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氷解3
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その日を境に、流星が倭に
キスをすると、倭が少しだけ抱きついて来る様になった。
しかしながら「好きになった?」と聞くと相変わらず「わからない」と返事が返って来る。
夜、触る時に協力的だし気持ち良さそうに吐精するから嫌がってはないと流星は思いたかった。
「ん…ん…………!」
眉間に皺を寄せて射精する倭に興奮するし、抱いてしまいたいが何となく倭は流星を試している様な気がした。
"倭が俺を好きになったらな"
時々、流星は倭に好きだと伝える。
倭は少し考える素振りをして俺はわからないと返して来る。
どこまで流星が、倭を大切に思って本当に手を出さずにいられるのか。
最近の倭は口の中に舌を入れ込んで舐められると、もじもじと膝を擦り合わせる様になった。
流星に触られて性的な欲求が己の内側から湧いて来る様子はある、それでも倭はわからないと返して来た。
身体だけが目的ではない事がうまく伝わればいい。
今までの経験がトラウマになっているとしたら倭にとっては苦しみが増えるだけになる。
触るのはやめてやれないが、倭自身が大切なのだと倭が理解するまではいくらでも待とうと流星は思った。
*
「徹也君…どうしよう。」
「どうしたんですか。」
「どうしたらいいかわからん。」
「何がですか?」
「流星の事…」
天気の良い日、大学のテラスで倭が眉間に皺を寄せて悩んでいた。
流星が、時々好きかどうか確認して来るのだが、自分が流星の事を好きかどうかはわからない。
だけど最近では流星が出かけるとそのまま居なくなるんじゃないかと不安になる。
流星に触られるとドキドキするけど、
好きかって聞かれると、なんて言ったらいいのかわからなくてわからないって返してしまう。
「流星さんの事好きになったって事なんじゃないですかね。」
「う……わか…んない…」
倭が顔を真っ赤にして答えた。
そんな反応をしてわからないも何も、とは思うが徹也は倭の今までを考えたらまぁコレも仕方ないのかと思えた。
「倭さん、もし流星さんが他の誰かの所に行ってしまうかもしれないって想像してみてください。どう思いますか?」
「俺の事もういいやってなったって事?」
「あくまでもしも、ですよ。」
もしも…もしも流星が倭以外の人と…
たちまち倭の表情が曇る。
「そんな顔になるって事はもう答え出てるって事なんじゃないですか?
ちゃんと流星さんに気持ち言った方がいいと思いますよ。」
流星さん待ってると思いますよ。
と徹也は言う。
「言えない…」
「…言えなかったら態度で示したらいいんじゃないですか?」
態度…
言葉よりはマシな気がした。
「…徹也君は自分がそうしてもらったら嬉しい?」
「…そうですね。好きな人からの意思表示はめっちゃ嬉しいです。」
しかしいざそうしてみるかと思うと流星と目が合ったり、意識するとカッと身体が熱くなって赤面が出た。
熱があるのかと流星に医者の所に連れて行かれたが異常なしと返された。
夕食もしっかりたべ、風呂にも入ったし、今夜はと思ったら今日に限って何故か流星は倭のベッドに入って来なかった。
今まで毎日、ずっと来ていたのに。
「流星…?」
あんまりに俺がわかんないわかんないって言うから…?
もうどうでも良くなった…?
不安になって倭は流星の寝部屋に向かう。
流星は自分のベッドにいた。
どうしよう。
胸がしまって苦しい。
なんで…
もしも、の想像がそうだったらどうしよう。
もしもそうだったら、どうしたらいいのかわからない。
「流星…」
こぼれ出たような小さな声だったが、流星の耳に届いた様で流星が身体を起こした。
「倭?」
流星がベッドの横のサイドランプをつけると、不安そうに泣く倭が立っていた。
*
今日は帰ってから倭の様子がおかしかった。
ふと見ると、首や耳まで真っ赤になっていて、熱があるのかと思い医者にみせると異常は無いと言われた。
身体が触れそうになるとぎくりと身を固くして倭が緊張した。
倭の中で何かあったのかもしれない。
今何も無くても体調悪化の兆しの可能性もある。
倭がゆっくり休めないかもしれないから今日は別で寝るかと久しぶりに自分の寝部屋にむかったはいいものの、慣れ親しんでしまった倭の熱が隣にないと言うだけでなかなか寝付けずにいた。
