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第二章:異世界を駆ける
その24 護衛は必要
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結婚式は無事に二次会まで終え、片づけは明日から始めるとしてお開きとなった。
俺とサリアは運転席に移動して就寝準備を行い、式場のかた付けと一緒にコンテナを掃除する予定だ。
ちなみに酔っ払いの墓場と化してしまい、明日が憂鬱になる。
「私が上でいいんですか?」
「まあ、いつも通りだろ。おやすみ」
「はい、おやすみなさい!」
サリアが天井の蓋をとじて姿を消したので、俺もカーテンを閉めてから寝転がる。
目を閉じると意識が飛びそうになり、昼寝をしたにも関わらず眠気があるということは意外と緊張して疲れているようだ。
とりあえず国王様との話は元々俺が頼んでいたことなので話が早くなったとほくそ笑む。
ただ、ロティリア領とサーディス領の運送業がストップしてしまうので、アテにしていた人たちには申し訳なく思う。王都に越せば拠点が変わるので、引き受けるのが難しくなるからだ。
一応、王都までは150kmの距離なので飛ばせば数時間で行くことはできるけどな。
それでも生活環境は一変するだろうし、慣れないことも出てきそうだ。
……サリアは、ついてくるかな? 流石に自領地でなくなったらトライドさんも許さないかもしれないし、そうなったら一人で頑張るしかない。
どちらにせよ話があるまで待ちだな……そう考えながら意識を手放した。
◆ ◇ ◆
そして翌日。
いい天気になったものの、コンテナはモザイクがかかるレベルで荒れていた。これをサリアにやらせるのは酷だと思ったが、メイドはこういう仕事はお手のものらしい。手際のいい彼女を横目に、車載していたデッキブラシと洗剤で掃除をしていると、式場のスタッフが話しかけてくる。
「大変ですねえお互い」
「まあ、お金はもらってますし仕事ですから」
「はは、あんなきれいな奥さんと一緒ならやる気も出るでしょう、羨ましい限りですよ」
「え、いや違――」
と、訂正する間もなくスタッフさんはその場を離れ、俺はデッキブラシ片手に固まった。むう、そう言う風に見えるのかねえ……
「ヒサトラさーん、こっちはこれでいいですかね?」
「おう!? ……あ、ああ、いいんじゃないか? 後はそっちから水をバケツで流してくれ。俺がブラシで外に押し出す」
「はーい!」
急に話しかけられてびっくりした……。結婚式があってさっきみたいな話をされたら意識しちまうだろうが……。
赤くなった顔を背けて流れてきた水を外に追いやる。
ちなみにバケツは魔法石とやらが入っていて、魔力を込めると空気中の水分を集めて水を生み出してくれる便利アイテムなのだ。
俺が使うとほぼ無限に水が出るのでこれがチートというやつかなどと誰にも理解されない呟きをしていたりするのは内緒だ。
「ふう、こんなもんかな。後は乾かしてから閉じればいい」
「ですね! そろそろお昼ですし、なにか食べに行きませんか?」
「お、いいな。散歩がてら店を探すか」
タオルで汗を拭いてからトラックの鍵を閉めていると、正面入り口から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おーい、ヒサトラ君!」
「あ、国王陛下」
「ごきげん麗しゅうございます」
「はっはっは、そう堅くなくていいぞ。私もお忍びで来ているからな」
「お忍び……」
入って来た方を向くと、建物や植栽の陰という陰に騎士の姿が見えるのだが……。
「む……!」
「どうした、敵か!」
「……いや、ねずみだった」
「問題ないな。引き続き警戒を」
「了解」
お忍びに対してツッコミを入れたかったが、俺の望む回答は得られないだろう。なので、国王様に声をかけることにした。
「どうしました? お話は屋敷でやると思っていましたが……」
「その話だよ。トライド達から話は聞いているから、後は私と君の問題だけだ。どこかへ行くのか?」
「ええ、お昼ご飯へいこうかと」
サリアが笑顔で答えると、国王様はなるほどと頷いてから入り口を親指でさしてウインクする。
「なら飯を食いながら話をしようじゃないか。いいだろう?」
「国王様が大丈夫なら」
「決まりだな。それと私はお忍びだ、国王様はやめてくれ。ソリッドでいい」
「いやいや……ソリッド様、でいきましょうか」
「まあいいか。ではいこう!」
俺達が歩き出すと、大勢の騎士達も動き出す。
よく見たらあちこちにいっぱいいるぞ……。
そんな調子で違和感を感じつつもついていき、やがて目当てであろう店へと到着。
「いらっしゃいま……ひっ!?」
「奥の方は空いているかね?」
「ど、どうぞ……ご案内します」
……ウェイトレスが引き吊った顔をしたのはソリッド様が来たから……ではなく、俺の後ろにいる大量の屈強な騎士達のせいだろう。
「ユニコーン隊は西へ。ペガサス隊は東だ」
「ハッ!」
「将軍、店の裏で残飯を取り合って喧嘩をしている猫を発見しました」
「餌をやって懐柔しろ。騒がれるのは困る」
「すぐ対応します」
「野次馬は如何いたしましょう?」
「この店から離れるように対応するんだ。抵抗するような拷問しろ」
「承知しました」
止めてやれ。
みんなお前等を野次馬してるんだって気づけ……!!
