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イッたらお仕置きよ!

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 浮田課長の上に自分を重ねた瑠璃子は、上下に滑るようにして身体を動かす。ローションのおかげで滑りも良く、力を入れなくても簡単に動いていた。寧ろ動きすぎで、瑠璃子の胸の双璧が浮田課長の顔面に被さるようになってしまう。

「ぱ、パフパフまで頂いて、俺は……フガァー、しぁわせ……ものですぅ!」

 胸に押さえ込まれる浮田課長の口は、言葉を発するのが大変そうだが、どうしても感謝を伝えたいと言いたげにパクパクと開かれている。

 浮田課長の言葉を聞いても無言の瑠璃子は、今、必死に平常心を保つために「心頭滅却」と何度も頭の中で繰り返す。

 モブとして浮田課長を見守ろうと思ったのに、何故か女王様に任命された。それならばモブ兼女王を真っ当したい。しかしこの「裸タイツのローションでGO!」は瑠璃子に最大限のムラムラを提供してくる。

 ――浮田課長の下半身が私のアソコに擦れている! どうしよう? 女王様役をうけたのも、モブとして推しを愛でたい為なのに、このままでは自分のアレを擦るのが気持ち良くなっちゃうわ……!

 ハアハアと熱い吐息を漏らしながら瑠璃子が身体を滑らせていると、浮田課長が「ん?」と何かに気が付いたようだ。そして少し舌を出してペロリと自分の唇を舐めている。

 そんな彼を横目に見ていても、身体の動きを止めることができない瑠璃子は、グンッと伸びて顔が課長の顔を通過した。すると同時に身体にビリビリと電気が走る。その電気の出発地点はどうやら胸の突起。

 浮田課長は口を開けて瑠璃子の胸の突起に吸い付いていた。優しく舌で転がされながら刺激を送られ、時々ジュッと強く吸われる。それを繰り返された瑠璃子は「はぁぁぁ!」と声を上げた。

「だめぇ! どうして……。そんなの許可していません」
「女王様の望みを理解し、奉仕するのが下僕の仕事だからだよ」
「んぁ……、駄目なの。私がモブなのにぃ! 私が推しに奉仕――」
「だからモブというのがよく分からない。でも、今日はちゃんと満足して貰えるように頑張ります」

 瑠璃子の話を聞かない浮田課長は、どうやら瑠璃子の突起を責めたせいでプツンと理性が切れたのかもしれない。いや、元々理性などなかったのかもしれないが。

 これは負けていられないと思った瑠璃子は、浮田課長の下半身の上に跨がって座る体勢に変える。そして腰を上下左右にグリグリと動かしだした。

「あぁぁぁ! いぃいよ!」
「んぁぁぁ! ハァハァ、喜んでもらえてますーぅね! 私の勝ち!」

 自分も快楽を貪りだしてしまっていた瑠璃子は、更に激しく腰を振った。自分の下半身の小さな双璧と浮田課長の特大男根は、ストッキング越しに激しく擦り合う。明らかにローションとは別の分泌物が瑠璃子の方から漏れている。周囲には湿った音がグチョグチョと響き渡っていた。

「も、もう、そろそろ限界なんだ。出すよ、いいね?」
「やぁぁぁ、駄目です。まだ……まだ」

 自分の高まりを感じている瑠璃子は、ここでもし浮田課長がイッてしまえば、大きな下半身の盛り上がりが鎮まってしまうと考えた。まだ遊び足りない、もっと擦りたいし責めたいといった感情が頭の中に広がっている。

「……モブだけど、モブだけれど、もっと課長を責めたいんですぅ! イッたらお仕置きよ!」
「はぅぅぅ!」

 大きく波打つように揺れる浮田課長は、口をパクパクと開いているが息は出てきていない。その代わりに男根から勢いよく曲線を描くように白濁が飛び出す。それが瑠璃子の顔面に飛び散った。

「……が、顔射され……た」

 顔に付着する白濁は、ポタリポタリと顔から滴り落ちて瑠璃子の胸を濡らしていった。

 BL漫画で読んだ「顔射」は攻め様が受けに行うボーナスポイント。そして掛けられた白濁を美味しそうに舐める受けに、攻め様が「どうだ? 俺の味は旨いか?」までがワンセット。いや、「舐めて綺麗にしろ」でもいいかもしれない。それを使おうと、瑠璃子は少し震える喉から声を出す。

「……舐めて綺麗にしろ」
「え? は、はい!」

 瑠璃子は自分の顔を浮田課長の顔に持って行く。まだ目隠しをしたままの彼は、自分の目の前にある瑠璃子の顔を舐め出す。額、頬、顎と順番に舐め、最後は胸の谷間に舌を這わせる。

「女王様、手を解いて貰えませんか? もっとしっかりと御奉仕がしたい……」

 浮田課長の懇願を聞き、何も言わないまま拘束を解いた瑠璃子の口からは、ハアハアと甘いと息が漏れている。もう萎んでしまったら回復しないと思っていた浮田課長の男根は、元のように、いや、前よりも大きく勃ち上がっていたのだった。

 
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