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最終部:タワー・オブ・バベル
その390 形勢
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「はあ! ”重撃斬”!」
「《アクアカッター》」
ザン!
アントンとゲルス。ふたりの波状攻撃により、神裂も反撃の手が少なくなる。アントンが引きつけ、ゲルスがサポートする動きはよほど訓練したのか、隙のない攻撃だった。
『やるようになったじゃねぇかアントン!』
「うるせぇ! 両親の仇だ!」
『いいぜぇ、刺してみろよ!』
「な……!?」
ぞぶりと、神裂はアントンに自分の腹を貫かせた。その行動に驚くアントンの隙を見て、その横顔を殴りつけた。
「ぷあ!?」
「アントン! やはり厄介ですね、その能力は! 《サイクロン・サイス》!」
『うお!? へへ、こんな怪我なんざ屁でもねえ!』
風の上級魔法で体をズタズタにされながらアントンの剣を腹から抜いてその場に捨てると、反転術で傷を塞ぎ、今度はゲルスへと飛びかかっていく。
『はっ!』
「ほっほっほ、あなたの技は覚えていますよ!」
ガキン! と、神裂の拳とゲルスの杖が交錯する。だが、力負けしたゲルスがたたらを踏み、神裂が追撃をかける。
『その体勢からは避けられまい、双掌打!』
「うぐお……!?」
両手をゲルスの胸に押し当て、足を踏み込む。すると、ゲルスの身体が大きく後ろへと吹き飛んだ。
「おっと……! 大丈夫か!」
「くっ……。助かりましたよアントン。しかし、これではじり貧ですね。私の策を講じる隙が無い。フォルサさん、そっちはどうですか!」
「ダメよ、まだ目を覚まさないわ」
「だったらアンタが手を貸してくれよ!」
アントンはそう叫ぶが、すぐにゲルスに窘められる。
「フォルサさんは回復魔法の使い手です。恐らくここにフォルサさんが来ることは予想外だったはずです。だからこそフレーレさんやシルキーさん、セイラさんを道中で消したと見ていいでしょう」
「チッ……ルーナ達の目が覚めるまで俺達だけでこの化け物を相手にすんのかよ……」
『ぎゃははは! 疲弊したら最後だ、あっという間に飲まれちまうぜ?』
手をくいっと曲げて挑発する神裂。ゲルスはそれを見て、細い目をスッと開けてからアントンへ耳打ちをする。
「(私達が勝てないと神裂は余裕を見せています。だからまだ付け入るスキはある。私が背後に回るので、挟み撃ちの状態になったら恐らく神裂は私を警戒するでしょう。あなたに背を向けたら一気に剣で心臓を狙ってください)」
「(わ、わかった。師匠には何か考えがあるんだな?)」
「(ほっほっほ、当然です。魔賢者、そしてあなたの師匠ですよ? ……では、行きますよ!)」
まずはゲルスが駆け出し、神裂に杖を向けて魔法を放った。
「《フレイムストライク》!」
『効かねぇって! どうした、手はもうねぇのか! ……うお!?』
「ふん!」
フレイムストライクの陰からゲルスは渾身の力で杖を振るい、神裂は慌ててガードをする。上に気を取られた隙を見逃さず、ゲルスは足払いで神裂を転ばせた。
『チッ、俺の技を……!』
「あなたの技は見切ったと言ったはずです!」
追撃をするも、全身のばねを使って反動で起き上がる神裂が蹴りを放ち、ゲルスはそれを、身体の一を入れ替える形で回避した。不敵な笑みを浮かべてゲルスの方を向いた神裂に、
「今か……!? うおおおおおお!」
アントンが神裂の背をめがけて走り出す。もちろん気づかない神裂ではないので、アントンへと目を向け口を開く。直後、ゲルスも神裂へ仕掛けていた。
『挟み撃ちか? しゃらくせえ真似を――』
ガシッ!
『!? ゲルス、てめぇ!?』
神裂が後ろを向いた瞬間、ゲルスは杖を捨て神裂を羽交い絞めにした。その光景を見て慌てて立ち止まるアントンへゲルスが叫ぶ。
「このまま貫きなさいアントン!」
「し、師匠!? そんなことをしたら師匠も……」
「馬鹿を言いなさい! この戦いは世界のため! 勇者であるなら覚悟をもちなさい!」
『ぐうおおおお! 何て力だ、ゲルスゥゥゥ!!』
「早く! このチャンスを逃すと、次は引っ掛かってくれませんよ」
「ぐ……」
アントンは一瞬、躊躇する。だが、ルーナ達の居ない今、ここは自分しかそれができないのだと顔を歪めて剣を構えた。
「うわあああああああああ!」
『うおお! 離しやがれぇぇ!』
ドブシュ……!
