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最終部:タワー・オブ・バベル
その356 レイドとヴァイゼ
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「ああ……お母さん……」
「……」
涙を流してガクリと膝をつくセイラと、黙って床に落ちた剣を拾うレイドさん。それを持ってヘスペイトさんのところへ歩いていくと、左手で殴りつけた。
ガッ!
今までの経験上、幽霊だから当たらないと思っていたけどしっかりヒットしてヘスペイトさんが呟く。
「うぐ……!? いいパンチだ」
「……わざと受けたな」
「まあ、そうだな。お前達には本当に悪いと思っている。許して欲しいとは言わないけど、お前達が勝つためにはできることを全てやる。そう決めたのは俺達だからだ。元々死んでいるんだ、気に病むことはない」
お父さんやチェイシャ達と同じようなことを言ってニカッと笑うヘスペイトさん。レイドさんはセイラの頭を撫でた後、一度だけ深呼吸してから言葉を放つ。
「俺はヴァイゼさんと戦った時、セイラとソキウス、チェーリカを失くしたと思っていた。だけど、実はみんな無事で、父さん達が俺達を置いて逃げた訳じゃなくて……誤解が解けて……ああ、俺は何を言ってるんだろうな……つまり……そう、嬉しかったんだ、みんな揃っていることが」
頭を振りながら一つ一つ噛みしめるようにそんなことを言い出しさらに続ける。
「後は神裂を倒すなり、説得するなりすれば全てが終わって幸せにってさ。……どっかでそう思って、父さんと母さんも死んでいたとしても暮らしていくんだろうってどっかで思ってたんだ」
「レイドさん……」
「でも、やっぱりダメだった。父さんも母さんもまた俺達の前から消える」
「……そうだ。この先は生きているお前達が何とかするしかない。そのために母さんはその剣に力と願いを込めたんだ、無事に帰ってくるようにとな」
ヘスペイトさんがレイドさんの肩に手を置くと、レイドさんは目を閉じて何かを考えた後、笑いながら目を開けて、ヘスペイトさんと手にした剣に言う。
「ありがとう父さん、母さん……また会えて嬉しかったよ。俺は必ずみんなと生きて帰ってくるよ」
「すまないな、剣を作ってやることしか、こんなことしかできない親父で」
「そんなことはないよ」
「ぐす……そうね、でも二人とも――」
と、セイラも泣き笑いで会話に参加しだしたので、私はお父さんの手を引っ張ってそっと工房から出て行くことにした。
「……いいのか? レイドと話さなくて」
「いいわよ。いつでも話せるし。それより、一家の団欒を邪魔しちゃダメでしょ?」
「そうだな」
何となく寂しそうなお父さんの様子を見て、私はポンと手を打ってからいいことを思いつく。
「そうだ! 戦い続けで全然聞けていなかったけど、私もお母さんの話聞いてみたいな。記憶が全然ないし」
「む……そういえばそうだな。いい機会だ、あそこで話そう」
「わんわん」
そう言って指した先は、まだ何もない広場ですらない場所だった。そこらへんに転がっている丸太を椅子代わりに座り、シルバがその膝に乗り、お父さんは話しだす。
「……俺とお前の母ルーチェは魔王城のある北の大地に存在した村で生まれたただの村人だった。ルーチェの恩恵は“野菜の目利き”と言って、畑を耕す村人には貴重なものだった」
「そういう恩恵もあるんだね。お父さんは昔から”魔王”だったの?」
「まさか。もしそうだったら村から追い出されてルーチェと結婚どころじゃなかったろう。俺の最初の恩恵は”不屈の体”でな。色々と応用が利く恩恵だった」
お父さんの恩恵は不眠とまではいかないけど、ある程度寝なくても動けたり病気になりにくかったり、体力がかなりあったりするものだったらしい。どちらかと言えば冒険者向きな恩恵だったみたい。
「ルーチェは俺の一つ上で、13くらいだったかな……俺は冒険者になると豪語していたが、ルーチェは戦闘向きの恩恵じゃないから一緒には行けないからと笑っていたよ」
「あらら……で、どうしたの?」
「ルーチェは美人だったから、目の届かないところで他の男に盗られるくらいなら、と結局村で暮らすことにしたんだ」
「わおん!?」
珍しく饒舌に話しながらバツの悪い顔で、膝に乗ったシルバの尻尾をわしゃわしゃと毛が抜け落ちる勢いで撫でまくる。
「惚れてたんだ?」
寝そべるレジナの背中を撫でながら尋ねると、お父さんは目を伏せて笑う。
「……ああ」
「村で一緒に育ったんだったらどこで好きになったの? お母さんはお父さんのことどう思ってたんだろう」
「それは――」
と、お父さんのなれ初めを聞いたり、お母さんが本当に優しい人だってことを知れた。私が産まれた時は心底喜んでくれて、恩恵が”補助魔法”だったことをガッカリしていたんだそうだ。冒険者には絶対させないって鼻息が荒かったとか。で、お父さんは明るく元気でみんなから好かれる人柄が好きだったんだって。
「それがあんなことになるなど夢にも思わなかった」
――お父さんが魔王に選ばれた後もあの城で死ぬまで一緒に居てくれたことは本当に感謝していると言い、できればもう一度会ってお礼を言いたいと、寂しげな顔をしてお父さんは広場へと戻って行った。
◆ ◇ ◆
<バベルの塔:80階>
「ハッ!」
「当たれ!」
ドッ!
