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嫉妬
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ヒロトは唇で時貞の肉棒をしごきながら、唾液をたっぷりと肉棒になすりつけ、ジュポジュポと卑猥な音を室内に響かせる。自分が女にされていたのを思い出しながら、時々、涙を流し嗚咽を漏らしていた。
そんなヒロトの様子を観察し、興奮が増していく時貞は、根っからのサドなのかも知れない。
射精感が近づき、時貞は猛然とストロークを加速させる。ヒロトの頭を固定し激しく腰を動かし、食道まで届くほどに亀頭を突入させる。ヒロトの喉で雁首をしごき、「ぐはぁぁ!」と言葉を漏らし、濃厚な白濁をヒロトの口中に噴出した。
ヒロトの喉を伝って流れる白濁は、全て体内へと吸収されていく。
「初飲みの感想はどうだ……? うめえか?」
ニヤニヤ笑う時貞を、ドーンと押しのけたヒロトは「苦い……」と一言い漏らして横を向く。
「そうだなあ、まあ飲んだことだし、お前のお願いを聞いてやるよ。バンドの練習に行ってもいいぞ。ただ、俺が付き添える時だけだ。それと……」
「それと……?」
一呼吸置いた時貞は、ヒロトの喉をツーッと指で撫でる。そしてその指は、ヒロトの口内へと滑り込んで行った。
「俺の為に毎晩歌を歌え。お前のクソバンドの曲じゃねえぞ。俺のリクエストでだ!」
クソバンドの曲と言われてムッとしたヒロトだったが、毎晩歌を歌うだけでバンドの練習に参加出来るのなら楽じゃないかと喜ぶのだ。
「いいよ、歌ってやるよ!」
****
「おい、ヒロト! 久しぶりに練習に出てきたと思ったら、高級外車で送り迎えって、どうなってるんだ? お前、金持ちのマダムのパトロンでも見つけたのか?」
ドラムのシンがゲラゲラと笑い出す。ベースのケンも「ちげえねえ!」と笑っていたが、タカは笑っていなかった。
バンドが借りているスタジオの使用時間は一時間だけ。しゃべる時間が勿体ないと、タカは黙々と機材のセッティングを済ませていく。
「パトロンとか、そんなんじゃねえし……」
「じゃあ、時間もねえし。練習始めんぞ!」
シンのかけ声で演奏が始まり、ヒロトは久しぶりに自分のバンドの曲を歌ったのだった。
一時間の練習時間が終わり、片付けを済ませたヒロト達は、スタジオの外に出ていく。昼間は人通りの少ない裏通りで、誰も居ない通りを四人で並んで歩いていた。
「これからは練習に顔を出せる機会も増えるから」
そんなヒロトの発言を「ほんとかよ?」と笑うシンは、持っていたドラムスティックを指でクルクル回していた。
「次のライブもあるし……。俺も皆の顔を見たいんだ」
少し寂しそうに笑うヒロトの顔を三人はボーッと無表情で見ていた。
「あ、俺……。行かなきゃ。またな……」
ヒロトは三人に手を振って大通りに向かって走って行く。大通りには高級外車が止まっており、運転席から如何にもヤクザな風貌の男が降りてきて、後部座席のドアを開ける。そのドアの先にはハッキリと顔は見えないが、大きな男の影が三人から見えた。
ヒロトが車の中に乗り込む時に、その大きな男の手がヒロトの尻を鷲掴みにしており、その様子から二人は只ならぬ関係だと三人は瞬時に悟った。
「ま、マジかよ……」
「あれ、ヤクザだよな?」
困惑して「やべえ!」と連発する二人と対照的に、タカは走り去る車を睨み付け、親指のツメを噛みながら「くっそ!」と呟くのだった。
****
「なあ、リクエストは何を歌えばいいんだ?」
車内に入って直ぐにヒロトは時貞に問いかける。練習の後は気分が乗っているので、ハイテンションなヒロトだった。そんなヒロトを見つめる時貞は、「先ずは突っ込むのが先だ」とヒロトの臀部を鷲掴みにする。
「ちょ……。前に聞こえるだろう!」
運転席の組員達は、ヒロトと時貞の関係をもちろん知っている。しかし、ヒロトはまだ自分が情夫だという事実を認めないのだ。
「何を恥ずかしがってるんだ? アイツらの事は心配すんな。慣れっこだなあ、オイ!」
時貞の問いかけに「……へい」と声を上げた前の二人は、無表情で前方を見つめていた。「慣れっこ」と言う言葉にピクリと反応するヒロトは、何故か胸がキューッと締め付けられた。どれ程の女達がこの車内で時貞に抱かれていたのだろうと。
「ん? 何だ? 胸なんか押さえて……? 俺が揉みすぎてデカくなったとか言うなよ!」
時貞がゲラゲラ笑い出し、ヒロトは「ち、ちげえよ!」と顔を赤くしてそっぽを向いた。しかし、ヒロトの胸の痛みは引くことは無く、暫くヒロトを煩わせるのだった。
