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ゴルゴン使節団
相撲は力だけじゃないよね
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ミノス院の中も豪華な作りだった。
この周辺には水が少なく水は貴重といえる、その水を生み出す泉がミノス院の中にある。
これは魔道具だ・・・・青い大きな魔石がセットされた桶が泉の中に沈んでいる、その魔道具から感じられる魔力は大きい。
泉の水はあふれ出て、水路を伝い町に向かっている、つまりこの泉がこの町の生命線というわけか・・・
「ようこそお越しくださいました、グラスの守護者様とベロニカとオワリの使者御一同様」
美しい顔をした女性たちが俺たちを迎える、女神の加護があるということなのでみんな美人だ・・
「私の役目はここまでの護衛!これにて失礼いたす!」
ミノモンタが礼をし去ろうとする
「あ!ミノモンタ様!こちらの鬼人の方が力比べをしたいと申し出ております」
セルシオスはミノモンタの側にいきハムラを紹介する・・・
この立ち位置まさに美女と野獣・・・・
「おう!数多くの鬼人に勝ったっていうじゃねえか!俺にも挑戦させてほしいなと思ってな」
ハムラはズンズン前に出る
「ふっ・・さすが鬼人だ、血の気が多いな、!力比べをする場所はこっちにある!こちらにきてくれるか?」
せっかく入った院をでる俺たち、院の側には丸い綱が引いてあり二本の線が中央にある・・・・土俵じゃん・・・
「スモーはミノスの神事でもある、ミノス王が好きでな、このような物が、町中いたるところにある」
「これは・・・ドヒョーか?オニガ島の物と変わらない物のようだが・・・」
「鬼人にはなじみ深いだろうな・・・ルールは簡単だこの線で取っ組み合い外に出たら負け、膝や手を付いたら負けだ」
「鬼人にスモーを挑むとは・・・おもしれえ・・・」
ハムラは意気揚々と上着を脱ぎだす、ミノモンタも上着を脱ぎだした・・・
二人ともフンドシ姿である・・ハムラのふんどしは知っていたが・・・ミノタウロスもフンドシなのか・・・妙に似合っている
「なんだ!スモーじゃねえか俺も自信があるぜ!」
トシイエも脱ぎだす・・・そして『ふんどし』になる
「なんだい?金ちゃんはやらねえのかい?」
トシイエ・・・俺を巻き込むな・・俺はトランクス派だ・・・横〇〇がこんにちは!って出てしまうじゃないか・・・
「いや俺はいい・・」
「父さん!これ何?スモーって・・どうやるの?」
なぜか俊太がやる気だ・・・まあいいか・・・
俊太も脱ぎだした・・しかし俊太もトランクスだ・・・見ろカエデちゃんもジュリちゃんもミュイちゃんも顔が赤いじゃないか・・ミュイミュイは、はやし立てているが・・・
「守護者の力も見てみたいものだがな・・・」
ミノモンタが俺の方を見る・・・ううう
「お!俺は魔法の方が専門なんでな・・」
「よくいうぜ!鬼人の俺を投げ飛ばす力があるくせに・・」
ハムラ・・・余計なことを・・
「そうか・・・マワシが必要だな・・おい!マワシを持ってこい!」
巻き込まれてしまった・・・
「そこの若いのには・・・ミノルタを読んで来い!」
「もう来てますよ!スモーと聞いたら黙ってられない!」
群衆の中から出てきたのも上半身が牛、下半身が人間のミノタウロス、しかしミノモンタに比べると小さい普通の人間サイズだ・・
「オワリの男には・・ミノタンシオを呼べ!」
「やっぱり呼ばれたか!いいよ!人間が相手というのも物足りないけどね」
やはりミノタウロスだ・・
「名前にミノがつくのは戦士の証です、人型のミノタウロス族にはその名前は付けられません」
セルシオスが解析してくれた・・・
俺と俊太はマワシを装着した・・・結構きつく締めるのね‥お尻にギュイっと締め上げられてしまった・・・
ミノルタと俊太が土俵で向かい合う
同じような体格の二人、戦闘系の能力者ではないが『開発の力』を持つ俊太は探求心が強い、事、武術についてもそれは変わっていない、オリオン族のゲンプファーを子ども扱いするくらいの実力者だ・・
ミノルタ君は15歳ミノタウロスの戦士は30歳くらいまで成長をして、30歳のころにはミノモンタクラスにまで大きくなる、まだ子供のミノルタ君だが既に身体的成長はほぼ止まった俊太と体格は変わらない。
「シュンタ君頑張って!」
「やっちまえシュンタ~」
「シュンタ様~」
女子たちの声援が飛ぶ・・
!