ビシッ!
「二人とも真ん中に当たってます! 凄いですね!」
フレーレがパンと手を叩いて喜ぶと、カイムとユウリがだらしない顔をして、再度シュリケンとハンドガンで的を撃つ。80階はストゥルが居たヴィオーラの城を模した様式をしている。玉座らしきものの後ろに扉がある。
とりあえず魔物を発生させないよう待っていたユウリ達は暇だからと、的を作って射撃の訓練をしていたりする。
「頑張るわね、二人とも……」
「……俺は射撃向きじゃないからもういい。そんなことより早くシルバを撫でまわしたい」
フレーレがカイムを連れて食事を持って来た後はカイムとユウリの張り合いが続き、アイリもライフルの練習をしていたが止めた。
アイリとノゾムはのんびりとルーナ達が戻ってくるのを待つ。
そして、80階の柱の陰に――
(なあ、これ本当に見つからないのかよ……)
(このフードは完璧よ。リンちゃんにはちょっときついけど一応隠れられているわ)
(にゃーん♪)
(ほっほ……それはさておき、先に行った81階の扉が開かないのはどういうことだと考えますかな?)
(恐らくだけどルーナちゃん達を待っているような気がするわ。彼女達が通った跡しか通れない……そんなところかしら)
(なら俺達も姿を見せて一緒に行った方がいいんじゃないか?)
(それはダメ。あくまでも私達はイレギュラーとして着いて行かないと奇襲できない)
(まあ、神裂が気付いていて泳がされている可能性もありますがね?)
(その時はその時。私達は死んだことになっているから油断してくれると思いたいわね)
(仕方ねえな……待つか……しかし腹減ったなあ……フレーレの持ってきていた料理、美味そうだったな……)
(にゃーん♪)
(体が大きいんだからじゃれるなって……)
(ほっほ、私特製の干し肉で我慢しなさい)
(またこれか……うう、ステーキが食べたいぜ……)
フードを被った三人はルーナ達が来るまで耐えるしかなかった――
「……」
涙を流してガクリと膝をつくセイラと、黙って床に落ちた剣を拾うレイドさん。それを持ってヘスペイトさんのところへ歩いていくと、左手で殴りつけた。
ガッ!
今までの経験上、幽霊だから当たらないと思っていたけどしっかりヒットしてヘスペイトさんが呟く。
「うぐ……!? いいパンチだ」
「……わざと受けたな」
「まあ、そうだな。お前達には本当に悪いと思っている。許して欲しいとは言わないけど、お前達が勝つためにはできることを全てやる。そう決めたのは俺達だからだ。元々死んでいるんだ、気に病むことはない」
お父さんやチェイシャ達と同じようなことを言ってニカッと笑うヘスペイトさん。レイドさんはセイラの頭を撫でた後、一度だけ深呼吸してから言葉を放つ。
「俺はヴァイゼさんと戦った時、セイラとソキウス、チェーリカを失くしたと思っていた。だけど、実はみんな無事で、父さん達が俺達を置いて逃げた訳じゃなくて……誤解が解けて……ああ、俺は何を言ってるんだろうな……つまり……そう、嬉しかったんだ、みんな揃っていることが」
頭を振りながら一つ一つ噛みしめるようにそんなことを言い出しさらに続ける。
「後は神裂を倒すなり、説得するなりすれば全てが終わって幸せにってさ。……どっかでそう思って、父さんと母さんも死んでいたとしても暮らしていくんだろうってどっかで思ってたんだ」
「レイドさん……」
「でも、やっぱりダメだった。父さんも母さんもまた俺達の前から消える」
「……そうだ。この先は生きているお前達が何とかするしかない。そのために母さんはその剣に力と願いを込めたんだ、無事に帰ってくるようにとな」
ヘスペイトさんがレイドさんの肩に手を置くと、レイドさんは目を閉じて何かを考えた後、笑いながら目を開けて、ヘスペイトさんと手にした剣に言う。
「ありがとう父さん、母さん……また会えて嬉しかったよ。俺は必ずみんなと生きて帰ってくるよ」
「すまないな、剣を作ってやることしか、こんなことしかできない親父で」
「そんなことはないよ」
「ぐす……そうね、でも二人とも――」
と、セイラも泣き笑いで会話に参加しだしたので、私はお父さんの手を引っ張ってそっと工房から出て行くことにした。
「……いいのか? レイドと話さなくて」
「いいわよ。いつでも話せるし。それより、一家の団欒を邪魔しちゃダメでしょ?」
「そうだな」
何となく寂しそうなお父さんの様子を見て、私はポンと手を打ってからいいことを思いつく。
「そうだ! 戦い続けで全然聞けていなかったけど、私もお母さんの話聞いてみたいな。記憶が全然ないし」