倭の部屋に行こうかどうか悩んでしまう。
すると静かにベッドに人が近づいて来る気配がして、それは小さく「流星」と名前を呼んだ。
「倭?」
倭が泣きながら流星を見ていた。
「倭どうした、おいで。」
倭は足がすくんで動かないようだった。
おいでと言っても一向に倭は立ち尽くしたまま。
流星はベッドから降りて近づいて、何も言わずに倭を抱きしめた。
「何か怖い事でもあった?」
そう聞かれてしまうと、より涙が出てしまい、流星の身体に手を回して抱きついた。
暫く流星は倭の背中を摩っていたが、抱き上げてベッドに座った。
向かい合わせになってぎゅうぎゅうに倭が抱きついて来て、流星は同じ歳とは思えない自分より小さな身体を抱きしめた。
暖かくて、ちゃんと生きている。
ベッドに倭を寝かせてキスをすると倭はホッとした顔になった。
「…俺の事もういいって…なってない?」
「何の事だ?」
思いあたる事が無さすぎて倭を見た。
「徹也に何か言われたか。」
「ちがう。…だって流星がベッド来なかった…」
毎日ルーティンになってる行動を変えたから不安になってしまったのか。
「倭が今日ちょっと様子が変だったから体調が悪いのかと思っただけだよ。」
違うんだったらそれでいい、今日はこっちで寝ような。
と流星は倭を寝かし付けようとした。
ベッドに寝転びながら、倭と流星の目が合う。
一般的に珍しいはずのオッドアイが、同じ場所に二人。
倭はグッと身体を流星に近づけてキスをした。
掛け布団を押し除け、何も言わずに流星の身体に乗り上げた。
「倭?」
倭の動きを流星が目で追う。
まさかと思っていたら、倭が流星の下履きをずらし、性器を取り出して顔を近づけていった。
「やま…」
小さな舌が表面を舐めている。
「ン…ム………」
倭の頭が動いて亀頭を飲み込む。
一気に欲望は膨らんだ。
全ては口に収まりきらない様で、根本を掴みながら一心に愛撫している。
流星にとって倭が積極的な姿は目眩がしそうな光景だ。
そして先ほどから口淫をしながら倭がモゾモゾと腰を揺らして居るのもみえる。
身体を丸めて居るから把握しづらいが、自分で下肢をいじって居る様に見えた。
倭が、顔をあげて勃ちあがらせたペニスの上に跨った。
倭はいつの間にか下履きを全て脱いでいた。
「流星…流星……」
倭が切羽詰まったような声で流星の名を呼び後ろの穴にペニスを飲ませようとして居る。
「倭、待って。」
倭を制止して怪我をしない様に引き倒し流星がのしかかる。
「…もうダメ?」
倭は行動を否定されたのかとショックを受けた表情になった。
態度で示そうにも、止められてしまったら何もできない。
「もういいって…なってないって…いったのに……」
もう、流星の気持ちは自分には向いていないのだと思うと胸が張り裂けそうになる。
流星は何も言わずにポロポロと涙をこぼし始めた倭の顔をみている。
「違うよ、倭、今倭が思ってる事は全部外れてる。
倭、俺の事好き?」
倭は言葉が出て来ずうんうんと頷く。
「倭、俺の事ちゃんと好きって言って。」
流星の苦しそうな顔、そんな表情をさせているのが自分なのかと倭は思った。
「流星…すき…」
やっと絞り出したような小さな声だったが、流星にはきちんと届いてギュッと倭を抱き込んだ。
「は~~~~~!やばい。」
余裕ない。
興奮しすぎて頭おかしくなりそう。
倭、滅茶苦茶に好き。
流星が倭を腕で閉じ込めるようにしながら倭の上で一人で喋り始めた。
「ほんと…?」
「本当。…自分から寸止めしておいてこんな事言うのあれだけど、していい?」
チンコ痛い、と余裕の無さそうな流星に倭は笑ってしまう。
「後、倭がもし抱かれる側が嫌だったら俺に挿れる?」
ずっと、無理やりやられて来た事を案じてくれて居るのか、と倭は胸がいっぱいになった。
今まで、尻の穴をどうにかされて気持ち良くなった事はない。
みんな一方的に欲を押し付けて自分だけ吐精していく。
痛いか、内臓を拡げられて気持ち悪いとか、苦しい。
血が出る事もあった。
同じ事を流星にしたくなかった。
だけど今、流星と繋がりたい気持ちは確実にある。
流星だったら、他の人と同じ事をしてきても受け入れられる。
「俺が流星に抱かれる。」
流星は少し申し訳なさそうな表情になった後に「嫌だと少しでも感じたら言って。」と言って身体を倭の下肢へと移動させた。