『くう!?』
「ごふ……! よ、よくやりました、それでこそ私の弟子……。そして、ここが絶好の好機! セイラさん、借りますよ《フリーザーストーム》……!」
ゲルスは血を吐きながら神裂の腹と背中を、剣と共に凍り付かせた。
『これが狙いか……! と、溶けないだと』
凍った体を何とかしようともがく神裂に、床に倒れたゲルスは笑いながら神裂へ言う。
「ほっほ……。剣が心臓に刺さったままでは反転術を使い続けるしかないでしょう? しかし、それは相当な魔力を使う……。そして回復魔法の使い手であるフォルサさんがリザレクションを使えば……ごふ……あなたは、塵と化す……持久戦になれば、こちらが有利……ルーナ達が目覚めれば……確実に、あなたを倒せ……ます」
「し、師匠!? フォルサ! こっちへ来れないか!? ……ぐあ!?」
アントンが叫ぶと、神裂はアントンを殴り飛ばしてから倒れたゲルスの前へ立ち、手刀を構える。
『……これでいいのか?』
「え、え……。どちらにせよ私の身体は病魔に侵されていま、す……悔いはありませ、ん……」
『俺の意図はわかっているんだろ? どうしてこんなことをした』
「けじめ、ですよ……。経緯はどうあれ、子供達を実験台にした、ごほ……ことは許されません……あなたも、そのつもり、でしょう。本当はあなたが優しいことを――」
ズブシュ……
『……そこまでだ。ゆっくりと休め、ゲルス』
神裂はゲルスの首を斬りつけると、ゲルスはそのまま動かなくなった。そしてゲルスの遺体をアイリと同じ水槽へと投げ入れる。
「師匠ぉぉ! て、てめぇ……!」
『さあ、思うように反転術が使えなくなったぜ! だがどうする? てめぇの武器はここにぶっ刺さっているぜ? 素手で俺とやりあうか? そこの姉ちゃんが回復魔法を使えばあっという間だぜ? ……だが、見たところ体術には縁がなさそうなその姉ちゃんが回復魔法を使う前に殺すぜ? 武器のねぇお前がひとりで止められるか?』
そう言って構える神裂に、フォルサが呟いた。
「姉ちゃん。いい響きね」
「なに冗談言ってんだ!? このままじゃやべぇぞ!」
「大丈夫。時間稼ぎならできるわ」
「そりゃどういう――」
ヒュン……!
「うわ!? こ、こいつは……」
アントンが飛んできた蒼い剣を手にし目を丸くする。そしてその投げた人物がゆっくりとアントンの下へ向かいながら口を開く。
「そいつを使えアントン。ルーナ達が目覚めるまで、俺達が食い止める」
「レイドさん……! あんた目が覚めたのか!」
「ああ。おかげさんでな。俺達勇者の腕の見せ所だ……!」
『そうこなくっちゃな……! 反転術が無くても俺の強さに代わりはねぇよ!』
「《アクアカッター》」
ザン!
アントンとゲルス。ふたりの波状攻撃により、神裂も反撃の手が少なくなる。アントンが引きつけ、ゲルスがサポートする動きはよほど訓練したのか、隙のない攻撃だった。
『やるようになったじゃねぇかアントン!』
「うるせぇ! 両親の仇だ!」
『いいぜぇ、刺してみろよ!』
「な……!?」
ぞぶりと、神裂はアントンに自分の腹を貫かせた。その行動に驚くアントンの隙を見て、その横顔を殴りつけた。
「ぷあ!?」
「アントン! やはり厄介ですね、その能力は! 《サイクロン・サイス》!」
『うお!? へへ、こんな怪我なんざ屁でもねえ!』
風の上級魔法で体をズタズタにされながらアントンの剣を腹から抜いてその場に捨てると、反転術で傷を塞ぎ、今度はゲルスへと飛びかかっていく。
『はっ!』
「ほっほっほ、あなたの技は覚えていますよ!」
ガキン! と、神裂の拳とゲルスの杖が交錯する。だが、力負けしたゲルスがたたらを踏み、神裂が追撃をかける。
『その体勢からは避けられまい、双掌打!』
「うぐお……!?」
両手をゲルスの胸に押し当て、足を踏み込む。すると、ゲルスの身体が大きく後ろへと吹き飛んだ。
「おっと……! 大丈夫か!」
「くっ……。助かりましたよアントン。しかし、これではじり貧ですね。私の策を講じる隙が無い。フォルサさん、そっちはどうですか!」
「ダメよ、まだ目を覚まさないわ」
「だったらアンタが手を貸してくれよ!」
アントンはそう叫ぶが、すぐにゲルスに窘められる。
「フォルサさんは回復魔法の使い手です。恐らくここにフォルサさんが来ることは予想外だったはずです。だからこそフレーレさんやシルキーさん、セイラさんを道中で消したと見ていいでしょう」
「チッ……ルーナ達の目が覚めるまで俺達だけでこの化け物を相手にすんのかよ……」
『ぎゃははは! 疲弊したら最後だ、あっという間に飲まれちまうぜ?』
手をくいっと曲げて挑発する神裂。ゲルスはそれを見て、細い目をスッと開けてからアントンへ耳打ちをする。
「(私達が勝てないと神裂は余裕を見せています。だからまだ付け入るスキはある。私が背後に回るので、挟み撃ちの状態になったら恐らく神裂は私を警戒するでしょう。あなたに背を向けたら一気に剣で心臓を狙ってください)」
「(わ、わかった。師匠には何か考えがあるんだな?)」
「(ほっほっほ、当然です。魔賢者、そしてあなたの師匠ですよ? ……では、行きますよ!)」
まずはゲルスが駆け出し、神裂に杖を向けて魔法を放った。
「《フレイムストライク》!」
『効かねぇって! どうした、手はもうねぇのか! ……うお!?』
「ふん!」
フレイムストライクの陰からゲルスは渾身の力で杖を振るい、神裂は慌ててガードをする。上に気を取られた隙を見逃さず、ゲルスは足払いで神裂を転ばせた。
『チッ、俺の技を……!』
「あなたの技は見切ったと言ったはずです!」
追撃をするも、全身のばねを使って反動で起き上がる神裂が蹴りを放ち、ゲルスはそれを、身体の一を入れ替える形で回避した。不敵な笑みを浮かべてゲルスの方を向いた神裂に、
「今か……!? うおおおおおお!」
アントンが神裂の背をめがけて走り出す。もちろん気づかない神裂ではないので、アントンへと目を向け口を開く。直後、ゲルスも神裂へ仕掛けていた。
『挟み撃ちか? しゃらくせえ真似を――』
ガシッ!
