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最終部:タワー・オブ・バベル
その372 空中遊泳
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<バベルの塔:88階>
「行きます……」
カイムさんが慎重に扉を開けて中へと入る。扉に罠が仕掛けられていることもなく、カイムさんは前へと進む。
扉の入り口から周りを見ると、中は迷宮に戻っているようだった。いつもよし少し薄暗いかな?
「特に罠は無さそうです ……あ!?」
ごちーん!
フッとカイムさんの姿が消え、上を見ると天井に頭をぶつけていた。
「カイムさん!?」
慌てて前に出たフレーレもふわりと勢いをつけて――
ごちーん!
「いたい!?」
やっぱり頭をぶつけていた。
「大丈夫二人とも! 凄い音がしたけど!」
「だ、大丈夫です……≪ヒール≫……」
「ありがとうございますフレーレさん。戻りましょう」
カイムさんがフレーレの手を取り、天井を蹴ってから戻ってくる。なるほど、よく見れば私が立っている少し前の床は色が違う。これを隠すために薄暗かったのね。
「階下と同じ『むじゅうりょく』みたいね」
「ああ、だけどこの迷宮なら壁と天井が近いし、動きやすいと思うよ。先へ進もう」
レイドさんがふわりと浮き、壁を手を当ててゆっくり前に進む。あ、壁との距離も近いしそういうことね。そこでふと私が思い当たる。
「レジナ達はどうしよっか? 抱っこする?」
「ガウ」
「わんわん!」
「きゅんきゅん」
「きゅふん」
私が尋ねると、レジナが飛んで壁を蹴り前へ進む。シルバ達もそれに倣い進み、止まる時は地面に向かって着地することにしたらしい。
「わんわん♪」
お座りして私達を呼ぶシルバ。
「……く……」
「シルバ君を抱っこできないからって露骨にがっかりし過ぎよ兄さん? さ、行きましょ」
「やれやれ……」
ノゾム達三人が飛んでいくと、ニールセンさんと手を繋いで進むセイラや、盾をうまく使って地上を進むカルエラートさん。みんな少しずつ『むじゅうりょく』に慣れてきたようだ。
「へへ、慣れてきたら面白くなってきたな」
「何だか泳いでいるみたいです!」
「力が要らないから楽だよなっと!」
「あ、待てよクラウス兄ちゃん!」
「お前たち、あまりはしゃぐな、何があるか分からないんだぞ」
レイドさんが窘めると、ソキウスは飛びながらくるりとこちらを向いて口を開く。
「だーじょうぶだって! 余裕余裕! よっと!」
カチッ
「あ?」
ソキウスが止まるため壁に手を触れた時、何か音がしてその場所が窪んだ。その瞬間、壁からびっしりと針が飛び出してきた!
シャキィン!
「うわあ!?」
「やば……!」
「ガウ!」
レジナが凄い勢いで地上から地面を蹴ってクラウスさんへ体当たりをし、そのまま通路の奥へと飛んで行った。
「きゃあソキウス!」
「ダメ、間に合わない!」
「う、うおおお!?」
みんなの悲痛な声があがり目を背け、ソキウスが叫ぶ。ダメか、そう思っていたけど――
「嘘!?」
「へ、へへ……な、何とかなった、ぜ……」
針と針の隙間に腕や足を入れて回避し、変なオブジェみたいになったソキウスがそこにいた。ニールセンさんとカルエラートさんがソキウス救出に入る。
「まったく……調子に乗るからだ」
「はは、でも無事で良かったですよ」
「面目ねぇ……」
「気をつけろって言っただろうが」
レイドさんにポカリと頭を叩かれて、ソキウスは小さくなって頷いていた。とりあえず通路の半分を占めている針山を抜けて通路の先を見る。
「クラウスさんとレジナ、大丈夫かしら」
「勢いがついていたから、止まるのに一苦労かもしれないね。このまま進めばどこかで合流すると思うし、行こう」
ユウリがそう言い、カイムさんを先頭にして罠が無いか調べながらゆっくり進んでいると、クラウスさんがレジナを抱えて飛んでくるのが見えた。
「帰って来たわね! まったくあんたは適当なんだから!」
「お、おう、悪い……それどころじゃない! 出たぜ、魔物! ……魔物、だようなあ?」
「ガウ……」
クラウスさんがレジナに尋ねると、ぶるぶると体を震わせてクラウスさんの手から逃れ私のところへ飛んできた。
「よしよし、良くやったわ!」
「ガウ!」
褒められてご満悦のレジナを尻目に、レイドさんが剣を抜いて前へ出て言う。
「何だかわからないけど、敵だったら厄介だ。この先にいるんだな?」
「ああ、すげぇ数が居て、そうだな……虫みたいな感じだった」
「虫ねえ……」
「痛っ!? 悪かったよシルキー!?」
クラウスさんが酷い目にあうのは仕方がないので放置してしばらく進むと『それ』は現れた。空に飛んでいる細長いものに空に向かって足が伸びている何かと、地面には丸い円盤のようなものがうじゃうじゃ這っていた。
「あれ?」
「だな。何か虫っぽいだろ?」
「そう言われればそんな気もするけど……あ、シルバ」
「わんわん♪」
丸い円盤に興味を持ったのか、シルバが近づきふんふんと鼻をならす。
きゅいーん……カチッ
「シルバ、危ないからダメよ!」
「わふ?」
「……まずい!」
ボン!