「ン……………!」
指で表皮を引きおろし、倭が流星にした様に流星は倭のペニスを舐めて口に含んだ。
ジン…と下半身が痺れる様に震えた。
敏感な先端に舌が這わされて堪えきれずに声が漏れる。
前が気持ちいいのは、ずっと流星が教える様にして来たからわかる。
流星が唾液を尻の方にまわしている。
グッと指が潜り込んだ。
流星は注意深く倭を観察した。
こんな場所に性器を差し込むなんて、倭にとって負担になる事はわかっている。
一度張り詰めた性器の硬さが緩んでしまった。
緊張で倭と流星の全身は汗まみれになっている。
「倭、ちゃんと息して」
辛そうにフゥフゥと倭が泣きながら息を吐く。
やめるか聞くと、やめたくないと言う。
「ん…も……流星のやつ……挿れて…」
指2本でいっぱいっぱいになって居るのにそんな事出来るかと流星は思った。
今までの事を全て塗り替えたい。
ちゃんと倭も気持ちよくなって欲しい。
「まだ待って」
注意深く倭の内側を探ると、指を押し返す膨らみがあった。
指の腹で撫でながら軽く押し付けると太腿が微かに震えた。
「え…ぁ……な…に?!」
入り口を拡げながら揉む様に押すと徐々に倭の息に色が入る。
舐めている性器もどんどん硬くなった。
「ここ、倭の感じる所。今まで倭の身体を好きにしてきた奴らが無視して来た倭が気持ちよくなるところだよ。」
性器への愛撫はとめずに、3本目の指を入れた。
「は……ぐ………!!」
ジュクジュクと抜き差しするたびに音がした。
一瞬、流星の気配が遠ざかった。
倭の頭の中は疑問でいっぱいだった。
今のは何だ、頭がチカチカする。
今までやられてきてこんな変な事なった事ない…
「倭…挿れるよ」
流星が拡げた穴にゴムを被せた亀頭をグッと押し込んだ。
指よりずっと太い肉の杭は徐々に倭の身体の中に飲み込まれていく。
圧迫感はあるが、そこに苦痛は無かった。
苦痛の代わりに感じたことのない新しい感覚が倭の中で生まれていた。
「あ……ぁ……!?…待って…流星まって……!!何これ…な……ぁ……!?ぁ…りゅ……せ………ァ………アーーーーー!!」
挿入の途中でビクビク震え、シーツをきつく掴み、倭が射精しながら絶頂した。
シャツの上に精液が落ちる。
「ぁ………あ……!!」
後ろが強く食い締められて流星は呻いた。
「っつ!!やま…と…ちょっと後ろ…緩めて」
「ひ…ん……わか……わかんな……ぁ………あ…!」
ガクガクと震えながら快感の波に耐えている倭のペニスを掴んですきながら、シャツを捲り上げて乳首を触った。
「や!!」
「ここ嫌?」
「あ…ぅ……い…や…じゃ…なぃぃ……」
嫌って勝手に言っちゃう…と、涙ながらにこたえた。
もう片方の乳首を吸いながら舐められて倭が悶え始め、後ろの緊張が徐々に緩んだ。
「なんもでな……ちくびなんも……出ない……ってぇ」
どこもかしこも流星に触られると敏感になって頭が溶けそうになる。
「暑…倭、万歳して。」
流星がペニスを倭の中に押し込んだまま上のシャツを脱いで、首に引っかかっている倭のシャツも脱がせた。
倭は流星のバランスの取れた生の体躯を初めてきちんとみた。
倭の裸は何度も風呂場に押し込まれた時に見られている。
サイドランプの薄暗い灯りのせいで作り込まれた筋肉が良く見えた。
同じ歳なのに、自分の薄っぺらい身体とは違う分厚い肉体。
苦痛だけしか無いと思っていたこの行為が、流星がすると全然違うのだと倭は思い知った。
暗い部屋の中で流星には健気に昂りを咥える後孔がうっすらみえた。
緩く流星が腰を動かし始めてきて、その度にさっき押されて身体がビクつく所が刺激され、倭は再び絶頂へと向かった。
剥き出しの皮膚同士が触れている部分が熱くて心地よかった。
腰を掴んだ手を倭が掴んでくる。
「ん…あ………ぁ……りゅ……せ……!!」
倭の痴態がまざまざと見えて、流星も痛いかなんて聞く必要が無かった。
「気持ちいい?」と聞いてやると倭はわからないと言ったが、出ている声音は明らかに嬌声だった。
流星はゆっくりと奥を探る様に入りきってない竿を根本まで押し込んだ。
「ぁ………あ…は……は………それ……りゅ…せ…おれ…あたま…あたまおかしく…なるぅ……」
倭の感じ入った声が流星をたまらなくさせた。
腰を突き上げて腹側に当てこする様にペニスをあてがわれ、前立腺を何度も擦り上げられて倭はどうもできなくなった。