『!? ゲルス、てめぇ!?』
神裂が後ろを向いた瞬間、ゲルスは杖を捨て神裂を羽交い絞めにした。その光景を見て慌てて立ち止まるアントンへゲルスが叫ぶ。
「このまま貫きなさいアントン!」
「し、師匠!? そんなことをしたら師匠も……」
「馬鹿を言いなさい! この戦いは世界のため! 勇者であるなら覚悟をもちなさい!」
『ぐうおおおお! 何て力だ、ゲルスゥゥゥ!!』
「早く! このチャンスを逃すと、次は引っ掛かってくれませんよ」
「ぐ……」
アントンは一瞬、躊躇する。だが、ルーナ達の居ない今、ここは自分しかそれができないのだと顔を歪めて剣を構えた。
「うわあああああああああ!」
『うおお! 離しやがれぇぇ!』
ドブシュ……!
『くう!?』
「ごふ……! よ、よくやりました、それでこそ私の弟子……。そして、ここが絶好の好機! セイラさん、借りますよ《フリーザーストーム》……!」
ゲルスは血を吐きながら神裂の腹と背中を、剣と共に凍り付かせた。
『これが狙いか……! と、溶けないだと』
凍った体を何とかしようともがく神裂に、床に倒れたゲルスは笑いながら神裂へ言う。
「ほっほ……。剣が心臓に刺さったままでは反転術を使い続けるしかないでしょう? しかし、それは相当な魔力を使う……。そして回復魔法の使い手であるフォルサさんがリザレクションを使えば……ごふ……あなたは、塵と化す……持久戦になれば、こちらが有利……ルーナ達が目覚めれば……確実に、あなたを倒せ……ます」
「し、師匠!? フォルサ! こっちへ来れないか!? ……ぐあ!?」
アントンが叫ぶと、神裂はアントンを殴り飛ばしてから倒れたゲルスの前へ立ち、手刀を構える。
『……これでいいのか?』
「え、え……。どちらにせよ私の身体は病魔に侵されていま、す……悔いはありませ、ん……」
『俺の意図はわかっているんだろ? どうしてこんなことをした』
「けじめ、ですよ……。経緯はどうあれ、子供達を実験台にした、ごほ……ことは許されません……あなたも、そのつもり、でしょう。本当はあなたが優しいことを――」
ズブシュ……
『……そこまでだ。ゆっくりと休め、ゲルス』
神裂はゲルスの首を斬りつけると、ゲルスはそのまま動かなくなった。そしてゲルスの遺体をアイリと同じ水槽へと投げ入れる。
「師匠ぉぉ! て、てめぇ……!」
『さあ、思うように反転術が使えなくなったぜ! だがどうする? てめぇの武器はここにぶっ刺さっているぜ? 素手で俺とやりあうか? そこの姉ちゃんが回復魔法を使えばあっという間だぜ? ……だが、見たところ体術には縁がなさそうなその姉ちゃんが回復魔法を使う前に殺すぜ? 武器のねぇお前がひとりで止められるか?』
そう言って構える神裂に、フォルサが呟いた。
「姉ちゃん。いい響きね」
「なに冗談言ってんだ!? このままじゃやべぇぞ!」
「大丈夫。時間稼ぎならできるわ」
「そりゃどういう――」
ヒュン……!
「うわ!? こ、こいつは……」
アントンが飛んできた蒼い剣を手にし目を丸くする。そしてその投げた人物がゆっくりとアントンの下へ向かいながら口を開く。
「そいつを使えアントン。ルーナ達が目覚めるまで、俺達が食い止める」
「レイドさん……! あんた目が覚めたのか!」
「ああ。おかげさんでな。俺達勇者の腕の見せ所だ……!」
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