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最終部:タワー・オブ・バベル
その350 姑息
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【ふん!】
ガキン!
ストゥルの剣がカイムさんとニールセンさんに襲いかかり、それぞれ刀と剣で受ける。本来ならこれで動きを抑えることができるのだが……
「とぁぁ!」
「えい!」
横から攻撃を仕掛けたカルエラートさんとフレーレの攻撃を残りの腕でいなし、空中から奇襲をかけたカームさんを後ろの腕で迎撃した。
ガイン!
【馬鹿め、女の細腕で押せると思ったか!】
<やるな!>
「だが、これだけの猛攻をいつまでも躱せると思うな!」
ヒュ! カカカカカ!
カイムさんの刀が生き物のように動き、ストゥルが受けようとした剣をすり抜けて胴体へと斬りこむ。だけど、まだ鎧は壊れていないのでダメージとしては期待できるほどのものではない。
<あれは蛇之麁正特有のしなりを利用した攻撃だね。中々様になってきたじゃないか>
「そうなんだ! カイムさん頑張れ!」
盾からアネモネさんが感心するようにそう言うので、私はカイムさんへ声援を送る。だけど、ストゥルもまだ余力は全然あるようで、身を翻しながら叫ぶ。
【やるではないか! ではこれならどうだ? 『キリングソード』】
「それは……! させない!」
【チッ、貴様がいたな】
ガキ! ガキン!
「片方の剣がブレて見えましたよ!?」
フレーレの言うとおり、遠目から見た私でも錯覚を覚える剣筋で、カイムさんの頭上にあったと思ったら気付いたら首を狙われていたという感じ。間一髪、ニールセンさんが打ち払ったけど、危なかった……
しかし攻撃が休まることはなく、カームさんとカルエラートさんが踏み込んだ!
<うおおお!>
「はああ! 闇の剣、私の命で輝きを増せ! この国王に引導を!」
【往生際が悪いぞカルエラート! む!?】
ベギン!
カルエラートさんの渾身の一撃が剣をへし折り、ストゥルが動揺を見せる。
<食らえ!>
「わおわおーん!」
【ぐぬ……!】
カームさんの爪がストゥルの顔面を斬り裂き、片目を潰す。そこへシルバがカームさんの背から強襲して振りかぶろうとした腕に噛みつき動きを封じた! その隙にカルエラートさんの剣が肩口から斜めに振り降ろされる!
バキィィン!
「鎧が砕けましたね! 今です!」
【おぶ……!?】
ドゴッ!
「ナイス、フレーレ!」
フレーレのメイスがどてっぱらにヒット!
対アンデッドの聖魔光効果か、ジュッと焼ける音がし私は歓喜の声を上げ、逆にストゥルは苦悶の表情を浮かべる。しかし、ダメージは与えたものの、倒すことはできないようだ。
【離れろ下郎共め!】
<まずい! たあ!>
カームさんのタックルでストゥルが大きく転ぶ……かと思いきや、なんとストゥルが踏ん張りカームさんを剣の柄で地面に叩きつけた。
<ぐあ!?>
【生意気なやつめ!】
カームさんを蹴り飛ばし、近くにいたフレーレに凶刃を向けるストゥル。そこへカイムさんのフォローが入った。
「! 危ない!」
【どけぇ! 貴様もだ!】
「くっ……」
「くそ……片目になっても怯みもしないとは!」
三本の剣を振り回しかばったカイムさんと、カルエラートさん、ニールセンさんがガードしつつも下がらせる。
【ふははははは! どうした! 何かするのではなかったのか! どうやらハッタリだったようだな!】
「それはどうかな?」
【何!?】
ふわっといつの間にかストゥルの後ろに回り込んでいたヘスペイトさんが赤い玉を持って立っていた。慌てて振り返るストゥルの胸を短剣を使い縦に斬り裂いた。そこに青い玉がずるりと姿を見せ、ヘスペイトさんがためらいなく半分に割る。
【ぬぐ……!?】
「その青い玉がコアだな? こいつとこの赤い玉の半分をくっつける」
ぐちゃ……
背中がぶるっとする嫌な音が聞こえてくるが、パァっと一瞬光った後に赤と青の玉は一つになり、紫の禍々しい色へと変化する。
【馬鹿な!? こうもあっさりと融合させるだと!?】
「俺は鍛冶師なんでね、石を砕いたりくっつけたりは得意なんだ」
【くそ……!】
出鱈目に剣を振るストゥルだが、ヘスペイトさんにはまったく攻撃が当たらない。何度も試していたシルバが無理無理とばかりに首を振っていた。
「わふん」
「終わりだ! 俺とアーティファ、ヴィオーラでお前に食い物とされた民の怒りを受けろ!」
【何の! フフ……危なかったが戦闘の恩恵でない貴様の攻撃など――】
ヘスペイトさんの短剣を間一髪で回避し、ニヤリと笑うストゥル。だが、それはヘスペイトさんも同じだった。
「と、思うだろう?」
ザキィィィン!
