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グラス高等学校始動

BL要素はいれたくないよね

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俊太が恐ろしい話を持ってきた・・

オワリのオダ・ノブナガがこの島に来るという・・・
えらいこっちゃないですか、この島と同盟関係のベロニカも以前戦争寸前までいった国オワリ
俺の知っているオダ・ノブナガなら気難しい人だろうし・・・・
こりゃ一大事だ・・・・

そういってもオワリからここまでは船旅なら時間がかかる 例のお姫様も半年ほどかけてきているはずだ
まあ、その時考えればいいか・・・いきなり来ることはないだろう。

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しかし、それはさほど待たず、いきなりににやってきた

空から・・・・

俺が農作業をしていたら 唐突に空からワイバーン5体 それに乗った 鬼人3人 人間2人 中心の人間は魔王のような姿をしている

中心の人物は目の前に降り立った・・・睨むように俺を見下ろす。

「お主ががツユキか?」

おや?やっぱり俺に用があるようだ・・・

*「答えぬか!無礼者このお方をどなたと心得る」
*「恐れ多くも」

いや!そのくだりは間違うから止めよう、黄門さまじゃあるまいし・・・・

「いかにもつゆきキンタロウです」

「うむ・であるか・・・我がノブナガだ・・茶をだせ」

いきなりきて、茶を出せですか・・・めんどくさそうだ・・・

「はい」

ジーフは学校でいない ジェニファーがすぐにお茶を出してくれた

ノブナガ
「うむ、美しい女だ・・どうだわしによこさぬか?」

「いえ私の伴侶になりますので、信長様とてそれに従うわけにはいきません」

ノブナガ
「ほぅ・・余に逆らうか?」

「もとより私は誰の配下でもありません」
ここは気持ちで負けたら、飲み込まれる・・

*「貴様 無礼だぞ」
人間と鬼人たちが剣を抜く

信長
「よさぬか ノブタカ」

「は!父上しかしあまりにも無礼で・・」

信長
「ははは、この者と余は対等な立場よ」

「しかし父上!」

信長
「気づかぬか?外にいる鬼人とその他の物に」

家の周りに鉱山衆や防衛兵が集まっている

信長
「特にあの鬼人、我が配下にほしいくらいだ。」

ノブタカ
「すみませぬ、父上・・・」

「しかし信長様ともあろうこと・・不用心すぎやしませんか?」

信長
「ははは・・そう思うか? わしは既に二つの国と戦争を継続中のオワリの王だからなははは」

「はい」

信長
「ならば数万の軍勢で来たらどうなっていた?それをベロニカがやすやす見てるとも思えんがな」

「それは確かに」

信長
「戦争をしに来たわけじゃない・・色々と聞きたいことがあってな」

「なんでしょうか・・」

信長
「まず我を知っておるのか」

「はい織田信長を知らない日本人はいません」

信長
「そうであるかでは・・俺の後はどうなった?信忠は?」

「信忠様も二条城でお亡くなりに」

信長
「さすが光秀よ、後詰もしっかりしておる。 信忠ぐらいだからな、恐れるべき我が息子は。 で?そのまま光秀が天下人になったのか? 権六あたりが敵を打ったか?」

「いえ、豊臣秀吉が山崎で明智光秀を破り・・天下人となりました」

信長
「豊臣?知らぬ・・どこのものだ?」

「あ!えーと羽柴・・いや、木下藤吉郎でございます」

信長
「猿か!なんと毛利攻めから引き返したか!才能あるやつであったが判断力はいい」

信長
「権六はどうした?」

「権六?え~と、ああ、柴田勝家はその後、槍ヶ岳で秀吉と戦いまして敗れましたその時・・お市様も・・・」

信長
「そうであったか・・わしの判断もわからぬものだ 権六なら市を任せられると思ったが」

「でもお市様のお子様は秀吉の側室となり世継ぎを生みますが・・・」

信長
「なんと、ねねとの間にややごはできなかったのか」

「最終的には徳川家康によって滅ぼされます」

信長
「そうであったか、あの家康が天下を収めたか。 面白い!あの男、わしに隠れて色々しておったからの、ならば秀康を殺させたのはかわいそうであったの」

「家康の子供の秀忠の妻がお市様のもう一人のお子様でした」

信長
「なんと市の子供は残ったか」

「はい 信長さまのご子孫も、私の時代に日本を代表するスケートの選手でしたよ」

信長
「そうかわが子孫も活躍しているのか、有意義だ、でスケートというのはどんな武芸だ?」

「え~と、信長さまの子孫が活躍したのは、氷の上で舞を舞う競技です」

信長
「ほぅ・・舞をか、わしの敦盛もなかなかだぞ」

「ただ・・・泣き虫で有名でしたが」

信長
「ははは・・軟弱な子孫だ。して犬はどうした?犬は」

「犬?」

信長
「利家だ、あやつにまた抱かれたいものだ、犬の一物は素晴らしかったからな、この世界にはあやつ程の男はなかなか現れん!」

あ~そっちか~・・・そうか戦国時代は衆道も盛んであったんだ・・・・

