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最終部:タワー・オブ・バベル
その193 人間
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9階でスライムの強襲を受け、フレーレとママが(心に)ダメージを負ったので私達は一度外に出る事にした。窓から外を見るとすでに陽はすっかり落ちているので作業も一段落して休憩かご飯でも食べているかもしれない。
「ほら、しっかり。もうちょっとで着くわよ」
「くぅ~ん……」
「わん……」「きゅ、きゅん……」「きゅふ……」
レジナはレイドさんが。シルバ達は私やアルモニアさんが抱っこをして連れて帰っており、犠牲になった二人はかなり後方に歩いてもらっている。そしてその後ろにパパとカイムさんがしんがりを努めていた。
「お風呂……は、さすがに無理でも水浴びをしたいですね」
「そうね……心なしか疲れやすくなっている気がするし……この体液のせいかしらね」
「よし、ちゃんと扉は開いているな」
レイドさんが先に外へ行き、次々と塔から出て行く。アステリオスが最後に残り、私達を見送る。
「あれ? 来ないの?」
「え? 俺は出られないはずですけど……」
「もうお前は立派な裏切り者だし、塔の魔物じゃないんじゃないか?」
「言い方!? せめて仲間になったって言って下さいよ……お、おお?」
アステリオスが前足を出すと、塔から抜けることが出来ていた。昼間魔物達が居た時の様に、見えない壁に阻まれるということはなさそうだった。
『そういうものも設定してあるのか。確かに他の世界だと魔物を仲間にする職業とかあるけどね』
「そうなんですね? とりあえずこれで出る事が出来たなら良かったじゃない」
「ええ、お待たせしました。いきましょうや」
それほど遠くない所に焚き火の煙と明かりが見える。私達は疲れた身体を引きずってカルエラートさん達との合流を目指した。
---------------------------------------------------
「おや、アイディー……くさい!? 一体どうしたんだ!?」
鍋をかき混ぜていたカルエラートさんに近づいたママ。そして開口一番に言われたセリフがこちらだ……。まあ、少し慣れてきたけど臭いのは変わらないから……。
するとざわざわと、別の場所から人がやってくる。
「あんた……モルトさんじゃないか! 久しぶりだ……」
「おう、レイドかい。あの時は世話になったな! チェイシャ王女は元気か?」
<息災のようでなによりじゃな>
「……? なんだこの狐……? 喋ってるぞ」
「あ、ああ。それがチェイシャなんだ。元の姿と言うか何と言うか……」
「え!?」
<まあ、わらわはすでに死んでおった存在じゃ、不思議でもあるまい>
「む、むう。その物言いは確かにそれっぽいが……マジか……」
モルト、と呼ばれた年配の男性がチェイシャを抱えて眉をひそめていた。どうやらサンドクラッドでお世話になったりお世話したりした間柄らしい。ママとも面識があった。
「再会は後でいいから……カルエラート、板余ってない? この匂い取りたいのよ」
「そうだな、まだ組んでない板はあるから……」
と、カルエラートさんが言おうとした所でブラウンさんが口を開いた。
「ああ、それなら俺が仕切りを作るよ。ちょっとだけ待っててくれ!」
「ワシも手伝おう」
「頼めるかいヤーブさん」
私の知らないおじさんがブラウンさんの後を追っていった。褐色の肌をしているところをみるとサンドクラッドの人かな?
とりあえず、お互いを知らない人についてはそれぞれ自己紹介を行い、塔についての情報を教えたり、拠点作成がどの程度進んでいるかなど情報交換の時間となっていた。
「ここを目指してくる冒険者も増えてくるでしょうね。それでも魔物に打ち勝つことの出来る人はそれほど居ないでしょうけど」
シルキーさんが呟き、私は頷く。だとしても黙ってみている人は少ないと思うけどね。無茶されて死ぬ人も居るだろうから早く私達が神裂を倒さないと!
