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最終部:タワー・オブ・バベル
その278 宿泊
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「変わり映えしないわね」
『ああ、ここはずっと町を模したフロアにしているのかもしれないな』
セイラの呟きにエクソリアさんが答える。私達は五十三階に入ってから少しずつ進んでいるところだった。ユウリや女の子、そして最後に出てきた長身の男は出てこないが、魔物は定期的に登場するので歩みが遅いのだ。
「手分けしますか?」
「……それは願っても無いが……ヤツらが襲ってきたときに対処できるか?」
「そう言われると返す言葉がありませんな……」
そう言って肩を竦めるサイゾウさん。奇襲とはいえ、ユウリ一人に翻弄されていた状況を考えると手分けして移動をすると各個撃破されるのは間違いないと思う。そこにママが口を開いた。
「不思議だけど、そろそろ陽が落ちるみたいね。野営する準備をしない?」
言われてみればさっきまで明るかったのが段々と夕焼けになっているみたいね。下のフロアの雪山でもそうだったけど、フロアごとに別の空間で作られているような感じがする。
『ふむ、休憩か……この施設を逆に使わせてもらうとしようかね』
「どういうこと?」
セイラがエクソリアさんに尋ねると、ゆっくりと一際大きい建物を指差した。
『あれは神裂の世界の宿泊施設だ。デパートに服があったところをみるとおそらく人はいないが宿としての機能はあるんじゃないかな? あまり隔離されたところに入り込むのは良しとしないけど、魔物がわんさか出てくるこのフロアじゃどこにいても同じだと思うんだよ』
『なるほどね。妹ちゃんの言うとおり、どこからでも出てくる……し!』
ドシュ!
ギェェェアァァ……
アルモニアさんの槍が、建物の影から出てきたオークの首を一刺しして絶命させる。このままだとゆっくり休んでいる暇は確かにない。
「ここはエクソリアの言うことを聞いておいた方が良さそうだな。行こう」
パパが先導し、私達は宿へと向かった。
◆ ◇ ◆
「それじゃ私達はこの部屋を使うわね」
「わんわん!」
「きゅふん!」
「分かった。何かあったらすぐ呼んでくれ」
「お兄ちゃん、一緒の部屋でなくていいの?」
ニシシ、と嫌な笑いを浮かべながらレイドさんの肩を叩くセイラ。それはちょっと……。
「ば、馬鹿なことを言うな!? お前こそニールセンと一緒でなくていいのか?」
「な、なんでニールセンさんの名前が出てくるのよ!? もう着替えるから出て行って!」
顔を真っ赤にしてレイドさんを外におしだすセイラ。
「今のはセイラが悪いわね」
「まさかお兄ちゃんにあんな反撃をされるとは思わなかったわ……ま、とりあえずゆっくりしましょう」
「そうね、というか……豪華な部屋よね……」
「わふんー♪」
ベッドはぼよんぼよんした敷物に羽毛布団で、さっきからシルバが楽しそうに跳ねまわって遊んでいる。強くなったけどまだまだ子供だなあ。
そしてシャワーはエクソリアさんが教えてくれたけど、丸い物を捻るだけで火を使わずにお湯が出るという、何か凄い代物で、身体を洗うものもしっかり備え付けられていた。
「……大丈夫なのかしら」
「女神二人で調べてたから大丈夫だと思うけど、心配なら使わなかったらいいんじゃない?」
そう言いながら即服を脱ぎ捨て、ざぶざぶとシャワーで体を洗い始めた。セイラはシャンプーをばっちり使っていて怖いもの知らずだなあと感心してしまう。
それはさておき、スイッチ一つで明かりがつき、お湯も簡単に出せる……さらにここに登って来るまで、自動で動く箱にも驚きを隠せなかった。
……神裂のいた世界って凄い所だったのかしら?