【んな!?】
ヘスペイトさんをすり抜けて、コアに向かって剣が突き立てられた。
「今度こそ本当に終わりだ……!」
「レイドさん!」
安易に戦闘に参加せず、虎視眈々とチャンスを伺っていたレイドさんがここぞとばかりにヘスペイトさんの陰に隠れて貫いていた! 親子の執念!
「やったあ!」
【ぐぬう!? こんなはずは……などと言うとでも思ったか?】
お父さんの手をぶんぶん振って喜んでいたが、ストゥルは目を細めて剣を刺し貫かれたままレイドさんに向かって前進し、二本の剣を振り下ろした!
「があ!?」
「レイド! 馬鹿な、俺の勘は待ちがっていないはず……!」
【ふん】
「危ない、レイドさん逃げて!」
両肩をバッサリやられたものの、鎧があったおかげで腕が切り落とされることは無かったけど、酷い出血のレイドさんが呻いていた。これじゃトドメの一撃が躱せない……!
ガキン!
「ガウ!」
【チッ】
「レジナー! よくやったわ! 後で美味しい骨付肉よ!」
間一髪、レジナがレイドさんを咥えて剣は地面を斬り裂くだけで済んだ。それにしてもどうして死なないの!? と、思っていたらホイットを監視していたセイラが叫ぶ。
「ニールセンさん!」
「ホ、ホイットが……」
【があああああああ! か、体が熱い!? コ、コアが破壊されたのか!? どうして……どうしてですか国王ぉぉぉぉ!】
【万が一の時のため、お前のコアを私に埋め込んでいたのだ。私のために死ねること、光栄に思え】
【そ、そんな……ストゥルゥゥゥゥゥ!】
ボソ……
氷塊の下敷きになっていたホイットの体は灰となって崩れ落ちた……人のコア……命を身代わりにするなんて……
「最悪なヤツだな……」
【何とでも言え。国王たる私が死ぬわけにはいかん】
「だが、弱点は分かった。次のコアは本物だろう?」
ヘスペイトさんが言うと、ストゥルは自らの腹を斬り裂いて、青い玉を見せる。が、それは一つでは無かった!
「外道め! 騎士団員をコアに変えたのか!」
【何とでも言えと言ったはずだぞ? さて、ホイットの恩恵も奪ったことだし、お前達の能力も分かった。ヘスペイト、息子が死ぬ様を指を咥えてみるのだな】
「何を――」
「え!?」
言うが早いか、ストゥルは持っていた剣をニールセンさんやカイムさんに投げつけて――
【≪ケイオス・フレア≫】
打ち払おうとしたところに上級魔法を放った。
<いかん! フレーレがやられては回復が――>
「カームさん!」
ドゴォォォン!
爆音とともにフレーレとリザレクションをかけられていたレイドさん以外が吹き飛ばされた。
<カーム! しっかりするにゃ!?>
直撃を受けたカームさんは胴体が吹き飛び、おびただしい量の出血をしていた。
<ぐ、ぬう……ごほ……>
「カームさん!」
「くそ……!」
リザレクションで回復したレイドさんが斬りかかるも、拾いなおした三本の剣を前にレイドさんは苦戦する。
「しっかりしてください! 今回復を……」
<いや、いい……ヘスペイト! あれから本物を見つけることはできるか?>
「どうかな……片っ端から試すしかない。それこそ手足を千切って動けないようにするくらいしかもう隙は見せないだろう。俺のミスだ……」
<そうか……ごほ……状況があれば……できるか……ならば、その隙、作ってやる……!>
カッ!
カームさんがそう言った瞬間、体が光りに包まれる。まさか……
「ああ……」
フレーレがガクリと項垂れる。やっぱりそうなんだ……
ガキガキン!
「強い……!」
【当然だ、私は数十人の恩恵を持っているのだ。勇者とてひけをとらんぞ】
「ガウゥゥゥゥ!」
「わん!」
一方で激戦を繰り広げるレイドさん。だけど、四本の腕は厄介のようで押されていた。レジナとシルバも頑張っているけど致命的なダメージは無さそうだった。
そして――
「どけレイド、俺がやる。ディストラクションを借りるぞ」
「お、お前は……!?」
【何者だ? さっきまでは居なかったヤツだな、どこから現れた?】
「俺はカーム……ヴィオーラ聖騎士団長、カーム=ディファー。逆賊を裁くため、蘇った」
【ディファーだと……!? 貴様……】
「参る!」
人化の法を使った、精悍な顔つきのカームさんがとんでもない速度で踏み込んだ!