そして何と今日の夕飯はワイバーンのステーキ……! 昼間モルトさん達を追いかけていたのをカームさんが仕留めたらしい。その匂いで復活する狼達。まだ人数はそれほどでもないため、肉は全員に行き渡っていた。食事が始まった頃にフレーレとママが戻ってきた。
「さっぱりしました! まさかお風呂に入れるなんて……」
「木を組み合わせて湯船を作ってたわ……シーフより向いてるんじゃないかしら……」
ブラウンさんとヤーブさんという人が、仕切りだけではなくお風呂を作ってしまったとかで満足気になっていた。すっきりした二人はもりもりとステーキを食べ一日の疲れを癒す。後で私も入ろう……。
『よく見ればそれなりに外壁らしきものが出来つつあるね』
「ああ、ファウダーとクラウス殿がいいペースで材料を集めてくれるからな。この調子なら三日もあればぐるりと囲うような壁もできそうだよ」
さらにモルトさんが増えたから組み立てもはかどっているとカルエラートさんは言う。
拠点が機能すれば全員で塔に登る事も可能だから期待したいわね。それと、後はどうやら小屋も建てる予定だとか。
雨風をしのげる場所もひとつふたつ作っておけば……と、ブラウンさんとヤーブさんが張り切っていた。どうもあの二人、モノ作りが好きらしく意気投合しているのをよく見かけた。今もあーでもないと楽しそうに言い争っているのだ。
『こうやってみると、恩恵に頼らず好きな事をやっている姿の方が生き生きとしているわね。やっぱり私達は間違っていたのかしら』
「アルモニアさん」
『他の世界で苦労している人とかを見たことがあって、それで何か一つ、優れているものを与えるという恩恵を作ったの。そうすれば強みを活かして生活はできるでしょ?』
「それ自体はいい事だと思うんですけどね。ただ、どうしてもそれに縛られる生き方になると思うんですよ……ブラウンさんみたいに大工がやりたくても、その恩恵を持っている人には敵わないじゃないですか。自分のやりたいことに関してはコンプレックスができてしまうんじゃないかしら……」
アルモニアさんは私の話を目を瞑って聞き、空を見上げながら私に答えた。
『……そうね。人間は千差万別。あの星のようにいくつもの輝きがある、か』
そう呟いて、馬車の荷台へと姿を消した。何か思うところがあるのかな? 私達以外の人間を見る機会が増えたのはもしかしたら良かったのかもしれない。するとシルキーさんが入れ違いにやってくる。
「女神様とお話してたの?」
「ええ、どうかしましたか?」
「うん……一応、私達聖職者って女神アルモニア様を崇拝しているじゃない? 今日一日ずっと見てたけど、なんかちゃらんぽらんだからショックでね……」
「あはは! ホントそうですよね! 私もアルモニアさんとは色々ありましたけど、狼好きで、自分勝手なところは辟易しますよ? でも、女神様って言っても私達と変わらないのかな? って思ったら親しみが湧いたんですよねー。妙に人間っぽいっていう感じ? もしかしたら私達って神様を元にして作られてるのかもしれませんね」
「なるほどね……確かに親しみはあるかも……ありがとう、明日からちょっと見る目を変えてみる事にするわ」
そういってシルキーさんもみんなの所へ戻っていった。終わったらどうするとかは聞いてないけど、多分アルモニアさんもエクソリアさんもこの世界を悪いようにはしない、と思う……できれば敵対するような事にはもうなって欲しくないかな?
