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鈴子の過去*(過激な表現あり)
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鈴子の母親は鈴子が5歳の時に鈴子の父親と離婚した。
母親は仕事を掛け持ちしながら女手一つで鈴子を育てる。昼間はスーパーのレジ打ち、夜はレストランでウエイトレス。寂しさからか、鈴子の母親は家に男を常に連れ込んでいた。二部屋しか無い小さなアパートでは、耳を塞いでいても聞こえてくる嬌声に、鈴子は泣きながら隣の部屋で眠りに就いていたのだ。
母親は酔った勢いで「あなたなんか産まなきゃよかった……」と鈴子に辛く当たり、意味なく打たれる日もあった。
日々生きることに精一杯で、鈴子に無関心な母親だったが、最低限の衣食住は鈴子に与えていたので、児童相談所などに通報されることもなかったのだ。鈴子も大人しかったので、周囲に気が付かれることもなく淡々と毎日が過ぎていく。
そんな母親がレストランの常連客の男と、鈴子が小学6年生の時に再婚したのだった。
再婚相手は優しげな男で大手企業勤め。難しい年齢だった鈴子も直ぐに打ち解けたのだが、次第に義父の鈴子に対する言動がおかしくなる。
言葉の端々に性的な質問を繰り返し、毎日のように鈴子を困らせていた。「ブラジャーは着けているのか?」「サイズは何だ?」「もうキスは済ませたのか?」など執拗に聞くのであった。
人前では優しく温和な義父だが、母親が外出中などは鈴子を見る目が怪しく、何処か性的な視線を感じた鈴子は、次第に義父と距離を取り出す。しかし、義父はわざとらしく着替え中の風呂場に入ってきては、ネットリと鈴子を視姦していた。ある時は、鈴子の使用済み下着を握っていたのだ。鈴子は大声を出しそうになったが、必死に声を抑えて部屋に逃げ込んだ。
何度か鈴子は母親にそれとなく話してみたが、義父と再婚してから働かなくてよくなった母親は、今の生活を手放したくなく、「気のせいよ」と相手にしなかった。新興住宅地に庭付き一軒家を購入しマイカーを持つ、今は母親の夢だった生活を送っていたのだ。母親はもう、あのような貧乏暮らしには戻りたくなかったのだろう。
鈴子が高校生一年生になった時に事件は起こる。
鈴子の母親から同窓会で遅くなると連絡があった夜、義父は鈴子の部屋に忍び込み、鈴子を襲ったのだった。ベッドで寝ている鈴子の布団の中に潜り込み、全身をなで回す義父は、既に義父の顔ではなかった。
「鈴子ちゃん、ずっとこの日を待ってたよ……。君を初めて見たときから、君のことが好きだった。毎晩君を思って、君のお母さんを抱いてたんだ、フフフ……」
ハアハアと臭い息を吐きながら、服を脱がし鈴子の全身をなめ回す義父に、鈴子は硬直して震えることしか出来なかった。涙は目から溢れるが、声が出てこない。暴れて拒否しない鈴子の様子に歓喜した義父は、「鈴子ちゃんも、望んでたんだね……」と喜んだのだった。
それから毎晩、義父は鈴子の部屋に忍び込んでは鈴子を弄んだ。全身をなで回し、隙間無くなめ回す。悪魔の儀式のように、それは毎日繰り返された。鈴子は夜になるのが恐ろしく、自室に入るのを嫌がるようになる。しかし、義父に無理矢理にでも自室に連れ込まれていた。
義父は身体の隅々まで弄ぶが、何故か最後まで手は出さない。寸前の所でいつも止めていたのだ。
「鈴子ちゃん、入れて欲しい? フフフ……、駄目だよ。まだだ……、もう少し……」
母親に伝えたくても否定されるのが目に見えているからと、鈴子は黙っていることしか出来なかった。偽りの家族でも、母親が幸せそうに笑って家事をしている。鈴子は自分が我慢することで、母親が幸せならと耐えていたのだった。
そんなある日、遂に事態が急転する。
いつものように深夜に鈴子の部屋に忍び込んだ義父は、鈴子の固い秘部に指を抜き差しし、鈴子の意思と正反対に製造される卑猥な蜜をなめ回していた。
「コレだよ……。あんなおばさんじゃなくて、若い子の蜜は美味しい……」
ジュルジュルと音をたてて鈴子の蜜壺をなめ回す義父を、鈴子は虚ろな目で見ていた。あの地獄の始まりから、もう、半年が経過していた。鈴子には抵抗する気力もなく、ただ、早く終わってくれと願って、毎晩身体を差し出していたのだ。