そんなことを考えているとセイラがシャワーから出たので、私も使わせてもらい、シルバとラズベもしっかり洗ってから、決めていた時間にロビーへと集合。
「一応上から部屋を開けて行ったが特に何かが潜んでいるということは無かった。後は食料が冷たい四角い箱に入っていたな。調理場所もあったぞ」
お父さんとニンジャさん達が一通り上から下まで調べて安全を確認してくれたそうで、安全は確認できているとのこと。
「まあ、あいつらの奇襲と魔物が入って来れない訳ではないから各自気を付けるようにな。食事は……」
「ああ、食事は私達が作るから、出来たら呼ぶね」
「すまんな、アイディールとエクソリアは絶対に手伝うなよ」
『ぶーぶー』
「ぶーぶー」
「ふて腐れてもダメだ。じゃあ、頼んだぞ」
パパがママとエクソリアさんを引きずっていく中、護衛としてレイドさん、ニールセンさん、小さくなったファウダーとジャンナが着いて来てくれた。カームさんは一番上の『屋上』ってところで、数人のニンジャさんと警戒をしてくれているらしい。
<おお、でかい肉があるよ!>
「本当だ、そう言えば食べられるのかな?」
<適当に焼いてくれたらオイラが毒見をするよ!>
「わん! わんわん!」
食い意地のはったドラゴンと狼が興奮して毒見役を買って出てくる。まあ、エクソリアさん達も何も言ってなかったから食べられるとは思うけど……。
「これどこで火を熾すのかしら? フライパンはあるけど……」
するといつの間にか厨房へ来ていたアルモニアさんが教えてくれた。
『これよ、ここを回すと火がつくわ』
カチッ、ボッ!
「おおー……こんなところにも便利な……」
『コンロっていうんだけどね。はあ……ここだけだからいいけど、これが世界中に広がったら混乱になるでしょうね……』
それは分かる気がするなあ。お湯が簡単に出せたりしたら魔法を使うのを忘れそう……。とりあえずシルバが足元でうるさいので先にお肉を焼いてあげることにした。
ジュー……
「……どう?」
<一枚じゃわからないね、もういちま……>
<もう大丈夫でしょうが!>
<あいた!?>
グサリ、とジャンナのくちばしで頭を突かれるファウダー。一方のシルバは……
「はふ……はふ……わふ~ん……♪」
「きゅふん」
ご満悦だった。
「大丈夫そうね、それじゃ調理始めましょう」
「50人以上いるから急がないとね」
こうして、本日の夜はゆっくりできる!
……と思ったんだけど、やはりそううまくは行かなかった……。
『ああ、ここはずっと町を模したフロアにしているのかもしれないな』
セイラの呟きにエクソリアさんが答える。私達は五十三階に入ってから少しずつ進んでいるところだった。ユウリや女の子、そして最後に出てきた長身の男は出てこないが、魔物は定期的に登場するので歩みが遅いのだ。
「手分けしますか?」
「……それは願っても無いが……ヤツらが襲ってきたときに対処できるか?」
「そう言われると返す言葉がありませんな……」
そう言って肩を竦めるサイゾウさん。奇襲とはいえ、ユウリ一人に翻弄されていた状況を考えると手分けして移動をすると各個撃破されるのは間違いないと思う。そこにママが口を開いた。
「不思議だけど、そろそろ陽が落ちるみたいね。野営する準備をしない?」
言われてみればさっきまで明るかったのが段々と夕焼けになっているみたいね。下のフロアの雪山でもそうだったけど、フロアごとに別の空間で作られているような感じがする。
『ふむ、休憩か……この施設を逆に使わせてもらうとしようかね』
「どういうこと?」
セイラがエクソリアさんに尋ねると、ゆっくりと一際大きい建物を指差した。
『あれは神裂の世界の宿泊施設だ。デパートに服があったところをみるとおそらく人はいないが宿としての機能はあるんじゃないかな? あまり隔離されたところに入り込むのは良しとしないけど、魔物がわんさか出てくるこのフロアじゃどこにいても同じだと思うんだよ』
『なるほどね。妹ちゃんの言うとおり、どこからでも出てくる……し!』
ドシュ!