すごい魔力が近づく気配・・・・・
「面白いことやってるね・・俺も見させてもらうよ」
ミノタウロスたちが膝をつく
「いいよいいよ!楽しませてもらうから・・続きやっちゃって」
「は!」
再び俊太とミノルタの試合が始まろうとしていた。
「はじめ!」
そこはハジメ!なのか!ハッケヨイではないのだな
その合図とともにミノルタ君は猛然と俊太に突っ込む・・・しかし俊太はミノルタ君の腕をとり出足を払い一回転させた。
おおお!観衆がどよめいた・・・
合気道か・・・俊太が好きな武道だ。
仰向けに倒れるミノルタ君は茫然としているような気がする・・・牛の顔の変化がわかりずらい・・・
「も!もう一番!」
「うんいいよ!僕もすごい勢いで来るから思わず投げちゃったし‥もう少し相撲をしてみたい」
再び開始線に立つ二人・・・
「はじめ!」
今度はがっぷりと組む・・
「うお・・すごい力だ・・ユキナリより強いかもしれない」
ミノルタ君の押しで俊太は土俵際まで押し込まれる
「うおおおおお!」
ミノルタ君の怒涛の押しだ
「おおお あ!」
ミノルタ君の押しに対して俊太が出した技は巴投げ・・・・負けじゃん
再び一回転したミノルタ君、勝者なのに投げ飛ばされた・・やはり唖然としているようだ・・・たぶん(だから表情がわからないって」
「いけねえ!背中ついちゃいけないんだった!今度は僕からお願い!もう一番!」
「いや!やめておこう!俺が勝ったし!」
意外とミノルタ君はずるいな・・・
「ミノルタ!いい練習になるもう一番やれ!」
ミノモンタの檄が飛んだ
「へ~い」
3度目の立ち合い再び睨み合おう二人・・・確かに重心を下において攻めてくる相手に柔道の技はやりにくいな、巴だと負けちまうし・・・
俺は二人の立ち合いを見ながら考え込む・・・俺の相手は誰なんだ?