「倭…好きだよ」
その言葉に目を見て頷き返すしか出来ない。
けれど流星にはもうそれで十分。
ゆっくり揺すっていたのが次第に遠慮がなくなっていく。
何度も唇を塞いで昂りを突き入れた。
「ん!ん!!ぁ……お…く!おく…!おくだめ!!あ!!おく!ダメって…!りゅ…せ!!!だ…め…っ…て…ぇ!!!」
顔を見てグッと腰を押し付けながら「奥ダメ?」と聞いてやると、倭はビクビクと震え、喘ぐ様に泣きながら
「なん….なんか…ぁ……ビリビ…リ…する…か…らぁ!!」
ガチガチに勃ちあがって涎を垂らして揺れるペニスを握ってやると倭の息が詰まった。
「いっしょ…だめ…!…ぁ…ぁ…りゅ…せ…なんか……あ……なんかくる…な…ぁ…!?あ…また…なんか!りゅ…せ!ぇ…ぁ………!!」
倭も余裕が無いが、流星も余裕が無かった。
「おぐ…しな………で…ぇ!!」
「やま…と……!!」
「イ!!ァ………ア………!」
大きく跳ねる身体をグッと抱きすくめると腹の中が大きくうねり、堪らず流星は倭の最奥で吐精し、倭は腕の中で痙攣を繰り返した。
「ひ…ぅ………!」
二人とも大きく息が上がってしまっている。
全身が汗でししどに濡れ、流星は緩慢な動きで震える体内から名残り推しそうにペニスを引き抜いた。
「ン………!」
射精はしたものの、腹での絶頂の中に放り投げられた倭は膝を擦り合わせて震えている。
「ぁ………あ………ひ…ぐ…りゅうせいのバカぁ」
怒涛の快感に押し流されて、倭は完全にベソをかきはじめた。
「おく…おく……ビリビリするって…おれ…言ったのに…りゅうせいが…う…ぅ……」
流星は倭を横向きに抱きしめて身体を撫でてやりながら幼い子供の様に泣きの入った文句を聞き、倭の涙と鼻水をぬぐってやった。
「ン………」
落ち着いて来た頃に何度もキスをした。
「もう俺とするの嫌になっちゃった?」
「…なってない…」
お腹ゾワゾワする…変…流星のまだ入ってる…
と倭がしがみついてきながら扇情的に涙目で言うもんだから、流星は理性を総動員して欲をねじ伏せた。
おそらく今もう一回ってなったら、倭は2度と挿れさせてくれなくなりそうな気がした。
それから時々、流星は倭を抱く様になった。
愛情を言葉と身体で伝えられ、その度に倭は快感で泣いて甘く乱れ、倭にとってはそれまで嫌でしか無かった行為が、流星とはしたいものになっていた。
*
「流星、宝来の跡取りなのにこんな事してて良いのか?」
倭はある日、自分との関係が大きな問題である事に気が付いた。
血が繋がってる挙句に将来宝来家を背負って立つ家長の長男。
「いいも何も、俺生粋のゲイだし。
親もその事知ってるし。
跡取りどうのこうのも今のところそんなに揉めてないし。
揉めるなら倭連れて出て行くし。」
倭は俺とこの家で幸せでいいんだよ、と。
こんなに見てくれがいいのに女の気配が無いのはそう言う事かと納得がいった。
流星の下の兄妹にはパートナーの話も出ているのに、流星には全くと言っていいほど聞かなかった。
流星の父親も母親も、ピリッとしたところはあるが基本おっとりとしていて寛容だ。
「俺は倭が好きだ。一生倭と添い遂げる。」
と報告した時も。
「ああそう、良かったわねぇ。
倭君はそれでよかった?お茶飲む?」
と言った後どこかにいったん消えて、帰って来たとおもったら。
「これねぇ、お母様から貰った指輪なんだけど、倭君にあげるわね。
あら、倭君指が細いから入るわね。」
一体いくらするんだと思うような大きなダイヤがついた指輪をくれた。
入りはするが倭が普段つけるには煌びやかすぎて厳しいデザインだった。
「長男のお嫁さんに受け継がれてるらしいんだけど、流星がこんなんだから誰にも渡せないかな~って思ってたけど倭君のお陰で夢叶っちゃった」
下の子達には別のものあげるから遠慮なく受け取ってと嬉しそうに言ってたので倭はありがたく受け取る事にした。
そして寝たきりだった倭の父である祖父はその後回復して自力で歩行も出来るようになり、未だご健在で、ボケた様子も無く手腕をふるっている。
母親がいつ何時また倭に接近してくるかもしれないと思っていたが、いつのまにか弁護士を通していくらかの金銭を渡して倭からコンタクトをとってこない限りは接近しないという取り決めになっていると言われた。
「倭、今でも死んだ方が良かったって思ってる?」
屋敷の敷地にある東屋で、流星が倭の手を握りながら尋ねた。