「きゃいん!?」
円盤を前足で触ろうとしたシルバを叱ると私の方へ振り向く。その瞬間、円盤が爆発した! だけどノゾムが間一髪で引き揚げてくれたのでシルバは毛がぼさぼさになっただけで済んだ。
「わふんわふん……」
「もう、だから言ったのに」
「男の子はすぐ危ないことをするのがダメですね!」
「くぅーん……」
「うう……」
チェーリカに言われ、シルバとソキウスが小さく呻く。するとエクソリアさんが前へ出て口を開く。
『あれは――』
「あれはドローンと、お掃除ロボットだね。ドローンは分かるけど、まさかお掃除ロボットを爆弾にするとは思わなかった。父さんらしいというか……」
『……』
恐らくエクソリアさんが言いたかったことをユウリが全部言い、エクソリアさんは固まっていた。
「ともかく壊して進もう。……で、いいんだよな?」
「そうだね。地上のは爆弾みたいだから近づかないで無視するか銃や魔法みたいな遠距離で破壊すればいいと思う。問題は――」
きゅいーん……ガシャン!
「――ドローンだね。小型の機銃がついているか爆弾を乗せてるって言いたかったけど、どうも前者みたいだね!」
ターン!
ジジ……ボフ……
先頭にいたドローンが銃を向けた瞬間、ユウリがそのドローンを破壊し、爆発する。
「訂正。両方みたいだ。剣での攻撃はなるべく先っぽで斬らないと巻き込まれるよ!」
「なら、私は弓でいこうかな」
「まとめて倒すなら俺のディスタントゼロで……」
「ダメだ、下の階みたいに吹き飛ぶぞ? 地道に倒すしかない」
「あ、そうか……」
タタタタ……!
カンカンカン!
カルエラートさんが撃ってきたドローンの弾を大盾で防ぎ大声を上げた。
「チッ! 私の後ろに誰かつけ、前へ出たら左右から散れ!」
「了解! さっきの失態を取り返すぜ」
「私も行きます!」
ニールセンさんとソキウスがカルエラートさんの後ろに付き、戦いが始まった!
「行きます……」
カイムさんが慎重に扉を開けて中へと入る。扉に罠が仕掛けられていることもなく、カイムさんは前へと進む。
扉の入り口から周りを見ると、中は迷宮に戻っているようだった。いつもよし少し薄暗いかな?
「特に罠は無さそうです ……あ!?」
ごちーん!
フッとカイムさんの姿が消え、上を見ると天井に頭をぶつけていた。
「カイムさん!?」
慌てて前に出たフレーレもふわりと勢いをつけて――
ごちーん!
「いたい!?」
やっぱり頭をぶつけていた。
「大丈夫二人とも! 凄い音がしたけど!」
「だ、大丈夫です……≪ヒール≫……」
「ありがとうございますフレーレさん。戻りましょう」
カイムさんがフレーレの手を取り、天井を蹴ってから戻ってくる。なるほど、よく見れば私が立っている少し前の床は色が違う。これを隠すために薄暗かったのね。
「階下と同じ『むじゅうりょく』みたいね」
「ああ、だけどこの迷宮なら壁と天井が近いし、動きやすいと思うよ。先へ進もう」
レイドさんがふわりと浮き、壁を手を当ててゆっくり前に進む。あ、壁との距離も近いしそういうことね。そこでふと私が思い当たる。
「レジナ達はどうしよっか? 抱っこする?」
「ガウ」
「わんわん!」
「きゅんきゅん」
「きゅふん」
私が尋ねると、レジナが飛んで壁を蹴り前へ進む。シルバ達もそれに倣い進み、止まる時は地面に向かって着地することにしたらしい。
「わんわん♪」
お座りして私達を呼ぶシルバ。
「……く……」
「シルバ君を抱っこできないからって露骨にがっかりし過ぎよ兄さん? さ、行きましょ」
「やれやれ……」
ノゾム達三人が飛んでいくと、ニールセンさんと手を繋いで進むセイラや、盾をうまく使って地上を進むカルエラートさん。みんな少しずつ『むじゅうりょく』に慣れてきたようだ。
「へへ、慣れてきたら面白くなってきたな」
「何だか泳いでいるみたいです!」
「力が要らないから楽だよなっと!」
「あ、待てよクラウス兄ちゃん!」
「お前たち、あまりはしゃぐな、何があるか分からないんだぞ」
レイドさんが窘めると、ソキウスは飛びながらくるりとこちらを向いて口を開く。
「だーじょうぶだって! 余裕余裕! よっと!」
カチッ
「あ?」
ソキウスが止まるため壁に手を触れた時、何か音がしてその場所が窪んだ。その瞬間、壁からびっしりと針が飛び出してきた!