ギェェェアァァ……
アルモニアさんの槍が、建物の影から出てきたオークの首を一刺しして絶命させる。このままだとゆっくり休んでいる暇は確かにない。
「ここはエクソリアの言うことを聞いておいた方が良さそうだな。行こう」
パパが先導し、私達は宿へと向かった。
◆ ◇ ◆
「それじゃ私達はこの部屋を使うわね」
「わんわん!」
「きゅふん!」
「分かった。何かあったらすぐ呼んでくれ」
「お兄ちゃん、一緒の部屋でなくていいの?」
ニシシ、と嫌な笑いを浮かべながらレイドさんの肩を叩くセイラ。それはちょっと……。
「ば、馬鹿なことを言うな!? お前こそニールセンと一緒でなくていいのか?」
「な、なんでニールセンさんの名前が出てくるのよ!? もう着替えるから出て行って!」
顔を真っ赤にしてレイドさんを外におしだすセイラ。
「今のはセイラが悪いわね」
「まさかお兄ちゃんにあんな反撃をされるとは思わなかったわ……ま、とりあえずゆっくりしましょう」
「そうね、というか……豪華な部屋よね……」
「わふんー♪」
ベッドはぼよんぼよんした敷物に羽毛布団で、さっきからシルバが楽しそうに跳ねまわって遊んでいる。強くなったけどまだまだ子供だなあ。
そしてシャワーはエクソリアさんが教えてくれたけど、丸い物を捻るだけで火を使わずにお湯が出るという、何か凄い代物で、身体を洗うものもしっかり備え付けられていた。
「……大丈夫なのかしら」
「女神二人で調べてたから大丈夫だと思うけど、心配なら使わなかったらいいんじゃない?」
そう言いながら即服を脱ぎ捨て、ざぶざぶとシャワーで体を洗い始めた。セイラはシャンプーをばっちり使っていて怖いもの知らずだなあと感心してしまう。
それはさておき、スイッチ一つで明かりがつき、お湯も簡単に出せる……さらにここに登って来るまで、自動で動く箱にも驚きを隠せなかった。
……神裂のいた世界って凄い所だったのかしら?
そんなことを考えているとセイラがシャワーから出たので、私も使わせてもらい、シルバとラズベもしっかり洗ってから、決めていた時間にロビーへと集合。
「一応上から部屋を開けて行ったが特に何かが潜んでいるということは無かった。後は食料が冷たい四角い箱に入っていたな。調理場所もあったぞ」
お父さんとニンジャさん達が一通り上から下まで調べて安全を確認してくれたそうで、安全は確認できているとのこと。
「まあ、あいつらの奇襲と魔物が入って来れない訳ではないから各自気を付けるようにな。食事は……」
「ああ、食事は私達が作るから、出来たら呼ぶね」
「すまんな、アイディールとエクソリアは絶対に手伝うなよ」
『ぶーぶー』
「ぶーぶー」
「ふて腐れてもダメだ。じゃあ、頼んだぞ」
パパがママとエクソリアさんを引きずっていく中、護衛としてレイドさん、ニールセンさん、小さくなったファウダーとジャンナが着いて来てくれた。カームさんは一番上の『屋上』ってところで、数人のニンジャさんと警戒をしてくれているらしい。
<おお、でかい肉があるよ!>
「本当だ、そう言えば食べられるのかな?」
<適当に焼いてくれたらオイラが毒見をするよ!>
「わん! わんわん!」
食い意地のはったドラゴンと狼が興奮して毒見役を買って出てくる。まあ、エクソリアさん達も何も言ってなかったから食べられるとは思うけど……。
「これどこで火を熾すのかしら? フライパンはあるけど……」
するといつの間にか厨房へ来ていたアルモニアさんが教えてくれた。
『これよ、ここを回すと火がつくわ』
カチッ、ボッ!
「おおー……こんなところにも便利な……」
『コンロっていうんだけどね。はあ……ここだけだからいいけど、これが世界中に広がったら混乱になるでしょうね……』
それは分かる気がするなあ。お湯が簡単に出せたりしたら魔法を使うのを忘れそう……。とりあえずシルバが足元でうるさいので先にお肉を焼いてあげることにした。
ジュー……
「……どう?」
<一枚じゃわからないね、もういちま……>
<もう大丈夫でしょうが!>
<あいた!?>
グサリ、とジャンナのくちばしで頭を突かれるファウダー。一方のシルバは……
「はふ……はふ……わふ~ん……♪」
「きゅふん」
ご満悦だった。
「大丈夫そうね、それじゃ調理始めましょう」
「50人以上いるから急がないとね」
こうして、本日の夜はゆっくりできる!
……と思ったんだけど、やはりそううまくは行かなかった……。
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