倭は首を横に振って
「生きててよかった。」
と答えた。
キスをすると、倭が少しだけ抱きついて来る様になった。
しかしながら「好きになった?」と聞くと相変わらず「わからない」と返事が返って来る。
夜、触る時に協力的だし気持ち良さそうに吐精するから嫌がってはないと流星は思いたかった。
「ん…ん…………!」
眉間に皺を寄せて射精する倭に興奮するし、抱いてしまいたいが何となく倭は流星を試している様な気がした。
"倭が俺を好きになったらな"
時々、流星は倭に好きだと伝える。
倭は少し考える素振りをして俺はわからないと返して来る。
どこまで流星が、倭を大切に思って本当に手を出さずにいられるのか。
最近の倭は口の中に舌を入れ込んで舐められると、もじもじと膝を擦り合わせる様になった。
流星に触られて性的な欲求が己の内側から湧いて来る様子はある、それでも倭はわからないと返して来た。
身体だけが目的ではない事がうまく伝わればいい。
今までの経験がトラウマになっているとしたら倭にとっては苦しみが増えるだけになる。
触るのはやめてやれないが、倭自身が大切なのだと倭が理解するまではいくらでも待とうと流星は思った。
*
「徹也君…どうしよう。」
「どうしたんですか。」
「どうしたらいいかわからん。」
「何がですか?」
「流星の事…」
天気の良い日、大学のテラスで倭が眉間に皺を寄せて悩んでいた。
流星が、時々好きかどうか確認して来るのだが、自分が流星の事を好きかどうかはわからない。
だけど最近では流星が出かけるとそのまま居なくなるんじゃないかと不安になる。
流星に触られるとドキドキするけど、
好きかって聞かれると、なんて言ったらいいのかわからなくてわからないって返してしまう。
「流星さんの事好きになったって事なんじゃないですかね。」
「う……わか…んない…」
倭が顔を真っ赤にして答えた。
そんな反応をしてわからないも何も、とは思うが徹也は倭の今までを考えたらまぁコレも仕方ないのかと思えた。
「倭さん、もし流星さんが他の誰かの所に行ってしまうかもしれないって想像してみてください。どう思いますか?」
「俺の事もういいやってなったって事?」
「あくまでもしも、ですよ。」
もしも…もしも流星が倭以外の人と…
たちまち倭の表情が曇る。
「そんな顔になるって事はもう答え出てるって事なんじゃないですか?
ちゃんと流星さんに気持ち言った方がいいと思いますよ。」
流星さん待ってると思いますよ。
と徹也は言う。
「言えない…」
「…言えなかったら態度で示したらいいんじゃないですか?」
態度…
言葉よりはマシな気がした。
「…徹也君は自分がそうしてもらったら嬉しい?」
「…そうですね。好きな人からの意思表示はめっちゃ嬉しいです。」
しかしいざそうしてみるかと思うと流星と目が合ったり、意識するとカッと身体が熱くなって赤面が出た。
熱があるのかと流星に医者の所に連れて行かれたが異常なしと返された。
夕食もしっかりたべ、風呂にも入ったし、今夜はと思ったら今日に限って何故か流星は倭のベッドに入って来なかった。
今まで毎日、ずっと来ていたのに。
「流星…?」
あんまりに俺がわかんないわかんないって言うから…?
もうどうでも良くなった…?
不安になって倭は流星の寝部屋に向かう。
流星は自分のベッドにいた。
どうしよう。
胸がしまって苦しい。
なんで…
もしも、の想像がそうだったらどうしよう。
もしもそうだったら、どうしたらいいのかわからない。
「流星…」
こぼれ出たような小さな声だったが、流星の耳に届いた様で流星が身体を起こした。
「倭?」
流星がベッドの横のサイドランプをつけると、不安そうに泣く倭が立っていた。
*
今日は帰ってから倭の様子がおかしかった。
ふと見ると、首や耳まで真っ赤になっていて、熱があるのかと思い医者にみせると異常は無いと言われた。
身体が触れそうになるとぎくりと身を固くして倭が緊張した。
倭の中で何かあったのかもしれない。
今何も無くても体調悪化の兆しの可能性もある。
倭がゆっくり休めないかもしれないから今日は別で寝るかと久しぶりに自分の寝部屋にむかったはいいものの、慣れ親しんでしまった倭の熱が隣にないと言うだけでなかなか寝付けずにいた。
倭の部屋に行こうかどうか悩んでしまう。
すると静かにベッドに人が近づいて来る気配がして、それは小さく「流星」と名前を呼んだ。