すると、鍵が掛かっている筈の鈴子の部屋のドアが開き、母親が「あ、貴方たち! 何やってるの!」と顔面蒼白で叫びだしたのだ。
「鈴子が俺を誘惑したんだ!」
嘯く義父は鈴子から離れて部屋を出て行く。母親は鈴子を睨みながら鬼の形相で近づいてきた。
「この、泥棒猫!」
母親は鈴子を平手打ちし、髪を引っ張りベッドから引きずり下ろす。
「あんたは、私の人生を台無しにして、今度はやっと捕まえた幸せまで取り上げるっていうの! 最初の離婚だって、あんたの所為なのよ!」
散々鈴子を叩き、何かを喚き散らした母親は、急に黙り込み、ボソリと呟く。
「鈴子、消えて……ちょうだい。私の前から……」
翌日、鈴子は家を追い出された。
高校の近所の狭いアパートを与えられ、そこに一人で住まわされたのだ。生活費は毎月支払われるが、母親が家に訪れることは無い。
高校卒業と同時に就職しようとした鈴子だが、高校の三者面談で久しぶりに会った母親に「世間体があるから大学は出て」と冷たく伝えられる。その時会った母親は身ごもっており、鈴子は胸が締め付けられる様な気がした。
「お母さん、赤ちゃんできたんだ……」
鈴子が母親に訪ねると母親は氷のように冷たい表情で鈴子を睨む。
「あの人の子供よ。子宝も授かって、順風満帆。あんたが割り込む隙はないわよ。これから私たちは幸せな家庭を築いていくの。この子と私とあの人で……」
鈴子の心臓の音がドドドと早まる。
「本当は、援助だって切ってやりたいし、縁も切りたい。けどね、優しいあの人が、罪深いあんたでも、大切な娘だから大学まではって……。ああ、イラつくわ!」
鈴子の母親は高校の門に待たせていた送迎タクシーに乗り込み、鈴子を振り返りもせずに去って行ったのだ。
鈴子はただ声も出さずに、涙を流して母親の乗るタクシーを、見えなくなるまでみつめていた。
その後、鈴子は大学を卒業し、逃れるように地元から離れた神戸の会社に就職する。
鈴子は会社では真面目で大人しく、黙々と仕事をこなし、同僚の受けもすこぶる良かった。小柄で派手な身なりではなく、薄化粧の鈴子は男性社員受けも良かったが、鈴子は義父の所為で男性との性行為が怖く、男性と付き合うことは無かったのだった。
しかしそんな平和な日々も新しい上司によって壊される。
東京から赴任してきたその上司は、優しくて頼りがいがあり、部下に好かれていた。しかし、馴れない関西での生活に困り、「ちょっと色々教えて」と鈴子に頼ってきたのだ。
社内では仕事が出来る上司なのに、自分の前ではダメダメな男。鈴子はそんな上司に段々と恋に落ちていく。そのうち二人で出歩くようになり、次第に親密になっていった。
身体の関係を求めてくる上司を、幾度となく断り続けてきた鈴子だったが、ついに決心して、上司に初めてを捧げようとする。この人ならあの義父の忌まわしい記憶を消してくれると信じて。
しかし、シティーホテルに上司と入ろうとした時、不倫を怪しんで神戸に来た上司の妻と鉢合わせをしたのだった。
翌日、上司の妻が会社に怪メールを送り、数々の嫌がらせをしたために、鈴子と上司の不倫が公になる。
上司は結婚していることを鈴子には話しておらず、指輪も嵌めていなかった。二人の時は「いつか結婚しよう」と何度も鈴子に話していた為に、鈴子は全く上司を疑っていなかった。
しかし、不倫相手の上司は鈴子を庇うどころか、「あいつが誘ってきたんだ」と社内で言い回っていた。肩身の狭い会社でも、実家に頼れない鈴子は辞めることが出来ず、社内で嫌がらせをされようとも働き続けていたのだった。
運命の日、鈴子は仕事を終えて会社の外に出てみると、何処か様子のおかしい上司の妻が青白い顔で立っていた。異変を察知した鈴子は後ずさるが、上司の妻は手にナイフを持って鈴子を襲ってきたのだ。幸い鈴子と距離があった為に、鈴子に近づく前に周辺にいた人々に妻は取り押さえられた。
鈴子は事なきを得たが、警察も出動して周辺では騒ぎが大きくなる。あの上司も外に出てきて状況を知り、ガクガクと震えて床にしゃがみ込む。自身の妻が、パトカーに乗せられて連行されて行く様子を唖然と見つめ鈴子に、「お前の所為で俺の人生がメチャメチャだ!」と吐き捨てたのだった。
鈴子は呆然としたまま暫く立ち尽くす。雨が降り出しても傘も差さずにそのまま。人だかりが消え、一人一人現場から居なくなっても、そのまま立ち尽くす。
