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治療は舐めること

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 夜に店を閉めたジェイが居住エリアに戻ってくる。時間は既に午後10時を回っており、鈴子は会社に出勤する準備をしていた。会社を辞めたいと人事部と部長に伝える為に、どう言えば良いかとスマートフォンに例文をメモしていたのだ。


「鈴子、夜ご飯は食べた?」


 冷蔵庫を開けて食べ物を物色しているジェイが鈴子に尋ねる。ジェイは不規則に食事を取っていて、食べるときは大量に食べているが、食べないときはプロテインドリンクだけを飲んで済ませる。鈴子はジェイの食生活を不健康だなと思うが、自分も人のことを言えるほどではない。


「うん。適当に食べた」


 料理が出来ないわけではない鈴子だが、得意ではないので必要最低限しかしていない。そこにある物を食べて、お腹を満たせば良いとの考えなのだ。特にこだわりも無かった。


「お前はほっとけば、菓子ばかり食ってるよなあ……。そんなんじゃ大きくならないぞ!」

「はあ? もう23歳だし! これ以上成長しないし! 悪かったわね、チビで……」


 プックリと膨らむ頬を見たジェイが「子供みたいだ」と笑い出す。上半身裸で片手にプロテインジュースのシェイカーを持ち、鈴子の横にドカッと座るジェイ。自然と鈴子の身体がジェイに反応してくる。鼓動が早くなり、鈴子の顔が少し赤くなるのだ。


「菓子ばっかり食べてるから巨乳になったんじゃねえ?」


 鈴子を強引に抱き寄せたジェイが、グワッと鈴子の胸を鷲掴みにした。


「ああああ! もう……、やだ……うぅ」


 ジェイは鈴子の大きな胸の形が変わる程に揉みしだき、鈴子の耳元でそっと囁く。


「アソコはまだ痛いのか?」


 ズクリと鈴子の下腹部が反応し、鈴子は「くぅぅぅ」と口を真一文字にした。


「……まだ痛い。だからそっとしておいて……」


 ジェイの側から離れる為に立ち上がろうとする鈴子を、逃さないとばかりに腕を掴んだジェイが、鈴子をひょいと仰向けに転がす。即座に鈴子の両足を頭上まで引き上げて固定したジェイ。鈴子は部屋着のショートパンツこそ履いているが、下半身が天井を向いた状態だった。


「ちょ、やだ! やめてよジェイ。何するのよ!」

「何って、昼間言っただろ。痛いところを舐めて治してやるって」


 一気に鈴子のショートパンツとショーツを太股まで引っ張ったジェイは、ニーっと笑って鈴子を見つめた。


「なんだ、もう濡れてるぞ。鈴子のココ……」


 ジェイの指が鈴子の卑裂をツーっと優しく触れた。その指を鈴子の目前に晒し「ほら」と鈴子に確認させる。鈴子が横目で見たジェイの指には、透明な粘着質な液体が付着していた。


「やぁ……、違うから……。ばか」


 鈴子の真っ赤な顔を見てハハハと声を上げて笑うジェイは、鈴子の下腹部へと移動していく。鈴子の太股を左右の手で片方ずつ押さえながら、ゆっくりと秘部に顔を埋めていくジェイ。その様子を自身の脚の間から見ている鈴子は、「やめ……て!」と訴えているが、身体は正反対にこれから訪れる快感を、まだかまだかと待ちわびているようだった。


 鈴子がビクッと大きく震えた瞬間に、ジェイの長い舌が鈴子の秘部に触れ、チュパチュパと音を立てながら吸い付いてくる。それは優しい吸い付きで、フレンチキスのように擽ったい。


「鈴子、知ってるか? 鈴子のココは小ぶりで可愛いんだ。お前のように……」

「そんなとこが……、か、かわいいワケ、ない……でしょ」


 耳まで赤い鈴子はプイッとそっぽを向く。


「昨日はこんな小さな場所で、俺の特大サイズを何度も咥え込んだんだぞ。褒めてやらなきゃなあ……」


 鈴子がビクッと反応したのと同時に、ジェイが鈴子の小さな赤い突起を啄んだのだ。
 昨晩の痴態の名残なのか、まだまだ敏感過ぎるそこは、ジェイの優しい刺激さえも強烈に鈴子に伝える。


「ハアハア、だ、だめ……ジェイ。そこは……ああああぃぃぃ!」


 ダメだと言う鈴子を無視して赤い突起にカリッと歯を立てたジェイ。直ぐさま強力なバキュームのようにソコに吸い付いた。


「いぁーーーー、いぁくぅーーーー!」


 一回目の絶頂を簡単に迎えた鈴子はビクビクと痙攣していたが、ジェイはお構いなしで更に秘部を舐め上げていくのだ。ダラダラと垂れてくる鈴子の卑猥な蜜は、全てジェイによってジェイの体内に取り込まれていく。鈴子の放出する物全て自分のモノだと言わんばかりに。


「鈴子……見たところ、まだ少し腫れているみたいだ。これは一日では治らない。明日も明後日も……、毎日……、そうだな、次の土曜日に予定している和彫りまで治療しないとダメだ」

「は? 何言ってるの! 意味がわか……ひぎぃーーーー!」


 ジェイは鈴子の小さな赤い突起にカリッと歯を立てたのだ。その瞬間に、鈴子は海老反りになって小刻みに身体を震わした。


「反論するなよ。俺はお前の彫り師だ。体調管理も仕事の一環、ハハハ」


 笑いながら鈴子の秘部を舐め続けるジェイに、鈴子は「変態!」と告げるが、気にも留めていないように、ジェイの舌の動きは止まらない。ジュルジュルと卑猥な音が室内に響いていた。


 鈴子の小さな双璧を左右にグッと開き、中身も丁寧に舐め上げるジェイ。まだ、男を知って日が浅いソコは、新鮮な赤とピンクで彩られていた。ジェイの知っている他の女達のように使い込まれた形跡も見当たらない。何度も義父に触られていたというが、それも若い10代の頃。成熟してからのココはジェイのみが知っているのだ。


「鈴子のココは俺の与える快楽だけをこれから覚えるんだ。俺だけにしか反応しないように……」


 小声で呟いたジェイの声は、身体を反りながら喘ぐ鈴子には聞こえない。


「鈴子、毎日だ……。いいな」


 ジェイの今までとは違う低い声にビクッと反応した鈴子は、思わずコクリと頷いてしまうのだった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ジェイの与える快楽に酔って寝てしまった鈴子を、ジェイは優しく抱きしめる。スウスウと寝息を立てる鈴子を抱き上げて、ジェイは鈴子をベッドに運ぶ。


「可愛い顔をして寝ている……。このまま襲ってしまいたいけど、今日はだめだな。鈴子が俺を欲しがるまで……。俺以外ダメになるまで……。身体に教え込まないとな」


 今まで見せたことないような深い意味ありげな顔をするジェイは、鈴子の横にピッタリとくっ付き、ゆっくりと深い眠りに落ちるのだった。
 
 
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