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組長のモノ
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「す、すみません……! 組長のモノに手を出すつもりは無かったんです!」
無表情の時貞は、片手で男を掴み上げていた。キリキリと締まる首元を、苦しそうに若い組員が抑えている。
「お前、懐から何を出そうとしたんだ? こんな公共の場で、ぶっ放すつもりじゃなかったよなあ?」
「ち。違います! 俺はチャカは携帯してません!」
時貞は若い組員を床に投げ落とす。すると組員の懐からサバイバルナイフが落ちたのだ。それを「へえ……」と拾い上げた時貞は、サバイバルナイフを開けて中の刃を確認する。それは銃刀法違反ギリギリのサイズだった。
「良い物持ってるなあ。アメリカ製か……? 切れ味はどうだ?」
無表情の時貞は、床に転がっている組員の太股にナイフを一気に突き当てる。
「ひぎゃぁーーーー!」
太股に突き刺さったナイフを更に動かす時貞は、「良い切れ味じゃねえか」と組員に告げた。大声が出そうになる組員は必死に両手で口を押さえている。そんな組員に時貞は「我慢比べか?」と笑い出す。
その一部始終を唖然として見ていたヒロトが、「や、やめろよ……!」と言いながら時貞を制止するのだ。そんなヒロトの首を斜め横に傾けた時貞が、「はあ?」と声を出し馬鹿にしたような顔で見ている。
「ヤクザはなあ、親のモノに手を出したら懲罰っつう掟があるんだよ。この馬鹿は、下っ端風情のくせに、親のモノに手を出そうとした。いや、尻を触ったから出したとカウントしねえとな!」
「はあ? 時貞の物ってなんだよ! お、俺はお前の物じゃねえよ……!」
その言葉を聞いて時貞は「てめえ……。何も分かってねえなあ」と顔色を変えた。若い組員を思いきり蹴飛ばした時貞は、ヒロトの髪を掴んで顔を近づける。
「お前は俺のモノだって何度教えれば分かるんだ? ああ? 俺の為にだけ尻を振る、俺だけのカナリヤだ……!」
時貞に乱暴に引っ張られ、通りに止めてあった車に押し込まれたヒロト。「やめろ……!」と声を上げていたが、それを見ていた通行人は知らん顔で素通りしていく。
床に転がる若い組員は、時貞と一緒に現れた他の組員によって連行されて行った。そしてその男がヒロトの前に現れることは二度となかったのだ。
****
マンションに連れ帰られたヒロトは、時貞に酷く抱かれていた。
男根にローターを装着されて、絶え間ない刺激を送られているが、射精出来ないようにと尿道カーテルが嵌められているのだ。
そんな状況でもビクビクと震えながらドライで絶頂を得るヒロトは、すかりとアブノーマルな世界に引き込まれているのかも知れない。
ヒロトの後ろの入り口に宛がわれた時貞の男根は、徐々にヒロトの腸道を開いていく。抽送をしだいに深め、グリグリと亀頭が中を抉りながら進んでいた。
時貞を受け入れることに馴れたソコは、ギュッと締め付けながらも美味しそうに時貞を飲み込んでいった。あっという間に時貞の肉棒はヒロトの体内に埋まる。時貞は大きく退いてガツンと深いところまで肉棒を突き刺す。ヒロトは「かはぁぁぁ!」と声を漏らし、息をすることを忘れた。
後孔は時貞を受け入れてキュウキュウと窄まっている。その窄まり具合は時貞の好みを記憶しており、時貞に絶妙な快感を与えていた。
「ああ……、本当にお前は俺好みの身体になった。あぁくぅぅ……! イイ締まり具合だ!」
「お、お願い……だ。出したい……!」
ヒロトは悲痛な顔で時貞に訴える。尿道カーテルで蓋をされ、行き場のない白濁が逆流しそうな気がするヒロトは、身もだえしながら時貞を見る。しかしのその悲痛な表情は、時貞にとって好物であり、益々嗜虐心を掻き立てる。
「いいぞ! その顔だ……。もっと俺にそれを見せろ!」
ガツンガツンと後ろから激しく腰を打ち付ける時貞は、両手を伸ばしてヒロトの首に触れる。そしてその手はヒロトの首を掴み、ギューっと締め付けた。
いきなりの出来事に驚くヒロトは、必死に振り返り時貞を見るが、時貞は狂気の表情でニヤリと笑っている。息が満足に出来ないヒロトは、「ハガァ ゴファ」と出ない声を必死に上げて訴える。
苦しむヒロトを妖しく笑って見つめる時貞は、「お前は俺のモノだ!」と高らかに宣言していた。
酸欠で意識が薄れるヒロトは、時貞の男根が体内で膨張するのを感じる。サディスティックな時貞を恐いと感じたヒロトは、「……こ、ころさ……れる」と呟いて気を失う。
グッタリとしている意識のないヒロトを、それでも揺さぶり続ける時貞は、ヒロトの腸壁に白濁砲をぶつけ出す。吐精しながらヒロトの首筋に噛みつく時貞は、「誰にも渡さねえ」と声を上げたのだった。