二人は体と体がぶつかり合う!衝撃はミノルタ君の方が強いな・・・
しかし今のぶつかりで前まわしをとったのが俊太、ミノルタ君より重心を低くして相手の勢いを利用して股に手を入れる・・・『肩車』か、現代柔道では反則技になってしまうが
タイミングが合えば担ぎ技の一つできれいにきまる。相撲では『撞木反り』ほとんど出ない決まり手として一部のファンでは語られる技だ・・・
3度空中を飛ぶことになるミノルタ君・・・
「まいりました・・・」
さすがに負けを認めたようだ・・・
「楽しかった!・・・こんどユキナリとやってみよう・・スモーか・・師匠もできるかな・・」
「すっごーい!シュンタ君・・・すごい!」
「シュンタ様・・・」
「すげーぞシュンタ!俺の嫁にふさわしい!」
女子たちに人気だな俊太・・・
その様子をみてがぜん闘志を沸かせているのがトシイエだ・・・
「ジュリちゃん!僕の勝利を君にささげよう・・」
「ちょっと!近いです・・」
もう見慣れたな・・・
トシイエとミノタンシオか・・・焼肉屋みたいな名前だな・・・手を抜いたな・・・・
この周辺には水が少なく水は貴重といえる、その水を生み出す泉がミノス院の中にある。
これは魔道具だ・・・・青い大きな魔石がセットされた桶が泉の中に沈んでいる、その魔道具から感じられる魔力は大きい。
泉の水はあふれ出て、水路を伝い町に向かっている、つまりこの泉がこの町の生命線というわけか・・・
「ようこそお越しくださいました、グラスの守護者様とベロニカとオワリの使者御一同様」
美しい顔をした女性たちが俺たちを迎える、女神の加護があるということなのでみんな美人だ・・
「私の役目はここまでの護衛!これにて失礼いたす!」
ミノモンタが礼をし去ろうとする
「あ!ミノモンタ様!こちらの鬼人の方が力比べをしたいと申し出ております」
セルシオスはミノモンタの側にいきハムラを紹介する・・・
この立ち位置まさに美女と野獣・・・・
「おう!数多くの鬼人に勝ったっていうじゃねえか!俺にも挑戦させてほしいなと思ってな」
ハムラはズンズン前に出る
「ふっ・・さすが鬼人だ、血の気が多いな、!力比べをする場所はこっちにある!こちらにきてくれるか?」
せっかく入った院をでる俺たち、院の側には丸い綱が引いてあり二本の線が中央にある・・・・土俵じゃん・・・
「スモーはミノスの神事でもある、ミノス王が好きでな、このような物が、町中いたるところにある」
「これは・・・ドヒョーか?オニガ島の物と変わらない物のようだが・・・」
「鬼人にはなじみ深いだろうな・・・ルールは簡単だこの線で取っ組み合い外に出たら負け、膝や手を付いたら負けだ」
「鬼人にスモーを挑むとは・・・おもしれえ・・・」
ハムラは意気揚々と上着を脱ぎだす、ミノモンタも上着を脱ぎだした・・・
二人ともフンドシ姿である・・ハムラのふんどしは知っていたが・・・ミノタウロスもフンドシなのか・・・妙に似合っている
「なんだ!スモーじゃねえか俺も自信があるぜ!」
トシイエも脱ぎだす・・・そして『ふんどし』になる
「なんだい?金ちゃんはやらねえのかい?」
トシイエ・・・俺を巻き込むな・・俺はトランクス派だ・・・横〇〇がこんにちは!って出てしまうじゃないか・・・
「いや俺はいい・・」
「父さん!これ何?スモーって・・どうやるの?」
なぜか俊太がやる気だ・・・まあいいか・・・
俊太も脱ぎだした・・しかし俊太もトランクスだ・・・見ろカエデちゃんもジュリちゃんもミュイちゃんも顔が赤いじゃないか・・ミュイミュイは、はやし立てているが・・・
「守護者の力も見てみたいものだがな・・・」
ミノモンタが俺の方を見る・・・ううう
「お!俺は魔法の方が専門なんでな・・」
「よくいうぜ!鬼人の俺を投げ飛ばす力があるくせに・・」
ハムラ・・・余計なことを・・
「そうか・・・マワシが必要だな・・おい!マワシを持ってこい!」
巻き込まれてしまった・・・
「そこの若いのには・・・ミノルタを読んで来い!」
「もう来てますよ!スモーと聞いたら黙ってられない!」
群衆の中から出てきたのも上半身が牛、下半身が人間のミノタウロス、しかしミノモンタに比べると小さい普通の人間サイズだ・・
「オワリの男には・・ミノタンシオを呼べ!」
「やっぱり呼ばれたか!いいよ!人間が相手というのも物足りないけどね」
やはりミノタウロスだ・・
「名前にミノがつくのは戦士の証です、人型のミノタウロス族にはその名前は付けられません」
セルシオスが解析してくれた・・・
俺と俊太はマワシを装着した・・・結構きつく締めるのね‥お尻にギュイっと締め上げられてしまった・・・
ミノルタと俊太が土俵で向かい合う
同じような体格の二人、戦闘系の能力者ではないが『開発の力』を持つ俊太は探求心が強い、事、武術についてもそれは変わっていない、オリオン族のゲンプファーを子ども扱いするくらいの実力者だ・・
ミノルタ君は15歳ミノタウロスの戦士は30歳くらいまで成長をして、30歳のころにはミノモンタクラスにまで大きくなる、まだ子供のミノルタ君だが既に身体的成長はほぼ止まった俊太と体格は変わらない。
「シュンタ君頑張って!」
「やっちまえシュンタ~」
「シュンタ様~」
女子たちの声援が飛ぶ・・
!
