの家に住まわしてもらう事になって……」
「あの身なりだし用心棒的な?」
「え? 用心棒……? はあ……。そうなるんでしょうか」
自分の刺青の事はまだ言いたくない鈴子は、なるべく詳しく二人の関係性を徹也に話したくなかったのだ。話題を変えたい鈴子はチラッと田中を見る。
「おい、てっちゃん! それくらいにしておけよ。しつこいとセクハラって言われるんだぜ」
「えーーーー! セクハラになるの、これ? まずいな……。ごめんね」
顔の前で両手を重ねてゴメンと頭を傾ける徹也。それを見て「ハハハ……」と鈴子は苦笑いをしたのだった。
「あ、でも……。もしよかったら俺の家も部屋余ってるから、ジェイ君の所が嫌になったらいつでもおいでよ!」
徹也の提案を丁重に断った鈴子だったが、徹也は「頭の片隅にでも残して置いて」と笑顔を鈴子に向けるのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鈴子の仕事が終わるのは5時だったが、ジェイは4時過ぎにはカフェに現れたのだった。まだ仕事は終わらないと鈴子がジェイに告げると、「そこで待つ」とテラス席を指さしてドカッと空いているテラス席に座る。
「ここに座るなら注文して!」
鈴子がメニューを持ってジェイの前に立つと、ジェイはギャルソンエプロン姿の鈴子をジロジロと観察する。
「へえ……。そういうプロっぽいの付けると、なんだか様になるよな」
「はあ? これでも高校生の時は飲食店でバイトしてたし、馴れてますから!」
プリプリ怒る鈴子はジェイには可愛く見えて、ジェイは鈴子の頭をポンポンと撫ぜる。撫でられて嬉しそうにしている鈴子を、少し離れた所に居た徹也がジッと見つめていた。
「あれは友達って感じじゃないな。あの距離感はヤッテル間柄だぞ」
田中が徹也に耳打ちするが、徹也は「五月蠅いよ」と田中に告げた。鈴子に付いていたキスマークから、あの二人に身体の関係があることは予測できていた。しかし、鈴子の口から「彼氏ではない」と聞いているので、微妙な間柄だと徹也は推測している。
「まだ望みはあるよ……。それに、アノ彼じゃあ鈴子ちゃんに合ってない。鈴子ちゃんが苦労する……」
徹也はわざと用がある振りをして鈴子をキッチンに呼ぶ。鈴子は「は~い」と笑顔で徹也の方へとやって来た。その背後でジェイが徹也をギロリと睨んで威嚇する。それを大人の余裕でニコリと笑って返す徹也だったが、内心はドロドロとした物が湧き上がっていたのだった。
「なあ、鈴子。森本ってアイツなのか?」
ジェイの頼んだコーヒーを持ってきた鈴子にジェイが耳打ちする。ジェイの目線の先に徹也が居て、別の客からのオーダーの飲み物を作っている所だった。
「うん、そうだけど? どうして?」
不可解だという顔をして鈴子はジェイを見るが、ジェイは「警戒する必要があるな」と呟いていた。意味が分からない鈴子は、「変なの」と言いながらコーヒーをテーブルに置き、その場を離れようとしたが、ジェイが鈴子の腕を引っ張り引き寄せたのだった。
バランスを崩した鈴子がジェイの逞しい胸板にポスッと落ちていく。
「もう、ジェイ! あぶないで……あぅ……ハァ」
転けそうになった鈴子を支える振りをして、鈴子の臀部を鷲づかみにしたジェイは、わざと尻の左右をグイっと開き、ニヤッと笑って鈴子の肩越しに徹也を見るのだ。
鈴子は「馬鹿ジェイ!」と吐き捨ててテーブルから離れたが、既に女の顔になっており、徹也はそれを黙って見ていたのだった。
「俺の女だと言いたいんだな……。何て奴だ!」
徹也はワナワナと震えていたが、それを必死に笑顔の下に隠し接客をこないしていくのだった。
「じゃあ、お先に失礼します」
笑顔の鈴子がカフェから出て行くと、店の外にはジェイが立って待っていた。鈴子がジェイの側に駆け寄り、楽しそうに何かを話している様子を、冷たい目で店内から見つめる徹也は低い声で呟く。
「そっちがその気なら、こっちも……」
ニヤリと笑う徹也は鼻歌を歌いながら、在庫確認の為に店の奥に入っていったのだった。