「おススメを三つ頼むよ」
「かしこまり……ました……」
「ソリッド様はこういうお店で大丈夫なんですか?」
「たまにはいいのだよ。城で食べるものは素材も腕もいいが、飽きてしまうからな。では、早速だが運送についての話をしようか」
「はい」
俺は襟を正してソリッド様の言葉を待つ――
俺とサリアは運転席に移動して就寝準備を行い、式場のかた付けと一緒にコンテナを掃除する予定だ。
ちなみに酔っ払いの墓場と化してしまい、明日が憂鬱になる。
「私が上でいいんですか?」
「まあ、いつも通りだろ。おやすみ」
「はい、おやすみなさい!」
サリアが天井の蓋をとじて姿を消したので、俺もカーテンを閉めてから寝転がる。
目を閉じると意識が飛びそうになり、昼寝をしたにも関わらず眠気があるということは意外と緊張して疲れているようだ。
とりあえず国王様との話は元々俺が頼んでいたことなので話が早くなったとほくそ笑む。
ただ、ロティリア領とサーディス領の運送業がストップしてしまうので、アテにしていた人たちには申し訳なく思う。王都に越せば拠点が変わるので、引き受けるのが難しくなるからだ。
一応、王都までは150kmの距離なので飛ばせば数時間で行くことはできるけどな。
それでも生活環境は一変するだろうし、慣れないことも出てきそうだ。
……サリアは、ついてくるかな? 流石に自領地でなくなったらトライドさんも許さないかもしれないし、そうなったら一人で頑張るしかない。
どちらにせよ話があるまで待ちだな……そう考えながら意識を手放した。
◆ ◇ ◆
そして翌日。
いい天気になったものの、コンテナはモザイクがかかるレベルで荒れていた。これをサリアにやらせるのは酷だと思ったが、メイドはこういう仕事はお手のものらしい。手際のいい彼女を横目に、車載していたデッキブラシと洗剤で掃除をしていると、式場のスタッフが話しかけてくる。
「大変ですねえお互い」
「まあ、お金はもらってますし仕事ですから」
「はは、あんなきれいな奥さんと一緒ならやる気も出るでしょう、羨ましい限りですよ」
「え、いや違――」
と、訂正する間もなくスタッフさんはその場を離れ、俺はデッキブラシ片手に固まった。むう、そう言う風に見えるのかねえ……
「ヒサトラさーん、こっちはこれでいいですかね?」
「おう!? ……あ、ああ、いいんじゃないか? 後はそっちから水をバケツで流してくれ。俺がブラシで外に押し出す」
「はーい!」
急に話しかけられてびっくりした……。結婚式があってさっきみたいな話をされたら意識しちまうだろうが……。
赤くなった顔を背けて流れてきた水を外に追いやる。
ちなみにバケツは魔法石とやらが入っていて、魔力を込めると空気中の水分を集めて水を生み出してくれる便利アイテムなのだ。
俺が使うとほぼ無限に水が出るのでこれがチートというやつかなどと誰にも理解されない呟きをしていたりするのは内緒だ。
「ふう、こんなもんかな。後は乾かしてから閉じればいい」
「ですね! そろそろお昼ですし、なにか食べに行きませんか?」
「お、いいな。散歩がてら店を探すか」
タオルで汗を拭いてからトラックの鍵を閉めていると、正面入り口から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おーい、ヒサトラ君!」
「あ、国王陛下」
「ごきげん麗しゅうございます」
「はっはっは、そう堅くなくていいぞ。私もお忍びで来ているからな」
「お忍び……」
入って来た方を向くと、建物や植栽の陰という陰に騎士の姿が見えるのだが……。
「む……!」
「どうした、敵か!」
「……いや、ねずみだった」
「問題ないな。引き続き警戒を」
「了解」
お忍びに対してツッコミを入れたかったが、俺の望む回答は得られないだろう。なので、国王様に声をかけることにした。
「どうしました? お話は屋敷でやると思っていましたが……」
「その話だよ。トライド達から話は聞いているから、後は私と君の問題だけだ。どこかへ行くのか?」
「ええ、お昼ご飯へいこうかと」
サリアが笑顔で答えると、国王様はなるほどと頷いてから入り口を親指でさしてウインクする。
「なら飯を食いながら話をしようじゃないか。いいだろう?」
「国王様が大丈夫なら」
「決まりだな。それと私はお忍びだ、国王様はやめてくれ。ソリッドでいい」
「いやいや……ソリッド様、でいきましょうか」
「まあいいか。ではいこう!」
俺達が歩き出すと、大勢の騎士達も動き出す。
よく見たらあちこちにいっぱいいるぞ……。
そんな調子で違和感を感じつつもついていき、やがて目当てであろう店へと到着。
「いらっしゃいま……ひっ!?」
「奥の方は空いているかね?」
「ど、どうぞ……ご案内します」
……ウェイトレスが引き吊った顔をしたのはソリッド様が来たから……ではなく、俺の後ろにいる大量の屈強な騎士達のせいだろう。
「ユニコーン隊は西へ。ペガサス隊は東だ」
「ハッ!」
「将軍、店の裏で残飯を取り合って喧嘩をしている猫を発見しました」
「餌をやって懐柔しろ。騒がれるのは困る」
「すぐ対応します」
「野次馬は如何いたしましょう?」
「この店から離れるように対応するんだ。抵抗するような拷問しろ」
「承知しました」
止めてやれ。
みんなお前等を野次馬してるんだって気づけ……!!
「おススメを三つ頼むよ」
「かしこまり……ました……」
「ソリッド様はこういうお店で大丈夫なんですか?」
「たまにはいいのだよ。城で食べるものは素材も腕もいいが、飽きてしまうからな。では、早速だが運送についての話をしようか」
「はい」
俺は襟を正してソリッド様の言葉を待つ――
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