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グラス高等学校始動

フランス映画ってなんとなく覚えているよね

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ハムラは、まだら禿げ事件以来、鉄兜をつけている。

しかし・・・何処からどう見ても・・ラオウだ・・・心の中ではラオウハムラと呼んでいる。
そろそろ、髪の毛も復活しているはずだが、鉄兜が気に行ったようだ・・蒸れると本当に禿げるのに・・・

迷宮は一般開放された。
しかし、挑戦者の数が多すぎた。
ボスは一回倒されると配下含めて消滅するので、魔物のいない階をただひたすら進み、いきなり強い魔物に殺されるといった事が頻発してしまった。

その為、1階から10階までは、重複する階層をケット・シーに作ってもらった。
なんでも、低い階層ほど、作るのは簡単だそうだ。嫌凄い力だよ。
これにより
1パーティが進むと、別の1階層が現れる仕組みだ。
地上に近いほど、階層は短時間で作れるそうなので、とりあえず1階層1パーティで挑めるようにした。

これにより、各パーティが宝物を手にするようになる。
しかしそうすることで死ぬ挑戦者も増えた、挑戦者の装備は最下層のロロの町に行きつき。
そこで加工され、新たな宝物として迷宮に戻ることとなる。

まあ、ここは手を加えないでいいか。
女性には、下着くらい取らないであげれないか聞いたがそれは難しいようだった
迷宮自体は生き物という区別しかできないそうだ。

よって全裸の刑は避けれなかった、この世界には男勝りな女性も多く困ったものだ。
挑戦者の3割は女性だ、全裸の刑の被害を少しでも下げるために、蘇生場所をみんなに見られないように工夫した。

これは女性からの感謝の声が多かった
ちょっと残念そうな男性職員もいたが・・・

迷宮の小島も挑戦者たちの情報交換場的な酒場も出来上がりに賑わっている。
グラス島にはゴムズラからの移住者の町を作り、挑戦者達の宿屋や酒場、
装備品の販売所、回復薬や解毒剤の販売店なども建てられそれを作る魔女や錬金術士なども
移住してきた

島の新たな賑わいの場所になった。
挑戦権料は最下層ロロの町の運営資金として活用し、彼らの生活資金の他に。 
学校や病院といった物も作った。

ゴムズラの住人とロロの町に未来の灯が光ったのである。

しかし俺には一つ問題が起きたのである。

ある日、畑仕事をしていると

「そこの農夫、ツユキ殿は屋敷に御在宅か?」

綺麗な剣士の女性が訪ねてきた

「いや・・今は家にはいないよ」

「そうであるか・・やはり忙しいお方なのだな・・・して、いつ頃お戻りになるか、分からぬだろうか・・」

「いや、家にはいないけど、ここにいるし」

女性は不思議そうな顔をする

ポチが吠えた

「この女、能力者だワン」

能力者は能力を与えられた存在・・・つまり守護者の妻か子供である

「も!もしや・・あなたがツユキ殿か?」

「たしかにツユキです」

俺はほっかむりをとった

「し!失礼いたしました!私はフランシス・ロロの遺児シャルロット・ロロと申します」

「あ!あなたがロロさんの娘さんですか・・・ここでは何なので家に案内します」

しかし美しい娘さんだ、ロロはフランスからの転生者だったかな?フランス美人いや
昔みた映画の主人公の様な少女、名前も同じだな・・シャーロット・ゲンズプール
俺がまだ小さい時にみたフランス映画の少女だったな・・その美しさに子供ながらにドキドキ
したもんだ。
顔もそっくりだ。

家ではジェニファーがお茶を用意してくれた
シンシアが召喚して冷やしていたケーキと共に

シャルロット
「奥方様、お気遣いなく・・」

ジェニファー
「あらあ、いいのよ・・ねえ金ちゃん、お客様はおもてなししなくっちゃ」

「うん、どうぞケーキも美味しいですよ、是非」

シャルロット 
「で!でわ、いただきます」

シャルロットはケーキを一口食べる、その表情が恍惚の表情に変わる
何処か色っぽい・・・

シャルロット
「な!凄い・・・美味しいです」

「それはよかった、でご用件は?」

シャルロットは語りだした
ロロには娘が数人いるが永遠の若さの能力を与えられた娘が三人いる
自分と姉のエマニエルとソフィー

エマニエルは代々のゴムズラの領主の共として。

ソフィーはケット・シー様の伴侶として。

私はゴムヅラを守る為の人間として、ロロがなくなったときにゴムヅラの町を守ってくれる
者への貢物として・・育てられた存在

「というと・・あなたの目的は?」

「はいツユキ殿に貢物としてまいりました・・この数カ月のこの島の方達からの話から
『守護者ツユキ殿』こそが我らをお守りしてくれている人物であるのを確認しています。
ならば、私は長年この時を待っていました。是非私を側に置いてください」

