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最終部:タワー・オブ・バベル
最終話 パーティを追い出されましたが、むしろ仲間が増えました!
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「フレーレ、そっちに行ったぞ!」
「はい! <マジックアロー>! カイムさん!」
「ええ!」
ユウリさんが囮になり、わたしが足止めをしてカイムさんが強襲する。いつもの戦略でデッドリーベアを倒すと、アイリさんが岩陰から姿を現す。
「……私の出番ないじゃない……」
「あはは、万が一の備えですから戦わないにこしたことはありませんよ!」
「そうかなあ?」
「なら次は僕と変わってくれよ。ノゾム兄さんのマチェットの扱いはまだ慣れてないんだ」
不満そうに口を尖らしてクロスボウを肩に乗せて言うアイリさんに、ユウリさんが返す。
「嫌よ、接近戦の武器は持ってないし」
「なら、黙って待機してなよ」
「まあまあ……。フレーレさんも止めてくださいよ」
「わん♪」
カイルさんが二人の間に入って宥めているのを見てわたしは頬が緩み、傍へ向かう。
――あの戦いから早いもので一年が経った。
わたしは一度アルファの町へ戻り、山の宴のマスターとおかみさんにルーナ達のことを告げる。ふたりは不安と寂し気な表情を見せていたけど、シロップちゃんを撫でながらいつか戻ってくるだろうと言っていた。
一緒にアルファの町の町に戻ったアントンはディーザとフィオナ謝罪。時間はかかったけど、最終的にふたりから許され、今はメルティちゃんの家にお世話になっている。
◆ ◇ ◆
「ふふん、わたしがお兄ちゃんと結婚するんだからね」
「おいおい、こんな子供にまで手を出してたのかアントン?」
「さすがにちょっとやばいわよね」
「う、うるせえな……! くそ、依頼に行くぞ!」
「ほっほっほ、まだまだですねえ」
◆ ◇ ◆
国王様から免罪を貰えたアントンは再びアルファの町で冒険者を再開。
ご両親のお墓へ行って仇は討ったと報告し、パーティメンバーとしてディーザとフィオナ、そしてメルティちゃんを紹介したのだとか。ディーザとフィオナがメルティちゃんに翻弄されているみたいで、将来が楽しみだ。
また、同じくアルファの町に戻ってきたクラウスさんとシルキーさんもパーティを組んだ。塔の下に作った拠点に住み着くと言って、シーフだったブラウンさんが抜けてしまったためちょうど良かったと話していた。
その拠点にはブラウンさんだけでなく、神裂さんとノゾムさんが残っていた。
◆ ◇ ◆
「銃は使わないんですか?」
「ああ、この世界には過ぎた代物だ。もしこいつが量産されてみろ、ビューリックやヴィオーラの国王みたいな欲深い奴が戦争を起こしかねないからな」
「なるほど……というか、幽霊のままでいいんですか……」
「……父さんはそのうち女神アルモニアによって引き戻されるだろう。明日か明後日か、それとももっと先なのか」
「ま、俺ぁお前等がこの世界で暮らせるようにしたかったから、願いは叶ったしいつでもいい。色々な人間には迷惑をかけちまったのが心残りだが……」
「それでも、神様を倒す一手を磨いてきたのは神裂さんですよ。あなたが居なければもっと酷いことに、気づかない間に世界は消えていたかもしれません」
「……そうだな……。エクソリアのやつもそう言ってくれるかねえ……」
「あの世で謝るしかないな、父さんは。ルーナの両親や、アントンの両親にもな」
「まったくだ。なら、せめてできることをしようじゃねぇの! 次はどこへ行くんだ?」
「ここから少し距離があるけどアクアステップへ行こう。今度こそ見つかるといいが――」
◆ ◇ ◆
ノゾムさんと神裂さんは各地を回り、ルーナとレイドさんを探している。神裂はやっぱり元々は良い人で、異世界の、争いの種にならない知識を与えているようだ。
拠点も人が増えて村となり、ブラウンさんを初代村長とし”エデンの村”と名付けられ、この一年で住宅や交易も盛んになったらしいので一度行ってみたいと思う。
そうそう、セイラとニールセンさんが結婚式を挙げる予定だと先日お手紙をもらいました。でも、セイラにとって一番見て欲しい相手であるレイドさんは行方不明。捜索はしているけど、見つからないので挙式をすることに決めたのだとか。
◆ ◇ ◆
「……お兄ちゃんとルーナ、まだ見つからないのね」
「遺体がなく、狼たちが立ち去ったところを見ると生きていると思うんですけどね」
「もう、ニールセンったら。敬語はやめてって言ってるのに」
「あ、ああ、すみませ……すまない。はは、慣れなくてね」