「倭?」
倭が泣きながら流星を見ていた。
「倭どうした、おいで。」
倭は足がすくんで動かないようだった。
おいでと言っても一向に倭は立ち尽くしたまま。
流星はベッドから降りて近づいて、何も言わずに倭を抱きしめた。
「何か怖い事でもあった?」
そう聞かれてしまうと、より涙が出てしまい、流星の身体に手を回して抱きついた。
暫く流星は倭の背中を摩っていたが、抱き上げてベッドに座った。
向かい合わせになってぎゅうぎゅうに倭が抱きついて来て、流星は同じ歳とは思えない自分より小さな身体を抱きしめた。
暖かくて、ちゃんと生きている。
ベッドに倭を寝かせてキスをすると倭はホッとした顔になった。
「…俺の事もういいって…なってない?」
「何の事だ?」
思いあたる事が無さすぎて倭を見た。
「徹也に何か言われたか。」
「ちがう。…だって流星がベッド来なかった…」
毎日ルーティンになってる行動を変えたから不安になってしまったのか。
「倭が今日ちょっと様子が変だったから体調が悪いのかと思っただけだよ。」
違うんだったらそれでいい、今日はこっちで寝ような。
と流星は倭を寝かし付けようとした。
ベッドに寝転びながら、倭と流星の目が合う。
一般的に珍しいはずのオッドアイが、同じ場所に二人。
倭はグッと身体を流星に近づけてキスをした。
掛け布団を押し除け、何も言わずに流星の身体に乗り上げた。
「倭?」
倭の動きを流星が目で追う。
まさかと思っていたら、倭が流星の下履きをずらし、性器を取り出して顔を近づけていった。
「やま…」
小さな舌が表面を舐めている。
「ン…ム………」
倭の頭が動いて亀頭を飲み込む。
一気に欲望は膨らんだ。
全ては口に収まりきらない様で、根本を掴みながら一心に愛撫している。
流星にとって倭が積極的な姿は目眩がしそうな光景だ。
そして先ほどから口淫をしながら倭がモゾモゾと腰を揺らして居るのもみえる。
身体を丸めて居るから把握しづらいが、自分で下肢をいじって居る様に見えた。
倭が、顔をあげて勃ちあがらせたペニスの上に跨った。
倭はいつの間にか下履きを全て脱いでいた。
「流星…流星……」
倭が切羽詰まったような声で流星の名を呼び後ろの穴にペニスを飲ませようとして居る。
「倭、待って。」
倭を制止して怪我をしない様に引き倒し流星がのしかかる。
「…もうダメ?」
倭は行動を否定されたのかとショックを受けた表情になった。
態度で示そうにも、止められてしまったら何もできない。
「もういいって…なってないって…いったのに……」
もう、流星の気持ちは自分には向いていないのだと思うと胸が張り裂けそうになる。
流星は何も言わずにポロポロと涙をこぼし始めた倭の顔をみている。
「違うよ、倭、今倭が思ってる事は全部外れてる。
倭、俺の事好き?」
倭は言葉が出て来ずうんうんと頷く。
「倭、俺の事ちゃんと好きって言って。」
流星の苦しそうな顔、そんな表情をさせているのが自分なのかと倭は思った。
「流星…すき…」
やっと絞り出したような小さな声だったが、流星にはきちんと届いてギュッと倭を抱き込んだ。
「は~~~~~!やばい。」
余裕ない。
興奮しすぎて頭おかしくなりそう。
倭、滅茶苦茶に好き。
流星が倭を腕で閉じ込めるようにしながら倭の上で一人で喋り始めた。
「ほんと…?」
「本当。…自分から寸止めしておいてこんな事言うのあれだけど、していい?」
チンコ痛い、と余裕の無さそうな流星に倭は笑ってしまう。
「後、倭がもし抱かれる側が嫌だったら俺に挿れる?」
ずっと、無理やりやられて来た事を案じてくれて居るのか、と倭は胸がいっぱいになった。
今まで、尻の穴をどうにかされて気持ち良くなった事はない。
みんな一方的に欲を押し付けて自分だけ吐精していく。
痛いか、内臓を拡げられて気持ち悪いとか、苦しい。
血が出る事もあった。
同じ事を流星にしたくなかった。
だけど今、流星と繋がりたい気持ちは確実にある。
流星だったら、他の人と同じ事をしてきても受け入れられる。
「俺が流星に抱かれる。」
流星は少し申し訳なさそうな表情になった後に「嫌だと少しでも感じたら言って。」と言って身体を倭の下肢へと移動させた。
「ン……………!」
指で表皮を引きおろし、倭が流星にした様に流星は倭のペニスを舐めて口に含んだ。
ジン…と下半身が痺れる様に震えた。