奈菜の言い出した事に驚いた二人だったが、奈菜の強引な態度に鈴子は黙って連絡先を交換するしかなかったのだ。奈菜は「これ」と思ったら突き進む性格で、どうやら鈴子のメイクオーバーに焦点を当ててしまったらしい。
鈴子の身体を泡で優しく洗いながらジェイはボソリと呟く。
「俺から奈菜の感心が薄れたのは嬉しいけど、次のターゲットが鈴子とは……」
二人でシャワーを浴びることに抵抗も無くなってきた鈴子は、当たり前のようにジェイに身体を洗ってもらっていた。
「ジェイのシャンプーはさっぱり系……。私はフローラル系がいい」
シャンプーのボトルを眺める鈴子が呟くが、それを見たジェイが笑顔で鈴子に伝える。
「明日買いに行くか? ド○キが三ノ宮にあるだろ? カフェまで迎えに行くから帰りに一緒に行こう」
頭を小さく下げた鈴子は「うん、わかった」とジェイに告げる。その鈴子の頭をジェイが優しく撫でたのだった。
シャワーの後に、ジェイから痒み止めのクスリを刺青の上に塗って貰った鈴子は、明日は仕事があるからとベッドに入って眠ってしまう。枕さえあれば何処でも寝れる有名アニメキャラのように、あっという間に夢の中のようだ。
「鈴子の寝顔は子供みたいで可愛いなあ……。何だこのぷっくりほっぺ!」
眠る鈴子の頬を指で突くジェイ。鈴子は寝ぼけて「やぁ……」とジェイの指を押しのける。その可愛い仕草に見とれたジェイは、自分の中に何かが湧き上がって来る事に気が付く。
鈴子の全てが愛おしく、何もかもを独占したい。鈴子が吐く息でさえ、自分だけが吸い込みたい。鈴子の身体に己の固い杭を突き刺して、四六時中交わり体内に吐精したい 。
ようやくジェイが鈴子を愛でる事に馴れてきた鈴子。抵抗しないで素直に受け入れてきている現状だ。しかし、それではジェイを満足させていないのだった。
「対価じゃなくても俺に身を委ねて、俺を求めて欲しいんだ……」
熟睡する鈴子の唇に軽く唇を重ねたジェイは、「おやすみ」と囁いて、乱れたブランケットを整えて鈴子の上に被せるのだった。
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「やあ、おはよう鈴子ちゃん! お盆は昼間が忙しいんだよ。たすかる~!」
徹也が笑顔で鈴子を出迎えた。店は既に開いており、常連らしきご近所さんがテラス席で読書を楽しみ、主婦は井戸端会議に花を咲かせている。
鈴子が知っている午後の顔とは少し違うカフェBUEN LUGAR(ブエンルガール)は、それはそれで鈴子は気に入った。
「鈴子ちゃん、早速だけど、コレをテラス席の2番にお願い」
徹也の入れたアイスカフェオレを受け取って、鈴子は「お待たせしました」とテーブルに運んだのだった。
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「ねえ、鈴子ちゃんて、この間の彼と一緒に住んでるの?」
少し客足が途切れ、夕方の客用に砂糖の補充をしていた鈴子に、徹也がいきなり問いかけた。ドキッとした鈴子は、一呼吸置いてから徹也の方を向き口を開く。
「……はい。彼の家に居候しています」
「居候? 同棲じゃなくて?」
不思議な顔をしている徹也は、鈴子に食い入るように尋ねた。居候と同棲では全然違うと言いたげだ。
「え、はい……。居候ですけど?」
笑顔が眩しい徹也が更に尋ねてくる。
「じゃあ、アノ彼と付き合っているワケじゃないんだよね? (でもキスマーク付けてた)」
その言葉に鈴子の胸の辺りがチクチクとしたが、鈴子は平常心を保ち笑顔を徹也に見せる。
「彼は同居人です。彼氏じゃないですよ」
「じゃあ、どうして居候しているの? どういう知り合いなワケ? あ、ごめん……、質問攻めだね」
すこし興奮した徹也は、鈴子の両肩を掴んで至近距離で話しかけてきたが、その様子に気が付いた田中が「ちけーよ!」とヤジを飛ばしたのだった。
「えっと……。彼、ジェイとはちょっとした知り合いです。私が前に住んでいたアパートで男に襲われそうになったんですよ。それでそこは危ないからって、ジェイの家に住まわしてもらう事になって……」