「もう聖女とかどうでもいいしね。王女様も笑ってたじゃない」
「そうだな。国王様はああなってしまったが、王女と王子が居ればヴィオーラは安泰だ。……私も騎士団長として精進しないと」
「ニールセンなら大丈夫でしょ? あの戦いに生き残った私達だもんね」
「ああ! それで、挙式は――」
◆ ◇ ◆
ヴァイゼさんとの戦いでずっと寝ていたセイラが幸せになるのはわたしも嬉しい。でも、やっぱりレイドさんにも式に出て欲しいと思う。もちろん式にはかつての仲間であったソキウスとチェーリカも出るのだから、そう言う意味でもレイドさんは必要なのだ。
◆ ◇ ◆
「ニーナ、元気そうで良かったです!」
「そうだな! にしてもレイドのやつ、いったいどこに行ってるんだろうな……アクアステップも広いし、全然見つからねえ……」
「諦めなければ見つかるですよ。わたし達が魔王に負けても生き残っていたみたいに」
「……だな。さて、次はどこの町を目指すかな?」
「そういえばセイラが結婚するって聞いたです! ヴィオーラ方面がいいかな?」
「おし、なら決まりだ! 早速行くぞ!」
「……ねえ、ソキウス」
「あん? なんだ?」
「こうやって生きているだけでも奇跡だけど……わたしといつか結婚してくれる?」
「……そりゃ……当たり前だろ! じゃねぇとリリーに何言われるかわからねぇからな!」
「ふふ、ですです! ……リリー達も奇跡があるといいですのに……そのうち魔王城に行ってみます?」
「ああ。カルエラートの姉ちゃんと、シルバ達にも会いたいしな。その前に、結婚式で会いそうな気はするけど――」
◆ ◇ ◆
――魔王城にはルーナもレイドさんも帰ってきていない。変化があればカルエラートさんが教えてくれるようになっているんですけど、帰ってきたという報告は来ていないのだ。
あ、でも最近少し嬉しいことがあったんです。シルバとつがいになったラズベが子供を産んだとカルエラートさんが手紙をくれました! レジナと旅をしていたみたいですけど、お産で魔王城に行ったみたいでした。
◆ ◇ ◆
「わん!」
「きゅん!」
「きゅん!」
<男の子と女の子か、お前達と同じだなシルバ>
「わんわん!」
<私の孫でもあるから、きっと強くなる。父として鍛えてやるがよい>
「わぉーん!」
「きゅーん!」
「きゅきゅん!」
「……可愛いな……」
「きゅふん♪」
<ありがとうと言っておるぞ>
「そ、そうか。しかしシルバに先を越されるとは……まあ、こんな辺鄙な場所に来る者は居ないから仕方ない」
<我らが待つから、男を探しに行ったらどうだ?>
「いや、そんな餓えた狼みたいなことはしなくていいんだが……」
「わん?」
「ああ、お前を呼んだんじゃない――誰だ!」
カルエラートが気配を感じ、庭に踏み込んできた体の大きな相手に叫ぶ。茶色い髪をした大男は、カルエラートを見るなり涙を流しながら駆け寄ってくる。
「あ、姐さん! 姉さんじゃないですか!」
「え? だ、誰だお前は……? 見たことない顔だな……」
結構好みだなと思いながら、自分を知る大男に訝し気な眼差しを向ける。すると大男は驚愕の言葉を口にした。
「あ、ああ、顔が人間になっちゃったから分からないですよね。俺です、アステリオスです」
「アステ……? あ! 牛頭のミノタウロス……!?」
「そう! そうですよ姐さん! 俺です! いやあ、良かった! やっと知り合いに会えた! 塔が崩壊したとき、逃げようと転移陣に乗ったんですけど誤作動を起こしたみたいで全然違うところに出たんですよ……で、幸い人間の顔になったから知り合いを探してずっと彷徨っていたってわけで……」
「そういえば塔から魔物が出てくるのを防ぎ、守ってくれていたんだったな。すまない、気づかなくて」
「いえ、姐さんも無事でなによりでした。……あれ、こいつらルーナさんのペットじゃ……?」
「ああ……ルーナとレイドは行方不明なんだ……私たちはここに返ってくるんじゃないかと待っているというわけさ」
「そうでしたか……あ、そしたら俺もここで暮らしていいですか? なんせ異世界の者なんで行くところもなくて」
「はは、もちろんだ。私の家ってわけでもないが歓迎するよ。疲れているんじゃないか? ご飯を用意しよう」
「やった! 姐さんの料理は絶品だからなあ――」
◆ ◇ ◆
牛君が生きていて良かったと同時に、もしかしたらもう一組カップルができるんじゃないかなという期待もあったり。ライノスさんはアンジェリア王女と結婚しましたしね。そういえばビューリックはエリックさんも結婚を控えているのだとか。
◆ ◇ ◆
「……エリックは大丈夫かな……」
「あはは、兄さんは心配性ねえ。騎士団長にまでなったし、前の国王様も居なくなったから大丈夫よ。それに、戦いから戻ってきたエリックはどこか吹っ切れていましたし」