ガキン!
ストゥルの剣がカイムさんとニールセンさんに襲いかかり、それぞれ刀と剣で受ける。本来ならこれで動きを抑えることができるのだが……
「とぁぁ!」
「えい!」
横から攻撃を仕掛けたカルエラートさんとフレーレの攻撃を残りの腕でいなし、空中から奇襲をかけたカームさんを後ろの腕で迎撃した。
ガイン!
【馬鹿め、女の細腕で押せると思ったか!】
<やるな!>
「だが、これだけの猛攻をいつまでも躱せると思うな!」
ヒュ! カカカカカ!
カイムさんの刀が生き物のように動き、ストゥルが受けようとした剣をすり抜けて胴体へと斬りこむ。だけど、まだ鎧は壊れていないのでダメージとしては期待できるほどのものではない。
<あれは蛇之麁正特有のしなりを利用した攻撃だね。中々様になってきたじゃないか>
「そうなんだ! カイムさん頑張れ!」
盾からアネモネさんが感心するようにそう言うので、私はカイムさんへ声援を送る。だけど、ストゥルもまだ余力は全然あるようで、身を翻しながら叫ぶ。
【やるではないか! ではこれならどうだ? 『キリングソード』】
「それは……! させない!」
【チッ、貴様がいたな】
ガキ! ガキン!
「片方の剣がブレて見えましたよ!?」
フレーレの言うとおり、遠目から見た私でも錯覚を覚える剣筋で、カイムさんの頭上にあったと思ったら気付いたら首を狙われていたという感じ。間一髪、ニールセンさんが打ち払ったけど、危なかった……
しかし攻撃が休まることはなく、カームさんとカルエラートさんが踏み込んだ!
<うおおお!>
「はああ! 闇の剣、私の命で輝きを増せ! この国王に引導を!」
【往生際が悪いぞカルエラート! む!?】
ベギン!
カルエラートさんの渾身の一撃が剣をへし折り、ストゥルが動揺を見せる。
<食らえ!>
「わおわおーん!」
【ぐぬ……!】
カームさんの爪がストゥルの顔面を斬り裂き、片目を潰す。そこへシルバがカームさんの背から強襲して振りかぶろうとした腕に噛みつき動きを封じた! その隙にカルエラートさんの剣が肩口から斜めに振り降ろされる!
バキィィン!
「鎧が砕けましたね! 今です!」
【おぶ……!?】
ドゴッ!
「ナイス、フレーレ!」
フレーレのメイスがどてっぱらにヒット!
対アンデッドの聖魔光効果か、ジュッと焼ける音がし私は歓喜の声を上げ、逆にストゥルは苦悶の表情を浮かべる。しかし、ダメージは与えたものの、倒すことはできないようだ。
【離れろ下郎共め!】
<まずい! たあ!>
カームさんのタックルでストゥルが大きく転ぶ……かと思いきや、なんとストゥルが踏ん張りカームさんを剣の柄で地面に叩きつけた。
<ぐあ!?>
【生意気なやつめ!】
カームさんを蹴り飛ばし、近くにいたフレーレに凶刃を向けるストゥル。そこへカイムさんのフォローが入った。
「! 危ない!」
【どけぇ! 貴様もだ!】
「くっ……」
「くそ……片目になっても怯みもしないとは!」
三本の剣を振り回しかばったカイムさんと、カルエラートさん、ニールセンさんがガードしつつも下がらせる。
【ふははははは! どうした! 何かするのではなかったのか! どうやらハッタリだったようだな!】
「それはどうかな?」
【何!?】
ふわっといつの間にかストゥルの後ろに回り込んでいたヘスペイトさんが赤い玉を持って立っていた。慌てて振り返るストゥルの胸を短剣を使い縦に斬り裂いた。そこに青い玉がずるりと姿を見せ、ヘスペイトさんがためらいなく半分に割る。
【ぬぐ……!?】
「その青い玉がコアだな? こいつとこの赤い玉の半分をくっつける」
ぐちゃ……
背中がぶるっとする嫌な音が聞こえてくるが、パァっと一瞬光った後に赤と青の玉は一つになり、紫の禍々しい色へと変化する。
【馬鹿な!? こうもあっさりと融合させるだと!?】
「俺は鍛冶師なんでね、石を砕いたりくっつけたりは得意なんだ」
【くそ……!】
出鱈目に剣を振るストゥルだが、ヘスペイトさんにはまったく攻撃が当たらない。何度も試していたシルバが無理無理とばかりに首を振っていた。
「わふん」
「終わりだ! 俺とアーティファ、ヴィオーラでお前に食い物とされた民の怒りを受けろ!」
【何の! フフ……危なかったが戦闘の恩恵でない貴様の攻撃など――】
ヘスペイトさんの短剣を間一髪で回避し、ニヤリと笑うストゥル。だが、それはヘスペイトさんも同じだった。
「と、思うだろう?」
ザキィィィン!