そして、何度か魔物の攻撃を受けながら私達は夜を過ごす。塔に登るメンバーは優先的に睡眠をとらせてくれ、ぐっすりと眠る事ができた。提案してくれたカルエラートさんに感謝だ。
そして再び出発した私達。メンバーは変わらず、塔の様子も変わった所が無い。
アステリオスの手助けにより一気に9階までを抜けて、10階へと到着した。10階は迷路にはなっておらず、神殿のような柱がずらりと並んでいて、奥にそれっぽい扉があるだけだった。
「……ここがボス部屋?」
「ですぜ。ボスは俺も見たことがありやせん。6人だけ扉をくぐれる、そう聞いています」
入り口で神裂の幻影が言っていたのと同じね。さて、誰が行くべきか……。
「ほら、しっかり。もうちょっとで着くわよ」
「くぅ~ん……」
「わん……」「きゅ、きゅん……」「きゅふ……」
レジナはレイドさんが。シルバ達は私やアルモニアさんが抱っこをして連れて帰っており、犠牲になった二人はかなり後方に歩いてもらっている。そしてその後ろにパパとカイムさんがしんがりを努めていた。
「お風呂……は、さすがに無理でも水浴びをしたいですね」
「そうね……心なしか疲れやすくなっている気がするし……この体液のせいかしらね」
「よし、ちゃんと扉は開いているな」
レイドさんが先に外へ行き、次々と塔から出て行く。アステリオスが最後に残り、私達を見送る。
「あれ? 来ないの?」
「え? 俺は出られないはずですけど……」
「もうお前は立派な裏切り者だし、塔の魔物じゃないんじゃないか?」
「言い方!? せめて仲間になったって言って下さいよ……お、おお?」
アステリオスが前足を出すと、塔から抜けることが出来ていた。昼間魔物達が居た時の様に、見えない壁に阻まれるということはなさそうだった。
『そういうものも設定してあるのか。確かに他の世界だと魔物を仲間にする職業とかあるけどね』
「そうなんですね? とりあえずこれで出る事が出来たなら良かったじゃない」
「ええ、お待たせしました。いきましょうや」
それほど遠くない所に焚き火の煙と明かりが見える。私達は疲れた身体を引きずってカルエラートさん達との合流を目指した。
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「おや、アイディー……くさい!? 一体どうしたんだ!?」
鍋をかき混ぜていたカルエラートさんに近づいたママ。そして開口一番に言われたセリフがこちらだ……。まあ、少し慣れてきたけど臭いのは変わらないから……。
するとざわざわと、別の場所から人がやってくる。
「あんた……モルトさんじゃないか! 久しぶりだ……」
「おう、レイドかい。あの時は世話になったな! チェイシャ王女は元気か?」
<息災のようでなによりじゃな>
「……? なんだこの狐……? 喋ってるぞ」
「あ、ああ。それがチェイシャなんだ。元の姿と言うか何と言うか……」
「え!?」
<まあ、わらわはすでに死んでおった存在じゃ、不思議でもあるまい>
「む、むう。その物言いは確かにそれっぽいが……マジか……」
モルト、と呼ばれた年配の男性がチェイシャを抱えて眉をひそめていた。どうやらサンドクラッドでお世話になったりお世話したりした間柄らしい。ママとも面識があった。
「再会は後でいいから……カルエラート、板余ってない? この匂い取りたいのよ」
「そうだな、まだ組んでない板はあるから……」
と、カルエラートさんが言おうとした所でブラウンさんが口を開いた。
「ああ、それなら俺が仕切りを作るよ。ちょっとだけ待っててくれ!」
「ワシも手伝おう」
「頼めるかいヤーブさん」
私の知らないおじさんがブラウンさんの後を追っていった。褐色の肌をしているところをみるとサンドクラッドの人かな?
とりあえず、お互いを知らない人についてはそれぞれ自己紹介を行い、塔についての情報を教えたり、拠点作成がどの程度進んでいるかなど情報交換の時間となっていた。
「ここを目指してくる冒険者も増えてくるでしょうね。それでも魔物に打ち勝つことの出来る人はそれほど居ないでしょうけど」
シルキーさんが呟き、私は頷く。だとしても黙ってみている人は少ないと思うけどね。無茶されて死ぬ人も居るだろうから早く私達が神裂を倒さないと!