「あの身なりだし用心棒的な?」
「え? 用心棒……? はあ……。そうなるんでしょうか」
自分の刺青の事はまだ言いたくない鈴子は、なるべく詳しく二人の関係性を徹也に話したくなかったのだ。話題を変えたい鈴子はチラッと田中を見る。
「おい、てっちゃん! それくらいにしておけよ。しつこいとセクハラって言われるんだぜ」
「えーーーー! セクハラになるの、これ? まずいな……。ごめんね」
顔の前で両手を重ねてゴメンと頭を傾ける徹也。それを見て「ハハハ……」と鈴子は苦笑いをしたのだった。
「あ、でも……。もしよかったら俺の家も部屋余ってるから、ジェイ君の所が嫌になったらいつでもおいでよ!」
徹也の提案を丁重に断った鈴子だったが、徹也は「頭の片隅にでも残して置いて」と笑顔を鈴子に向けるのだった。
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鈴子の仕事が終わるのは5時だったが、ジェイは4時過ぎにはカフェに現れたのだった。まだ仕事は終わらないと鈴子がジェイに告げると、「そこで待つ」とテラス席を指さしてドカッと空いているテラス席に座る。
「ここに座るなら注文して!」
鈴子がメニューを持ってジェイの前に立つと、ジェイはギャルソンエプロン姿の鈴子をジロジロと観察する。
「へえ……。そういうプロっぽいの付けると、なんだか様になるよな」
「はあ? これでも高校生の時は飲食店でバイトしてたし、馴れてますから!」
プリプリ怒る鈴子はジェイには可愛く見えて、ジェイは鈴子の頭をポンポンと撫ぜる。撫でられて嬉しそうにしている鈴子を、少し離れた所に居た徹也がジッと見つめていた。
「あれは友達って感じじゃないな。あの距離感はヤッテル間柄だぞ」
田中が徹也に耳打ちするが、徹也は「五月蠅いよ」と田中に告げた。鈴子に付いていたキスマークから、あの二人に身体の関係があることは予測できていた。しかし、鈴子の口から「彼氏ではない」と聞いているので、微妙な間柄だと徹也は推測している。
「まだ望みはあるよ……。それに、アノ彼じゃあ鈴子ちゃんに合ってない。鈴子ちゃんが苦労する……」
徹也はわざと用がある振りをして鈴子をキッチンに呼ぶ。鈴子は「は~い」と笑顔で徹也の方へとやって来た。その背後でジェイが徹也をギロリと睨んで威嚇する。それを大人の余裕でニコリと笑って返す徹也だったが、内心はドロドロとした物が湧き上がっていたのだった。
「なあ、鈴子。森本ってアイツなのか?」
ジェイの頼んだコーヒーを持ってきた鈴子にジェイが耳打ちする。ジェイの目線の先に徹也が居て、別の客からのオーダーの飲み物を作っている所だった。
「うん、そうだけど? どうして?」
不可解だという顔をして鈴子はジェイを見るが、ジェイは「警戒する必要があるな」と呟いていた。意味が分からない鈴子は、「変なの」と言いながらコーヒーをテーブルに置き、その場を離れようとしたが、ジェイが鈴子の腕を引っ張り引き寄せたのだった。
バランスを崩した鈴子がジェイの逞しい胸板にポスッと落ちていく。
「もう、ジェイ! あぶないで……あぅ……ハァ」
転けそうになった鈴子を支える振りをして、鈴子の臀部を鷲づかみにしたジェイは、わざと尻の左右をグイっと開き、ニヤッと笑って鈴子の肩越しに徹也を見るのだ。
鈴子は「馬鹿ジェイ!」と吐き捨ててテーブルから離れたが、既に女の顔になっており、徹也はそれを黙って見ていたのだった。
「俺の女だと言いたいんだな……。何て奴だ!」
徹也はワナワナと震えていたが、それを必死に笑顔の下に隠し接客をこないしていくのだった。
「じゃあ、お先に失礼します」
笑顔の鈴子がカフェから出て行くと、店の外にはジェイが立って待っていた。鈴子がジェイの側に駆け寄り、楽しそうに何かを話している様子を、冷たい目で店内から見つめる徹也は低い声で呟く。
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