敏感な先端に舌が這わされて堪えきれずに声が漏れる。
前が気持ちいいのは、ずっと流星が教える様にして来たからわかる。
流星が唾液を尻の方にまわしている。
グッと指が潜り込んだ。
流星は注意深く倭を観察した。
こんな場所に性器を差し込むなんて、倭にとって負担になる事はわかっている。
一度張り詰めた性器の硬さが緩んでしまった。
緊張で倭と流星の全身は汗まみれになっている。
「倭、ちゃんと息して」
辛そうにフゥフゥと倭が泣きながら息を吐く。
やめるか聞くと、やめたくないと言う。
「ん…も……流星のやつ……挿れて…」
指2本でいっぱいっぱいになって居るのにそんな事出来るかと流星は思った。
今までの事を全て塗り替えたい。
ちゃんと倭も気持ちよくなって欲しい。
「まだ待って」
注意深く倭の内側を探ると、指を押し返す膨らみがあった。
指の腹で撫でながら軽く押し付けると太腿が微かに震えた。
「え…ぁ……な…に?!」
入り口を拡げながら揉む様に押すと徐々に倭の息に色が入る。
舐めている性器もどんどん硬くなった。
「ここ、倭の感じる所。今まで倭の身体を好きにしてきた奴らが無視して来た倭が気持ちよくなるところだよ。」
性器への愛撫はとめずに、3本目の指を入れた。
「は……ぐ………!!」
ジュクジュクと抜き差しするたびに音がした。
一瞬、流星の気配が遠ざかった。
倭の頭の中は疑問でいっぱいだった。
今のは何だ、頭がチカチカする。
今までやられてきてこんな変な事なった事ない…
「倭…挿れるよ」
流星が拡げた穴にゴムを被せた亀頭をグッと押し込んだ。
指よりずっと太い肉の杭は徐々に倭の身体の中に飲み込まれていく。
圧迫感はあるが、そこに苦痛は無かった。
苦痛の代わりに感じたことのない新しい感覚が倭の中で生まれていた。
「あ……ぁ……!?…待って…流星まって……!!何これ…な……ぁ……!?ぁ…りゅ……せ………ァ………アーーーーー!!」
挿入の途中でビクビク震え、シーツをきつく掴み、倭が射精しながら絶頂した。
シャツの上に精液が落ちる。
「ぁ………あ……!!」
後ろが強く食い締められて流星は呻いた。
「っつ!!やま…と…ちょっと後ろ…緩めて」
「ひ…ん……わか……わかんな……ぁ………あ…!」
ガクガクと震えながら快感の波に耐えている倭のペニスを掴んですきながら、シャツを捲り上げて乳首を触った。
「や!!」
「ここ嫌?」
「あ…ぅ……い…や…じゃ…なぃぃ……」
嫌って勝手に言っちゃう…と、涙ながらにこたえた。
もう片方の乳首を吸いながら舐められて倭が悶え始め、後ろの緊張が徐々に緩んだ。
「なんもでな……ちくびなんも……出ない……ってぇ」
どこもかしこも流星に触られると敏感になって頭が溶けそうになる。
「暑…倭、万歳して。」
流星がペニスを倭の中に押し込んだまま上のシャツを脱いで、首に引っかかっている倭のシャツも脱がせた。
倭は流星のバランスの取れた生の体躯を初めてきちんとみた。
倭の裸は何度も風呂場に押し込まれた時に見られている。
サイドランプの薄暗い灯りのせいで作り込まれた筋肉が良く見えた。
同じ歳なのに、自分の薄っぺらい身体とは違う分厚い肉体。
苦痛だけしか無いと思っていたこの行為が、流星がすると全然違うのだと倭は思い知った。
暗い部屋の中で流星には健気に昂りを咥える後孔がうっすらみえた。
緩く流星が腰を動かし始めてきて、その度にさっき押されて身体がビクつく所が刺激され、倭は再び絶頂へと向かった。
剥き出しの皮膚同士が触れている部分が熱くて心地よかった。
腰を掴んだ手を倭が掴んでくる。
「ん…あ………ぁ……りゅ……せ……!!」
倭の痴態がまざまざと見えて、流星も痛いかなんて聞く必要が無かった。
「気持ちいい?」と聞いてやると倭はわからないと言ったが、出ている声音は明らかに嬌声だった。
流星はゆっくりと奥を探る様に入りきってない竿を根本まで押し込んだ。
「ぁ………あ…は……は………それ……りゅ…せ…おれ…あたま…あたまおかしく…なるぅ……」
倭の感じ入った声が流星をたまらなくさせた。
腰を突き上げて腹側に当てこする様にペニスをあてがわれ、前立腺を何度も擦り上げられて倭はどうもできなくなった。
「倭…好きだよ」
その言葉に目を見て頷き返すしか出来ない。
けれど流星にはもうそれで十分。
ゆっくり揺すっていたのが次第に遠慮がなくなっていく。
何度も唇を塞いで昂りを突き入れた。