「そうだな……」
「可愛い妹を取られるのは辛いだろうが、お前には私がいるじゃないか!」
「アンジェリア」
「うむ。お前にはお前の、エレナにはエレナの人生がある。決めたのはエレナだ、それでいいじゃないか」
「確かにな。よし、式は気合を入れてやろう!」
「……ルーナには来て欲しいんだけどなあ」
「まだ、見つかっていないらしいな。この国の復興に繋がった恩人だ、無事でいて欲しいものだが……」
「レイドさんも一緒だからね。きっと無事だ。ダンジョンでも助かったし、盛大に歓迎してあげないと」
ライノスが笑顔でそう言うと、外が騒がしくなり、三人は部屋から顔を出す。
「待つであります隊長!」
「隊長がさぼっちゃ駄目ですよー?」
「僕はエレナに会いに来ただけだからサボってないってー。ほら、国王の妹を寂しがらせたらダメでしょー?」
「ではせめて書類仕事は終わらせるであります! イリス、回り込め!」
「ほいほーい!」
「うわあ!?」
「……本当に大丈夫かな……」
「あはは。でも、本当にどこいったんだろう……ルーナ……」
◆ ◇ ◆
――わたし達のエクセレティコ王国やビューリック国、ヴィオーラ国など、各国のギルドなどを通して探しているのだけど、今だにルーナとレイドさんは見つかっていない。
一年。
捜索の規模を考えると見つかりそうなものなんですけどね……
「フレーレ、そろそろ出発するぞ」
「あ、はい」
「久しぶりにアルファの町かあ。少し住んでたけど、あそこがいちばん落ち着くわね」
「ええ。食事も山の宴のマスターが色々作ってくれますし」
カイムさんがそう言うと、アイリさんがうんうんと頷く。
実はわたし達はパーティを組み旅をしている。ルーナとレイドさんを探すため、アルファの町でしばらく休んだのち、そう決意したところにユウリさんとカイムさん、そしてアイリさんがついてきてくれた形だ。
そして、一年経ったので久しぶりにアルファの町に戻る算段を付けたというわけ。
……ま、まあ、実はカップル同士のパーティでもあるので少し恥ずかしいんですけどね。わたしはユウリさんの熱意に負けて承諾し、カイムさんはわたしが好きだったことを告白しつつ、塔で気になったアイリさんと付き合うようになりました。
なので、時にはからかい、時には真剣に。仲良くパーティとしてやっていけているので、楽しく過ごせています。だけど――
「……フレーレ」
「あ、ご、ごめんなさい……なんでだろ、涙が……」
「きゅううん……」
――だけどやっぱり寂しいです。ルーナとレイドさんと、レジナにシルバとシロップが一緒だったあのころが懐かしいと思うくらいに。
そしてわたし達は久しぶりにアルファの町へ。早速、山の宴に行くとおかみさんとマスターが目を潤ませながら駆け寄ってくる。
「フレーレちゃん! 元気だったかい? あの子はまだ帰ってきていないけど、あんたたちが無事で戻ってきただけでもあたしゃ嬉しいよ!」
「あはは、ありがとうございます!」
「あちこち回ったけど、ここの飯がいちばん美味いよ」
「……嬉しいこと言ってくれるなユウリ。仕方ない、今日は好きなものを食え、無事に帰ってきた祝いだ」
「あらー! たまには役に立つわねユウリ!」
「やかましい!? カイム、こんな恩知らずはほっといて行こう」
「あ、ああ」
「待ちなさいよ……! 恩知らずとはどういうこと――」
いつもの喧騒に、わたしは思わず苦笑する。おかみさんも横で嘆息し、呆れている。
それじゃわたしも席に、と足を動かそうとしたその時、
「わふ……? わぉぉぉん♪」
シロップが大きく尻尾を振って外に駆け出す。
そして――
「やー、ようやく帰ってこれたわね」
「まったくだ……まさか無人島に吹き飛ばされるとは思わなかったよ……」
「まあ、地面に叩きつけられなかったのはチェイシャ達に感謝ね。……今度こそ、みんなとお別れになっちゃったけど、いつかまた誰かとして生まれてきたら嬉しいわね」
「ガウ!」
「はいはい、あんたが人を呼んでくれなかったらまだ無人島だったわ……よく往復できたわよね……」
「それだけルーナが好きなんだろう……お! シロップ、お前シロップか! でかくなったなあ」
「きゅううん♪」
振り返ったわたしの目の前に、探し求めていた親友の姿があった。
言いたいことが山ほどある。それこそ、語りつくせないほど、出会えたら言おうと思っていたことも。
だけど整理がつかない。
だからわたしは言うのだ、一番言いたかったことを――
「おかえりなさい、ルーナ、レイドさん!」
~FIN~
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