無表情の時貞は、片手で男を掴み上げていた。キリキリと締まる首元を、苦しそうに若い組員が抑えている。
「お前、懐から何を出そうとしたんだ? こんな公共の場で、ぶっ放すつもりじゃなかったよなあ?」
「ち。違います! 俺はチャカは携帯してません!」
時貞は若い組員を床に投げ落とす。すると組員の懐からサバイバルナイフが落ちたのだ。それを「へえ……」と拾い上げた時貞は、サバイバルナイフを開けて中の刃を確認する。それは銃刀法違反ギリギリのサイズだった。
「良い物持ってるなあ。アメリカ製か……? 切れ味はどうだ?」
無表情の時貞は、床に転がっている組員の太股にナイフを一気に突き当てる。
「ひぎゃぁーーーー!」
太股に突き刺さったナイフを更に動かす時貞は、「良い切れ味じゃねえか」と組員に告げた。大声が出そうになる組員は必死に両手で口を押さえている。そんな組員に時貞は「我慢比べか?」と笑い出す。
その一部始終を唖然として見ていたヒロトが、「や、やめろよ……!」と言いながら時貞を制止するのだ。そんなヒロトの首を斜め横に傾けた時貞が、「はあ?」と声を出し馬鹿にしたような顔で見ている。
「ヤクザはなあ、親のモノに手を出したら懲罰っつう掟があるんだよ。この馬鹿は、下っ端風情のくせに、親のモノに手を出そうとした。いや、尻を触ったから出したとカウントしねえとな!」
「はあ? 時貞の物ってなんだよ! お、俺はお前の物じゃねえよ……!」
その言葉を聞いて時貞は「てめえ……。何も分かってねえなあ」と顔色を変えた。若い組員を思いきり蹴飛ばした時貞は、ヒロトの髪を掴んで顔を近づける。
「お前は俺のモノだって何度教えれば分かるんだ? ああ? 俺の為にだけ尻を振る、俺だけのカナリヤだ……!」
時貞に乱暴に引っ張られ、通りに止めてあった車に押し込まれたヒロト。「やめろ……!」と声を上げていたが、それを見ていた通行人は知らん顔で素通りしていく。
床に転がる若い組員は、時貞と一緒に現れた他の組員によって連行されて行った。そしてその男がヒロトの前に現れることは二度となかったのだ。
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マンションに連れ帰られたヒロトは、時貞に酷く抱かれていた。
男根にローターを装着されて、絶え間ない刺激を送られているが、射精出来ないようにと尿道カーテルが嵌められているのだ。
そんな状況でもビクビクと震えながらドライで絶頂を得るヒロトは、すかりとアブノーマルな世界に引き込まれているのかも知れない。
ヒロトの後ろの入り口に宛がわれた時貞の男根は、徐々にヒロトの腸道を開いていく。抽送をしだいに深め、グリグリと亀頭が中を抉りながら進んでいた。
時貞を受け入れることに馴れたソコは、ギュッと締め付けながらも美味しそうに時貞を飲み込んでいった。あっという間に時貞の肉棒はヒロトの体内に埋まる。時貞は大きく退いてガツンと深いところまで肉棒を突き刺す。ヒロトは「かはぁぁぁ!」と声を漏らし、息をすることを忘れた。
後孔は時貞を受け入れてキュウキュウと窄まっている。その窄まり具合は時貞の好みを記憶しており、時貞に絶妙な快感を与えていた。
「ああ……、本当にお前は俺好みの身体になった。あぁくぅぅ……! イイ締まり具合だ!」
「お、お願い……だ。出したい……!」
ヒロトは悲痛な顔で時貞に訴える。尿道カーテルで蓋をされ、行き場のない白濁が逆流しそうな気がするヒロトは、身もだえしながら時貞を見る。しかしのその悲痛な表情は、時貞にとって好物であり、益々嗜虐心を掻き立てる。
「いいぞ! その顔だ……。もっと俺にそれを見せろ!」
ガツンガツンと後ろから激しく腰を打ち付ける時貞は、両手を伸ばしてヒロトの首に触れる。そしてその手はヒロトの首を掴み、ギューっと締め付けた。
いきなりの出来事に驚くヒロトは、必死に振り返り時貞を見るが、時貞は狂気の表情でニヤリと笑っている。息が満足に出来ないヒロトは、「ハガァ ゴファ」と出ない声を必死に上げて訴える。
苦しむヒロトを妖しく笑って見つめる時貞は、「お前は俺のモノだ!」と高らかに宣言していた。
酸欠で意識が薄れるヒロトは、時貞の男根が体内で膨張するのを感じる。サディスティックな時貞を恐いと感じたヒロトは、「……こ、ころさ……れる」と呟いて気を失う。
グッタリとしている意識のないヒロトを、それでも揺さぶり続ける時貞は、ヒロトの腸壁に白濁砲をぶつけ出す。吐精しながらヒロトの首筋に噛みつく時貞は、「誰にも渡さねえ」と声を上げたのだった。
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