暫くして鈴子は夢遊病の様に動き出し、神戸の街に消えて行ったのだった。
母親は仕事を掛け持ちしながら女手一つで鈴子を育てる。昼間はスーパーのレジ打ち、夜はレストランでウエイトレス。寂しさからか、鈴子の母親は家に男を常に連れ込んでいた。二部屋しか無い小さなアパートでは、耳を塞いでいても聞こえてくる嬌声に、鈴子は泣きながら隣の部屋で眠りに就いていたのだ。
母親は酔った勢いで「あなたなんか産まなきゃよかった……」と鈴子に辛く当たり、意味なく打たれる日もあった。
日々生きることに精一杯で、鈴子に無関心な母親だったが、最低限の衣食住は鈴子に与えていたので、児童相談所などに通報されることもなかったのだ。鈴子も大人しかったので、周囲に気が付かれることもなく淡々と毎日が過ぎていく。
そんな母親がレストランの常連客の男と、鈴子が小学6年生の時に再婚したのだった。
再婚相手は優しげな男で大手企業勤め。難しい年齢だった鈴子も直ぐに打ち解けたのだが、次第に義父の鈴子に対する言動がおかしくなる。
言葉の端々に性的な質問を繰り返し、毎日のように鈴子を困らせていた。「ブラジャーは着けているのか?」「サイズは何だ?」「もうキスは済ませたのか?」など執拗に聞くのであった。
人前では優しく温和な義父だが、母親が外出中などは鈴子を見る目が怪しく、何処か性的な視線を感じた鈴子は、次第に義父と距離を取り出す。しかし、義父はわざとらしく着替え中の風呂場に入ってきては、ネットリと鈴子を視姦していた。ある時は、鈴子の使用済み下着を握っていたのだ。鈴子は大声を出しそうになったが、必死に声を抑えて部屋に逃げ込んだ。
何度か鈴子は母親にそれとなく話してみたが、義父と再婚してから働かなくてよくなった母親は、今の生活を手放したくなく、「気のせいよ」と相手にしなかった。新興住宅地に庭付き一軒家を購入しマイカーを持つ、今は母親の夢だった生活を送っていたのだ。母親はもう、あのような貧乏暮らしには戻りたくなかったのだろう。
鈴子が高校生一年生になった時に事件は起こる。
鈴子の母親から同窓会で遅くなると連絡があった夜、義父は鈴子の部屋に忍び込み、鈴子を襲ったのだった。ベッドで寝ている鈴子の布団の中に潜り込み、全身をなで回す義父は、既に義父の顔ではなかった。
「鈴子ちゃん、ずっとこの日を待ってたよ……。君を初めて見たときから、君のことが好きだった。毎晩君を思って、君のお母さんを抱いてたんだ、フフフ……」
ハアハアと臭い息を吐きながら、服を脱がし鈴子の全身をなめ回す義父に、鈴子は硬直して震えることしか出来なかった。涙は目から溢れるが、声が出てこない。暴れて拒否しない鈴子の様子に歓喜した義父は、「鈴子ちゃんも、望んでたんだね……」と喜んだのだった。
それから毎晩、義父は鈴子の部屋に忍び込んでは鈴子を弄んだ。全身をなで回し、隙間無くなめ回す。悪魔の儀式のように、それは毎日繰り返された。鈴子は夜になるのが恐ろしく、自室に入るのを嫌がるようになる。しかし、義父に無理矢理にでも自室に連れ込まれていた。
義父は身体の隅々まで弄ぶが、何故か最後まで手は出さない。寸前の所でいつも止めていたのだ。
「鈴子ちゃん、入れて欲しい? フフフ……、駄目だよ。まだだ……、もう少し……」
母親に伝えたくても否定されるのが目に見えているからと、鈴子は黙っていることしか出来なかった。偽りの家族でも、母親が幸せそうに笑って家事をしている。鈴子は自分が我慢することで、母親が幸せならと耐えていたのだった。
そんなある日、遂に事態が急転する。
いつものように深夜に鈴子の部屋に忍び込んだ義父は、鈴子の固い秘部に指を抜き差しし、鈴子の意思と正反対に製造される卑猥な蜜をなめ回していた。
「コレだよ……。あんなおばさんじゃなくて、若い子の蜜は美味しい……」
ジュルジュルと音をたてて鈴子の蜜壺をなめ回す義父を、鈴子は虚ろな目で見ていた。あの地獄の始まりから、もう、半年が経過していた。鈴子には抵抗する気力もなく、ただ、早く終わってくれと願って、毎晩身体を差し出していたのだ。
すると、鍵が掛かっている筈の鈴子の部屋のドアが開き、母親が「あ、貴方たち! 何やってるの!」と顔面蒼白で叫びだしたのだ。
「鈴子が俺を誘惑したんだ!」
嘯く義父は鈴子から離れて部屋を出て行く。母親は鈴子を睨みながら鬼の形相で近づいてきた。