「前田利家は加賀の国の大名となり子孫も続いております」

信長
「そうか、松もしっかりしていたからな 」

「はいお松様は女将軍と呼ばれていましたよ」

信長
「あのお松がか・・・おもしろい実に面白い」

「はい」

信長
「永は幸せだったか?」

「え~と前田利長どのの伴侶でしたね信長さまの娘の」

信長
「永はやさしくてな吉乃によく似ておった、だから信頼のおける利家の息子に娶らしたのだ」

「はい記憶が確かなら生涯、利長殿と仲良く暮したと覚えています。ただお子様には恵まれなかったとかで・・利長殿を助け続けたといわれています」

信長
「子を設けなかったかかわいそうにな・・・しかし生き方はわしの娘だあっぱれじゃな」

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そんな信長の死後の話をした

信長
「してツユキよ、わしが見境なくこの世界でも戦争をしていると思っているか?」

「はい・・・恐れながら」

信長
「ははは・・・この世界を支配するなど到底無理な事よ 適度に国が大きくなれば後は適度に闘い
戦力を強化していくだけだ。
いいか? 多すぎる兵は強いわけではない、兵も飯を食う、飯が無くなれば兵は死ぬ。
兵を増やせば増やすほどのそれが弱点になる。
大事なのは国を強くする事だ、戦争は兵を強くするが国は疲弊する
強い国とは何なのか?、強い兵はもちろんだろう・・しかしそれ以上に豊かな国を作ることだ。
百姓が向いている者は百姓に、兵に向いている者は兵に、職人に向いている者は職人に、さすれば国は豊かになる。 つまり国を豊かにしながら、適度に闘っていれば強き兵も生まれ国も疲弊しない。悪いのは兵に向いていない者まで兵に取り立てることだ。そんなことをすれば国は弱体化する。
それに、商いを豊かにすれば自然と国は強くなる、情報も入る、情報こそがわしが思う戦国の生き方じゃ
どうじゃお主はそう思わんか?」

「はぁ たしか楽市楽座でしたかね 」

信長
「はは、そうだ、それも相模の北条が行っていた事を真似ただけだがな、善き事は真似るのも大事よ」

「しかしジャーニーやシバリアの守護者が納得なさいますかね」

信長
「わしを殺しに来るなら殺すまでよ、ジャーニーもシバリアも守るために戦っているならば、ほおっておいてよい」

「なるほど」

信長
「わしが急いだのは魔王デスアーガの大陸が近いからだ、わしの国を強くしないと簡単にデスアーがの軍門に下るだろう・・
だからわが軍は強くなくてはいけない、ベロニカやグラスもそれには納得しておったわ!」

「グラスさんもですね」

信長
「グラスのじじいが死んだのは信じられんかったがな・・・それに後を継いだ守護者
最新の技術の世界から来る守護者には注目していた、 お前だ!
クーマーにもなかなかのおなごが現れたようだしな、ロロの後釜はお前のところにいるらしいな、聞いた話だと大した能力はないが・・・
守護者は永遠の命やそれに伴侶にも能力がつく、その者が、その気になればそれなりの能力者になるのが守護者だ。」

「私などは大したことないですよ、それにシンシアも他国を脅かす存在ではありません、もしそうなるなら私が手を下します」

信長
「そうか・・・まあお主らが危険なら殺しに来るまでだ、それにあの鉄のホウラクはなんだ?
火を使わずに爆発を起こせるなぞ・・・あれもお主の時代の武器か?」

「そうですね、僕の時代の武器です。ただそんなに新しい武器でもありません
ピンを抜くことで火薬が発火する仕組みを作ってます」

信長
「実に面白い・・・そこでだ、わが国と貿易船のやり取りを望もう、よろしいかツユキよ、対魔王の立場は変わるまい」

「それは願ってもいない・・でもジャーニーやシバリアの方たちがどう思いますかね」

信長
「それは大丈夫だ、既にベロニカも同じようにやり取りをしている。逆にここの兵器がベロニカからジャーニーやシバリアに渡り、我が国に来ないということもあり得る。
つまり、そうなるとオワリの運命をベロニカが握ることになるやもしれん。ならば我らは直接ここと取引がしたいということだ」

「概ねわかりました しかし少し相談もさせて下さい」

信長
「構わぬ・・技術を教え込む学校を作るくらいだ、貿易は歓迎だろう。わが国にしかないものもある、良い取引になるだろう」

「わかりました。私は守護者ですが立場は島の皆と対等です、ただ影響はありますので・・私が言えば大丈夫でしょう」

信長
「面白いことをする、しかしそれで島は発展しているようだ・・イロハにもいろいろ学んでほしい」

「しかし・・イロハさんはいきなり私の息子に求婚したそうですよ」

信長
「はは・・イロハには伴侶を従わせる能力を持たせてはおらぬ。イロハが望むならこの島に腰入れも認めてやるぞ!ははは
あ奴の能力は・・・おっとこれは秘密だな・・・まあこの島にとっても悪い能力ではない イロハの自由にしてやってくれ」

信長は豪快に笑いながら夜の闇に消えていった


娘に合わないのかよ・・・・

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