「む……そういえばそうだな。いい機会だ、あそこで話そう」
「わんわん」
そう言って指した先は、まだ何もない広場ですらない場所だった。そこらへんに転がっている丸太を椅子代わりに座り、シルバがその膝に乗り、お父さんは話しだす。
「……俺とお前の母ルーチェは魔王城のある北の大地に存在した村で生まれたただの村人だった。ルーチェの恩恵は“野菜の目利き”と言って、畑を耕す村人には貴重なものだった」
「そういう恩恵もあるんだね。お父さんは昔から”魔王”だったの?」
「まさか。もしそうだったら村から追い出されてルーチェと結婚どころじゃなかったろう。俺の最初の恩恵は”不屈の体”でな。色々と応用が利く恩恵だった」
お父さんの恩恵は不眠とまではいかないけど、ある程度寝なくても動けたり病気になりにくかったり、体力がかなりあったりするものだったらしい。どちらかと言えば冒険者向きな恩恵だったみたい。
「ルーチェは俺の一つ上で、13くらいだったかな……俺は冒険者になると豪語していたが、ルーチェは戦闘向きの恩恵じゃないから一緒には行けないからと笑っていたよ」
「あらら……で、どうしたの?」
「ルーチェは美人だったから、目の届かないところで他の男に盗られるくらいなら、と結局村で暮らすことにしたんだ」
「わおん!?」
珍しく饒舌に話しながらバツの悪い顔で、膝に乗ったシルバの尻尾をわしゃわしゃと毛が抜け落ちる勢いで撫でまくる。
「惚れてたんだ?」
寝そべるレジナの背中を撫でながら尋ねると、お父さんは目を伏せて笑う。
「……ああ」
「村で一緒に育ったんだったらどこで好きになったの? お母さんはお父さんのことどう思ってたんだろう」
「それは――」
と、お父さんのなれ初めを聞いたり、お母さんが本当に優しい人だってことを知れた。私が産まれた時は心底喜んでくれて、恩恵が”補助魔法”だったことをガッカリしていたんだそうだ。冒険者には絶対させないって鼻息が荒かったとか。で、お父さんは明るく元気でみんなから好かれる人柄が好きだったんだって。
「それがあんなことになるなど夢にも思わなかった」
――お父さんが魔王に選ばれた後もあの城で死ぬまで一緒に居てくれたことは本当に感謝していると言い、できればもう一度会ってお礼を言いたいと、寂しげな顔をしてお父さんは広場へと戻って行った。
◆ ◇ ◆
<バベルの塔:80階>
「ハッ!」
「当たれ!」
ドッ!
ビシッ!
「二人とも真ん中に当たってます! 凄いですね!」
フレーレがパンと手を叩いて喜ぶと、カイムとユウリがだらしない顔をして、再度シュリケンとハンドガンで的を撃つ。80階はストゥルが居たヴィオーラの城を模した様式をしている。玉座らしきものの後ろに扉がある。
とりあえず魔物を発生させないよう待っていたユウリ達は暇だからと、的を作って射撃の訓練をしていたりする。
「頑張るわね、二人とも……」
「……俺は射撃向きじゃないからもういい。そんなことより早くシルバを撫でまわしたい」
フレーレがカイムを連れて食事を持って来た後はカイムとユウリの張り合いが続き、アイリもライフルの練習をしていたが止めた。
アイリとノゾムはのんびりとルーナ達が戻ってくるのを待つ。
そして、80階の柱の陰に――
(なあ、これ本当に見つからないのかよ……)
(このフードは完璧よ。リンちゃんにはちょっときついけど一応隠れられているわ)
(にゃーん♪)
(ほっほ……それはさておき、先に行った81階の扉が開かないのはどういうことだと考えますかな?)
(恐らくだけどルーナちゃん達を待っているような気がするわ。彼女達が通った跡しか通れない……そんなところかしら)
(なら俺達も姿を見せて一緒に行った方がいいんじゃないか?)
(それはダメ。あくまでも私達はイレギュラーとして着いて行かないと奇襲できない)
(まあ、神裂が気付いていて泳がされている可能性もありますがね?)
(その時はその時。私達は死んだことになっているから油断してくれると思いたいわね)
(仕方ねえな……待つか……しかし腹減ったなあ……フレーレの持ってきていた料理、美味そうだったな……)
(にゃーん♪)
(体が大きいんだからじゃれるなって……)
(ほっほ、私特製の干し肉で我慢しなさい)
(またこれか……うう、ステーキが食べたいぜ……)
フードを被った三人はルーナ達が来るまで耐えるしかなかった――
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