シャキィン!
「うわあ!?」
「やば……!」
「ガウ!」
レジナが凄い勢いで地上から地面を蹴ってクラウスさんへ体当たりをし、そのまま通路の奥へと飛んで行った。
「きゃあソキウス!」
「ダメ、間に合わない!」
「う、うおおお!?」
みんなの悲痛な声があがり目を背け、ソキウスが叫ぶ。ダメか、そう思っていたけど――
「嘘!?」
「へ、へへ……な、何とかなった、ぜ……」
針と針の隙間に腕や足を入れて回避し、変なオブジェみたいになったソキウスがそこにいた。ニールセンさんとカルエラートさんがソキウス救出に入る。
「まったく……調子に乗るからだ」
「はは、でも無事で良かったですよ」
「面目ねぇ……」
「気をつけろって言っただろうが」
レイドさんにポカリと頭を叩かれて、ソキウスは小さくなって頷いていた。とりあえず通路の半分を占めている針山を抜けて通路の先を見る。
「クラウスさんとレジナ、大丈夫かしら」
「勢いがついていたから、止まるのに一苦労かもしれないね。このまま進めばどこかで合流すると思うし、行こう」
ユウリがそう言い、カイムさんを先頭にして罠が無いか調べながらゆっくり進んでいると、クラウスさんがレジナを抱えて飛んでくるのが見えた。
「帰って来たわね! まったくあんたは適当なんだから!」
「お、おう、悪い……それどころじゃない! 出たぜ、魔物! ……魔物、だようなあ?」
「ガウ……」
クラウスさんがレジナに尋ねると、ぶるぶると体を震わせてクラウスさんの手から逃れ私のところへ飛んできた。
「よしよし、良くやったわ!」
「ガウ!」
褒められてご満悦のレジナを尻目に、レイドさんが剣を抜いて前へ出て言う。
「何だかわからないけど、敵だったら厄介だ。この先にいるんだな?」
「ああ、すげぇ数が居て、そうだな……虫みたいな感じだった」
「虫ねえ……」
「痛っ!? 悪かったよシルキー!?」
クラウスさんが酷い目にあうのは仕方がないので放置してしばらく進むと『それ』は現れた。空に飛んでいる細長いものに空に向かって足が伸びている何かと、地面には丸い円盤のようなものがうじゃうじゃ這っていた。
「あれ?」
「だな。何か虫っぽいだろ?」
「そう言われればそんな気もするけど……あ、シルバ」
「わんわん♪」
丸い円盤に興味を持ったのか、シルバが近づきふんふんと鼻をならす。
きゅいーん……カチッ
「シルバ、危ないからダメよ!」
「わふ?」
「……まずい!」
ボン!
「きゃいん!?」
円盤を前足で触ろうとしたシルバを叱ると私の方へ振り向く。その瞬間、円盤が爆発した! だけどノゾムが間一髪で引き揚げてくれたのでシルバは毛がぼさぼさになっただけで済んだ。
「わふんわふん……」
「もう、だから言ったのに」
「男の子はすぐ危ないことをするのがダメですね!」
「くぅーん……」
「うう……」
チェーリカに言われ、シルバとソキウスが小さく呻く。するとエクソリアさんが前へ出て口を開く。
『あれは――』
「あれはドローンと、お掃除ロボットだね。ドローンは分かるけど、まさかお掃除ロボットを爆弾にするとは思わなかった。父さんらしいというか……」
『……』
恐らくエクソリアさんが言いたかったことをユウリが全部言い、エクソリアさんは固まっていた。
「ともかく壊して進もう。……で、いいんだよな?」
「そうだね。地上のは爆弾みたいだから近づかないで無視するか銃や魔法みたいな遠距離で破壊すればいいと思う。問題は――」
きゅいーん……ガシャン!
「――ドローンだね。小型の機銃がついているか爆弾を乗せてるって言いたかったけど、どうも前者みたいだね!」
ターン!
ジジ……ボフ……
先頭にいたドローンが銃を向けた瞬間、ユウリがそのドローンを破壊し、爆発する。
「訂正。両方みたいだ。剣での攻撃はなるべく先っぽで斬らないと巻き込まれるよ!」
「なら、私は弓でいこうかな」
「まとめて倒すなら俺のディスタントゼロで……」
「ダメだ、下の階みたいに吹き飛ぶぞ? 地道に倒すしかない」
「あ、そうか……」
タタタタ……!
カンカンカン!
カルエラートさんが撃ってきたドローンの弾を大盾で防ぎ大声を上げた。
「チッ! 私の後ろに誰かつけ、前へ出たら左右から散れ!」
「了解! さっきの失態を取り返すぜ」
「私も行きます!」
ニールセンさんとソキウスがカルエラートさんの後ろに付き、戦いが始まった!
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