「この、泥棒猫!」
母親は鈴子を平手打ちし、髪を引っ張りベッドから引きずり下ろす。
「あんたは、私の人生を台無しにして、今度はやっと捕まえた幸せまで取り上げるっていうの! 最初の離婚だって、あんたの所為なのよ!」
散々鈴子を叩き、何かを喚き散らした母親は、急に黙り込み、ボソリと呟く。
「鈴子、消えて……ちょうだい。私の前から……」
翌日、鈴子は家を追い出された。
高校の近所の狭いアパートを与えられ、そこに一人で住まわされたのだ。生活費は毎月支払われるが、母親が家に訪れることは無い。
高校卒業と同時に就職しようとした鈴子だが、高校の三者面談で久しぶりに会った母親に「世間体があるから大学は出て」と冷たく伝えられる。その時会った母親は身ごもっており、鈴子は胸が締め付けられる様な気がした。
「お母さん、赤ちゃんできたんだ……」
鈴子が母親に訪ねると母親は氷のように冷たい表情で鈴子を睨む。
「あの人の子供よ。子宝も授かって、順風満帆。あんたが割り込む隙はないわよ。これから私たちは幸せな家庭を築いていくの。この子と私とあの人で……」
鈴子の心臓の音がドドドと早まる。
「本当は、援助だって切ってやりたいし、縁も切りたい。けどね、優しいあの人が、罪深いあんたでも、大切な娘だから大学まではって……。ああ、イラつくわ!」
鈴子の母親は高校の門に待たせていた送迎タクシーに乗り込み、鈴子を振り返りもせずに去って行ったのだ。
鈴子はただ声も出さずに、涙を流して母親の乗るタクシーを、見えなくなるまでみつめていた。
その後、鈴子は大学を卒業し、逃れるように地元から離れた神戸の会社に就職する。
鈴子は会社では真面目で大人しく、黙々と仕事をこなし、同僚の受けもすこぶる良かった。小柄で派手な身なりではなく、薄化粧の鈴子は男性社員受けも良かったが、鈴子は義父の所為で男性との性行為が怖く、男性と付き合うことは無かったのだった。
しかしそんな平和な日々も新しい上司によって壊される。
東京から赴任してきたその上司は、優しくて頼りがいがあり、部下に好かれていた。しかし、馴れない関西での生活に困り、「ちょっと色々教えて」と鈴子に頼ってきたのだ。
社内では仕事が出来る上司なのに、自分の前ではダメダメな男。鈴子はそんな上司に段々と恋に落ちていく。そのうち二人で出歩くようになり、次第に親密になっていった。
身体の関係を求めてくる上司を、幾度となく断り続けてきた鈴子だったが、ついに決心して、上司に初めてを捧げようとする。この人ならあの義父の忌まわしい記憶を消してくれると信じて。
しかし、シティーホテルに上司と入ろうとした時、不倫を怪しんで神戸に来た上司の妻と鉢合わせをしたのだった。
翌日、上司の妻が会社に怪メールを送り、数々の嫌がらせをしたために、鈴子と上司の不倫が公になる。
上司は結婚していることを鈴子には話しておらず、指輪も嵌めていなかった。二人の時は「いつか結婚しよう」と何度も鈴子に話していた為に、鈴子は全く上司を疑っていなかった。
しかし、不倫相手の上司は鈴子を庇うどころか、「あいつが誘ってきたんだ」と社内で言い回っていた。肩身の狭い会社でも、実家に頼れない鈴子は辞めることが出来ず、社内で嫌がらせをされようとも働き続けていたのだった。
運命の日、鈴子は仕事を終えて会社の外に出てみると、何処か様子のおかしい上司の妻が青白い顔で立っていた。異変を察知した鈴子は後ずさるが、上司の妻は手にナイフを持って鈴子を襲ってきたのだ。幸い鈴子と距離があった為に、鈴子に近づく前に周辺にいた人々に妻は取り押さえられた。
鈴子は事なきを得たが、警察も出動して周辺では騒ぎが大きくなる。あの上司も外に出てきて状況を知り、ガクガクと震えて床にしゃがみ込む。自身の妻が、パトカーに乗せられて連行されて行く様子を唖然と見つめ鈴子に、「お前の所為で俺の人生がメチャメチャだ!」と吐き捨てたのだった。
鈴子は呆然としたまま暫く立ち尽くす。雨が降り出しても傘も差さずにそのまま。人だかりが消え、一人一人現場から居なくなっても、そのまま立ち尽くす。
暫くして鈴子は夢遊病の様に動き出し、神戸の街に消えて行ったのだった。
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