そして何と今日の夕飯はワイバーンのステーキ……! 昼間モルトさん達を追いかけていたのをカームさんが仕留めたらしい。その匂いで復活する狼達。まだ人数はそれほどでもないため、肉は全員に行き渡っていた。食事が始まった頃にフレーレとママが戻ってきた。
「さっぱりしました! まさかお風呂に入れるなんて……」
「木を組み合わせて湯船を作ってたわ……シーフより向いてるんじゃないかしら……」
ブラウンさんとヤーブさんという人が、仕切りだけではなくお風呂を作ってしまったとかで満足気になっていた。すっきりした二人はもりもりとステーキを食べ一日の疲れを癒す。後で私も入ろう……。
『よく見ればそれなりに外壁らしきものが出来つつあるね』
「ああ、ファウダーとクラウス殿がいいペースで材料を集めてくれるからな。この調子なら三日もあればぐるりと囲うような壁もできそうだよ」
さらにモルトさんが増えたから組み立てもはかどっているとカルエラートさんは言う。
拠点が機能すれば全員で塔に登る事も可能だから期待したいわね。それと、後はどうやら小屋も建てる予定だとか。
雨風をしのげる場所もひとつふたつ作っておけば……と、ブラウンさんとヤーブさんが張り切っていた。どうもあの二人、モノ作りが好きらしく意気投合しているのをよく見かけた。今もあーでもないと楽しそうに言い争っているのだ。
『こうやってみると、恩恵に頼らず好きな事をやっている姿の方が生き生きとしているわね。やっぱり私達は間違っていたのかしら』
「アルモニアさん」
『他の世界で苦労している人とかを見たことがあって、それで何か一つ、優れているものを与えるという恩恵を作ったの。そうすれば強みを活かして生活はできるでしょ?』
「それ自体はいい事だと思うんですけどね。ただ、どうしてもそれに縛られる生き方になると思うんですよ……ブラウンさんみたいに大工がやりたくても、その恩恵を持っている人には敵わないじゃないですか。自分のやりたいことに関してはコンプレックスができてしまうんじゃないかしら……」
アルモニアさんは私の話を目を瞑って聞き、空を見上げながら私に答えた。
『……そうね。人間は千差万別。あの星のようにいくつもの輝きがある、か』
そう呟いて、馬車の荷台へと姿を消した。何か思うところがあるのかな? 私達以外の人間を見る機会が増えたのはもしかしたら良かったのかもしれない。するとシルキーさんが入れ違いにやってくる。
「女神様とお話してたの?」
「ええ、どうかしましたか?」
「うん……一応、私達聖職者って女神アルモニア様を崇拝しているじゃない? 今日一日ずっと見てたけど、なんかちゃらんぽらんだからショックでね……」
「あはは! ホントそうですよね! 私もアルモニアさんとは色々ありましたけど、狼好きで、自分勝手なところは辟易しますよ? でも、女神様って言っても私達と変わらないのかな? って思ったら親しみが湧いたんですよねー。妙に人間っぽいっていう感じ? もしかしたら私達って神様を元にして作られてるのかもしれませんね」
「なるほどね……確かに親しみはあるかも……ありがとう、明日からちょっと見る目を変えてみる事にするわ」
そういってシルキーさんもみんなの所へ戻っていった。終わったらどうするとかは聞いてないけど、多分アルモニアさんもエクソリアさんもこの世界を悪いようにはしない、と思う……できれば敵対するような事にはもうなって欲しくないかな?
そして、何度か魔物の攻撃を受けながら私達は夜を過ごす。塔に登るメンバーは優先的に睡眠をとらせてくれ、ぐっすりと眠る事ができた。提案してくれたカルエラートさんに感謝だ。
そして再び出発した私達。メンバーは変わらず、塔の様子も変わった所が無い。
アステリオスの手助けにより一気に9階までを抜けて、10階へと到着した。10階は迷路にはなっておらず、神殿のような柱がずらりと並んでいて、奥にそれっぽい扉があるだけだった。
「……ここがボス部屋?」
「ですぜ。ボスは俺も見たことがありやせん。6人だけ扉をくぐれる、そう聞いています」
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