すごい魔力が近づく気配・・・・・
「面白いことやってるね・・俺も見させてもらうよ」
ミノタウロスたちが膝をつく
「いいよいいよ!楽しませてもらうから・・続きやっちゃって」
「は!」
再び俊太とミノルタの試合が始まろうとしていた。
「はじめ!」
そこはハジメ!なのか!ハッケヨイではないのだな
その合図とともにミノルタ君は猛然と俊太に突っ込む・・・しかし俊太はミノルタ君の腕をとり出足を払い一回転させた。
おおお!観衆がどよめいた・・・
合気道か・・・俊太が好きな武道だ。
仰向けに倒れるミノルタ君は茫然としているような気がする・・・牛の顔の変化がわかりずらい・・・
「も!もう一番!」
「うんいいよ!僕もすごい勢いで来るから思わず投げちゃったし‥もう少し相撲をしてみたい」
再び開始線に立つ二人・・・
「はじめ!」
今度はがっぷりと組む・・
「うお・・すごい力だ・・ユキナリより強いかもしれない」
ミノルタ君の押しで俊太は土俵際まで押し込まれる
「うおおおおお!」
ミノルタ君の怒涛の押しだ
「おおお あ!」
ミノルタ君の押しに対して俊太が出した技は巴投げ・・・・負けじゃん
再び一回転したミノルタ君、勝者なのに投げ飛ばされた・・やはり唖然としているようだ・・・たぶん(だから表情がわからないって」
「いけねえ!背中ついちゃいけないんだった!今度は僕からお願い!もう一番!」
「いや!やめておこう!俺が勝ったし!」
意外とミノルタ君はずるいな・・・
「ミノルタ!いい練習になるもう一番やれ!」
ミノモンタの檄が飛んだ
「へ~い」
3度目の立ち合い再び睨み合おう二人・・・確かに重心を下において攻めてくる相手に柔道の技はやりにくいな、巴だと負けちまうし・・・
俺は二人の立ち合いを見ながら考え込む・・・俺の相手は誰なんだ?
二人は体と体がぶつかり合う!衝撃はミノルタ君の方が強いな・・・
しかし今のぶつかりで前まわしをとったのが俊太、ミノルタ君より重心を低くして相手の勢いを利用して股に手を入れる・・・『肩車』か、現代柔道では反則技になってしまうが
タイミングが合えば担ぎ技の一つできれいにきまる。相撲では『撞木反り』ほとんど出ない決まり手として一部のファンでは語られる技だ・・・
3度空中を飛ぶことになるミノルタ君・・・
「まいりました・・・」
さすがに負けを認めたようだ・・・
「楽しかった!・・・こんどユキナリとやってみよう・・スモーか・・師匠もできるかな・・」
「すっごーい!シュンタ君・・・すごい!」
「シュンタ様・・・」
「すげーぞシュンタ!俺の嫁にふさわしい!」
女子たちに人気だな俊太・・・
その様子をみてがぜん闘志を沸かせているのがトシイエだ・・・
「ジュリちゃん!僕の勝利を君にささげよう・・」
「ちょっと!近いです・・」
もう見慣れたな・・・
トシイエとミノタンシオか・・・焼肉屋みたいな名前だな・・・手を抜いたな・・・・
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