【んな!?】
ヘスペイトさんをすり抜けて、コアに向かって剣が突き立てられた。
「今度こそ本当に終わりだ……!」
「レイドさん!」
安易に戦闘に参加せず、虎視眈々とチャンスを伺っていたレイドさんがここぞとばかりにヘスペイトさんの陰に隠れて貫いていた! 親子の執念!
「やったあ!」
【ぐぬう!? こんなはずは……などと言うとでも思ったか?】
お父さんの手をぶんぶん振って喜んでいたが、ストゥルは目を細めて剣を刺し貫かれたままレイドさんに向かって前進し、二本の剣を振り下ろした!
「があ!?」
「レイド! 馬鹿な、俺の勘は待ちがっていないはず……!」
【ふん】
「危ない、レイドさん逃げて!」
両肩をバッサリやられたものの、鎧があったおかげで腕が切り落とされることは無かったけど、酷い出血のレイドさんが呻いていた。これじゃトドメの一撃が躱せない……!
ガキン!
「ガウ!」
【チッ】
「レジナー! よくやったわ! 後で美味しい骨付肉よ!」
間一髪、レジナがレイドさんを咥えて剣は地面を斬り裂くだけで済んだ。それにしてもどうして死なないの!? と、思っていたらホイットを監視していたセイラが叫ぶ。
「ニールセンさん!」
「ホ、ホイットが……」
【があああああああ! か、体が熱い!? コ、コアが破壊されたのか!? どうして……どうしてですか国王ぉぉぉぉ!】
【万が一の時のため、お前のコアを私に埋め込んでいたのだ。私のために死ねること、光栄に思え】
【そ、そんな……ストゥルゥゥゥゥゥ!】
ボソ……
氷塊の下敷きになっていたホイットの体は灰となって崩れ落ちた……人のコア……命を身代わりにするなんて……
「最悪なヤツだな……」
【何とでも言え。国王たる私が死ぬわけにはいかん】
「だが、弱点は分かった。次のコアは本物だろう?」
ヘスペイトさんが言うと、ストゥルは自らの腹を斬り裂いて、青い玉を見せる。が、それは一つでは無かった!
「外道め! 騎士団員をコアに変えたのか!」
【何とでも言えと言ったはずだぞ? さて、ホイットの恩恵も奪ったことだし、お前達の能力も分かった。ヘスペイト、息子が死ぬ様を指を咥えてみるのだな】
「何を――」
「え!?」
言うが早いか、ストゥルは持っていた剣をニールセンさんやカイムさんに投げつけて――
【≪ケイオス・フレア≫】
打ち払おうとしたところに上級魔法を放った。
<いかん! フレーレがやられては回復が――>
「カームさん!」
ドゴォォォン!
爆音とともにフレーレとリザレクションをかけられていたレイドさん以外が吹き飛ばされた。
<カーム! しっかりするにゃ!?>
直撃を受けたカームさんは胴体が吹き飛び、おびただしい量の出血をしていた。
<ぐ、ぬう……ごほ……>
「カームさん!」
「くそ……!」
リザレクションで回復したレイドさんが斬りかかるも、拾いなおした三本の剣を前にレイドさんは苦戦する。
「しっかりしてください! 今回復を……」
<いや、いい……ヘスペイト! あれから本物を見つけることはできるか?>
「どうかな……片っ端から試すしかない。それこそ手足を千切って動けないようにするくらいしかもう隙は見せないだろう。俺のミスだ……」
<そうか……ごほ……状況があれば……できるか……ならば、その隙、作ってやる……!>
カッ!
カームさんがそう言った瞬間、体が光りに包まれる。まさか……
「ああ……」
フレーレがガクリと項垂れる。やっぱりそうなんだ……
ガキガキン!
「強い……!」
【当然だ、私は数十人の恩恵を持っているのだ。勇者とてひけをとらんぞ】
「ガウゥゥゥゥ!」
「わん!」
一方で激戦を繰り広げるレイドさん。だけど、四本の腕は厄介のようで押されていた。レジナとシルバも頑張っているけど致命的なダメージは無さそうだった。
そして――
「どけレイド、俺がやる。ディストラクションを借りるぞ」
「お、お前は……!?」
【何者だ? さっきまでは居なかったヤツだな、どこから現れた?】
「俺はカーム……ヴィオーラ聖騎士団長、カーム=ディファー。逆賊を裁くため、蘇った」
【ディファーだと……!? 貴様……】
「参る!」
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