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そんなヒロトの様子を観察し、興奮が増していく時貞は、根っからのサドなのかも知れない。
射精感が近づき、時貞は猛然とストロークを加速させる。ヒロトの頭を固定し激しく腰を動かし、食道まで届くほどに亀頭を突入させる。ヒロトの喉で雁首をしごき、「ぐはぁぁ!」と言葉を漏らし、濃厚な白濁をヒロトの口中に噴出した。
ヒロトの喉を伝って流れる白濁は、全て体内へと吸収されていく。
「初飲みの感想はどうだ……? うめえか?」
ニヤニヤ笑う時貞を、ドーンと押しのけたヒロトは「苦い……」と一言い漏らして横を向く。
「そうだなあ、まあ飲んだことだし、お前のお願いを聞いてやるよ。バンドの練習に行ってもいいぞ。ただ、俺が付き添える時だけだ。それと……」
「それと……?」
一呼吸置いた時貞は、ヒロトの喉をツーッと指で撫でる。そしてその指は、ヒロトの口内へと滑り込んで行った。
「俺の為に毎晩歌を歌え。お前のクソバンドの曲じゃねえぞ。俺のリクエストでだ!」
クソバンドの曲と言われてムッとしたヒロトだったが、毎晩歌を歌うだけでバンドの練習に参加出来るのなら楽じゃないかと喜ぶのだ。
「いいよ、歌ってやるよ!」
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「おい、ヒロト! 久しぶりに練習に出てきたと思ったら、高級外車で送り迎えって、どうなってるんだ? お前、金持ちのマダムのパトロンでも見つけたのか?」
ドラムのシンがゲラゲラと笑い出す。ベースのケンも「ちげえねえ!」と笑っていたが、タカは笑っていなかった。
バンドが借りているスタジオの使用時間は一時間だけ。しゃべる時間が勿体ないと、タカは黙々と機材のセッティングを済ませていく。
「パトロンとか、そんなんじゃねえし……」
「じゃあ、時間もねえし。練習始めんぞ!」
シンのかけ声で演奏が始まり、ヒロトは久しぶりに自分のバンドの曲を歌ったのだった。
一時間の練習時間が終わり、片付けを済ませたヒロト達は、スタジオの外に出ていく。昼間は人通りの少ない裏通りで、誰も居ない通りを四人で並んで歩いていた。
「これからは練習に顔を出せる機会も増えるから」
そんなヒロトの発言を「ほんとかよ?」と笑うシンは、持っていたドラムスティックを指でクルクル回していた。
「次のライブもあるし……。俺も皆の顔を見たいんだ」
少し寂しそうに笑うヒロトの顔を三人はボーッと無表情で見ていた。
「あ、俺……。行かなきゃ。またな……」
ヒロトは三人に手を振って大通りに向かって走って行く。大通りには高級外車が止まっており、運転席から如何にもヤクザな風貌の男が降りてきて、後部座席のドアを開ける。そのドアの先にはハッキリと顔は見えないが、大きな男の影が三人から見えた。
ヒロトが車の中に乗り込む時に、その大きな男の手がヒロトの尻を鷲掴みにしており、その様子から二人は只ならぬ関係だと三人は瞬時に悟った。
「ま、マジかよ……」
「あれ、ヤクザだよな?」
困惑して「やべえ!」と連発する二人と対照的に、タカは走り去る車を睨み付け、親指のツメを噛みながら「くっそ!」と呟くのだった。
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「なあ、リクエストは何を歌えばいいんだ?」
車内に入って直ぐにヒロトは時貞に問いかける。練習の後は気分が乗っているので、ハイテンションなヒロトだった。そんなヒロトを見つめる時貞は、「先ずは突っ込むのが先だ」とヒロトの臀部を鷲掴みにする。
「ちょ……。前に聞こえるだろう!」
運転席の組員達は、ヒロトと時貞の関係をもちろん知っている。しかし、ヒロトはまだ自分が情夫だという事実を認めないのだ。
「何を恥ずかしがってるんだ? アイツらの事は心配すんな。慣れっこだなあ、オイ!」
時貞の問いかけに「……へい」と声を上げた前の二人は、無表情で前方を見つめていた。「慣れっこ」と言う言葉にピクリと反応するヒロトは、何故か胸がキューッと締め付けられた。どれ程の女達がこの車内で時貞に抱かれていたのだろうと。
「ん? 何だ? 胸なんか押さえて……? 俺が揉みすぎてデカくなったとか言うなよ!」
時貞がゲラゲラ笑い出し、ヒロトは「ち、ちげえよ!」と顔を赤くしてそっぽを向いた。しかし、ヒロトの胸の痛みは引くことは無く、暫くヒロトを煩わせるのだった。
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