鞍馬天狗に拐かされた私。~運命の番で神の子を孕める巫女ですって? それでも規格外は無理です!~

寺原しんまる

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 彼の大きな体躯に見合った太い指は、成人男性の二本の指と一本が同じ大きさだ。それをいきなり膣に咥え込んだというのに、侵入を拒む様子もない。まるで待ち構えていたかのように歓喜に震えている。

「やだぁぁぁ! 抜いてよ……」

 秘裂の奥のほうから生温かい体液がしみ出し、鞍馬の中指の先をじわじわと濡らした。その指はズポズポと出し入れされている。

「はっ、はぁあうううーっ!」

 珠音は押し殺した声で低くうめきだす。そのたびに身体が痙攣するようにビクッと震えた。

「珠音はウブやけどエロいなあ。そのギャップがなかなかええ。やめてって言いながら、ココが呆れるほど濡れてきてるで。狭いココもええ感じやんか。腰も指の動きに合わせて揺れてる」

 指と舌で刺激された卑穴は、クパクパと収縮しながら涎を垂らしていた。鞍馬はジュルジュルと音を出しながら愛蜜を飲み込み、喉を潤している。

「美酒や。お前のマ○コから湧き出る蜜は美酒やな。瓶に入れて保管しとこか」

 恥ずかしさから顔を隠す珠音は、「やだぁ……」と小さく声を漏らす。

 鞍馬は空の徳利を手に持ち、蜜壺に宛がった。そして溢れ出る愛蜜を掬うように、中へと注いでいく。

「珠音酒として鞍馬名物にするか?」
「ホントにやだぁぁぁ……」

 徳利を左右に振る鞍馬はニヤッと八重歯を見せて笑う。

「そろそろ入れてもええ頃合いか? 俺の摩羅が勃ちあがって痛いくらいや。なあ、お前の中を掻き回してもええやろ?」

 珠音の目に飛び込んだのは極太で巨大な肉棒。臍まで勃ち上がり、浮き出た血管がピクピクと震えている。こんなにも凶悪そうなものが、自分の身体に入るとは到底思えない。明らかに人間のものとは違う禍々しい形。ハッキリ言って規格外ではないか。巨根過ぎて目が点になる。

「む、無理よー! そんな大きいの無理!!」

 すると鞍馬はニヤッと八重歯を見せて笑い出す。男根を自慢げに上下に摩り、珠音を見下ろした。

「褒めてくれてるのか? 安心しろ。巫女はこの摩羅を難なく受け入れることができるんや。そう、神と契れるんやからな。しかも神との交わりは、あり得ない絶頂を与えてくれる。もう、神以外とは契れなくなるで……」

 ということは、神様の下半身は、みんなこんなに大きいものなのかと、珠音の喉が上下に動く。しかもあり得ない程の絶頂……。

「おい! 他の男の摩羅を想像すな! 俺だけを見ろ! イラつく!」
 
 苛立つ鞍馬は、乱暴に両手で珠音の腰を摑み、逃げる足を膝が腹に付くほどに折り曲げてくる。天を向く蜜壺が、トロトロに濡れているのが目に飛び込んできた。

 せわしなく口を開ける鯉のように、珠理の蜜穴はクパクパと収縮して鞍馬を誘う。

「急かすなよ。今、入れたるから――」
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