「いやいやいや、ねえ、それはまずいでしょ、ねえジェニファー」

ジェニファー
「う~ん、あなたは永遠の若さ以外にどんな力があるの?」

シャルロット
「私は剣の腕を鍛えました、父より、100年間鍛えられた剣技は今は父を超えていると自負しています。
絶対に役に立ちますので、是非私を自由にお使いください
それに・・・処女も守っております、ご自由にこの体をお使いくださいませ」

ジェニファー
「剣技?それもフランシス・ロロに負けない剣の腕前ですか?」

シャルロット
「はい、自信はあります」

「いやでもこんなに若い子をねえ・・」

シャルロット
「私はこう見えて120歳です、若くはありませぬ・・・やっと現れた
生涯を捧げるお人ですので・・是非、私を受け入れていただきたいのです」

ジェニファー
「素晴らしいですわ、金ちゃん!シャルロットを第3婦人にいたしましょう」

「ちょっと ジェニファー そんなやすやすと・・・」

ジェニファー
「なら、金ちゃんこうしましょう、バーグさんがこの島で一番の剣の使い手です
バーグさんに見極めてもらいましょう、チュウ吉!バーグさんを連れてきて」

チュウ吉
「わかったチュウ」

チュウ吉は転移の穴を作りバーグさんとミラを連れてきた
いきなり連れてこられた二人は困惑していた

バーグ
「金ちゃんの一大事ってなんだよ、この状況は?」

ミラ
「この子は誰?綺麗な子ね、金ちゃんが浮気でもしたの?」

ジェニファー
「いえ、これからさせるのよ」

バーグ・ミラ
!?

ジェニファーは二人に事情を話す

バーグ
「うーん・・相変わらずジェニファーの思想は分からねえな 
旦那が新しい嫁を迎えるのを喜ぶのは・・早々いないぜ」

ミラ
「まあ・・多妻は珍しくないけど奥さんは嬉しくないもんだよ、普通は」

ジェニファー
「あら?私は金ちゃんの為になるなら歓迎よ、為になるならね、だから確かめてほしいの」

ミラ
「なら私から行こうか、わたしも歳をとったけど、まだまだ剣の腕は落ちていないよ。
息子グローにもまだ負けられないからね、訓練は欠かしてないよ」

また、俺の意見が通らない雰囲気ができ、ミラとシャルロットの試合が行われた

対峙する二人

ミラはクーマ流、利用する物はなんでも利用する剣技の使い手
魔法も使えば闘いながら治癒も行う、ありとあらゆるものを武器にして闘う。
二天一流によく似ている。
ミラの一方的な攻撃もシャルロットは難なくかわす

シャルロット剣先がミラの剣の元を払い、すぐさまその剣はミラののど元を向いていた。

ミラ
「いや~まいったね・・綺麗な剣技だ・・それでいて隙がない」

シャルロット
「いえミラ様の剣も素晴らしかったです、予測ができない動きに慣れるのに時間がかかりました」

バーグ
「可愛い見た目に騙されそうだったな、次は俺だ」

バーグは我流の剣技。とにかく力で押し切る

一件シャルロットは華麗に交わしているようだが剣でバーグの攻撃を受けると吹き飛ぶ
いや吹き飛ぶようにして勢いを殺している
次第にその間合いはシャルロットの間合いになり、そしてバーグののど元に剣を突き付けていた

バーグ
「いや~まいった・・こんの可愛い姉ちゃんに一本取られるとは俺も歳だな」

シャルロット
「いえ力任せの剣技は読みやすいのですが・・バーグ様はその威力が凄いので苦労いたしました」

ジェニファー
「きゃ~、素晴らしいです・・シャルロットさん!いえこれからはシャルと呼びましょう 
私の事もジェニファーと呼んでください」

シャルロット
「そんな正式な奥様にそのように慣れ慣れしくは」

ミラ
「ところでジーフには話しているのかい?ジーフだって奥さんだろ」

すると・・・

ジーフ
「おおむね分かりました」

ジーフがちゅう吉と共に現れた

ジーフ
「私はジェニファーと同じ考えよ、キンタロウさんの為になるなら新しい人を認めてもいいわ」

ジーフはジェニファーの元に行き、メグミを受け取り抱きかかえる。

ジーフ
「ただシャル・・試練もあるわよ」

シャルロット
「試練?ですか」

ジーフ
「今夜は私の番でしたが、シャルの最初の試練にしましょう」

シャルロット
「耐えて見せます・・どんな試練も」

バーグ
「おいおい、金ちゃんはそんなに凄いのかい?」

ジェニファー
「凄いなんて、始めてを・・あれで受け入れるのは、確かに試練です・・」

ジーフ
「私も始めての試練があれでしたので・・・涙が出ました・・」

皆が一斉に俺を見る・・・

ホワット!?

ミラ
「金ちゃん、優しくな・・バーグでさえ夜は優しいぞ・・・」

え~と・・・話の方向が・・・・

うーん、ここは起こらなくてはいけない所だな!
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