「ん!ん!!ぁ……お…く!おく…!おくだめ!!あ!!おく!ダメって…!りゅ…せ!!!だ…め…っ…て…ぇ!!!」
顔を見てグッと腰を押し付けながら「奥ダメ?」と聞いてやると、倭はビクビクと震え、喘ぐ様に泣きながら
「なん….なんか…ぁ……ビリビ…リ…する…か…らぁ!!」
ガチガチに勃ちあがって涎を垂らして揺れるペニスを握ってやると倭の息が詰まった。
「いっしょ…だめ…!…ぁ…ぁ…りゅ…せ…なんか……あ……なんかくる…な…ぁ…!?あ…また…なんか!りゅ…せ!ぇ…ぁ………!!」
倭も余裕が無いが、流星も余裕が無かった。
「おぐ…しな………で…ぇ!!」
「やま…と……!!」
「イ!!ァ………ア………!」
大きく跳ねる身体をグッと抱きすくめると腹の中が大きくうねり、堪らず流星は倭の最奥で吐精し、倭は腕の中で痙攣を繰り返した。
「ひ…ぅ………!」
二人とも大きく息が上がってしまっている。
全身が汗でししどに濡れ、流星は緩慢な動きで震える体内から名残り推しそうにペニスを引き抜いた。
「ン………!」
射精はしたものの、腹での絶頂の中に放り投げられた倭は膝を擦り合わせて震えている。
「ぁ………あ………ひ…ぐ…りゅうせいのバカぁ」
怒涛の快感に押し流されて、倭は完全にベソをかきはじめた。
「おく…おく……ビリビリするって…おれ…言ったのに…りゅうせいが…う…ぅ……」
流星は倭を横向きに抱きしめて身体を撫でてやりながら幼い子供の様に泣きの入った文句を聞き、倭の涙と鼻水をぬぐってやった。
「ン………」
落ち着いて来た頃に何度もキスをした。
「もう俺とするの嫌になっちゃった?」
「…なってない…」
お腹ゾワゾワする…変…流星のまだ入ってる…
と倭がしがみついてきながら扇情的に涙目で言うもんだから、流星は理性を総動員して欲をねじ伏せた。
おそらく今もう一回ってなったら、倭は2度と挿れさせてくれなくなりそうな気がした。
それから時々、流星は倭を抱く様になった。
愛情を言葉と身体で伝えられ、その度に倭は快感で泣いて甘く乱れ、倭にとってはそれまで嫌でしか無かった行為が、流星とはしたいものになっていた。
*
「流星、宝来の跡取りなのにこんな事してて良いのか?」
倭はある日、自分との関係が大きな問題である事に気が付いた。
血が繋がってる挙句に将来宝来家を背負って立つ家長の長男。
「いいも何も、俺生粋のゲイだし。
親もその事知ってるし。
跡取りどうのこうのも今のところそんなに揉めてないし。
揉めるなら倭連れて出て行くし。」
倭は俺とこの家で幸せでいいんだよ、と。
こんなに見てくれがいいのに女の気配が無いのはそう言う事かと納得がいった。
流星の下の兄妹にはパートナーの話も出ているのに、流星には全くと言っていいほど聞かなかった。
流星の父親も母親も、ピリッとしたところはあるが基本おっとりとしていて寛容だ。
「俺は倭が好きだ。一生倭と添い遂げる。」
と報告した時も。
「ああそう、良かったわねぇ。
倭君はそれでよかった?お茶飲む?」
と言った後どこかにいったん消えて、帰って来たとおもったら。
「これねぇ、お母様から貰った指輪なんだけど、倭君にあげるわね。
あら、倭君指が細いから入るわね。」
一体いくらするんだと思うような大きなダイヤがついた指輪をくれた。
入りはするが倭が普段つけるには煌びやかすぎて厳しいデザインだった。
「長男のお嫁さんに受け継がれてるらしいんだけど、流星がこんなんだから誰にも渡せないかな~って思ってたけど倭君のお陰で夢叶っちゃった」
下の子達には別のものあげるから遠慮なく受け取ってと嬉しそうに言ってたので倭はありがたく受け取る事にした。
そして寝たきりだった倭の父である祖父はその後回復して自力で歩行も出来るようになり、未だご健在で、ボケた様子も無く手腕をふるっている。
母親がいつ何時また倭に接近してくるかもしれないと思っていたが、いつのまにか弁護士を通していくらかの金銭を渡して倭からコンタクトをとってこない限りは接近しないという取り決めになっていると言われた。
「倭、今でも死んだ方が良かったって思ってる?」
屋敷の敷地にある東屋で、流星が倭の手を握りながら尋ねた。
倭は首を横に振って
「生きててよかった。」
と答えた。
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